朝から良い天気。マッターホルンも良く見えます。ツキは我にあり。ということで、ゴルナーグラード鉄道で登ります。日本人のグループツアーも大勢。もうまわり中日本語だらけで、どこに来たんだろうという感じです。
鉄道を登るほどにマッターホルンを回りこんでいくので、段々と見える姿が変わっていくのも面白いところです。そして、あっと思ったときには見えなくなってしまったのですが、一瞬だけ草原を走っているアルプスマーモットの姿も見かけました。大きいネズミみたいな、尻尾の無い小さいビーバーみたいなって感じでしたが、結局マーモットを見たのはこの一瞬だけ。その割には街中には沢山ぬいぐるみとかを見かけました。
終点のゴルナーグラードで降りると、すぐに記念撮影のためのセントバーナードがいます。こんなに間近にセントバーナードを見たのは初めてでしたが、よく見るとあんまり可愛くないんですね。特に目が怖い。
ゴルナグラード駅
展望台に登ると、眩しいほどに光るゴルナー氷河と、遠くにそびえるマッターホルンとがとっても印象的でした。そして、駅に戻って、一駅だけ乗車して、ローテンボーデンからリッフェルベルグまで軽いハイキング。ここのルートは、マッターホルンを正面に見ながら、途中リッフェルゼーという2つの小さな湖っていうか池でしょうっていうところで、湖面に写る逆さマッターホルンを楽しめるということで、日本人グループツアーもよく歩くところです。
最初のところは、風で湖面が揺れるので、落ち着くのを待っていたのですがやっぱり難しい。2つ目ではよりハッキリ撮れました。
しばらく歩くと、またカウベルの音。ダンナがヤギを発見したのですが、それはトレイルから外れて、もう一つとなりの丘の上。なので、近づくには一度谷間に下りてまた登らなきゃなのですが、それほどの高低差と距離じゃないし、ここで行かなければ絶対後悔するでしょうと嫌がるダンナを説き伏せ、ヤギめがけて突進。 ここで見たヤギが衝撃的でした。頭からお腹までがこげ茶色、お腹から下は白という2色のヤギ。アニメのアルプスの少女ハイジでしか見たことの無い、幻の配色のヤギを目の当たりにしてしまいました。本当にいたんですねえ。てっきりアニメだからだと思っていました。
トレイルから見たときは3,4頭って思ったんですが、30頭くらいいて、のんびり寝そべっていたり、草を食んでいたり。マッターホルンをバックに写真を撮ろうと回り込んだら、うまく立ち上がってくれたので、いい感じで写真が撮れました。よしよしと元のトレイルに戻って行こうとしたら、なんとヤギがみんな追いかけてくる。出遅れたヤギなんて、走って追いかけて来るのです。そしてそこに現れたのが、日本人グループツアー御一行様。「ヤギだ、ヤギだ~」の大歓声で、トレイルまで移動してきたヤギを激写していました。キミタチ、私たちに感謝しなさいね。って感じです。そんな団体様と、さらに私たちを追いかけてこようとするヤギを尻目にさっさと逃げてきました。
そして、リッフェルベルクの駅に到着。山岳ホテルもありますが、セルフ方式のカフェもあるので、ここでマッターホルンを見ながらビールを一杯。これが旅の醍醐味? リッフェルベルクからさらに歩いてツェルマットまで歩いて降りることももちろん可能なのですが、ここから先はちょっと足場の悪いところもあるので、トレッキングシューズじゃない私たちには荷が重そうと鉄道で降りてきました。
にしても、ここのルートは本当に気持ちが良いです。ツェルマットの街は人が多くて、物価も高くてイマイチですけど、ここにはまた来たいなあって思います。
夕方まで、また街をブラブラ。バーがあったので、ビールを一杯飲んでからホテルに戻り、ホテルのレストランで食事しました。美味しいけど高かった。コストパフォーマンスとしては、いま一つってとこでしょうか。
<8月26日の移動>
9:12 ツェルマット 発
9:54 ゴルナグラード着
10:19 ゴルナグラード発
10:26 ローテンボーデン着
↓ 徒歩
12:10 リッフェルベルク発
12:39 ツェルマット着
宿泊: ALPENHOF