rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

春の愉しみ、梅の香り

2013-03-10 23:13:25 | 植物たち

梅の一枝とビオラたち 9/3/2013

啓蟄の翌日、3月6日から気温がぐんと上がってきて、9日の日には夏日を観測するところがちらほらあった。
2月の厳しい寒さで開花が遅れていた梅の花が、この暑さで一気にほころびだした。
我が家の庭にある4本の梅の木も、あれよという間に満開となったはいいのだが、凶暴な花粉が怖くてとても花の香りを嗅ぎにいけないでいた。
花粉が怖くて外に出られず窓から眺める私を哀れに思った小さい人は、梅の花の一枝を採ってきてくれた。
しかも、私の好みをよく把握していて、丸い蕾の付いたものを選んで。
それからさらに春を感じさせるビオラも添えて、花瓶に飾ってくれたのだ。
そして、すぐ目の前にある梅の枝から漂い出る甘く優しい花の香りを心行くまで鼻腔に吸い込み、まだ浅い春を満喫した。
激しい天候と気温の変化は、身体に辛く、地球が大きな変動期を迎えているのではないかと言い知れぬ不安を起こさせる。
それでも時間進み、季節は廻るのだ。
梅の花は、健気にその花を咲かせ、命を生きている。
私は、その香りを嗅ぎ、春を愉しませてもらうのだ。