FIGURE SKATINGとおいらの日々(・∀・)φ

フィギュアスケート応援ブログ。女子シングル中心に更新。滞りがちですが生きてます。

安藤美姫 新SPに言及

2009-07-26 17:24:14 | 安藤美姫

愛知・長久手のモリコロパークで25日、アイスショー「THE ICE」が行われ、
昨季世界選手権3位の安藤美姫(21)=トヨタ自動車=は“赤ブラ”に黒ミニスカのセクシー衣装に身を包んだエキシビションで観客を魅了。
米国での振り付け合宿から帰国したばかりで、フリーもSPも決まった。
曲名は明かさなかったが、「SPは激しくて、女子では珍しい振り付け。戸惑ってるけど、すごくワクワクしている」と、笑顔で話した。

http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/winter/news/20090725-OHT1T00295.htm




フィギュアスケートのアイスショー「ザ・アイス」が25日、愛知県内で行われ、
安藤美姫(トヨタ自動車)は6月のアイスショーと同じ、真っ赤な見せブラに黒革のパンツという“エロかっこいいファッション”で舞った。
五輪イヤーの曲目も決まり練習中。
「フリーはストーリー性がある曲なので盛り上げたい。
SPは女子には珍しい、激しい振り付け。ワクワクしながら踊りたい」と話した。 

http://www.daily.co.jp/general/2009/07/26/0002163135.shtml





昨シーズンもたしかTHE ICEの記者会見かなんかで新プロ情報が出たりしたんだっけ

今年もSPの情報がちらちらと出てきました(・∀・)


「女子には珍しい、激しい振り付け」

楽しみだけど、これってひょっとして何かのテクノバージョンとかヒップホップとか?
モロゾフだし、ありえなくもないかも・・・





昨今は傾向としてテクニカルの面よりもプレゼンテーションの方が重視されてるような気がする
「珍しい、激しい振付」をどれぐらい自分のものにして表に出せるのか

昨シーズンのチェアマンズワルツは名プログラムだったと思う
昨季のほぼすべての試合のSPが名演技だったといってもいい
暗くて一本調子のあの曲を完全に自分に引き付けて自分の色で放出したと思う

個人的にはチェアマンズワルツが女子ショートでは昨季のベストプログラムだな

   



トリノ前にキャロル・ジェンキンスが
「美姫には磁石のように人を引き付ける力がある」と言ったけど
おいらは「曲をも引き付ける力がある」と思う

曲に染まることのできるスケーターもいるけど、彼女の場合は曲を自分に引き付ける

昔はそれができなくてありあまる力と曲とがちぐはぐで、どうしても「未完成」で「荒削り」な印象があった
(まぁそれが好きだったんだけど・・・)
今は少しづつ完成したものを見せられるようになってきて、
時々拍手をするのも忘れて終始注視したままで演技を見ざるをえないような素晴らしい演技をすることがある



どんな曲でもいいから、おそらく最後のシーズンだし、願わくばこの「わくわく」した気持でこの曲を五輪まで滑れるといいな

プログラム変更は慣れっこだけど、さすがに五輪前の変更は肝が冷えるからなw






あ、そうだ

今日知って嬉しかったこと


・ランビエールの復帰!!

「アマチュアに未練はない」とはっきり言ったインタビューでものすごい違和感を感じて以来のもやもやが吹っ飛んだ!!
すごくわくわくしてる!
またランビエールの競技プロが見られるなんて!!

そしてひそかに彼の復帰の「相乗効果」も期待しているw

今頃この復帰話に目の色を変えている男たちが絶対にいるはず
燃えずにはいられないよな?w



・高橋がFOIで復帰!!

久しぶりの生高橋だ!やった!
道か?eyeか?楽しみすぎw
はやく見たい!!!ヽ(゜∀゜)ノ


これらを糧に夜から急に入った仕事もちゃきちゃきこなせそうw


織田インタビュー②

2009-07-19 00:21:29 | 織田信成

―来季のプログラムについて教えてください。

FSとEXはコミカルなものを作る予定です。
SPでは、僕のコミカルじゃない違った面を見せられたらいいなと思ってます。

―10月のTEBにエントリーしていますね。これが最初の試合ですか?

そうです。

―TEBでは強豪のユーロ勢、ブライアン・ジュベールやトマシュ・ベルネル、ヤニック・ポンセロなどと顔を合わせることになりますね。
どう戦いましょう?

まだオフなので分かりませんが、本当に彼らは凄い選手たちですよね。
たとえば、ジュベールは素晴らしいクワドを持ってるし、ポンセロもベルネルもびっくりするぐらいスケーティングが上手い。
だから僕もフランスへ行く前に演技全体のレベルを高めていかないと。

―4-3-3のコンボはTEBでは見られますか?

もちろん、調子が良ければやります。準備は出来てます。

―SPで4回転を入れる機会はありますか?

まずはコンスタントにクワドを成功させないと。
でも、それが出来たらSPにも入れます。

―トゥループ以外のクワドを練習する予定は?

ないです。
僕はまず4Tをコンスタントに成功させて、演技全体の質をあげなくちゃならないので。
思うに、僕にとってそれが一番重要なことだと思います。
演技の質を高めることに集中するつもりです。

―2005年の全日本でトリノ五輪出場を逃して以来、バンクーバーを見据えてやってきたと思いますが、
ついに五輪シーズンがやってきた今、どんな心境ですか?

トリノ五輪シーズンは僕のシニアとしての最初の年だったのでシニアとして戦うということが何にも分かってなかった。
ただ試合に行って、そして予想もしなかったことに、いい結果が出ただけだったんです。
と、同時にトリノ五輪へ行けるかもしれないチャンスもやってきた。
だからシーズン最初からずっと五輪へ行くための準備なんかできてなかったんです。なので五輪へ行けなかったことはそんなに気にしてません。
でも今シーズンは状況が全く違う。ちゃんと五輪を考えながら戦うんです!
僕にとって五輪は大きなチャンスだし、本当に出場したい気持ちでいます。

―それでは五輪に向けて、どんなトレーニングを計画していますか?

特別なプランは何もないです。ただ去年の今頃と同じように、まずはウエイトトレーニングをやって、
それがきちんとできたら、体の使い方を学ぶようなオフアイスのトレーニングをいくつかモロゾフコーチと一緒にやります。
このトレーニングでより高いジャンプと、それと、もちろんより良いパフォーマンスを目指します。

―何か特別なトレーニング用のビデオを買ったとか?

そうです。(http://www.exabody.jp/goods/HHA01

―それじゃ、腹筋が6つに割れたようなマッチョマンになる予定?

そう(笑)出来れば!

―五輪でもっとも手強いライバルになるのは誰だと思いますか?

うーん…僕は、自分と戦う選手が全てライバルだと思います。
でも僕にとって一番大切なのは自分自身との戦いと練習に打ち勝つことですね。
僕にとって最大のライバルは自分だし、勝たなきゃいけない相手は練習中の自分です。

―自分との戦い、というと?

実は、僕は生まれきっての怠け者なんですよ。それに僕はすぐにネガティブな方に考えてしまう。
だからもっとポジティブになって、そういう弱みを克服しないといけないんです。
でないととてもトップスケーターたちとは戦えない。

―では、五輪での目標は?

まずはじめに、五輪代表になることが必要ですね。
それから、そこで、いい結果を得るだけじゃなくて僕の人生にとって素晴らしい経験になるようないい演技をすることです。

―チーム・オダのスタッフはたくさんいるんですか?

いや、そんなにいません。
モロゾフコーチと織田コーチ、僕の母ですが、その二人。それからトレーナーの松本さんと、そのくらいかな。チームって呼べるかどうか。

―以前、スケートだけが人生じゃないと言いましたが、人生とスケートについて聞かせてください。

そうですねぇ…。もちろん、スケートは本当に僕にとって大切です。
だって僕には今フィギュアスケート以外に何にもない!
でも、僕は一人の人間なんです。だから僕はスケートから多くを学ばないと。
より良く人生を歩んでいくための力になるような、人として成長できるような、そういうものを。

―学校の先生になりたいとも言っていましたね。今でもそうですか?

はい。先生になるために頑張ります。

―先生になるためにスケートを断念することはすごくもったいないと思いませんか?
あなたは実に素晴らしい選手なのに。

断念っていう風には考えてません。
ただ、人が生きるのには色んな経験をしたほうがいいと思っているんです。
もちろんスケートもその経験の一つ。
僕はその経験から学んで、それがどんなものであれ、教訓を与えてくれるでしょう。
だから、スケートもそうだし、スケート以外のことからももっと色んな経験を得られたら、それは僕の人生を豊かにしてくれると思うんです。

―五輪後に大学に戻るとのことですが、あなたが「大きな決断」をするのではと心配しているファンもいますが。

今のところ何も考えていません。
モロゾフコーチと相談するまでは一人では決めません。
それに、決めるのは五輪後だと思います。

―今日はどうもありがとうございました!

こちらこそありがとうございました。


私は、織田は陽気で面白い青年だと聞いていたが、実際にはむしろ真面目で思慮ある人物だった。
それでも色んな意味で面白く、沢山の顔を持ってはいるが、多くの人はまだそれを知らないと思う。
彼はマッチョになると言いはしたが、むろんそれはジョークで…でも、それもいいのではないか?
マッチョでセクシーな新たな織田が世界中の熟女を魅了するのもいいだろう。

真摯に質問に応えてくれた織田に感謝したい。
モロゾフコーチと共にいて満足か聞くと、すぐさまYESと答えたように、彼はモロゾフとも良い関係を築けているように見えた。
彼はコーチを本当に熱い人だと言い、それが嬉しいし彼の自信にもつながっていると言った。
織田は五輪やワールドでメダルをとって、またインタビューで私と会うことを約束してくれた。
多くのメダルと彼のあらゆる幸運を願う。

 


熟女うんぬんは懐かしいなw
ついそのインタビューをひっぱり出して読んでしまった(ノ∀`)

充実してそうで、なによりだ
自分のことを冷静に見られる状態はいいコンディションにある証拠だと思う
ただ織田の場合、このインタでも言ってるとおり、冷静すぎてネガティブになりすぎるのが心配だけど・・・
おいらの大好きなどっかの誰かさんもそうですね(笑)

俺はすげー選手なんだ!もっと俺を見ろ!っていうぐらいの気持ちになることもあっていいと思うね
だって本当にすごくすごくいい選手だし、力が出し切れたら十分に五輪のメダルをとれるんだから(・∀・)

あ、でもそういうテンションがコンボ違反になるのか・・・?w難しいなw
男子シングルスケーター育成ゲームとかあったら、織田はすげぇ難しいキャラになりそうだw


あと、おいらもトスカはセクシーだったと思う!
なんか色気があったよね
最初あまり評判が良くなかったプログラムだけど、必ずいい評価が得られると思っていたし
何度か書いたかもしれないけど、織田ほど幅広い演技力がある日本男子はそういないって

どうしてもコミカルなイメージが強いんだろうけど、ジュニアの頃から本当にいろんな曲をうまく踊ってきたと思う
本人も自分がそういうコミカルじゃない王道の曲をやれると思っていなかったのかもしれないけど
織田のスケートの良さを出せるのはむしろ王道のクラシックとか壮大な曲だと思うから
来季のSPは、なんかそういう曲を選んでくれたら嬉しいな


それにしてもミーシンがそんなことを言っていたとは知らなかった
なんかすごい嬉しい(^ω^ )
そんな風にささやかに「○○さんがあなたのことすごいって言ってましたよ!」なんて言ってあげたらポジティブに試合に行ってくれたりしそうだ(笑)


本格的に試合が始まるまで、束の間の静かな期間ですが、面白いインタが読めてよかった
トレーニング頑張ってなー
あ、モロゾフもね!


バンクーバーで世界の熟女の心を打ち抜いてくれ!

           


織田インタビュー

2009-07-18 23:55:57 | 織田信成

バンクーバー五輪開幕まであと約200日になりました

ASに織田インタがアップされてるのを今さら見つけてとても面白かった
まぁ内容に目新しいものはないけど、意訳でよければまだ読んでない人どうぞ


The many faces of Nobunari Oda

2005年の世界ジュニアチャンピオン、織田信成はシニアへの移行にも苦しむことはなかったようだ。
最初のシニアシーズンのGPSで2つのメダルをとり、GPFでも健闘。
2006年の世界選手権ではすんでのところで表彰台を逃したものの、織田は4位だった。
翌年にも織田はGPS2試合でメダルを獲得、GPFへ進出して銅メダルをとった。
しかし彼の運命の歯車は悪い方へと回り始めてしまう。
織田は2007年7月25日、高槻で飲酒運転のため検挙されたのだ。
2007-2008シーズン、織田は責任をとり、自らのした事と向き合うことになった。

彼の素晴らしい復活が見られたのは昨年のこと。
NHK杯と全日本を含むシーズン前半の4つの試合全てで勝利したのである。
2009年の世界選手権では、2つの大きなミスをものともせず7位で試合を終えた。
SPのコンビネーションジャンプで壁にぶつかった転倒と、FSでの約20点を失ったコンボ違反にも関わらずだ。
喜ばしいのは、共に闘い6位になった小塚と一緒に日本へ五輪の男子シングル3枠をもたらしたことだ。

日本のDOIのリハーサル前に、五輪でメダルを争うことになるだろう織田にインタビューすることができた。
昨シーズンのこと、そして五輪にむけてのプランについて聞いた。


―1年間のブランクがありましたが、昨シーズンは素晴らしい復活の年になりましたね

シーズンが始まる前はすごく緊張してました。
でもシーズンに入るにつれて、だんだん自分に自信が戻ってきました。
あと、ワールドでシーズン中ずっと苦しんできた4Tを降りられました。
たったの1回なんとか成功しただけですけど僕にとってはすごく意味のあることなんです。
だから昨シーズンは有意義なシーズンだったと思います。


―どの試合が一番よかったですか?

えーと…ワールドだと思います。
波があった試合でもありましたけど、それよりも世界選手権という大きな試合にまた出られてカムバックできたことがすごく嬉しいです。

―やっぱりベストパフォーマンスは世界選手権の演技ですか?

そうですね。そう思います。
シーズン通してずっと精神的にすごくいい状態だったせいか、大きなミスにも関わらずよく滑れたと思うので。

―そうですね。あなたが心身ともに本当に充実しているように見えたし、
ファンはあなたのワールドでの演技を楽しめたと思います。

ありがとう!

―それに、素晴らしいクワドの着氷!どんな気持ちでしたか?

そうですね…ずっとプルシェンコとかヤグディンとかそういう4回転の出来る選手を観てきたし、
僕の目標もそういうクワドジャンパーになることだったんです。
4回転は僕を支えてくれる人たちとかファンにも喜びをくれる、本当にすごい要素だと思うんです。
だから4回転のために努力することはすごくやりがいのあることでしたね。

―もう安定して跳べる?

昨シーズン一度しか成功しなかったから安定してるとは言えないです。
もっともっと練習しなくちゃならないし、クワドを入れたプログラム全体の質を高めていかないと。

―選手が4回転をプログラムに入れると3Aが縮こまってしまうという影響が出るというのは本当ですか?

それは本当です。特に僕はそうなんです。
4回転を入れてももっときれいに高く3Aを跳べるようにならないとですね。

―4回転と言えば、エルビス・ストイコが『スポーツがスポーツとして在るためにはリスクが必要。リスクがないなら得るものもない』と言っていました。
この考え方はシーズン中ずっとクワドを追求し続けたあなたのそれと似ていると思うのですが、ストイコの意見に同意しますか?

そうですねぇ…そうだと思います。

―その、物議をかもしたインタビューの中でストイコはこうも言っています。
『叙情的で柔らかく、なんていうのは男のスケートではない。
男子シングルは力強く、男らしさに溢れるものであるべきだ』と。
どう思います?

うーん…。僕はどっちかって言えば、その柔らかいタイプの選手だと思います(笑)
でも女子と男子では、「違い」があるべきだと思いますよ。
その違いこそが、スケートをもっとお客さんが満足できるスポーツにすると思うし、
色んなスタイルのスケートがあったらもっと楽しめるとも思います。
だからたくさんの選手がそれぞれの個性を見せられたらいいと思うんです。

―あなたはかつて4回転を入れてもプログラムを充実させないといけないと言いましたね。
それは芸術面での質を高めていく必要があるということですか?

そうです。そういうことです。
僕の今シーズンの目標はクワドを降りることと、その結果として僕の名前が世界にアピールできるようにすることでした。
だから、この目標のために今シーズンのプログラムはちょっと芸術面を犠牲にしてた。
でも来シーズンはそこを改善して、できれば4回転を含むジャンプと芸術的な面を合わせればもっといい演技になると思います。

―Allsports RussianのニュースでジュニアGPSの記者会見の様子が報道されたんですが、
ロシア人のコーチ、アレクセイ・ミーシンがNHK杯でのあなたの演技に感銘を受けたと言ったんですよ。
彼によれば、あなたはまだ自分の持っているものを世界に見せていないということですが、
間違いなく、スピードと素晴らしい力強さを兼ね備えた類稀な選手だそうですよ。

おおおお…まじですか。すごい嬉しいです!

―自信になりましたか?

もちろん!彼はプルシェンコとかヤグディンとか有名な選手を育てたし、そんなこと言ってもらえたなんて本当に光栄です。
僕のもっているものを出し切るためにもっともっと頑張ろうと思います。

―国別対抗戦の後で、あなたのPCSが演技の割に低すぎるんじゃないかという話がメッセージボードで熱く議論されていましたが。

そうは思わないです。
僕の今シーズン目標はクワドを降りることで、僕のプログラムはクワド跳びやすいように作られてるんですから!
僕のPCSが低いのは仕方ないことだし、それは正しいことだから受け入れなくちゃ。
でも来シーズンはPCSが上がるように頑張らないと!

―どう言ったらいいものか、ちょっと言いにくいのですが、
あなたはジャンプのルールを過去出場した全ての世界選手権で違反しているんですが、どうして間違い続けてしまうんでしょう?

実を言うと、僕は調子が良いと練習でもすぐにエキサイトしすぎちゃうんです。
だから、練習でも試合でもいかに自分を冷静に保つかっていうことを学習しないといけないですね。
もうとっくの昔にそれができてないといけないんですけどね。

―だけどそんなエキサイトした状態がいい演技をさせてくれるのでは?

そうなんです。でもトップスケーターならそれを維持しつつも冷静さを失っちゃいけないでしょう?
最高の状態ににいるときこそ、調子に乗らずに学ばないといけないんです。

―あなたはアーティスティックなスケーターだという人がいます。

ええと、僕はずっと芸術的な面に焦点を当ててやってきたし、
練習でもあらゆる細かいムーブメントに対してそうしてきたので、そういう風に評価していただけるのはとても嬉しいです。

―芸術面に関して、あなたのEXのトスカについてお聞きしたいんですが、
最初にあなたが昨年のDOIでトスカを滑った時、多くの疑問が湧いたんです。
「なぜこのような曲を選んだのか?」「似合わないんじゃないか?」と。
でも今はそのトスカを滑るあなたをただただ素晴らしいと思うんです。
あなたの演技は強い感銘を与えてくれます。
一体どういう変化があったんでしょうか?

最初に僕のコーチのニコライ・モロゾフがこの曲を僕に選んだ時、僕はそれを滑れる自信が全然なかったんです。
だから細かいところにも気を配れなかったし。
だけど、それから自分のビデオを見て、いい部分と悪い部分、自信を持って滑っている部分を勉強しました。
それでだんだんこのプログラムをどうやって演じたらいいのか分かってきて良くなったんだと思います。
たぶん、自信を持つことが僕の演技に変化を与えてくれたんじゃないかな。


―トスカを滑っているあなたのことをセクシーだと言う人もいますが。

えーと(笑)わかんないです…

―そういえばあなたは昔フィギュアスケート雑誌で『熟女をブイブイいわせたい』と言いましたね!

(爆笑) そうだ、そうだった、言いました!

―ブイブイいわせるようになれましたか?

(まだ笑いながら)分からないですね。
もちろん熟女を魅了したいですよ。
たくさんの人を、熟女だけじゃなくて、みんなに僕の演技を楽しんでもらいたいから。
…でも…あー、すいません。言わなきゃよかった!

―あなたならできますから、全然言ってOKですよ!
でも、そういう部分を伸ばすとなると、やはり芸術的なプログラムを作るのですか?
コミカルなプログラムを計画していると聞いたのですが。

そうです。トスカを選んだ時はどうやって「間」を表現すればいいかとか、体の使い方がわからなかった。
でも今は体の動きはそんなに悪くはないし、そういう部分に前より自信があります。
体が一番綺麗に使えるようなコミカルなプログラムを作る準備が出来てると思います。


続く


高橋渡米

2009-07-14 22:29:15 | 高橋大輔

高橋大輔が渡米合宿「4回転、組み込む」
http://www.asahi.com/sports/spo/TKY200907140145.html

昨季をけがで棒に振ったフィギュアスケートの高橋大輔(関大大学院)が13日、
関西空港から成田経由で米・デトロイトへ出発した。
約10日間の合宿で、プログラムを作った振付師から指導を受けて演技を磨くのが目的。
五輪シーズンで復活を目指す07年世界選手権の銀メダリストは「(米国で)スイッチを入れたい」と意気込んで旅立った。

「海外へ行くのは約1年ぶり。本当は海外は苦手なんですけどね」と高橋。
表情には長いリハビリ生活から脱出できたうれしさがあふれていた。

昨年10月末、シーズン初戦の中国杯の直前練習でトリプルアクセルジャンプの着氷でバランスを崩し、
右ひざ前十字靱帯(じん・たい)を断裂して、半月板を痛めた。
昨季は全試合の出場を取りやめて手術し、回復に努めた。

負傷後、初めて氷に乗ったのは今年4月4日。
今はジャンプ、ステップ、スピンと、一通りの技をこなせるレベルへ戻った。
7月4日には「怖かった」というトリプルアクセルも成功。
男子のトップクラスで鍵を握る4回転については
「まだ跳んでない。でも、プログラムには4回転を2本、1本と入れる構成を考えています」という状態だ。

米国でイタリア人振付師、パスカーレ・カメレンゴ氏のレッスンを受ける。
「基本的に昨季(カメレンゴ氏が)作ってくれたプログラムでフリーはやりたいと思っている。今回はそのブラッシュアップが目的になります」

フリーはイタリア映画の巨匠・故フェリーニ監督の映画「道」の音楽を使い、ショートプログラム(SP)はタンゴ調の「eye」という曲。
新しいプログラムを作る可能性もあるが、SPもフリーも、まずは昨季用意したプログラムをさらに優れたものにしたいという。(坂上武司)



  


良い顔してますな(・∀・)

いよいよ本格始動か!
ジャンプ、スピン、ステップができるレベルには戻れたようだし、本当によかった

ここまで早く戻れるとは、こらあまじで相当の努力をしたんでしょう
あまり心配はしてなかったけど、嬉しい情報にはやっぱり安心するし、楽しみになってきた(・∀・)
トリノぐらいの高橋なら、もうこっちも絶望的な気分になってたかもしれないけど、安心して待ってました

お医者さんとか、コーチ陣にも感謝だなぁ


新プロは昨季のを続行の可能性が高そうだというのもうれしい
「eye」も、ちらほら映像の出てる「道」もいいプログラムな気がするし、ただただ楽しみ

喜怒哀楽ってやつ、たんまり溜まってるでしょうから、氷の上で爆発さしてくれ(^ω^ )


さらにSPとFSでクワドを入れると嬉しいことを言ってくれます
いいねぇ、男だよ(ノ∀`)
心意気ってやつだよ
日本酒のロックのように心にしみますよ・・・
ドラクエ9なんかやってる場合じゃねーな


DOIでも猿のように高難度ジャンプに挑戦しまくる男共がいましたが、
あのスピリットを体現してきた偉大な選手のうちの一人
旧採点時代からずっと本田や田村を見て育って、引き継いできた一人だからね

さぁ、ここらで日本のフィギュアスケートを見してくれ!

頑張れ、高橋!!


駆ける魂

2009-07-08 23:57:57 | 浅田舞

日経新聞の駆ける魂という連載に今回フィーチャーされたのが安藤美姫

当然、日経なんてこむずかしそうなもんは読んでいないので仕事の先輩からスポーツ面だけ奪っ・・・いただいた(・∀・)


なかなか良い連載で面白かった!

これを読むと、まったく彼女のことを知らない人でも、なんとなく興味を持つんじゃないだろうか
ここ何年かでフィギュア雑誌、インタビュー記事などが急増したけど、
読みやすくて、かつ満足できる程度の濃度をもった「いい記事」はめっきり減った
個人的にはこの連載はとても面白かったので、今後他のスケーターのもあったらいいなー


上・中・下の3回で、上が安藤美姫という人物、それからトリノ前後について
中は、東京ワールドシーズンの門奈コーチとの練習、周囲の安藤評など
下では、ニコライ・モロゾフから見た安藤美姫と今後


気になったとことか面白かったとこ


安藤美姫は感情むき出し
・落ち込んだり、疲れて機嫌が悪いかと思えば、楽しそうにジュニアの選手の演技
をマネしたりしている
・報道陣に交って日本選手に英語で質問したちして困らせたりしている
・物憂げに練習の状況を語りながら、目の覚めるようなジャンプを跳んだりする


最近演技が安定してきたことについて
・「だんだん気持ちがスケートに影響することもなくなってきた」


門奈コーチとの練習を再開した頃
・2回転すら回転不足になっていた
・「えらい仕事を引き受けちゃったな。やめようかな。」と門奈コーチは後悔した
・しかし、練習開始から2週間後には3Lzまで取り戻した
・ちょっとした助言をするだけで安藤はすぐジャンプを修正した
・子供の頃から頭痛持ちで怪我も多かったが、「できるよね」とのせれば3Lzまで跳んだ
・安藤、浅田姉妹が同時期にクラスにいた頃は、競うように3人が跳び、
 それにクラス全体が引っ張られてジャンプをこなす光景は圧巻だった

・「安藤は足が速く、持久力もある」(川梅トレーナー)
・「筋肉が強く、女子にはないパワーがある」(スケ連加藤さん)


モロゾフ談
・安藤は「女性らしさを体現したビットを思い起こさせる」
・イメージしたことが練習でできないと泣いたり、トイレに閉じこもったり、
 安藤は感情の起伏が激しく指導が難しい部分もある
・だが、「日本人は何を考えているか分からないところがあるが、美姫は違う。そこがいいんだ」



記事の中で、『感情むき出し』と表現されているミキティ(・∀・)

ファンにとってはもはや説明不要だけど、誰に書かれてもそう表現されるというのは、
彼女ほど感情のままに生きているスポーツ選手はそういないんだろうな

『落ち込んだり、疲れて機嫌が悪い』時もあれば、『楽しそうにジュニア選手の演技のマネ』をしたり
『報道陣に交って日本選手に英語で質問』したりして困らせたり、などとオフアイスでも相変わらずめまぐるしい子のようです(笑)

『「何か大きなことをするのでは」と、周囲に期待させずにおかない。』が、『予測不能』とも書かれているw
まさしく安藤美姫ですな(^ω^ )


ただ、最近は、氷の上ではすっかり落ち着いているように見える。
フィギュアスケーターになったなあという感じ。
でも別に、マスコミが「セルフコントロール」という言葉を使ったように、意図的に彼女が自分の感情を殺しているようには見えない。

単に、リンクの上で、したいことに集中しきっているという風においらは思っている
それが見つかったのかなと



門奈コーチのところに戻ったとき、ダブルすら回転不足になっていて、
指導を引き受けたのを門奈コーチが後悔するぐらいだったとは驚き!

トリノシーズンずっと危なっかしかったけど、トリプル着氷してたから、まさかそこまでとは・・・
アメリカ流指導とのそりが合わなかったのもあるだろうし、色々あったにしろ、
技術的には世界で一番と言ってもいいぐらいのあの安藤美姫が、
よりにもよってまさしく五輪の大舞台でほとんど丸腰だったというわけだ

そして、普通であれば、それを「じゃあ、1シーズンぐらいかけて取り戻そうか」となるところを2週間でやってのけて
シーズン終了するときにはワールド金メダリストになっている、『予測不能』ぶりがここまで来ると面白いぐらいだw
転がるときにはとことんいい方にも悪い方にも転がれる・・・天然博打スケーター(笑)


そこがいいんだけど、この記事読んで、こっそり思わずにいられなかった


「じゃあ、トリノ五輪前に門奈コーチが2週間ついてあげられたらどうなっていたんだろう?」と(^ω^;)
それはそれで見てみたかったが、そしたらそこそこの順位で納得して引退だったかもね



モロゾフも、手を焼きつつも「そこがいい」とか言ってちゃっかり楽しんでるなw
なんかわかるぞその気もちw
モロゾフもたいがいいい年こいて扱いが難しい男だとは思うが(笑)

ふたりで頑張って、いいシーズンになるように、応援してます
頑張れミキティ
頑張れモロゾフ






ところで、噂のレクイエムの新衣装の写真があった

あんま綺麗に載せられないけど

  

白黒だから、またカラーとはイメージ変わるかもしれないけど、ストイックな感じでかっこいいじゃないか
映像で見られるのはいつかなー(^ω^ )