今回の東北関東大震災で被災された方々に心からのお見舞いを申し上げます。
みなさん、地震のときはどこにいましたか?
怪我はしませんでしたか?
家族は無事ですか?
みんないま大変だと思います。
でもこれから大変な日々がまだまだ続くと思います。
一緒に頑張りましょう。
様々な支援活動が行われている中、被害は比べ物にならずとも、
同じ地震を味わった人間として、何かできることはないかと思い、
地震以来、募金への協力、役所を通じて支援物資の送付などを行ってきました。
(新品ではないけどうちで一番新しいお客さん用の毛布とミネラルウォーター送りました。
それくらいしかうちから送れるものが思い浮かばなかったけどあとなんかあるかな)
何事もなければ、今頃は世界選手権が始まっていたはずですが
まったくそれどころではない事態になってしまいました。
大会は延期、中止、あるいは代替国による開催など色々な話が出ています。
選手の間でも、「どこかでやれたらいいね」「日本の状況を思えば中止で当然」など色々な声が聞かれます。
個人的な意見では、延期したとしても日本で開催することはあまり賛成できません。
地震で福島の原発が危機的状況にあって、関東では通常の生活を送るための電気の供給さえ賄えない状態で
各国の選手を招いて彼らが快適に競技に集中できる環境を提供することは難しいと思うからです。
関東でなければ何とかなるかもしれませんが、開催地は急に用意をするのは難しいし、
地震に慣れすぎているぐらい慣れている日本の選手でさえ大きなショックを受けている状況で
海外の選手が不安なく日本で滑れるだろうか?などいろいろと思うことはあります。
経済を盛り上げるためにも開催すべき、開催によって元気づけられる人もいる、など
いろいろな意見もあるだろうと思うし、そのどれもがたぶん各々の観点から正解だと思います。
専門家でもないし、開催の是非はよくわかりません。
関東に暮らす人間がこんなことを言っては被災地の方々に怒られるかもしれませんが、
こっちも毎日がとても大変です。
節電で暖房はいっさい使っていないのでダウンジャケットが家の中でも脱げません。
そろそろトイレットペーパーがヤバイです。でも買えません。
明日も見つからなかったら近所の人にもしたくさんあったら1ロールくださいとお願いします。
まだ電車が運休の時間があるので、出勤時に数キロ歩いたり、夜帰れなかったりします。
このまま電車のダイヤを理由にして出勤が遅れたり早退したりが続けば
クビになることも十分あり得ると思います。
毎日の余震にびくびくして過ごしながら、不安に思うことがたくさんあります。
それでも、やっぱりワールドのために頑張ってきた選手たちを滑らせてあげたいという思いがあります。
たくさん感動をくれた選手たちから、数少ないチャンスを奪いたくないです。
どこかの国で安全に、快適に運営できないかな、と代替開催を期待しています。
会場に応援に行くと、よくちいさい子たちが「まおちゃーん」とか「みきちゃーん」とか言っているのを聞きます。
地震とか原発とか良く分からない年齢の子たちも被災地にはいると思います。
せめて小さい子供達には、被災しても、停電でも、トイレットペーパーがなくても、
ふつうにアンパンマンとか見せてあげたいです。
ふつうにまおちゃーんとか言ってて欲しいです。
だからどこかで開催してほしいなと思います。
たぶん、今ベストなことは各人、それぞれの立場で出来ることを一生懸命やることです。
東京で電気を使う人間として精一杯の節電をすること。
無駄な買い物をしないこと。
デマに惑わされず、正しい情報を手に入れて冷静でいること。
自分の仕事を一生懸命すること。
大人として子供たちを安心、安全でたのしくすごさせてあげること。
明日からまた頑張って働きます。
出来ることを頑張ります。
いっしょに頑張りましょう。