rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

最近お世話になっています。ノルウェーのネットラジオ・NRK Klassisk

2011-03-03 22:54:56 | 音楽たちークラシック
超就職氷河期で、新卒者も既卒者も再就職希望者も厳しい世の中。
明るい未来を期待できない空気が、そこここに世界に充満している感がある。
多くを望まないにしても、住むところと健康を維持できる最低限度の食の目途が立つ、そんな世界になるのか、どうかなって欲しいと願うばかりだ。

まだ今のところ、どうにか毎日三度の食にありつけているが、音楽CDを新品で買う余裕はない。
中古CDも、種類も少なくまだ値段が高い。
それで、ネットラジオ頼みで、クラシック音楽を楽しんでいる。
余計なCMなどが入らなく、しかも自分好みの選曲で音楽を流してくれるノルウェーのNRKに、大変お世話になっている。
いまも、ヘンデルの「王宮の花火の音楽 HWV.351 」を聴いている。
古曲・バロック・ロマン派、何でもありだが、上手い具合に選曲構成がなされていて、穏やかな川の流れに乗って進む小舟になった気分になる。
クラシック音楽をよく理解し愛情深い選曲者、それを培う文化意識の深さが、ここからも窺い知ることができる。
このNRKに出会ってから、クラッシク音楽ライフがとても充実したものになった。
まだ他にも優れたネットラジオがあるだろうが、今のところ満ち足りて幸せだ。
素晴しい音楽は、心の栄養。
文化の厚みは、貴重な土壌。
遍く世界に、文化を尊ぶ精神が消えないことを祈る。

晴れ間をぬって、気持ちよさそうに羽ばたく鳥

2011-03-03 00:11:21 | 生き物たち
今朝はどんよりと寒く、草木や鳥たちも身を縮こまらせていた。
それでも、ねこは「自然はこんなものさ」と悟りを啓いたかのように、芝生の少し高くなったところに寝転んでいた。
昼を過ぎた頃、それまで厚く空を覆っていた雲の切れ間から、青空をのぞかせ始めた。
昼食を終え、珈琲を飲みながらぼんやり空を眺めていたら、すうっと動くシルエットが視界に入ってきた。
飛び方と色合いから、まだ大人になりきっていない鳶のようだ。
上昇気流を捉まえようと羽ばたき、空気の流れに乗ってくるりと大きく輪を描きながら空に舞い上がっていった。
なんとも気持ちが良さそう。
春の日差しを翼に受けて、命の芽吹きに喜びを漲らせ、大空からみんなに春の素晴しさをふれまわっているみたいだ。
今日は出会わなかったが、ヒバリも「ピチピチパチパチ」懸命に囀って空に飛び立つ姿も見られるようになった。
そういえば、まだのどの調子が上がっていないウグイスも、時折歌の練習をしている。
鳥たちの歌声に釣られて、水仙やチューリップもぐんぐん葉を伸ばして春の彩を添えようと、必死に頑張っているようすが日に日に目撃されて、とてもよくわかる。
みんな、春が好きなんだ。
命にとって、春は待ち焦がれる季節なんだ。
春の喜びを生きとし生けるものたちと、分かち合おうではないか。