この本がどんな本かと聞かれた時、一言で表すなら…『テレパシーの力』と答えます。
前後のそれぞれの話には全く繋がりがない、純粋なる短編集なのですが、そのひとつひとつの話それぞれの背景にはテレパシーと言う概念が存在しているように思います。
テレパシーと言うか、『あなたと私の繋がり』を感じる。
このもつれっぱなしは、ライトに読める短編です。
でも、そうでありながら、かなり恋愛指数の高い、いうなれば読み手の恋愛のアンテナの感度が刺激されるような話で埋め尽くされています。
恋したくなる。
きっと、読んだら大切な誰かに会いに行きたくなるはず。
この本は、恋愛小説っていうジャンルなのかな。
でも、なんかそういう風にも感じられないしなぁ。
うーーん。あ、きっとこれだ!!
ただただ幸せにおぼれて満たされる…って本。
どの話もかなりアゲアゲです。
特にりんが気に入ったのは『狼男の証明』と『幽霊の証明』です。
最後の1ページ(文庫版)を読んだとき、もう何とも言えず幸せになりました。
にんまりしちゃった。電車の中で(*^^*)
登場人物はそれぞれ結構真剣に悩んでいるのに、彼らを包み込むものがあまりにも暖かいから
そこに流れる空気は限りなく穏やかで、
果てしない愛しさに満ちています。
筆者の井上さんはミステリー作家だからもしかしたら最後にドンデン返しがあるのかな・・・ってちょっと期待しながら読んでました。
あったよ、ステキなドンデン返し(*^^*)
でも、それ以上に、
ただただ言葉の力に感動します。
だってだって…こんなにセリフが『魅せる』んだもん。
セリフの一つ一つが、凄くそっけなくてライトなのに、なんか心に残るんだぁ。
やっぱり井上夢人は凄い。
岡嶋二人時代も大好きですが、独立してなお輝きを放っていますね。
これは解説にも書いてあったんだけど、登場人物の性別や年代、いる場所や力関係が、セリフを読むだけで伝わります。しかも全く説明臭くならずに。
いゃあ、匠の技だね、と言うしかないのです。
愛しい愛しい本。
愛する人をもっともっと愛そうと強く思う。
さてと。
誰に会いに行こうかな(^-^)
前後のそれぞれの話には全く繋がりがない、純粋なる短編集なのですが、そのひとつひとつの話それぞれの背景にはテレパシーと言う概念が存在しているように思います。
テレパシーと言うか、『あなたと私の繋がり』を感じる。
このもつれっぱなしは、ライトに読める短編です。
でも、そうでありながら、かなり恋愛指数の高い、いうなれば読み手の恋愛のアンテナの感度が刺激されるような話で埋め尽くされています。
恋したくなる。
きっと、読んだら大切な誰かに会いに行きたくなるはず。
この本は、恋愛小説っていうジャンルなのかな。
でも、なんかそういう風にも感じられないしなぁ。
うーーん。あ、きっとこれだ!!
ただただ幸せにおぼれて満たされる…って本。
どの話もかなりアゲアゲです。
特にりんが気に入ったのは『狼男の証明』と『幽霊の証明』です。
最後の1ページ(文庫版)を読んだとき、もう何とも言えず幸せになりました。
にんまりしちゃった。電車の中で(*^^*)
登場人物はそれぞれ結構真剣に悩んでいるのに、彼らを包み込むものがあまりにも暖かいから
そこに流れる空気は限りなく穏やかで、
果てしない愛しさに満ちています。
筆者の井上さんはミステリー作家だからもしかしたら最後にドンデン返しがあるのかな・・・ってちょっと期待しながら読んでました。
あったよ、ステキなドンデン返し(*^^*)
でも、それ以上に、
ただただ言葉の力に感動します。
だってだって…こんなにセリフが『魅せる』んだもん。
セリフの一つ一つが、凄くそっけなくてライトなのに、なんか心に残るんだぁ。
やっぱり井上夢人は凄い。
岡嶋二人時代も大好きですが、独立してなお輝きを放っていますね。
これは解説にも書いてあったんだけど、登場人物の性別や年代、いる場所や力関係が、セリフを読むだけで伝わります。しかも全く説明臭くならずに。
いゃあ、匠の技だね、と言うしかないのです。
愛しい愛しい本。
愛する人をもっともっと愛そうと強く思う。
さてと。
誰に会いに行こうかな(^-^)