言霊、という美しい言葉があるように、
私は言葉には、暖かな安らぎの力と同時に、暴力的な力さえもあると感じる
けれどそれと同時に、言葉には何の力もないんだと思い知らさせたのが
「聖なる黒夜」です。
例えば
「消えてくれ」という言葉の裏に抑えられない程の熱情が込められていたり
「好きだ」という言葉には、諦めだけが内包されていたり。
この物語は、人から言葉を取った時に残るもの、そのものだけで構成されたものです。
私から魂がすっかり抜けてしまうほど、痛くて、切なくて、苦しくて、愛しく、もどかしい、やるせない物語です。
誰かと繋がりたいと感じるとき、頭の中にはなにがあるのか。
打算がある、欲望がある、独占と支配、利用価値、そして自己満足がある。
なのに愛情も優しさも与えたくなるから、そこに矛盾が起こる。
その矛盾から目をそらしたいから、人は何かを諦めるのかも知れない。
そしてこれは、諦められなかった人間の話。
そういう精神的な描写の「巧さ」があって、でも
それと同時に勿論、ミステリーとしても間違いなく一級ものです。
すごいハラハラするし、ドキドキするし、
先が気になるし、謎解きも見事。
そして、
場面場面の情景が目に浮かぶような筆致。
う~ん、映像化して欲しいなぁ…
間違いなくR18でしょうけど(笑)。
さて、
人物みんなそれぞれめちゃくちゃ魅力的なんだけど、中でもやっぱり練がきれいどころ(笑)なので。
つまり練の役を演じるのが誰になるかが、映画化成功にむける最も重要なポイントになるわけなのです。
で、ひとりああでもないこうでもないと考えを巡らせていたわけです(暇人)。
ちなみに練はどんな人物かというと
純粋すぎる感性
無邪気なしたたかさ
思わず守ってあげたくなる弱さ
負けず嫌いで毛の生えた心臓の持ち主
一途で愛情が深くて泣き虫
かなり綺麗な顔立ち(幼く見える甘い顔)
天才的な商才を持つ、頭脳明晰さ
なわけでありまして。
ほんでもってお酒がめちゃくちゃ強い。
まぁそんなこんなでワタシ的・練候補としては、
山田孝之
安藤政信
藤木直人
あたりでしょうか
ただ、
山田孝之は見るからに影を背負いすぎてる
安藤政信は真面目すぎる
藤木直人は優しすぎる(甘すぎる)
ということで、結局は却下。
ふむふむ。どうしたものか。
とか思いながら本屋で見つけた雑誌の表紙。
どか~~ん。
発見。そして決定。
松山ケンイチ。
映像化の際にはひとつ、練ちゃんは松山ケンイチでお願いします。
いやはや、マジでピッタリ!ドンピシャリ!!!
影があるけど重くなくて、優しいけど冷酷で、無邪気だけど嘘つきで、強いのに脆くて、汚れているのに無垢で。
うんうん、パソコンもなんか似合う。
勘も良さそう。
ん~~~~っ
良いね!!!
……などと、考えたところでなにも起きないことに頭を悩ませている非生産的な私ですが、
だってしょうがないじゃん!!!(突然大声)
正直言わしてもらっていいなら今、私本気で寂しいんだよ!!!
なんでもう彼らに会えないんだ私。
なんで小説には終わりがあるんだろう。
今までかなり興奮しながら5分でも時間があったらページをめくり続けてきたわけなのですが、残りのページが少なくなるにつれ
「早く最後まで読みたい!でもまだ私、彼らと別れたくない!!」
って。
読み終えた今、なんとも言い難い虚無感が私を取り巻いていて。
読み終えた人がみんなそうなっちゃうくらいに、「聖なる黒夜」に出てくる彼らには血が通っていて、質感があった。
何不自由なくのほほんと暮らしている私が言うのはおかしいんだけど、ずっと彼らの人生に付き合っていけるような錯覚まで感じた。
寂しいな。
愛するとは何か
そしてその愛にはどれほどの真実があるのか
真実とは何か
そしてその真実にはどれほどの意味があるのか
人が人であることのもどかしさを、感じずにはいられない。
私は言葉には、暖かな安らぎの力と同時に、暴力的な力さえもあると感じる
けれどそれと同時に、言葉には何の力もないんだと思い知らさせたのが
「聖なる黒夜」です。
例えば
「消えてくれ」という言葉の裏に抑えられない程の熱情が込められていたり
「好きだ」という言葉には、諦めだけが内包されていたり。
この物語は、人から言葉を取った時に残るもの、そのものだけで構成されたものです。
私から魂がすっかり抜けてしまうほど、痛くて、切なくて、苦しくて、愛しく、もどかしい、やるせない物語です。
誰かと繋がりたいと感じるとき、頭の中にはなにがあるのか。
打算がある、欲望がある、独占と支配、利用価値、そして自己満足がある。
なのに愛情も優しさも与えたくなるから、そこに矛盾が起こる。
その矛盾から目をそらしたいから、人は何かを諦めるのかも知れない。
そしてこれは、諦められなかった人間の話。
そういう精神的な描写の「巧さ」があって、でも
それと同時に勿論、ミステリーとしても間違いなく一級ものです。
すごいハラハラするし、ドキドキするし、
先が気になるし、謎解きも見事。
そして、
場面場面の情景が目に浮かぶような筆致。
う~ん、映像化して欲しいなぁ…
間違いなくR18でしょうけど(笑)。
さて、
人物みんなそれぞれめちゃくちゃ魅力的なんだけど、中でもやっぱり練がきれいどころ(笑)なので。
つまり練の役を演じるのが誰になるかが、映画化成功にむける最も重要なポイントになるわけなのです。
で、ひとりああでもないこうでもないと考えを巡らせていたわけです(暇人)。
ちなみに練はどんな人物かというと
純粋すぎる感性
無邪気なしたたかさ
思わず守ってあげたくなる弱さ
負けず嫌いで毛の生えた心臓の持ち主
一途で愛情が深くて泣き虫
かなり綺麗な顔立ち(幼く見える甘い顔)
天才的な商才を持つ、頭脳明晰さ
なわけでありまして。
ほんでもってお酒がめちゃくちゃ強い。
まぁそんなこんなでワタシ的・練候補としては、
山田孝之
安藤政信
藤木直人
あたりでしょうか
ただ、
山田孝之は見るからに影を背負いすぎてる
安藤政信は真面目すぎる
藤木直人は優しすぎる(甘すぎる)
ということで、結局は却下。
ふむふむ。どうしたものか。
とか思いながら本屋で見つけた雑誌の表紙。
どか~~ん。
発見。そして決定。
松山ケンイチ。
映像化の際にはひとつ、練ちゃんは松山ケンイチでお願いします。
いやはや、マジでピッタリ!ドンピシャリ!!!
影があるけど重くなくて、優しいけど冷酷で、無邪気だけど嘘つきで、強いのに脆くて、汚れているのに無垢で。
うんうん、パソコンもなんか似合う。
勘も良さそう。
ん~~~~っ
良いね!!!
……などと、考えたところでなにも起きないことに頭を悩ませている非生産的な私ですが、
だってしょうがないじゃん!!!(突然大声)
正直言わしてもらっていいなら今、私本気で寂しいんだよ!!!
なんでもう彼らに会えないんだ私。
なんで小説には終わりがあるんだろう。
今までかなり興奮しながら5分でも時間があったらページをめくり続けてきたわけなのですが、残りのページが少なくなるにつれ
「早く最後まで読みたい!でもまだ私、彼らと別れたくない!!」
って。
読み終えた今、なんとも言い難い虚無感が私を取り巻いていて。
読み終えた人がみんなそうなっちゃうくらいに、「聖なる黒夜」に出てくる彼らには血が通っていて、質感があった。
何不自由なくのほほんと暮らしている私が言うのはおかしいんだけど、ずっと彼らの人生に付き合っていけるような錯覚まで感じた。
寂しいな。
愛するとは何か
そしてその愛にはどれほどの真実があるのか
真実とは何か
そしてその真実にはどれほどの意味があるのか
人が人であることのもどかしさを、感じずにはいられない。