市民会館のカフェ
時差ボケというのはすごいもので、やっぱり早く起きちゃいました。というのは、朝の5時過ぎだというのに、ガヤガヤと人の話し声が聞こえて、そのあとガーーーと何かの機械の音がしたので目が覚めてしまったのです。
雨が降っているものの、市民会館のカフェは朝7時半から朝食メニューもあるということなので、支度をして出かけました。土曜日の朝だからか、早すぎるからか、8時前のヴァーツラフ広場はとっても静かで歩いている人もほんの少し。
カフェも他に1組のお客さんがいるだけでした。でもここのカフェは天井も高くて、とっても素敵です。もちろん、コーヒーも朝食もとっても美味しい。お昼頃とか夕方のコンサート前とかは混んでいるのは確実なカフェですし、朝一番はオススメです。
ちなみに朝食のセットは色々ありますが、コーヒー・パン・ソーセージ・アップルシュニーデルのセットは190コルナ。追加で飲んだカフェオレは75コルナでした。
カップは取っ手が無い メニューはミュシャの絵
パンもとっても美味しい
朝食をゆっくり食べて、カフェオレも追加で飲んでもまだ雨があがらず。すぐ近くのパラディウムというショッピングセンターが9時からだから、こんなときはショッピングモール!ということで、9時にカフェを出て向かいました。
その途中、共和国広場にある旅行会社のスタンドでチェスキー・クルムロフへの日帰りツアーを発見したので確認したら、予定している火曜日にあるし、値段も200コルナのディスカウントをするというので申し込んじゃいました。一人1,670コルナで英語ガイド付き、昼食付きです。やっぱり路線バスだとちょっと心配だなあと思っていたので、渡りに船というやつですね。
そしてパラディウムでブラブラしながら洋服を買い込み、気づくと13時。とっても安くて、入る店ごとに買ってしまいました。アルマティで買えない分、こういうところで時間とお金を使ってしまいます。
外に出ると雨もあがっていてお腹も空いたので、黒い聖母の家の2階にある、グランド・カフェ・オリエントでお昼ご飯。ここもとっても落ち着いたカフェで良かったです。選んだメニューはビールとサンドイッチ。昼からビールとはいえ、チェコのビールはドイツのビールに比べると軽いので、さくっといけます。
旧市街広場
一息ついた後で旧市街広場へ。わんさか観光客がいます。こんなに人の多いところは久しぶり・・・でもとりあえずインフォメーションセンターで今晩と明日の晩のチケットをゲットして、明日の朝ごはんの買い物をしてからアパートに荷物を置きに戻りました。
野菜とみやげ物市場とあるけど、ほとんどみやげ物屋でした
アパートに戻るとちょうど洗面台の排水管を直しに来ていました。ちょうど良いので、昨日のチェックイン時に気づかなかったランプの交換と、バスタブの栓が無いことを伝えて、ランプはすぐに交換してもらいました。が、バスタブの栓は泊り客が盗んでいったから、月曜日にお店に見つけに行かないといけないとのこと。寒い季節ではないからまだいいですけど、日本人はやっぱりゆっくりお湯につかりたいですね。アルマティに戻ってから聞いたのですが、こんなときのために、ゴルフボールを1個持っていくと良いそうです。
そしてまた街へ出直し。今度はまっすぐに旧市街広場へ戻ります。ちょうど良いタイミングで天文時計のからくりの動く時間だったので見ていると。
天文時計
キリストの十二使徒の像が二つの窓から外を見る。それだけ。
窓に現れる十二使徒
何百年も前に作られたのだから、凝った動きをしないのは当然なのですが、やっぱり、これだけ?って思ってしまう。周りで見ていた人たちも同様なのは、言葉が分からなくても伝わってきます。
旧市庁舎内のモザイク画
アップにするとこんな
じゃあ、改めて旧市庁舎の塔に登ろうと勇んで建物に入り、すれ違う人たちが疲れた顔をしていないのが不思議だなあと思ったら、なんてことはなく、エレベーターがついているのです。とはいえ、ちゃんと動かない。何度ボタンを押してもドアが開いてしまい、諦めて階段を登る人もいたのですが、何度かトライしているうちにちゃんと閉まって登り始めました。
旧市庁舎の塔からプラハ城
旧市庁舎からの眺めは絶景です。午前中に雨が降っていたのもあるかもしれませんが、くっきりはっきり遠くまで見渡すことができて、そしてその町並みがとても綺麗です。
U Prince Hotel屋上にはレストランが
聖ミクラーシュ教会
ティーン教会と、ちょっと離れて火薬塔
塔から降りたあとは、ちょっと時間があったので、折角だからとにかく有名なカレル橋を見てこようと向かいます。ついでにブルー・プラハというお店もチェック。カレル橋へは旧市街広場からは細い道を縫うように歩きますが、要所要所にちゃんと表示が出ているので間違えずにたどり着くことが出来ます。途中、花の咲く木の扮装をした女の子達に遭遇。何のイベントでしょう?
こんな娘が10人以上も
そしてようやく橋にたどり着いたものの、物凄い人手でなかなか進めず。おまけに西日が強いので、ここはまた明日の朝来るほうが良さそうと判断して逆戻りして夕食を食べに行きました。
最初に向かったのはU Rudolfina。でもお店の人がいなくて、なんだかお客さんも変な雰囲気だったので、さっさと出て次に向かったのがU Klicu。時間も早いせいか、貸切でした。ドライの白ワインと注文したら出てきたのはモラヴィア産のシャルドネで、とっても美味しかったのですが、のちに酒屋で買おうと思ったら見つからず。モラヴィアワインもワイナリーが沢山ありそうです。
リカーショップでは見つからず
食事をした後、国立マリオネット劇場でドン・ジョバンニの鑑賞。空いていたし、座席指定も無いので、開演30分前に来てチケットを買ったほうが良さそう。というのはインフォメーションセンターで買ったら手数料が入っていたのか、100コルナほど高かったのです。そして、プログラムはなぜか韓国語があるのに日本語は無し。お客さんも韓国人が多かったです。とはいえ、観客は全部で30名ほどでしたが。
国立マリオネット劇場
小さい劇場ですが、そうじゃないと後部席からは見えないでしょうね
マリオネットはモーツアルトだけが下から操るタイプで、他は上から操るタイプでした。そしてドン・ジョバンニの従者のレポレッロだけが口まで動くタイプ。音楽に合わせてマリオネットを動かすのですが、歩くときはちゃんと足も動かしてるし、動きがスムーズで違和感がありません。幕間にはモーツァルトが出てきて客を笑わせたりもします。マリオネットの大きさに慣れてきたところへ、石像の扮装をした人間がでてきたので、あまりの大きさの差に飛び上がるほど驚いてしまいました。錯覚って恐ろしいものです。
終わった後は、旧市街広場のライトアップを見つつ、ホテルへ戻りました。暗くなってからのバーツラフ広場は、人通りがだいぶ減っていて、ちょっと怪しげな人もうろついてはいますが、スタンドは営業しているし、街灯も多いので暗くないし、安心して歩けます。
夜でも人がいっぱいの旧市街広場