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りんのお散歩

一児の母になりました。
のんびり、ときに激しく語ります

コクリコ坂から

2013-11-24 01:35:22 | 映画♪


前回、とてつもなく遅ればせながらではありましたが風立ちぬの感想を書いたあと…

あれ?私コクリコ坂も劇場で観たじゃん

というのを突然思い出し、

劇場で観た時のもう薄れゆく感想を、一応記しておこうと思います。





ーーーーーーーーーーーーーキリトリーーーーーーーーーーーーーー




ラピュタではとにかくパズーの声にゾッコンLOVEで、
トトロでは胸がせり上がるような懐かしい気持ちに包まれ、
魔女の宅急便では黒いワンピースに赤い大きなリボンとホウキという鉄板な魔女っ子ファッションに例に洩れずに憧れて、
耳をすませばはもう…一行二行じゃ収まり切らない甘酸っぱい幸せな二人の恋愛と夢と、坂道と自転車と図書館。猫と初恋と、朝日とプロポーズ。そういう愛おしい記憶を、過ぎて行った大切にしたい想いを、私の代わりに忘れない様にメモにとっておいてくれたかのような、優しくて大切な作品で。



で。



紅の豚は、敵も味方も仲間もライバルも大人ばかりが出てくる話なんですが、年齢的な意味だけではなく精神的にとにかく大人で、だから子供が持つ残酷さや冷たいところがない。相手の、触れてもいい場所については思いのままけなして笑ってからかうのに、触れてほしくはないだろう部分に対しては見なかったふり気づかないふりをするような、お互いのテリトリーには不可侵なままでありながらとっても優しくて暖かくて、少し距離をおいて物事を見ているからきちんと全員が全体像を理解しているような、そういう、うん、そういうまさに素晴らしい作品だから私は紅の豚が文句なしにナンバーワンです。ってなり、




で。




もののけ姫ではアシタカに恋をし、ああアシタカ好きすぎてどうにもなんないくらい好きってなり、
千と千尋でうーんハク様みたいな優しい神様はこの現代の社会じゃ生きづらいんだろうなって考えさせられたりして、
ハウルで主役の女の子の声にガクッとずっこけ(最後まで慣れず、聞くたびにずっこけてた)、でも曲は最高だよね!ってなり、しかしラストでかかしみたいなのが「僕は実は魔法で姿を変えられていた、隣町の王子だったのさ!」とか言い出した時はなにいってんのおまえってなり、
ポニョでは宣誓わたしはもうジブリは観ません一生観ません、ってなり、
なのになぜ観たアリエッティで、ちきしょうジブリめ一生許さん、ってなり、







なのになぜ観たコクリコ坂!しかも劇場で!おい!

だったわけですが。









すっごい!!すっごい!!すっごい、よかったんです、コクリコ坂!



高度成長期と学生と港町という、背景からしてどう転んでも面白いだろーこれは、という確信もあったのですが。
坂の上の家、自転車、セーラー服に詰襟、学生集会と部室棟、もう想像だけでニマニマするくらい面白い要素がフンダンだとは思ったんですが。

…でもほら、そこはアリエッティを生み出したジブリさまですから。まだわかりませんから。ラストまで気が抜けませんから。

なのでコクリコを観ながら途中、切なくて泣きそうになったり幸せでニヤニヤしたりというシーンがたくさんあったわけですが、そこはわざとぐっと感情を抑え気味にし、「だめ、期待しちゃいけない、期待しちゃいけない!だってこれはジブリだから!」と己を律しながら観るわたし。もうここまでくると、わたしなんで見てんだろうってなってきますがこれはもうDV男と別れられない心理に似ているんだとおもいます。どんなに期待を裏切られ(何エッティのことかはあえて言いませんが)ても、幸せで満たされた日々(耳を済ませばや紅の豚をはじめとする素敵作品たち)を知っているだけに、何度でも次は、今度こそは、と期待してしまう。わかってる、いつまでも突き放せないわたしはバカだってわかってる、だけど見捨てられないの、好きなの、といいながらまんまと映画館に向かい興行収入に助力する…、つまり何が言いたいのかというと、多分わたしは病的にジブリが好きなんだということです。



まぁそんなわけでせりあがる感動を押さえつけるようにして見たコクリコ。それでもやっぱり感動しました。

わたしが好きなシーンは、カルチェラタン(部室棟)の中で理事長を前にして生徒たちが歌を歌うところ。


ここね。
(ちなみに海ちゃんの隣にいるのはヒーローの俊ではなく、恐ろしい子・水沼くんです。なぜ恐ろしいかというと、ちょっとでも気を抜くとうっかり惚れてしまうからです。
私などは、どんなに世間がメガネ男子を推してきても全く興味のなかったはずのメガネ男子に惚れるといううっかりミスをする始末。「おいおいおいメガネくんちょっと待って、いやね全然興味ないからねメガネ男子なんかね、今日の今日、今の今まで興味なんてなかったからね!って、ひいいぃ過去形になってる!どうしてくれんの水沼!おいメガネこのやろう」ってね、ついうっかりね、俊よりかっこいいとかね、思ってしまったわけです。もちろんジブリ双璧の聖司くんとアシタカにはかなわないわけですが、少なくとも二次元三次元含めた古今東西に散らばるメガネくんの中では堂々たる一位っていらないよねこの話)


で、歌のシーンね。
なんでかなー、なんでなのかうまく説明もできないし自分でもよくわからないんだけど、このみんなで歌うシーンがすっごく感動的で。っていうか手島葵ちゃんのあの歌い出しの透き通る声だけで泣ける。素晴らしかったです。
若さゆえの無鉄砲さや無謀さ、それから誠実さ。その全てがあのシーン…あの歌に凝縮されている気がする。あぁ良い子だなぁ、良い子たちだなぁ、って、高度経済成長期を生きる若者の真面目さ、ひたむきさ、真の強さとしなやかさが心から愛おしく、じんわりします。








それから、もうひとつ好きなシーン。


バス停?路面電車だから路面電車駅?で俊くんと海ちゃんが別れるところ。ここの描写がもう、大好き!!


もしかしたら初恋かもしれないような、学生同士の幼く淡い恋だってそれはきちんと本気の恋で、彼の事もしくは彼女の事がとてもとても好きで。
そしてその好きな相手が自分のことを好きだと言ってくれたならそりゃもう嬉しくて幸せで、いつまでも離れ難くて。別れ際なんかこないほうが良くて、いくつもいくつも電車を見送ってたくさん話をしたくなる。

あしたも学校で会えるのに、明日なんて待てない。いま話していたいの。



…ってなっちゃうよね、だって青春だもん。



だけど、この2人のスバラシイところはね!
2人がお互い好きだと確認しあった直後に海ちゃんが乗る路面電車が来るんだけれど、海ちゃんは「また明日、」と頬を染めてそのバスに乗り込むんです

ここー!!

この、離れがたいからといってバスを一本見送ったりしない、そのシーンがね!

もうね、真面目ですよ。正直ですよ。ただひたすら健全で、潔くて、もういくらでも応援したくなる。

彼らのように、自分自身を律しながら物事に理性的に向き合う、そういうある意味での「不自由さ」にわたしはたまらなく惹かれます。
この不自由さ、これって現代社会の中にあっては時代遅れに見えるものかもしれないけど…でも、謙虚さや奥ゆかしさを根底に持つがゆえの聡明な生き方がなんといってもやっぱり一番美しいなんてのは実際みんなわかってるはずでしょ、大変だからやらないだけで。
とくにそれが物語の世界の話なら尚更だとおもうしね。物語でくらい、理想を語りたいじゃない!


そしてあの頃は、それこそ育ちの良し悪しや貧富の差に関係なくみんなそれぞれに不自由さを抱えていたんじゃないかな。コクリコ坂のふたりも、…そして時代は少し違うけど、この間観た風立ちぬのふたりも。
彼らは立場も家庭環境も生き方も夢もそれぞれ違うけれど、それぞれが不自由な思いを少なからず持っていて、そしてそれぞれがとても、とても幸せだったんだと思う。

現代を生きる私はほぼ自由で、彼らよりも身動きの取りやすい社会にいるけれど、果たして彼らほどの幸福感を持って生きていられてるのかな、と、


うまくいえないけれど、あのバスに乗るシーンでそんなことを思いました。










まぁそんなわけで、コクリコ坂はとってもよかったです。

「で、結局どういうストーリーなのよ」と聞かれると、「うーむ、とりたててなにということもない」ってなってしまうのですが汗、なのであらすじを読むよりも映画を観た方がいい作品だと思います。

いつだって前を見つめていて、過去と対面する時も振り返るのではなくきちんと後ろに向き直る。そしてやっぱり正面から見つめるわけです。
そういう真面目でいい子たちがたくさん出てくるので、やっぱり私は好きだなー。








あと、余談ですがこの映画、海ちゃんが朝ごはんを作るシーンから物語が始まります。
その時に流れる曲が、「包丁トントン~お鍋をコトコト~」みたいな、ご飯を作る歌なのですが、それに触発されたのかはわかりませんが、寝る前に主人が「玉ねぎ入れてニンジン混ぜて~」みたいな歌を歌っていました。キテレツのコロッケの歌(古い?)みたいに最終的に何かが出来上がる歌なんだろうなと思い、「夫くん、歌でなに作ってるの?」と聞いてみたら、「何度歌っても野菜炒めができる」と不本意そうにつぶやいていました。
ここまで映画についてとか何だかいろいろ長々と書いてきましたが、この瞬間が一番面白かったです。




私も今晩は口ずさみながら作ろうかな。せっかくだから野菜炒めと、それからあとは…。

二ヶ月前に見た風立ちぬの感想なので、記憶違いがたくさんありますがそれでも良かったら読んでください

2013-11-13 04:38:38 | 映画♪
面白くはなかった!

けど、すっごい良かった!!




自分でも矛盾していると思いますが、ジブリ最新作【風立ちぬ】をみた感想はこれ以外ないって思います。




いやさすがに面白くないと言ってしまうと語弊があるかもしれませんが、私は少なくとも「映画でやるほどのことじゃないだろーこれ」って思いました。

とにかく話に盛り上がりがなく淡々としているので、これ映画でやらんでも歴史系ドキュメンタリー的な番組でやればよかったのになー、そしたらその放送は高視聴率の神回だったんじゃないだろうかなー、と思います(そのくらい題材はよかったので)。そしてそうなってくるとこれアニメでやる必要もないよなーとなるわけで。
そう。アニメでやるほどのもんでもなかった。

実際映画の前半は退屈で退屈で、画面から伝わる飛行機への愛がむしろうっとおしくて「よしわかった、堀越二郎と宮崎駿が飛行機好きなのはよくわかった!帰ろう!」と何度思ったことか…。正直ラストまで見ていられるかなーと心配ばかりしていました。



もちろん背景にある時代としては関東大震災や戦争など激動の渦中ですので、いろいろなことが起こることは起こってるんです。
でも、それほどの時代にありながら、物語は肩透かしを食うほどにあくまでもと~っても平和。
多分それなりのお家に生まれ、大学まで淡々と進学し、子供の頃から大好きだった飛行機の設計士として大手企業に就職。真面目さやひたむきさ、飛行機への愛ゆえに上司からの覚えもめでたく、まだ若造でありながらドイツ研修の機会を与えられる。そんな彼ですから当然のごとく部下からの尊敬と信頼も厚い。同期入社の友達とも妬むことも妬まれることもなく切磋琢磨しながら仕事をし、避暑で訪れた旅先のホテルにて再会した可愛いお嬢様と交際することになり、のち結婚。仕事は相変わらず軌道に乗りまくって遂には零戦つくっちゃうもんねー、結局一機も帰ってこなかったけど、やっぱりあれは素晴らしい飛行機だったなー!ってなって終わり…という…


おーそーかーなるほどなー(棒




ちうわけで、つまりは最初から最後まで「飛行機が好きです」を一貫して伝えてくる映画でした。あらすじを聞かれれば「飛行機が好きな少年が飛行機を好きなまま大人になって、飛行機を好きなまま生きる話」と答えます。そうとしか。言えない。





ただ!

ただね、ただですよ、前半ちょろっとでてきたっきり全然でてこなかったヒロイン里見お嬢様が思い出したかのように後半でてきます。この里見お嬢様に関しては劇中で語られないことが多いためわからずじまいのことがたくさんありますが、彼女の爽やかなキャラクターがとても好感を持てたので彼女と二郎青年がラブラブしてきた辺りから物語に釘付けだったんですけど…つまりは私は多分この映画に関していえばヒーローよりヒロインが好きなんでしょうね。はい。

そして、里見お嬢様がキラキラしていると、その隣の二郎さんまで輝いて見える不思議。


たとえば、徹夜で仕事して帰ってきた二郎さんが、部屋で寝ている里見お嬢様のとなりで少し話をしながら寝落ち…というシーンがあるのですが、すっかり眠ってしまった夫に微笑みながら布団をかけてあげるとかね。幸せをかみしめている感がひしひしと伝わってきます。些細な日常の中ではあるけれど、こんな風にもう本当ラブラブエピソードに事欠かないふたり。

二人の淡々とした毎日はとにかく愛に満ち溢れていてとても幸せそうです。
もうなんなら、今作は二人が仲良しでそれだけ見ててもニヤニヤしてしまいます。

抱擁のシーンも、二郎が彼女のことを、大切なものを閉じ込めるように抱きしめるのがすごくよかった。その腕の中におさまる里見お嬢様はきっと、すごくすごく幸せなんだろうなって思いました。


とにかく、なんだろう、ジブリにしては少し意外なほど恋愛要素を前面においています。走り寄って優しい腕に飛び込んで、慈しむように抱きしめあって、何かを確認するように瞳を覗きあい、幸せそうなキスをする…
おおおおいおいおい!どうしたジブリ!宮崎駿(72歳)周辺になにが起こったのか知りませんがこの展開は私にとって最高すぎるのでもちろん異議なしです。しかしなんなの春でも来たの遅すぎた春なの(72歳)←しつこい



…と、そんな風にね、二人が深く愛し合っている描写が惜しげもなく描かれているので、二郎さんが最後まで彼女のために飛行機を捨て切ることができないのが余計に切なくて苦しくて、…それでも幸せそうなふたりをみていると、「確かにふたりが幸せならいいはずなのに、でもそれだけじゃ悲しい」と、本人達ではなく私一人が納得できずにどうしようもなくもどかしいです。

この、「ふたりは満足げで幸せそうなのに私だけが腑に落ちない」というシーンが結構あって、そもそもが二郎は自分勝手ですので、二郎が仕事を続けていくためにふたりが結婚を選んだり、深く愛し合うがゆえに彼女が生き続けるという道を諦めたりするのにも
かなり…ちょっとどうなのよ的な気持ちになるのですが、とはいえ里見お嬢様が常に幸せそうなので結局は「こういう時代だったのかもなー」という一言に起因するのかな、という気もします。
二郎は確かに、かなりの自分勝手ではあったんだけど、男性が自己中心的であることがある意味では普通だったというか、少なくとも低評価には繋がらなかった時代だったんなら、二郎の生き方を里見お嬢様が好きでたまらなかった理由としてこれ以上ものもないですよね。(里見お嬢様のお父さんも二郎に「男にとっての仕事とはそういうもんだ(だから娘のことよりも君は仕事をきちんとしてきなさい)」とか言われてたし。妹には「お義姉さんがかわいそう」と泣かれてたけど。)


例えば私にとって印象的なシーンのひとつに、結核にかかっている里見お嬢様が寝ている同じ部屋で、手をつなぎながら片手で二郎さんが飛行機の設計図を書いているという仲良しエピソードシーンがあるのですが、二郎さんが笑いながら「もし片手で設計図を書く大会があったら僕は優勝だなー」とか言ったりと本当にラブラブなんです。

で、二郎さんが煮詰まったかなんかして「ちょっとタバコを吸ってくる」と部屋を一旦出ようとするのですが、里見さんが「いかないで、ここにいて」と引き止めるんです。それで二郎さんがどうするかというと、手をつないだままその場でタバコに火をつけて煙をくゆらせる。


…って、このシーン、なんかちと矛盾でない?


だってふたりラブラブじゃん!なのになんで二郎はここでタバコ我慢できないんだろう。大切な彼女が結核で寝込んでいる横で、タバコを吸うのは普通じゃないでしょ。


…と、
私はもちろんあのシーンでそう思ったわけなんだけど、でも矛盾を感じつつも、この時代はそういうもんだったのかもなーとも思うわけです。
なんせ病院の待合室でもタバコが吸えたような時代だそうなので、やっぱり今の若者達が持っている価値観とは大きく異なっているんじゃないかな、と思うんです。(さらっと自分を若者カテゴリにいれてみました

その時代を生きてきていないだけに想像することしかできませんが、二郎が特別気が利かなかったり優しくなかったり愛情が薄かったりするわけではなく、「この時代なんてなぁね、そんなもんだったんだよ」と思うことでできる限り好意的に想像したいし、実際もそうであったんだと信じています。







また、この映画が良かった点がもうひとつ。

主人公二郎が飛行機のことしか考えていないのが良かったです(小声



えっ

おいちょっとまておまえ最初のほうに書いてた「ただの飛行機好きな青年の話にウンザリ辟易ですわ」とかいう感想と矛盾してるじゃねーか、舌の根も乾かないうちになにいってんだこいつ

…と皆様揃ってお思いかと思いますが、これがこの作品の短所でもあり長所でもあると思うんです。


とにかく飛行機が好きで、だから自分の設計した飛行機が旅客機になろうが爆撃機になろうが、自分は美しい飛行機を作るだけですよ、っていうスタイルがぶれない二郎青年。
だから物語の中に戦争の是非を問うようなシーンは一つもないし、それどころか「ところで日本はどこと戦争をしようとしているのかな」「多分アメリカだろう」「うへー、そりゃあ日本破裂だなー」とか話している呑気っぷり。
飛行機を作って戦場に送り出さねばならない役目があったから徴兵される危機がなかったのかもしれませんが、それにしても「日本が勝つための飛行機」ではなく、「他国に遅れている20年を取り戻せるような、機能的で美しい飛行機作り」だけを見つめている彼ら技術者たち。
この「飛行機以外は関心ないっす」的な冷静さみたいなものが、確かにジャマくさくもあるんだけど…だけど見ていて安心するのも確かなんだよなー。







と、

そんな、いたって一本道で真剣でありながら矛盾もたくさんある二郎青年の人生。

自分の夢のために生き、夢の途中で恋に落ち、夢のために彼女をそばに置き、自分はなにも諦めないまま後ろどころか隣すら見ずに前だけを見つめる


「それは愛ではなくてエゴイズムではないのか」と、二郎の上司が彼に言うのですが、そう、これはまごうことなき二郎のエゴイズムなんです。

だけど、正しくないと知っているからといって、それを間違いだと正すことは必ずしも正しい行為ではないはず。「正解」でないものが全て「間違い」じゃない。正解ではないものは「正解ではない」というそれだけのことなんだと思うから。

だから二郎さんに対して矛盾点や納得がいかないところがあったとしても、結局はそういう不完全で未発達な人間を受け入れられないこちら側がやはり狭量な人間なのだと思います。
私たちが目指すべきは完成した自分になることでは無くて、誰かにとって自分が【未完成な部分も受け入れようと努力してもらえるだけの価値がある人間】になることなのだと思うし、そうされることを「愛される」と呼ぶんですよね、きっと。実際に里見お嬢様は、愛するが故に二郎青年をまるっと受け入れ全て許してみせたのですから、やっぱり愛なんてものは所詮エゴでしかなく、愛されることでしか許されないものなんてゴロゴロしてるんだと思うんです。それこそこのふたりの周りだけじゃなくて、私たち一人一人の足元にも。






なんだかいよいよわけがわからなくなってきましたね。
言ってる私も、なんだかいよいよわけがわからないです。(汗







最後に。


面白かった?と聞かれたら、面白かった、とは違うんだけど、好き?と聞かれたら間違いなく、好き。

だから大抵のことはまぁ目をつむってやりたいしそうするつもりですが、でも!でも!



キャッチコピーの

「生きねば」

だけは絶対に許さない!
二郎の、里見お嬢様との向き合い方を「違うだろー二郎、違うだろー二郎」と言いながらうーんうーんと見ていただけに、生きねばとかなに言ってんの、どの口が言ってんの、どのツラ下げて言ってんの、お前は里見お嬢様をきちんと生かそうとしたのか、そういう風に愛したのか、おうおう厚顔無恥か、厚顔無恥なのか。

と、まさにお前が言うな、を地で行く男、二郎青年。ホントアリエナーイやんなっちゃうよねー。激おこですよ、激しくおこですよ。激おこぷんぷんウルトラスーパーマーケット(適当)ですよ。







最後に貼っておきます。


お前が言うなーー!

銀魂完結篇 万事屋よ永遠に

2013-07-23 08:37:37 | 映画♪
こういう話題は昔なら別ブログに載せて楽しんでいたのですが、今はこっちのブログ一本なのでこちらに書きます。
なので、始めにお断りいたしますが、今回の!話題は!

私の吐き出し文といいますか、モエ垂れ流し文といいますか、そういうアレでありますことをご了承の上プラウザを閉じてください















よし、
では誰もいなくなった所で、覚え書きとして語ります

以下自分メモ↓



主人が長期出張中、友人もいなく子供もいない無職の私が家に引きこもっている間にはまったもの、それは仮面ライダー電王(もう何度もいうけど私はこの時の佐藤健くんが一番好きです)だったりガンダムW(死ぬほど言ってるけど私はデュオのことが目の中にいれても痛くないくらい好きっていうか可愛いっていうかぞっこんです。あたい自分が黒い車買ったらその車にデスサイズヘルって名付けるって決めてるくらいデュオにぞっこんです)だったり、銀河英雄伝説(血を吐いて倒れるほど叫んでるけど私はミッターマイヤー夫妻が理想の夫婦です!ミッタマ夫妻好きが高じすぎてBDセット(30万弱)を夫に事後報告で購入したくらい情熱的に好きですが、でもヤンとフレデリカのラブラブな二人も捨てがたいし、あとヤンといえばユリアンとの親子関係もたまらなく好きだし、ロイエンタールとミッターマイヤーの双璧コンビも最高かっこいいし、オーベルシュタイン様の静かな炎を宿した様な声!喋り方!大好きだし、とは言えやはり大本命はラインハルト様とキルヒアイスだろJKっていうかこの二人は幼少期も青年期も現在も全て素晴らしすぎて泣けるっていうか、あたい自分がいま白い車乗ってるからそれにブリュンヒルトって名付けたくらい好きすぎるっていうかもう好きすぎる。ちなみにもし車が赤だったならば無論バルバロッサと以下略)だったりと、まぁそれはそれは限られた、しかしあらゆるものにモエったわけですが。



そのうちの一つに銀魂アニメもあったりします。

例によって例のごとく主人が不在の間に偶然テレビをつけたらやっていたこちら。ひっそりと観たらどっぷりとハマり、あとは坂道を転げ落ちるようにマダオ(まるでダメな大人)街道まっしぐら。こんなんじゃいかーん、と思い直し、近場のオシャンティなセレクトショップにて販売員のアルバイトをはじめてなんとかニート化だけは阻止しましたが、そんなオシャンティ職場になぜか蔓延るオタク旋風。←私のせいじゃないよ!

そんなわけで特に浮上することもできず、現状キープな感じで好きなように生きている今日この頃なわけです。





さて。


そんな銀魂アニメがついに!ついに完結するということで、これは劇場に急がないといかんだろーと思いました。思いましたよ。

だって、好きだといいつつ原作コミックを買うでもなく、少年ジャンプ(掲載誌)を読むでもなく、レンタルしてDVD観るでもなく、前回の映画(新訳紅桜ね)の時も劇場に足を運ぶでもない(つうか紅桜篇はつい最近民放で放送してたのを録画して観たばかりです←つまり視聴率アップにも全く貢献できていない)という、そんな体たらくだったので、せめて完結篇くらいは貢献してあげたい…売り上げに、興行収入に、ひいては原作者の印税に…!






主人にそれを話したら、…いいよ、行ってきなよ…って言ってくれたので、行ってきましたよー!行ってきちゃいましたよー!

主人に娘を託してまで観に行った映画がこれってどうなの、などなど、まぁそんなふうに色々と思うところはありますが、でもいいんだ。だって楽しかった!


以下、もしかしたらネタバレありまくりかも~でも色々とうろ覚えなのでたいしたネタバレすらできないかも…ですが









とりあえずまずは、映画が終わっても画面に「完」って出ても、会場が明るくなるまでは誰一人席を立たないという、よく訓練されている銀魂ファンたち。笑
もちろん私もその一人でしたよー。
今回も映画の最後でネタバラし的な終わる終わる詐欺かな、とはあまり期待していなかったのですが、(だってあまりにも完結を全面に出して番宣してきてたからね)でも席立てないよね。だって銀魂にはそう言う教育受けてるからね笑




でもね

なるほどねー…そうかー…終わったかー…。

と、そんなちと切ない気持ちになることも含めて良い映画だったので、評価は低めでは決してありませんが、んが、でもやっぱり不満はあるぞ!大いに、あるぞ!


まずはなにをおいても言いたい!











神楽ちゃんのお父さん出ないなんて酷すぎるだろjk

神楽ちゃんのお父さん、わたし初登場からずーーーっと大ファンで、好きで好きでたまらないのに、あんなに優しくて強くて頼れるひと他にいないってくらい最高で大好きなのに、




…出ないなんて……


映画館にいく前、何度も主人に「神楽ちゃんのお父さんでるかな、でるかな」ってはしゃぎまくってたのにっ、主人は「完結篇なら全部のキャラクター出すんじゃない?」…と、あさっての方見ながらいってくれたのにっ、まさかの影も形もないなんて…





ううぅ……本当にショック…







そもそも私が神楽ちゃんのお父さん、星海坊主を好きになったのは神楽ちゃんの子供の頃のエピソードの回想シーンです。あそこの神楽パパの痺れるかっこよさにそれはまんまと見事なまでに落ちました。


そのシーンとは、…まぁ文章じゃちょっとも伝わらないと思いますが書きます






雨の中一人ポツンと座り込んでいる神楽ちゃんに、

「お嬢さん」(←この言い方からしてすでにやばい)
って後ろから声かけて、
「どうしたんだい?こんな雨の中傘も差さないで」
と言う星海坊主。
「今日は雨だから良いネ」
と答える神楽ちゃんに
「そりゃおかしい。傘とは本来、雨を凌ぐ為に差すもんだ」
って近づいて行き、そしたら
「雨の日まで傘をさしていたら私は一生空を拝めないネ」
って神楽ちゃんはそう呟くんだけど、そんな彼女に傘を傾け

「フン、風邪ひくぞ」(←この言い方がまじでやばい)

と。
そして後ろにいたのが父だと知り、ぶつかる様に抱きつく神楽ちゃん

「パピー!」







ああぁぁぁあああ


やっぱこのシーンどう考えても最高なんですけど、神楽ちゃんのお父さんかっこよすぎしびれまくりなんですけど、なんで出ないんですか神楽父!!!
ほんとこのシーン、「フン、風邪ひくぞ」にテレビの前でドタバタゴロゴロ悶えに悶えたんですけどみんなそうじゃないの?生きとし生ける全ての銀魂ファンはみんなあの瞬間星海坊主に落ちたんじゃないの?なんで出ないの?ねえなんで出ないの?(迫真







と、スクリーンに向かってひたすら思っていました。




そもそもこんなルックスの星海坊主から

こんな息子やら

こんな娘やらが
生まれるってどうなってるの。なんでこんな優男が生まれてくるの←神威くんのファンの方本当にすみません。神威もかなり好きだけどそれをはるかに凌ぐほど星海坊主が好きすぎるだけですすみません


しかも神威といえばですね、神威くんも今回の映画出てこないんだけど何事!
神威はいいとしても、神威が出ないってことはつまり阿伏兎も出てこないわけだけれど何事!!星海坊主に次いで大好きな阿伏兎まででないなんて!!!



あぁ、残念


とても強くて強面なのにダルそうで覇気がなくて喋り方もおっとりとしていて、常識人で多分すごく生真面目で、あんまり怒らなさそうっていうか全然怒らなさそうで、まぁ生きてればそりゃあままならないことや邪魔臭いこともたくさんあるけどありまくるけど死ぬほどあるけど毎日あるけど(切実)、とかそんなかんじの苦労人でありながら、そういうの結局は許してんだよなぁ~このスットコドッコイ


と、そんな優しい阿伏兎が大好きです。報われない中間管理職。大好き。





でさ、でもさ、




出ないなんてどうなってんの完結篇


映画から帰宅した私に、星海坊主と阿伏兎は出た?と聞いてくれた夫よ、ううぅ出なかったよおぉぉ







そんなわけですが映画の感想はこんなんですよと箇条書き↓


・攘夷銀ちゃんの出番の少なさよ
・高杉くん出番あれだけ
・SF色強くて私個人的にはイマイチ乗れなかった残念
・阿伏兎出ない←重要
・星海坊主出ない←最重要
・五年後神楽ちゃんの可愛さ。ツンデレ苦手だけど神楽ちゃんなら許す。むしろお願いしたい←何を
・五年後新八のかっこよさ。「ギャーギャーギャーギャーやかましいんだよ、発情期か貴様ら」に全人類M化
しかしそれ以上に、銀ちゃんが「新八ってこんなだったじゃん~」っていう回想の中の新ちゃんの可愛さったらない。あんなに目ぇキラキラだったっけ?ノーマルver新八の可愛さ再確認
・まぁそんなわけでラストまで観終わると、なんか一話からまた観たくなる。一話でまた銀ちゃんと新八が出会ってお妙さんにどつかれて、そんで神楽ちゃんに引きずられて、定春に食われて、長谷川さんの再就職オジャンにして、沖田くんにナメられたり土方くんと喧嘩したりする銀ちゃんが観たい。さっちゃんに求婚されて、ツッキーと夫婦やって、サブちゃんとメル友になったり新八の文通相手に手紙書いたり、鍋の肉争奪に心理戦働かせたり、たまさんの体内で爪楊枝を武器に戦ったり、毎日ダラダラとしてて時々輝く銀ちゃんがまた観たーい!ってなる。
・そういう意味ではすごくいい最終回だった、と思う。
・でも正直、これって違くね?終わりじゃなくね?
・だって…まだ色々完結、してなくね?
・原作まだ続いてるから仕方ないのかもしれないけど、これで終わりはちょっと…えー…。



そんなわけで映画の内容は、完結篇というよりも番外編って感じがしなくもなかったです。
なので、これで終わらなくてもまだまだ続ければいいのに~と思いましたが、今回の映画のテーマというか内容をこういう風に持ってきたということはおそらくひとまずここで完結なのでしょうね。なんかやっぱりさみしいですが。
大江戸かぶき町でこれからもダランダランと続く、銀ちゃんたちの毎日をまた見たくなることはきっとたくさんあると思うけど、そんな時はまた一話から見直せばいいんだね、…とそんなふうに感じるラストでした。そういう意味ではやはり、完結、したんだろーな








ただひとつ、
映画を観ててやはりどうしても思ってしまうのは。
銀ちゃんよりも桂よりも、…もしかしたら高杉レベルに先生を引きずっている私がやっぱり、思ってしまうのは。

タイムマシンがあったら…。ウィルスが蔓延しないように過去に戻るのはもちろんそうなんだけど…、でもそれとはまた別の話しとして目の前にタイムマシンがあるなら銀ちゃんはどこに戻るだろうって考えて、やっぱり絶対に先生が死ぬ前に戻って守りに行きたいんじゃないかなってうっかり妄想して泣けた。
だから最後にたまさんがタイムマシンを容赦なくブチ壊したのがGJだったのかいらんことをしてくれたのか…私にはよくわかりません。でもそもそもウィルスが蔓延するという未来がなければタイムマシンを作ろうと言う発想もなかっただろうからタイムマシンそのものが存在しないわけで、…つまりやっぱり銀ちゃんが先生をもう一度守り直すことはできないんだね。失うしかないんだね。…とかがっつり妄想して、布団被ってめそめそ泣いた。

私は先生関係で切なくなったら一国傾城篇で定々を暗殺する高杉を観ることにしているんですが(多少気が晴れる)、あのシーンはあのシーンで切ないからね。高杉どうなってんのってくらいやばい痺れるかっこよさだけど、すごく切ない。
なんだか、うまく言えないけどあのシーンを見てると、高杉が先生を想っていることがとても一方通行な気がしてきます。先生が何を望んでいるのか、それを求めているのかいないのか、わからないままに突き進むしかない高杉の気持ちがいつか報われる様に、願うばかりです。

先生のエピソードってほぼ銀ちゃんとのばかりで、高杉が一番先生を大好きな気持ちが大きい割に高杉と先生とのエピソードを見たことがないのでひとつタイムマシンで私も戻って、楽しかったあの頃を覗き見したい。つまりタイムマシンは私が欲しいです






などなどいろいろと書いてきましたが、

やはりタイムリープものは難しくてよくわかりませんね。ここまで書いておいて今更なにいってんのバカなのってお思いでしょうがバカなんです。タイムリープは結局ね、よくわからないままでした。他の人の映画感想とか読むと「一度じゃ理解できなかった部分があるからまた見なきゃ!」とか書いてありますが、私としましては何回見てもわかる気がしません。だれか詳しい人に図に書いてもらわなきゃわかる気がしません。




などなど、残念な頭のせいでよくわからなかった部分も大いにあったのが残念ですが、今回のはあくまでも長篇のひとつって感じだったし、アニメ一話から今までの全体のストーリーとしては未消化感はんぱないので、まだまだやればいいと思います
まだまだやればいいと思います(二度言う



とりあえず私今日からコミックス派になるわ!今までは原作は読まずにアニメでのみ楽しんでいましたが、これからはアニメで終わった所からの続きを買うことにします(#^.^#)

そんでいつかさ、神楽ちゃんに彼氏ができちゃって星海坊主と銀ちゃんがどどどどどうしようってどどどどど動揺しまくるあの話もアニメでやればいいよ。
あとはさ、かぶき町のみんなが男女逆転しちゃってどどどどうしようってどどど動揺してるあの話もやればいいよ。←こいつら動揺してばっかだな











さて、最後になりましたが私、画像検索してて気づいたんですが、

神威と


デュオ、


なんかちょっとあれじゃないですか?

詰襟の黒い服、長い三つ編み、爽やかだけどちゃんと男っぽい声、ニコニコしてるとこ、

なんかちょっとあれじゃあないですか?





なんか似てるーー!と気づいてから神威が好きでどうしよう


私、デュオは
本人もガンダムパイロットという悲しく辛い生き方しかできずにいるのに、周りに振り回されて貧乏くじ引かされて、愛しのデスサイズも仲間だと思っていたトロワに破壊されて、でもやっぱりトロワは大事な仲間で、おおらかで優しくて、なによりデュオ本人の強い心によって作られる前向きな所がもう好きで好きでたまらないのですが

そういう、中身的なものについてなにひとつ共通点がない様に思える神威くんと見てくれが多少にているからって理由で神威くんから目が離せませんつらい




以下、デュオへの愛が一生続きそうなので終わり!

さんまのまんま→君に届け

2010-09-26 13:58:24 | 映画♪
さっきのさんまのまんまが面白すぎた!!!!

ゲストは三浦春馬くん

この人こんなに面白い子だったんですね。てかさんまが上手に引き出してるのかな?春馬くん凄く自由すぎるトークでした(笑)何この子可愛いな!あとさんまって優しいなー。


ずっとケラケラ笑ってたから、点滴の交換に来た看護婦さんにも笑い声を聞かれてたらしく、看護婦さん部屋入る時めっちゃニヤニヤしてました(笑)






さて、三浦春馬くんといったら映画「君に届け」ですね

良いよねこれ。最高だよね。

私はアニメで観てたんだけど、やってたのがちょうど妊娠初期だったから、
つわりに泣きながら、それでも観たくて観たくて観たくて、でもつわりがつらすぎてどうやってもテレビを観れなかったから、一番酷かった時期は主人に代わりに観させてベッドであらすじと感想を述べさせるくらいにハマってました






だってね、これがね~…とにかくね~…素晴らしかったんだよ。なにが素晴らしかったって









とにかく一話が素晴らしかった





正直、一話の衝撃だけでもう完全に持ってかれて、続きにもハマったって感じでした。
一話の一番最後のあの、「君に、届け」のセリフ





号泣





本当に号泣でした。あのシーンだけで、エンディング曲中ずっと泣いてるくらいにがんがんに泣かされました。(CHARAの曲も良かったよね)





実は全話通して風早くんの爽やかっぷりにはちょっとうさんくささを感じていましたが(笑)
爽子の奥手っぷりはもどかしかったですが(笑)


ちずちゃんの失恋が可愛かったし、
それを見守ってきたリュウくんの恋が切なかったし、
なんだかんだピン先生もいいやつだったし、
なんといっても爽子の親友、ちずちゃんとやのちんが優しくて大好きだった。




と、

とにかくみんな素直で優しくて大好きだったんだよなー






(*^_^*)







まぁ…こんだけ褒めてあれだけど映画は観ないんだけどね!いいんだ私はアニメで完結してるから。



でも今日の三浦春馬くんが最高だったから宣伝だけしておきます(笑)映画「君に届け」、9月25日より爽やかに胸キュンに上映中です!

ほぼネタバレのないワンピース(つか殆ど私の妄想

2009-12-15 19:30:38 | 映画♪
世間では先日公開が始まったワンピースの映画が大旋風を巻起こしているようです。

「流行ってる」と聞くと祭りに参加したくなる私。しかし待て、私はワンピースを殆ど知らない(昔最初のほうだけジャンプでリアルタイムで読んでたけどそれも今は昔、既に前世紀のはなしである)







つうわけでTSUTAYAに行って1巻だけパラ見し


「………とりあえずキーパーソンはシャンクスなわけだ…なるほどな…シャンクスを目標にルフィ少年が海賊王になるまでを追った話…か。よし、いける!」←いけねえだろうよ






つうわけで映画みてきた^^以下ネタバレあり↓






































映画始まる前の予告とかの時間に流れたムービーに全部持ってかれたわwwwww!←ネタバレはしないようですwww



いや、私観たのTOHOなんだけどさ、なにこのムービー!なんなのこのムービー!



リス「ウシさんウシさん」
ウシ「あ?」
リス「ウシさんて闘牛じゃないすか」
ウシ「あー…まぁねー」
リス「やっぱアレすか?赤いものとか見ると興奮しちゃうんすか?」
ウシ「……………」
リス「……………すっすいません、やっぱこれは聞いちゃまずかったすか!」
ウシ「あー違う違う、違うってwww全然まずいとかそんなんじゃないからマジで。全然聞いちゃってくれていいからwww…たださ」
リス「………は…ぁの、」
ウシ「ただ、さ。………俺」
リス「は」
ウシ「………………全然興奮とかないんだよね、実際」
リス「そーなんすか!!!」
ウシ「うん。よくさ、赤い布?赤い布みたいなやつ目の前でヒラヒラさせられたりとかすんじゃん俺。でもさー、アレあん時笑い堪えてるからねマジで」
リス「そーだったんすか!」
ウシ「だけど、さ?目の前の闘牛士の人すげえ真顔だし?お客さんたくさん入ってるし?やっぱここは興奮しとかんとまずいよなーって話。」
リス「








みたいなやつが延々と続くのwww笑い死ぬわwwwww

これ観れただけでも、わざわざ徒歩2分の映画館まで足を運んだ甲斐があったね私ゃ












……………、








あ、ワンピースね。ワンピース。はいワンピース。






ワンピースね、



なんか怪鳥?とかわけわからん進化をとげた動物?とか、
誘拐されたお姫様(姫じゃないが)を助ける展開とか、
敵にユーモアあってイマイチ憎めないキャラなとことか、



え?

えと。

ワンピースのアニメっていつもこんな感じなの?だとしたらそりゃ人気でるわ。

勧善懲悪、大事な仲間と同じ夢をみる、必殺技を出す時に必殺技の名前を叫ぶ(笑)、キラキラしたものを信じていられる。そういう風に、王道を王道のまま貫ける作品を私は尊敬します。
シュールだったり謎が残ったまま終わるアニメが多くなって、しかもそういう作品が評価されがちな時代だからこそ、王道は凄いと思います。ごまかしが利かないからね。


本当にワクワクしながら観ました。最初から最後まで、ワクワクしながら、観ました。






うん!ワンピースは面白い!←今更すぎて泣けるわ







と、まぁニヤニヤしながら観ていた私ですが、なんとまぁチョッパーの可愛さよ




チョッパーの可愛さはガチ




登場シーンでなぜかのバスローブ姿wwwちきしょう勝負服かチョッパーwwww可愛さで私を殺す気かwwwにじみ出るその可愛さをいますぐ塞き止めろwwww出来るよなチョッパー?ダム作って塞き止められるよな?だってお前はビーバーだもんな?





チョッパー「ビーバーじゃねえし」









と、そんな感じでした←










あとサンジかっこいいな。レディの前ではメロメロなサンジがかっこいい。女子を守り救うサンジかっこいい。しかもイケメンである。←今更である。

サンジは女好きだから、ナミやロビンのピンチには目の色変えてアツくなるんだけど、サンジが本当にかっこいいなぁと私は思います。


いつも「ナミすわぁ~ん」とか「ロビンちゃぁ~ん」とか言いながら目ん玉ハートにしてるんですけど、


かっこいいんだ。





現代社会においては女性を「ちゃん」つけしたり、「女の子」呼ばわりしたりするのは女性蔑視だそうですが、自分が女の子扱いされて大切に守られて、ピンチの時は目の色変えて助けに来られるのとか、私はされたら嬉しいしされてるナミやロビンが羨ましいけどなぁ~

…と思うんですけどね。




と、ここまで書いて気付いた!


これが俗に言う「※ただしイケメンに限る」ってやつかwww!!!





早速やってみた↓


自分が女の子扱いされて大切に守られて、ピンチの時は目の色変えて助けに来られるのとか、私はされたら嬉しいしされてるナミやロビンが羨ましいけどなぁ~(※ただしイケメンに限る







な る ほ ど








と、そんな感じでした←








あ、つか何にもネタバレしてねえやww

だから最後に一個だけ言っておこう。







































シャンクスでねえーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーwwwwwww





せっかく…TSUTAYAでせっかく予習した私をどこまでコケにする気なんだちきしょう…予習ったってこちとら1巻しか読んでないんだってのに…。1巻からの流れからだと、勿論シャンクス出ると思うだろJK














そして入場時に貰った、ワンピース0巻を読んでみたら私がわざわざした予習以上の情報がたんまり詰め込まれていた\(^O^)/なんという無駄wwwTSUTAYA涙目


いや大丈夫、うん大丈夫、そういう無駄な時間が人生を面白くするんだ!















【今日のまとめ】



・銀河万丈さんが出てた

・銀河!銀河じゃないか!

・よしわかったわかった急かすな!叫ぶから!わかったから!わかった…ってば!




\(銀≧▽≦)\(≧▽≦凛)「ジーク!ジオン!ジーク!ジオン!」



・ここまでずっとワンピース褒めて来といてアレだが銀河さんの名前を発見した時が正直一番たぎった



・認めたくないものだn←やかましいわ
















終わりー!

容疑者Xの献身

2009-06-16 16:54:46 | 映画♪
「容疑者Xの献身」見てきました。

ガリレオのドラマもリアルタイムでは観ていなくて、こないだまでやってた再放送で観たんだけど、毎回同じパターンだなぁ、、、とか思っていました。

…じゃあなんで映画見に行ってるのか、という話ですがw


理由はただ一つ、数学者の話だからです。
福山が演じる湯川教授は物理学者でしたよね。

物理(笑)←笑うとこじゃない

いや、よく考えたら私、物理を学んだ記憶がほとんどないわぁ…掠った程度で知識全くなく、何が何やらでしたわ…。

しかし湯川と違って、
噂に聞く石神は、数学者だというではありませんか。


数学!は、学んだよね。うん当たり前だよね。ちなみに義務教育どまりの知識だよね。

でも…義務的にだが(笑)ちょっとは学んだからこそわかる、
数学と私がどれだけかけ離れた場所にいるか。





つうわけで。

イコール、最も尊敬しています。数学とか好きな人。





しかも、数学は理系のどの分野においても根底にある(ような気がする)から、
私の中では数学こそが「ザ・理系」なわけなんですね。

私が理系を尊敬して焦がれているのは紛れもない事実ですので、


まぁ、はずせませんよ、石神は。







というわけで、前フリが長いですが観てきたわけです。

そんか動機で観にいってるくらいだから、ストーリーその他にそんなに期待を持っていなかったんですよ。



だ  け  ど



どんだけよかったかを、一体どうやって伝えたらいいんでしょうか。

とにかく切なくて、号泣です。




今までも映画や本で、散々切ない思いしてきたけど、
そういうのって大体、
作品から送られるメッセージを、無意識に自分の今までの経験や感情とかを絡ませたりして綯い交ぜになって、そこから生まれる切なさだったりしたから
頭の中でいろんなこと反芻してぐるぐる考えて、結構何日も切なさに振り回されたりするんだけど、


今回のこの映画は、そういうの関係なく見た瞬間にもう切なさに泣けた。

私の価値観やら、感情やら、そういう以前に
ただただ、目の前の二人に、泣けた。


ここまでストレートに、心臓の芯にダイレクトに刺さってくるような衝撃は、久しぶりです。





とにかく後半は泣きっぱなしですが、
私は、石神が天井を観ながら脳内で図形(四色問題)を繰り広げるところで涙腺が決壊しました。

「隣り同士が同じ色になっちゃいけない…」

あああああ泣ける…






そして、柴崎コウが歌う「最愛」

本編と歌詞に関連性がない普通の歌なのかとおもいきや…


まさにこの映画のための歌詞だったんですね。
きっと何年たっても、この曲を聴いたらこの映画を思い出す。

これこそが、映画音楽のあるべき姿なんですよね。


本当に曲が内容とリンクしすぎていて、エンドロールで曲が流れてきたときは、びっくりするくらい泣きました。








観てから何日もたっているのに、
不意に悲しくなってボロボロ泣いてしまう。






優しい人がいるんじゃない

優しくしたくなる相手がいるだけなんだ


ブレイブストーリー

2007-05-07 21:02:33 | 映画♪
『龍は眠る』で号泣しその後も読書熱に火がつき、『理由』であまりのつまらなさにテンション下がりまくり、もうどういう評価が正しいのやら 

それが宮部みゆき





つまり、宮部みゆきはその2つの作品しか読んだことがないわけでした、私。


だから自他共に認める「ゲーマー宮部」のファンタジー『ブレイブストーリー』も、未読のままでした(本、うちにあったのに)。


で、なにやら知らないうちに映画化されていた『ブレイブ~』が、本日地上波初登場、ということで

観てみました。




。。。




う~~~ん…、、ゲーマー宮部。

もうあからさまにRPGっす。


つまりどんな感じかというと、うん、本当にRPGやっているかのような気分。




更に詳しく説明すると、
その内容は「ドラクエというよりFF」

みたいな。




ちなみに私的ドラクエとFFの差異は、


主人公がただがむしゃらに頑張ってなんか馬車やら棺桶やら引き連れてるのがドラクエ、

それぞれ心に傷とか抱えた訳ありな仲間たちが何やら頑張る(特に主役の心の闇は計り知れない)のがFF(共に偏った解釈)

なわけですがね。




ん?なんか文句ある?








・・・いや、しかし意外に…、
思ってた以上に、

重い・・・重いぞ…心の闇が。
重いぞブレイブストーリー。

う~ん…なんともクラウド度高め(←クラウド:FF史上最もネガティブな悩める人)。笑


・・・とまぁ、
そんなこと論じてるうちに、おーおーワタルったら己と闘いはじめたよ。
葛藤と言うやつですね。あからさまに重い感じがよく出てるのではないかと。




と、なんだかよく分からない文章に埋め尽くされているわけでありますが



……でも、普通に映像とかもFFぽいのよ。


うんうんそうそうこんな感じだよなぁ~なんて感想を持ちつつ、

あ~なんかFF9がやりたくなってきたぞ、ビビに会いたいぞ、
とか言っちゃう私は







うーん……、ゲーマー。


。。。



いやはや、
わかる人にしかわからない上、わかる人にもわかりづらいという、この上なく不親切極まりない文章ですね。









せめてもの罪滅ぼしに、最後はちょっとだけ一般向けな文章で締めていきたいと思います。


もののけ姫のエボシ様みたいな人が出てきたり、
ロードオブザリングの白い魔法使い(悪者のほう)観たいなヤツが出てきたりと、
なかなかつっこみどころも満載ですよ(←……一般向け?)。



しかし中でも最もアツくつっこみを入れたいのは、




父ちゃんさぁ……


「欲しかった新車を何度も我慢して、(中略)…なのに誰も私に優しくない!!!」

って…



おい。

それが離婚の理由かよ。



こんな奴のために妻がガス自殺未遂したのかと思うと苛立ちを隠しきれないね!!




父ちゃんよぁ・・・




この腐った大人がぁ~~~!!!

がぁ~~…

がぁ~……

……









と世知辛い感じのエコーを残しつつ、


いっちょ読んでみますか、ブレイブストーリー。


いや、それともむしろここはFF9を再度プレイすべきなのか?!!

・・・まぁやり始めたら間違いなく、ビビが悲しくて愛しくて泣いちゃうんだけどね!!(病気)


そんな私のパーティはビビ・エーコは外せない(余談だが重要)

神童

2007-04-11 00:18:08 | 映画♪
松山ケンイチの映画「神童」で、ケンイチさんが弾く曲って、
私がこの世で1番好きな曲なんです。

すうっごい、嬉しいです。
鳥肌立ちまくりなくらい好きな曲なのです。

もし時間があったら、みなさま、映画ぜひ見に行ってください。
本当に、本当に素晴らしい曲です。

ベートーベンソナタ「熱情」

神童 YOU TUBE

ウォルター少年と夏の休日

2006-07-28 21:29:33 | 映画♪
めぐり合いってあるんですね。


何の気なしにテレビをつけたらやっていたのよね、これ。



これが・・・




以前観た、千夜一夜物語以来の衝撃。

ショッキングでした。






わはは~~っ。


面白すぎる(≧▽≦)






インディージョーンズとロビン・フッドとアリババとある意味ライオンキングの融合!
西部劇ぽいのになぜかアラビアン。
更に犬が可愛いし。




なによりなにより




・・・・いゃあ~読めない展開だなぁ(笑)



しかもラストは紅の豚(飛行機)←笑





いゃしかし…
感動のラスト!というのはちと看板に偽りありの感も否めない感じでしたが、でも何気に泣けたし。
ラストはさわやかだし。

だから、とてもとてもよかったのです。

この手の作品が案外すきで、でもこういうのってあんまりめぐり合わないから、
今回出会えてよかったなって感じます。

深いB級でした。←褒めてる(笑)





・・・・あ~なんだか千夜一夜物語が観たくなってしまったぁ~~おもしろいんだアレも。

B級大作で(笑)

パイレーツオブカリビアン

2006-07-18 19:29:09 | 映画♪
見てきました!!!
パイレーツ!!!!!

もうもうもう・・・なんなのかこの面白さは!!!( ≧∇)ノ"
笑ったよ。
笑ったよーーー。。。

前回もそう感じましたが、今回は更に・・・

ディズニーらしい(笑)



最近のディズニーのアニメは勧善懲悪じゃないし(ディズニーは、勧善懲悪だけど敵も憎めない・・・っていうのがいいところです)
なんだかなぁ・・・とかんじていたのですが、
このパイレーツ。
見事なまでに『ディズニー節』です。





どのシーンもかなり楽しいですが、エリザベスの

「あんたたちそれでも大人なの?」←しかも石投げながら言う

に、名セリフ大賞をささげたいと思います。
この映画・・・まさにその一言に尽きる。(笑)




あとは、何といっても相変わらずキャラクターに魅力タップリ。
言わずもがなではありますが、超お勧めなのです。


あ、まだ観ていない方。
エンドロールは最後まで観ましょう。
今回も大半の人はエンドロール観ないで出て行ってましたが、大損です!!!

前作もそうでしたが、前作を上回る面白さ(っていうか前回は別に面白くは無かったけど)の、エンドロール後(笑)!


エンドロールと言えば、陽気なギャングが地球を回す、もエンドロール後面白かったな(*^^*)


ということで、パイレーツは是非、大スクリーンに足を運んでくださいね(*^^*)
しかし本当に、ジョニーデップはこういうの似合うなぁ・・・。
と、つくづく感じた、『妹の恋人』のジョニーが好きな私なのでした。