エルエルラボブログ

広島の不動産に関わる出来事や、思っていること、その他もろもろ適当に書いていく予定です。

政治家を育てるということ

2013年04月05日 | 政治
昨日何気なくTVをつけたら池上彰の特番をやってました。
憲法改正や日米安保などについて、歴史を振り返りながら
分かりやすく解説していました。

池上さんの番組に共通して言えるのは様々な問題について、
いろいろな立場からの考え方、選択肢を紹介するけれども
決して軽々しく自分の意見を断定的に言ったりはしない。
視聴者自身が考える手助けをしています。
報道ジャーナリストとして自分の立ち位置を
よく考えている気がします。
億万長者なのに庶民ぶって怒ったふりをしたり、
陳腐な意見をやたらもったいぶってしゃべったりする
某司会者たちとは大違いです。

番組の中では日本に優秀な政治家が育たない要因の一つとして、
マスコミの追及力の甘さを指摘していました。
政局ばかりを報道して、政策の議論を深めるような
報道ができていないというのです。

確かに朝と夕方のTVニュースでは政治に限らず、
どの民放も全く同じニュースを全く同じ切り口で
報道している。順番や尺まで一緒だったりします。
その日起こった出来事の中から、何を取り上げるかが
全局一緒なんてちょっと考えられない。
各局の記者は何をしているのか、どうしてこういった
放送内容になってしまうのか実に不思議です。

日本に比べてアメリカでは大統領選挙の制度が
大統領を育てるのだと言っていました。
各党の候補者選びからスタートして、
約1年もの期間、様々な政策論争で人目にさらされ
厳しい追及を受ける中で、大統領にふさわしい
政治家に育っていくというのです。

なるほどなあ。日本だったらせいぜい「TVタックル」の
ようなバラエティ番組だもんなあ。
しかもお互い意見を言いっぱなしで、全然議論になってないし・・・。
日米の政治力は雲泥の差で、外交交渉では絶対負ける
という気がします。





エルエルラボのホームページはこちら

広島市 西区の不動産売買ならエルエルラボへ http://www.ll-lab.com/index.html