たくまし可愛いい、ロボの戦い

乳がんと戦う、ロボの戦闘日記。
戦闘を離れた日常もつづってます。
コメント・ツッコミお気軽に!

おかあさんの時間

2005-10-31 | カテゴリなし
定年が何歳なのかは知らないけれど、お母さんと電話したとき
「いつまで働くの」と聞いてみたら
しばらくすると保険料が上がるから、定年になっても辞められない
それから、あと25年は生きたい。
おばあちゃんの歳を越えないと。
と言っていた。

酒癖は悪いけど働き者ではあるし、細かい作業も意外に得意な人。
仕事を辞めたらガタッとくるか痴呆症にやられるか、
失礼な話だけどお母さんの老いについてはどうしても
いいイメージが沸かないから、働く意思があるうちは
体をいたわりながらでも続けてくれたらいいなと思う。

確かに25年後には女性の平均寿命に近い歳にはなっているけれど
あと25年、しか生きていてくれないのか。
というのが正直な感想。

となるとお母さんは15年も前にひそかに
「もう人生折り返しだわ」とか考えていたのかもしれない。

私が思春期の頃は「その酒癖は人としてどうか」というお母さんの老後を
私が面倒みるなんてゴメンだわ、弟もいるんだし
位に思っていた。

不思議な事に、酒癖は変わらないのに私の気持ちはすっかり変わり
私がどこか遠くに嫁ぐ事になったら、同居は拒みそうだけど
家族そろって近くに越して来てくれないだろうか、とか
いまは介護福祉とかあるようだけど、できるなら他人に任せたくないし
せっかく娘を産んだのだから私がすべきだし、そうしたい。
彼が私の家族の事まで考えてくれないうちは、
結婚なんて考えちゃいけないのかも。
もし彼と別れたらお母さんも住めるような部屋を選ぼうか、
それにしても老後なんてイヤな響き。

べき論は嫌いだけど、まぁそんな事を考えたりもする。

ひとの時間を計るようなマネは良くないかもしれないけれど
時間はそれほどないらしい。