たくまし可愛いい、ロボの戦い

乳がんと戦う、ロボの戦闘日記。
戦闘を離れた日常もつづってます。
コメント・ツッコミお気軽に!

愛車

2005-10-03 | カテゴリなし
と言うほど愛していないかもしれないけれど(笑)。

私は身長148.7cm、女。
排気量400cc、長さ2m30、重さ232kgのバイクに乗ってます。
バイクはホンダのアメリカンで、
shadow slasher(シャドウスラッシャー)といいます。

なぜそんな大きなものを?
なぜそんな重いバイクを?
と思うでしょうが、
唯一、足の着くバイクだったのです。
まぁもともとアメリカンがいいと思ってはいたけれど。

背の低い女性の皆さん!
バイク、乗りたければ乗れますよ!
あとは本当に乗ろうと思うかどうかだけ。
ちなみに私の教習所での一番の難関は「乗車と降車」だったよ。
教習所のバイクはシートも重心も高いからすぐ倒しちゃう。
手応えのあった卒検で最後の最後にバイクを倒し
教官に「奇跡が起きたと思った」と言われたよ。

その次の卒検のとき、一緒に受けた子が
「最後にバイクを倒した人がいるらしくて
 ”伝説”だって教官が言ってました。」だって。

伝説の少女になりたいって観月ありさが歌ってましたね。
私なれました!


乳がん手術でリンパ節取る=リンパ浮腫になるから重いものは厳禁
232kgは重過ぎるからもちろんダメなんだけど
まー持ち上げる訳じゃないんで、乗ってます。

さて私の愛車ですが
退院後も月イチで動かしてはいたんだけど
2月ごろ、バッテリーが上がっちゃいました。
それ以来バイク屋呼ぶのも面倒臭く放っておいて・・

先週やっとバイク屋を呼んだら
「ふつうこういう状態で相談してくるお客様はほとんどが
 ”もう乗らないから売る”っていう方なんですが
 本当にまだ乗られるんですか??」
と失礼な事をいいやがる。
売っといて。

乗りますわよ。


彼はずっと「もっと体にあった小さいものにすればいいのに」
とか言ってたけど最近では
「乗らないんだから大きさは関係ないね」
とか言いやがる。

だから乗るって。


でもカツラが取れる頃には冬だし・・
バッテリー交換、春まで待てば良かったのか??

パンプス

2005-10-03 | goods
毎年のお花見がその年初めてジャンバーを脱いでの外出となる。
そして秋の社員旅行でそのジャンバーを引っ張りだすことになる。
今週末に着て行こうと思っているジャンバーは
去年も一昨年も、きっと一昨々年も、たぶん二昨々年
(こんな言葉があるかは知らないけど)も着ていったと思う。

初めての客先に行く時は決まってコレという勝負スーツがある。
これを履く時はかなり気合いが入っているという靴下がある。

決まって、というか決めていたらむしろ気持ち悪いとさえ思うけど
頼りになるモノ達というのはTPOから色、付け心地まで素晴らしく
「この秋はコレで決まり」と雑誌に載ってるジャケットなんかより
全然ピタッとくる逸品のようで、自分の定番となる。
着慣れたものでかつ有能なので、大事な日にはとても助かる。

そんな風に、変に物持ちが良くお気に入りをとことん使う私は
自分がボロッとしている事に気付かず得意気に街を歩いていたりもする。

今日は職場が変更になった初日だったので
そんな事を思い出し、靴、スーツ、シャツ、髪型、
一つ一つ見たがびっくりした。

こんなときは必ず引っ張り出される、
私の体系を素晴らしくカバーしてくれて
生地も気に入っている黒かグレー(気に入って色違いも買った)の
無名のストライプのスーツは、ミニなので年齢的に降板となり
変わりに7~8年前位に買ったけど全然着ていないので
未だに新品同様のグレーのスーツを着ている。

ちょっとくすんだ茶色でオデコが丸くて
可愛くもコンクリートに合うミッシェルクランの靴は
どんなにクリームを刷り込んでもしらっちゃけてきた事と
かかとの縫い糸がほつれてビローンとなり
靴の裏も革も磨り減ってきてしまい
さすがに最近、捨てようか悩んでいるところなので
今日は、5年前位に買ったけど全然履いていないから
新品同様の黒のパンプスを履いている。

生産中止になったと聞いて買いだめしておいた
XXXのストッキングがとうとうなくなり、
去年の春頃に買ったけどやけにつま先が痛くなるから
履いていなかったストッキング。
あーつま先が痛い。

木製で自分では質感がいいと思っている
私なりに高いお金を出して買った髪留めは
先日の我が家の戦争で大破してしまったので
シンプルだけど止める力が無いため日の目を見ない髪留め。
ピン止めを何本使うんだっつーの。

唯一、最近買ったばかりのストライプのシャツと
彼に買ってもらった大きな鞄が今日の武器。

いつかは捨てるときが来るものだけど
なぜか一気に来てしまい、今日の支えはやっぱりなんだか頼りない。

愛着があった分だけ多い、想い出も捨ててしまうようで寂しい。
もちろんそんなものは心の中にあるからいいのだけど
モノとの別れは人との別れとも違う感情が持ち上がる。