FIGURE SKATINGとおいらの日々(・∀・)φ

フィギュアスケート応援ブログ。女子シングル中心に更新。滞りがちですが生きてます。

うさぎ

2011-11-19 15:49:16 | むたん雑事

なんとなく更新


スケートの話題はまあおいとく


相変わらず、テレビやニュースを見ながらドキドキと楽しんではいるけれど




今日は、私事です
こんな雑事で更新なんて久しぶりだな





昨日、ペットコーナーでウサギを飼いたがってお母さんにねだる女の子を見た


「ウサギは寂しいと死んじゃうんだよ」
「すごく繊細で弱い生き物なの」
「だから我慢しようね、ちゃんと世話できないでしょ」
そんなようなことを言っててその子を連れてペットコーナーから離れたお母さん


その子が見てたウサギを見ながら、おいらは久しぶりに泣きそうになった


その昔おいらはウサギを飼っていたことがある

「ミニウサギ」という何とも怪しげなネーミングのやつ
あとでペット系の学校に行ってた友達に聞くと、つまるところ体の小さな雑種らしい

当時まだ小学校に上がる前だったおいらは、かーちゃんと原宿に買い物に行って
そこでとんでもないものを見た

リヤカーにたくさんの小さいウサギをのせて引いているおっさん
今思うと恰好もかなり怪しげなそのおっさんはヤキイモでも売るみたいな顔してウサギを売っていた
お祭りの縁日で売ってるカラーヒヨコみたいなあの雰囲気を想像してもらえるといい


おいらはもう目が離せなかった

かわいい・・・


か わ い い 。゜+.(・∀・)゜+.゜


白、黒、茶色の子ウサギたちが緑色の人工芝のシートを敷かれたリヤカーの中で
もそもそと動き回っていた

おっさんはニヤリと笑って金歯を見せると
リヤカーの中を覗こうと背伸びするおいらを持ち上げてくれてウサギを触らせてくれた
「かわいいだろ」
「こいつは大きくならないんだ」
「餌も沢山はいらないから楽だぞ」
「欲しいか、ボウズ」

そんなこと言ってたような気がするけどおいらはもうウサギに夢中だった

隣でまだ若かったカーチャンは困ったような顔して笑ってた


ほしい、とおいらがカーチャンを振り返るとカーチャンはもっと困ったような顔した


当然だ

もし今おいらに息子がいて、そいつがリヤカーに乗せられたウサギを欲しいって言い出したらどう思うか

「たぶん、このウサギはすぐに死んじゃうよ」なんて子供には言えない
こんな怪しげなおっさんから買うくらいならちゃんとしたペットショップで買ってやりたい
だいたいたぶん、商売の許可なんかとっちゃいないだろう

そんなこと考えるんだろう


でも、カーチャンが困った顔した理由はそれだけじゃなかったんだと思う

おいらがカーチャンに何かをねだったことなんて皆無だったから

欲しいものがあっても口に出す子供じゃなかった
買ってやると言われても断るような子供だった
どうしてかはよく覚えてないけど、お金ってすげえ大事なものなんだと思ってたから
未だに結構、そういうタイプかも

そんなおいらが欲しいと言った

カーチャンは、寒い中、ずいぶん考えていた
そう、あれは冬だった

おっさんはニヤニヤしながら、
(本当はニコニコだったかもしれない、子供のおいらにはなんだか怖かった)
ポケットに手をつっこんで時々子ウサギ同士がじゃれてもみくちゃになったりするのを
放してやったり、小さく切ったリンゴをやったりしておいらとカーチャンが決めるのを待ってた

おいらはカーチャンが考えるということはNOだと思った

だからもう心の中ではほとんど諦めていて、
それでも、「もしも飼うんならこの茶色のコイツがいい」と
真ん中らへんにいて口をもごもごさせているきかなそうな眼をしているやつをじっと見ていた

おいらの感覚だと、ずいぶんたった後、おっさんは「安くしとくよ」と言った

そんなことを言いだす時点で、カーチャンの考えていただろうことは大体当たっていたんだろうけど
カーチャンは財布を取り出した
おいらはびっくりした

びっくりしすぎて、まずい、と思った

カーチャンがこんなに考えて迷って、そしてお金を払おうとしている
これはきっとすごく高いんだ
だってこんなに欲しいんだもん

おいらが払わなくちゃ!と思った

お金を払おうとするカーチャンをおいらは止めた
そして言った



「おじさん、出世払いだ!」




ちょwwwwwwwww



今思い出してもなんでそんなこと言ったのかも分からないw
つーかよくその言葉知ってたなww


おっさんもカーチャンもすげー笑ってた
声出して笑われた

なんで笑われるのかも分からんけど真剣においらは言った
「おねがい!おじさん」



おっさんは「いいよ」と言って、またニヤリとして金歯を見せた
カーチャンはなにか、「いいえ、払います」とかそんなようなことを言ってた気もするけど
おいらはもう、やった!やってやった!とでかい仕事をやりきったような気分でドキドキしていた

「いいからいいから」とか言いながらおっさんは、ささっと白いウサギを手に取った

「ちがう、おじさん、その茶色がいいんだ!」とおいらは言った

タダでくれてやるんだ、その代わりに一番元気のない奴を、という考えだったのだろう
でもおいらは茶色のそいつを指差した

おっさんは一瞬躊躇したようだったけど、おいらに茶色のそいつを抱かせてくれた
小学生にもなってないおいらの小さかっただろう両手にそいつはすっぽり収まった

世話の仕方と、箱とかそういうのをくれて、おっさんは「大事にしろよ」と言った

おいらはおっさんの目を見てしっかりうなづいた
約束する時はちゃんと相手の目を見ろ、ととーちゃんがいつも言ってるから
お礼を言って、ちゃんと大事にする、約束するよと言った
大人になったらちゃんと払いに来るからここにいてよ、と



家に帰る電車の中でおいらはずっと箱に覆いかぶさっていた

ウサギは耳がいいらしいから、きっと電車の音がすごく怖いだろうと思って



それからピーターラビットの絵本が大好きだったおいらはピーターから
ピーちゃんという何ともセンスのない鳥みたいな名前をそいつにつけて可愛がった

「大きくならない」わけはなく、ぐんぐんとたくましくなるピーちゃんの世話をものすごく頑張った

鈴のついた小さな首輪をつけたピーちゃんが跳ねるたびにしゃんしゃんと音がして
めちゃくちゃかわいかった
呼べばちゃんと付いてきたし、いたずらもせずいい子だった
おいらは本当にピーちゃんを大切にしていたし、
世話をしなさいなんてカーチャンから言われたことは一度もなかった


動物園のドキュメンタリーみたいなのがテレビでやっていて
「フンを見て体調をチェックする」という飼育員のシーンを見て、なるほどと思ったおいらは
ピーちゃんのコロコロしたうんこのひとつひとつまで毎日つぶさに観察していたくらいだ


それから半そでを着て海に行って日焼けをするような季節になって、
キャンプに行くことになったおいらは、初めてピーちゃんと離れた

ちょっと心配だったけど、おいらはバーちゃんにピーちゃんを預けた
「世話はこうするんだよ」
「夜はこうしてやって」
うるさいくらいにバーちゃんに頼んで、おいらはキャンプに出掛けた

そして帰ってきて、ピーちゃんが死んでしまったことをバーちゃんから申し訳なさそうに伝えられた


バーちゃんはつらそうな顔をして何度も謝った
おいらが出かけた日から見る見る元気がなくなったのだと


バーちゃんのせいだとか世話を失敗したのだとかは考えつきもしなかった
世界で一番信頼し、尊敬しているバーちゃんだったし、
バーちゃんは人に嘘をついたことがないとよく知っていたから
おいらのせいでピーちゃんは死んだと思った
キャンプなんか行くんじゃなかったと、キャンプ中に川で泳いだこととか釣りをしたこととか
カブトムシを捕ったこととかスイカ割をしたことまで全部しなきゃよかったと思った


それからおいらは「ピ」と聞くだけで泣いていた
そんな状態が何週間も続いた
あとで、「ピーマン」とか「ピンク」とかも言えなかったからものすごく気を使ったとカーチャンは言っていた


冬のコートを着せられて買い物に行った日にピーちゃんに会って、
キャプへ行く季節になったんだから、ずいぶんとカーチャンとおっさんの予想をいい意味で裏切ったのだろう
カラーヒヨコがニワトリになった話なんて聞いたことがないから、
ピーちゃんはとてもよかった方なのだろう

そういえば小学校のウサギ小屋が苦手だったのはピーちゃんのこともあったかもしれない


それからずいぶん大きくなって、10歳くらいだったか、流行っていたドラマで某のりPが
「うさぎは寂しいと死ぬ」と言ったのを聞いて、おいらは頭が真っ白になるくらいの衝撃を受けた
もうとっくの昔の小さい頃の苦い白黒の思い出になっていたおいらのピーちゃんの姿がカラーになって蘇った


そうか、さびしかったんだ

毎日一緒にいたのに、キャンプなんて行ったからだ


ものすごい後悔がまた蘇ってきた


あれはあとで作り話で、そりゃもちろん世話されなかったり
可愛がってもらえなかったりすれば犬や猫だってストレスがたまるように
ウサギだってちょっとは元気がなくなるかもしれない、という程度の話だと知っても嫌だった

トラウマになりそうなくらい嫌だった


昨日、ペットコーナーでウサギを欲しがる子をみたときなんか懐かしい気持だった
カーチャンは結婚したのも若かったから、あの時のカーチャンは今のおいらの年齢とそう変わらなったはず
ウサギをねだっていた女の子はもう小学校の高学年くらいかな、という感じだったけど
おいらもこんな感じだったのかな~なんて思っていたらその子のお母さんが
「ウサギは寂しいと死んじゃうんだよ」と言った

ドキっとして、「そんなの嘘だから、子供に言わないであげてくれよ」と心の中で反論をした
だってたとえばもし、その女の子がウサギを飼ってもらえて、
いつかそのウサギが長生きの末しあわせな大往生を遂げたとしても
きっと女の子の心にその台詞は刺さると思うんだ

ずっと気にしてしまうと思うんだ

のりPめ、と矛先の間違った苦々しい気持を抱く程度においらはそれを抱え続けているからw
あのドラマはきらいだ
その言葉を信じ込ませて、独り歩きさせるくらいまでにした脚本家はすげえなと思いながら
やっぱりウサギって~と聞くたびに、ちぇっと思うんだ
罪悪感と後悔と一緒に

もしもいつか自分の子が、「飼って」と動物をねだってきたら
「大事にしろよ」とだけ言おう
あの時のおっさんみたいに
男と男の約束はそれだけで十分だ
女と男でも変わらないか

下手に、「世話しないと死んじゃうんだからね」とか
「ちゃんと散歩に行くのよ」とか
生き物がいかに大事か、ってことは多分言わないでいい

子供ってものすごく分かってるからね

今の子は~、とか言うけど、きっと分かってるからね




そういやあ、あのおっさんはどうしてるんだろうな

おっさん、おいら、社会人になったぜ
約束忘れてないよ

どうやって払えばいいか、分からないし、おっさんはきっと忘れてるだろうけど
社会人になってるだけで、出世はしてねえけどさw

もしも会ったら、今でもどっかでリヤカーを引いているんなら、


おっさん、出世払いと、大事にしろとだけ言ってウサギを託してくれたことのお礼をさせてくれ



さて、犬の散歩に行くか
雨だからくさくなるだろうな

帰ってきたら風呂にも入れてやるか


おめでとー

2010-11-21 22:41:35 | むたん雑事

ミキティ、ロシア杯も優勝!おめでとう!(^ω^ )

怪我を押してのタイトルは今後につながる大きな勝利!
嬉しい週末でした

休みが仕事でつぶれたり、ちょっといくつか病院へ行ったりと忙しくて
なかなかブログが更新できなくて残念ですがロシア杯はちゃんと書きたいと思ってます

後でちゃんとたぶん書く、たぶんちゃんと

とりいそぎ、(急ぎになってないけど)ミキティへのおめでとうと遅くなるけど更新するよ!ということだけ・・・

 

コメントもちゃんとありがたく読んでます
返す時間がなかなかとれず心苦しいですが、ちょこちょこ書くより全部の人にいっきに返したいのでこんなかんじですいません(^ω^;)

 

ツイッターのほうでもいつもありがとーお花もありがとー!

 


最近のこと

2010-11-03 16:31:46 | むたん雑事
今日は、友人たちからもすっかり社畜と呼ばれて久しい、そんなビジー(笑)なおいらも人並みの祝日ってやつなんです

NHK杯、スケカナ…あったね…
書きたいこといっぱいあったんだけどな
時期を逃すともう書いてもしょうがないかな

一応要約

ダイスケ優勝おめでとう!
ペアもダンスも女子ももちろんちゃんと見た
高橋&トランすごいねー
シニアでも台のり!
感動したわ
これで二人が日本代表になれたらもう言うことはないんだけど、どこの代表になっても応援するぜ

真央ちゃんは、精神的なもんも大きいのだろうけど、成功するための、今だからね
今言っても仕方ないけど、やっぱりトリノ後の4年でやっておくべきことだったとは思ってる
当時そういう旨のことを何度か書いたことがあったかもしれないけど
世界女王になり、五輪メダリストになり、そういう状況でやることじゃないんだよね本来
そういう状況も今彼女を追い詰めることになっているんだから
やっぱり目先の勝利のために後回しにしては行けなかったような気はする
先のための犠牲を、周りが許してくれなかったところはあるかもな

そんな弱弱しい表情の真央ちゃんをみて、ふとカナコちゃんが心配になったり…

まぁ、それでも個人的な予想を言えば、今季も真央ちゃんは圧倒的強さを見せてくれると思う
そういうことを努力で成し得てしまう子なんだ
静かにじっと、応援するのみだ


スケカナは、クワド祭りー!

レイノルズ、すげーまじすげー
織田のSPもFSもすごくよかった
パトリックがクワドを決め、美しい滑りもパワーアップしていて、素晴らしかったな
織田の着氷も魔法のようだけど、パトリックの滑りは本当に夢みたいだ
あれで、クワド入りのパーフェクト演技をいつか彼がやってのけたら、
それがたとえばちいさな田舎のB級大会だったとしても、彼をおいらは本当のチャンピオンだと語り継ぐだろうね


そんなこんなでもう週末には中国杯


GPSって始まるまでまだかまだかと思っているのに、始まると毎年あっという間

休んでゆっくり見たい

ていうか、見れなくてもいいから少し休暇が欲しい


そんなことを思うくらいちょっと疲れてしまった

そう、ちょっとおいら疲れている


今日はスケートの話というより、最近の話です

本当につまんないから、この先は読み飛ばしてください
暗い、オチがない、読んだら元気がなくなるかもしれない話なのでまじで引き返すことをお勧めするw

じゃあ書くなよっていう話だけどw
自分でも書くことで区切りをつけたいのだ
この疲れをこれ以上持ち越さないために、書こうと思う

友人から「おまえは普通にしてる時が一番危ない、俺じゃなくていいからちゃんと話せ」というありがたい言葉をもらってようやく気がついた
そっかー誰かに聞いてもらいたかったのかな、と

そんで書き始めたらですね、客観的に自分の姿が見えてきて
この一カ月おいらがどんだけ危なかったか、人に迷惑かけてたかということに気がついてちょっとショックw
なんてこったい\(^o^)/


ここ数日は、ちょっとずつ元気になってきたことだし、これ書いて、明日からまた頑張って
そして元気に中国杯でミキティ!ミキティ!したいなと思う




ことの始まりは、10月に入ってすぐのことだった


大学時代お世話になった先輩が死んだというメールが入った
ショックってのはこのことだ
衝撃のあまりなんど携帯のディスプレイを目で追いかけても心が理解できない

彼とはとても仲良かったんだ
同じサークルで、よくおごってももらった
頭が良くてイケメンで話も面白いし性格もよかったからモテた、けど、
同じサークル内に彼女がいたのでよくシバかれていたw
彼女も超美人で頭が良くて性格がサバサバしていてみんなから好かれていた
二人のデートになぜか一緒に連れて行かれることもよくあって、
なにこの邪魔者wと思いつつも、ふたりの子供かってくらい可愛がってもらったので
二人が卒業してからの大学生活はつまらなかった
卒業後、すんなり結婚したふたりはおいらの自慢だった

そのふたりから「ふらふらしてねーでおまえもさっさと結婚しろ」などと言われてその気になって
彼女に結婚しようかっていったら無言で頭叩かれたけどまあそれはいいや(゜∀゜)

そんな彼が企画した夏ごろの大学OB飲みに、幹事のはずの彼が来なかった時、会いに行けばよかった
すでに彼はガンにおかされていて出歩ける状態じゃなかったんだそうだ
「嫁が厳しいからいけねーw」なんて電話で笑っていたくせに、どうして言ってくれなかったのだろう
それが最後の会話で、次に会うのが葬式だなんて思いもしなかった


そのショックを引きずったまま、日々に追われていたのがまずかったような気がする
感情がぶっ壊れてるのに、平静を装って仕事したり飯を食ったり面白くもないTVの話を聞かされたり
それにテキトーに相槌うったりしてるうちに、どんどん自分の元気がなくなっていくのは分かってた


その次の週、彼女が親元に帰ると言い出した

つまるところふられたわけだが、完全に自分に非がありすぎて何にも言えなくてしんどかった
仕事が忙しいのを言い訳に平気で一カ月も連絡取らないとか、ほとんど会えないとか
そういう状況をずっと耐えてくれてたのに状況に甘えすぎたのがいけなかった
それでも最後まで責められなかったし、むしろ謝られてしまって情けなかった
貴重な数年を無駄に使わせてしまった
申し訳なくて、何やってんだろうと思うと同時に、今の仕事を続けてたらこれ以上のことはできないとも思った
やめようかな、やめどきかな、なんて悩みを抱えつつ、こんな時相談する相手はだれかって考えた
死んだ先輩だったと気づいて本当にへこんだ

そういう相手もなくしてしまったんだなぁとまたちょっと泣いた


それから少しして、ヘッドフォンの調子が悪いなと思っていたのが実は自分の耳の調子が悪かったことに気がついた

右耳が聞こえにくい、つーかほとんど聞こえてない?(´ ゜ω゜ ` )なにこれ
これやべーよ、なんだこれ、と焦りつつ病院へ行ったら、ストレスによる難聴だって言われてびっくり
そんなもんあるんだ…
薬で治ると言われてほっとしたけど、そりゃあ色々あったしな、とちょっと納得したり…



その十数日後のことだ
朝の通勤電車の中で携帯のバイブが長々となっているのに気がついてはいたけどシカトした

おいらは電車の中で携帯で話すヤツが死ぬほど嫌いだからだ
電車に乗ってるのが分かってるのにかけてくる相手には軽くキレるぐらい

シカトしても何度もなるので、何度目だったか、嫌々ディスプレイを見たらかーちゃんだった
かーちゃんならこの時間帯に電車に乗ってることは承知してるし、
当然おいらが電車では電話をとらないことはしってる
知っててかけてきてる

一瞬で嫌な汗が出た

心臓がどきどきして、電源を切ってしまいたかったけど、ボタンを押した


「電車に乗ってるの分かってたけど、緊急時だからごめんね」とかーちゃんは切りだした

ばーちゃんが死んだという連絡だった


ちょうど次にドアが開くのはばーちゃんの家にいくための乗り換え駅だ
すぐに降りて、ばーちゃんちに向かった

おいらは自他共に認めるおばあちゃん子だ

世界一尊敬してる人物は?と聞かれたら迷わずばーちゃんの名前を言うし
ばーちゃんから受けている影響は多大だ

ばーちゃんは40代でおいらが生まれたからとても若くてちょっとその辺の年寄りとはちがった
若いころには、当時考えられないくらいの悪さをたくさんして(それはどうかと思うがw)武勇伝がめちゃくちゃあった人だ
かーちゃんが若いころ病気がちだったので、おいらは半分はばーちゃんに育ててもらったようなところもあるので性格はまるきりばーちゃんゆずりだ

余談だがかーちゃんは、色んな病気をしたけど、絢香で話題になったバセドー病だったこともあって
「あの病気は本当につらい、全速力で24時間ずっとマラソンしているみたいに苦しいのに
あんなふうに歌える絢香ちゃんは本当にすごい、たいしたものだ」とよく言っている

今じゃバセドー病は美人しかならないのよ、なんて変なことを自慢してるぐらい元気だが


それでかーちゃんが療養中の時も、おいらはばーちゃんちにいたので全然つらくなかった
大好きなばーちゃんちにいられるということはどんな理由であれ嬉しかった

かーちゃんから、子供だからダメ、と言われて禁止されてりしていたことの大半はばーちゃんにさせてもらったw
ばーちゃんは若いころこれでもかというぐらい遊んだから、今落ち着いて人生を過ごしていて幸せなんだ、というようなことを言っていて
酒も煙草もばーちゃんから教わったし(もう時効だなw)悪いことはたいてい一緒にやった

ばーちゃんはおいらを決して子供扱いしなかった
どんな話もしてくれたし、聞いてくれた
だからおいらは他の奴らが反抗期だなんだでキレたりするころでもおだやかだったし
中坊あたりになって本格的にグレて道を誤るようなやつが出てきても至って平穏だった
その辺の不良がやってるようなことは10の頃にはやっちまっていたから、まっすぐすくすく育ったのだ

かーちゃんの病気も落ち着き、何かあってもばーちゃんちに預けられるような年齢じゃなくなってもおいらはばーちゃんちに入り浸っていた
夏休みが40日あれば35日ぐらいはばーちゃんちにいたし、高校に入ってもよく一緒にでかけた
大学時代それなりに忙しくも超フリーダムな生活を送っていたおいらはよく授業をさぼってばーちゃんと遊びに行ったりもした
一緒に服を買いに行ってお互いのやつを選んだり(年寄り相手にどんなデートだ)
ミュージカル観に行ったり、映画見に行ったり、メシ食いに行ったり、親友みたいだった
いちどアイスショーにもいったな
「美姫ちゃんが好き!なんか派手だから!」という単純な理由で安藤ファンだったw
用がなくても電話をしたし、おいらの人生においてマジででかい存在だった


だからおいらは小さいころから「この人がいなくなったらどうなっちゃうんだろう」と漠然とした不安を常に抱えていて
日頃からずっとばーちゃんにくっついて暮らしていた
だから物心つくころには、出来る限りばーちゃんには優しく、早く稼げるようになってたくさんばーちゃんに孝行しようと決めていた
そんなおかげで年寄りに優しい好青年に成長したのだ (と思う)

そしてついにこの日が来てしまった

ばーちゃんが死んだ

若いとはいえ、おいらより40何年生きているんだから、そんだけ早く行くのは分かってる
いつか来るとは分かってたけど、それにしてもこんな早くってないだろう
しかも突然にだ

今思うと恥ずかしいが、号泣しながらばーちゃんちまでの道を歩いた

葬式やごたごたを含め、少しだけ仕事を休んで、復帰したはいいが
困ったことに涙腺が壊れたように、なんてことない時に涙が出てくる

仕事中よく涙が出てんのは花粉症だってことにした
そんなもんなったことすらねーんだけどw


周りもたぶんばれてたんだろう
気を使わせてしまったり、仕事もミスるわで、どうしようもない

いい年こいて何してんだろう、と情けない気持ちで家に帰っては風呂で泣いた
昼間泣くのを一生懸命我慢して風呂で泣くのが日課というなんとも暗くて逆に笑える毎日をすごしていたら
風呂に入ったら自動的に涙が出る変な癖までついちまってこれがまあ大変なんだ
自分でも「ちょwwなんでいま涙ww」と思うけど止まらないヽ(゜∀゜)ノ

外歩いてても、おばあちゃんを見ればばーちゃんを思い出し泣きそうになり、
キャスターを吸ってる人を見れば、ばーちゃんの銘柄だなぁなんて泣きそうになり、
ジャミロクワイを聴いては「この曲ばーちゃんも好きだったな」なんて泣きそうになり、
年末の予定を聞かれれば、毎年一緒に過ごしていたのに今年はもうばーちゃんと一緒に笑ってはいけないシリーズを見て笑うこともないんだ、なんて考えては泣きそうになり…

思い出がありすぎて辛すぎておいら本当精神ヤバイんじゃないかっていう1か月を過ごした

ひょっとしておばあさんを亡くして辛くて毎日泣いてたっていうミキティはこんな気分だったのかね
すごくよくわかったよ



辛いことが多すぎて何か色々どうでもよくなったけど、それでもGPSでいい演技にちょっと心動かされたり、
実家に帰って犬にシカトされながらも一方的になでまわしたりして癒されたり、
今日ミキティが中国に旅立ったときいてよし頑張ろうという気になってきたり、
彼女いない=クリスマスひま=全日本満喫!といい方向に考えてみたり…(^ω^ )

世の中は自分が辛かろうと疲れていようとどんどん進んでいくのでちょっとしんどいけど
少しずつ元に戻っていくんだな、なんてまた一つ階段を上がったような気もします


こうやって書いてたらちょっといい加減自分ヤベーなwって笑えるぐらいにはなってきたし
CoCはちゃんと応援してブログ書きたいな、なんて気にもなってきました


人生オワタレベルのどん底にあっても、そこそこの幸せは転がっているもので、
そいつに気がつく余裕くらいは自分で作らなくっちゃいけないなってちょっと反省もしている
いい年して困難にうちのめされっぱなしってのも情けないしな

耳聞こえてないのに気がつかねーとか余裕ないにもほどがあるだろwwwって思ってw
(あ、耳は左はなんともないし、右も少しずつ良くなってるので大丈夫です)

元気にふるまえばいいってもんじゃないってことも分かったし、
ため込まずに言ってみたり書いてみたりすることも必要なんだよねー
しょっちゅうメソメソしてる気持ち悪いやつに一生懸命気を使ってくれた皆さんごめんなさい
ありがとうございます
とりあえず明日ミスった分を取り返して、中国杯に備えて仕事頑張る!!

東京ワールドでおいらの作ったものをスケーターが使ってくれると思うので、そいつはしっかりとやりとげます


いちばん好きな日本語

2010-05-16 17:38:44 | むたん雑事
どうでもいいことなんだけど


職場に、中国人と台湾人と(台湾人っていうのだろうか)、
アメリカ人のおじいさんがいて、在日歴2年の日本人がいる
みんな女のひとでみんな片言


3人と飲みに行くことになって、片言の日本語に答えるうちにおいらも片言になっていく不思議(^ω^;)



いちばん好きな日本語、という話題になったら、偶然か必然か3人ともが
「愛してる」だと答えた


意味もいいけど、響きが美しいのだとか


ふむ


おいらの好きな日本語は…「肉」か「犬」かな


肉って「にく」っていう響きがいいし、聞いた瞬間、あったかいお肉の画が頭に浮かんできて幸せになるね

犬はもう、もふもふだしかわいいし、なでまわしたくなるね




それにしても愛してるって…

生まれてからひょっとしたら一度も使わないまま死ぬ人もいるんじゃなかろうか

好きとか言えても愛してるってハードルたかいだろ(^ω^;)



外人からすると魅力的な日本語らしいが、なかなか使えないなぁ





ジョニーの好きな日本語は「カワイイ」

世界語ですね

あんま言いすぎるとバカっぽいけどね



ゲーブルは「アイシテル」を覚えてるだろうか?

ネット使えません

2010-04-11 22:54:24 | むたん雑事
ネットがしばらく使えませんでした

でも生きてます(^ω^ )

もうすこし復旧にかかりそうです


オフに入ったし、まあゆっくり直せばいいか、と思ってます


代々木いけなかったです・・・(´;ω;`)ブワッ

Be Italian!

2010-03-21 23:07:09 | むたん雑事
オリンピックが終わってやっと体が日常に戻ってきたって人もいると思いますが
カナダではパラリンピックがまだ盛り上がっております

でももうすぐスケオタはイタリア時間に体を直さなくちゃならない

そういえばおいら時間のある時は、大会ごとに、願掛けという訳ではないが開催国にまつわることをやってた

バンクーバーはそんな余裕なかったなあと思い立ち、そーだこんどはなんかやろうと出掛けた

ちょうど、おいらの大好きな大好きなソフィア・ローレンの新作映画が公開されたころだ
イタリア映画大好きだ
ファーギーも出てるし!
大好きなミュージカル映画だし!

トリノ気分も高められるし、というわけで
「NINE」を観にいった

http://nine-9.jp/




(*´∀`)えがった

期待以上だ

ソフィア・ローレン、70をとうに超えているとは思えない
ダニエル・デイ・ルイスもあまり好きじゃなかったけどこれははまってる
そしてファーギー!いいよ!良すぎるよ!
Be Italian、素晴らしい
こりゃあサントラ買いだなぁ



そんなほくほくした気持ちで帰宅





トリノワールド、楽しみだ


あけましておめでとうございます

2010-01-02 10:45:22 | むたん雑事
 



遅ればせながら、あけましておめでとうございます(・∀・)
コメント、メールをいつもありがとうございます!
2010年もよろしくお願いします!!

バンクーバー五輪代表選手の皆様の活躍をお祈り申し上げます



五輪行くぞって人、レポくださーい(笑)

なんと!

2009-08-01 00:40:36 | むたん雑事
なんと!

むたんは神様にであった!

むたんの心拍数が100上がった!

むたんはきょどってしまった!





コンビニに弁当を買いに行ったらまたみどりさんに会ってしまった!゜+.゜(・∀・)゜+.゜

ああ、ここは神様の通り道なんだね!
おいらはなんという幸福なスケオタだろうか・・・

でもとっても疲れていそうで、ゆっくりゆっくり歩いていらしたので
やっぱり足が痛いのかなぁと心配しつつ、またそっとすれ違いました

三度目があったなら、応援していますと佐々木のように一輪のお花でもあげてみようか
(それには常に花を持って歩かねばならんな)



しかしまじめな話、とっても痩せて(締まってというべきか)いて、
いまでも足の筋肉がものすごいかっこいいのね
あの足で空を飛んだんだなー

なんというかっこよさ・・・(´∀`)
おもわずおいらの大好きなみどり先輩のカルガリーを見なおしてしまいましたよ
そしておもわずみどり先輩のブログを拝見しに行ったら

「うなぎ・・・大好き・・・」

とか書いてありました

元気ですね、よかったですw





神様、今度すれ違ったらうなぎをプレゼントしてもいいですか?



 


そしてありがとう、今日もおいらはうきうきです(^ω^ )

にこにこ(^ω^ )

2009-05-27 22:23:49 | むたん雑事
今日すごくいいことがありました(^ω^ )



月曜から3日連ちゃんで忙しくて家に帰れず、気分が落ち込んでいたんだけど
疲れもいやな気分も全部ふっとびました(^ω^ )



さすがに今日は早く仕事終わって帰れるといいなと思いながら
仕事現場から事務所に向かって歩いていたらちっちゃい女の人が歩いてきた




伊藤みどりさんでした(^ω^ )




心臓ばくばくしました(^ω^ )




みどり先輩じゃないすか!ツナミガールこんにちは!(^ω^ )




などと心の中でめちゃくちゃ感動しつつ、声はかけずにそっとすれ違いました(^ω^ )




でもあの伝説のかみさま仏さまみどり様とこんな風に会えることもあるのだなぁと思ったら日本に生まれてよかったーとまで思いました(^ω^ )





おいらがみどり先輩を見間違うわけはないですが、一応、本当にみどり先輩だよねと、こっそりと振り返ったら・・・




ハイヒール履いてるのにものすごくがにまただったので300%みどり先輩で間違いねぇと思いました(^ω^ )




陸上であの歩き方をする女の人はまず間違いなくスケーター(^ω^ )



がんばったらいいこともあるもんです(^ω^ )



さて、あしたもがんばろう