整体院フィジカル・Laboマイオ(筋肉)チューニング(整える)アプローチでの筋肉由来の不調の原因を改善します。

健康増進に役立つ情報・お知らせ・その他いろいろ更新していきます。
ご質問にもお答えします。

野球肩

2017年12月20日 | 肩の痛み
「野球肩」

少年野球からプロ野球まで、日本人は野球大好きですよね
私は体育の授業くらいでしかやっていませんが、見るのは結構好きです。

ただ、少年野球のピッチャーの肩、肘の怪我が多すぎるのが非常に気になります。


一番の原因は「投げ過ぎ」だとは思うのですが
特に小中学生ですが、間違った投げ方というのも多い気がします


「甲子園で予選から一人で投げぬいて優勝しました」
なんてのをテレビがドラマチックに取り上げるのが、、、、、

一昔前の
「野球漫画の主人公は4番ピッチャーキャプテン」、、、、、

愚痴になってしまうので止めておきます。



では野球肩の症状からおさらいです。

・指からボールが離れる瞬間が痛い
・ボールを持って投げたときだけ痛い。(シャドウピッチングなら大丈夫)
・キャッチボールは大丈夫だけど、全力で投げると痛い
・練習中は大丈夫だけど、練習が終わったあと痛い
・肩の関節の奥の方が痛い
・押すと痛い。
・肩甲骨を寄せると内側が痛い
・腕を上げるだけでも痛いときがある
・腕を振り上げた時に痛い(トップの位置)
・痛みはないけど、手が上がらない、力が入らない
・肩が抜けたような感じがすると共にシビレが出る
・投げ始めは痛いけど、投げていると痛みがなくなる(逆もありますね)


こんなところでしょうか?


なかなか良くならない一番の原因は
野球に限ったことではありませんが。選手の「休めない」という強迫観念といっても差し支えないレベルの感情でしょうね


特に部活動だと、
「みんなに悪い」「監督に怒られる」「レギュラーから外される」
などなど色々な思いがあります。


怪我の原因の大半は、選手本人の問題というより指導者に問題がある場合が多いですね
学校の先生に専門的な指導を要求するのも酷だとは思いますが
毎日ではなくとも、外部の専門の指導者に定期的に確認してもらうということは必要だと思います。

一般論や学問としての知識ではなく「その子」に「今必要なこと」は、そのスポーツの知識と経験だけではどうしようもありません。



前置きが長くなりましたが、投球動作のおさらいです。

プロ野球選手の投球動作を見てみましょう




緑が体幹
青が肩甲棘という肩甲骨のラインを背骨まで伸ばしたもの
赤が上腕骨


黄色の枠が終期コッキング期~加速期(リリース)まで


知っている方も多いと思いますが

黄色の枠の範囲では
「上腕骨の角度は体感に対して90°~120°程度」
「肩関節(肩甲上腕関節)は動かない‼」
ということが非常に重要です。

イメージだとこれですね

持ちてが体幹・紐が腕


怪我をしてくる選手の多くは「肩を使いすぎ」という感じがします。
肩回りの筋トレや柔軟性はもちろん必要ですが
体の回転運動の基になる「下半身と体感の強化と使い方」
これに付きますね。


フォームの修正に関しては
「分かっていても上手くいかない」
「癖(無意識)なのでどう直していいか分からない」
という場合がほとんどです


小学生向けの練習なのですが、私がおすすめするのは「フリスビーでの遠投」です


投げ方やコントロールの練習はこのページが非常にわかりやすかったのでご参照ください
https://www.wikihow.jp/%E3%83%95%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%93%E3%83%BC%E3%82%92%E6%8A%95%E3%81%92%E3%82%8B


踏み込み~体感の回転をきれいに行えないと、フリスビーはまともに飛びません。
出来ることなら利き手だけではなく、両方の手で練習してほしいですね。

近い距離から初めて、慣れてきたら徐々に距離を広げてください。
投球練習のウォーミングアップに行っていただくと、自然にフォームが強制されていきます。


今回は投球動作のおさらいだけですが、
次回は、野球肩の原因と改善方法を書いていきます。


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肩関節周囲炎とは?

2017年12月08日 | 肩・頚からの症状
「肩が痛い」

といって、整形外科に行くと

・肩関節周囲炎
・五十肩
・インピンジメント症候群


などなどと診断されることがよくあります。

この3つはハッキリ言って診断名ではありません。

熱が出て内科に行ったら
「風邪ですね、薬出しておくのでユックリ休んでください」
と言われているのと一緒です。


レントゲン上問題ないから「痛み止めの薬と注射、湿布と電気治療で様子を見る」だけでは治るものも治りません。


ただ、風邪と一緒で痛めてしまった場所を使わないように安静にしていると、
「気が付くと良くなっている」
という方が多いですね。

ただ、これが曲者で
何割かの方は使わないでそっとしておいた結果「悪化」します。



使わないことでおこる廃用症候群によって
・筋力の低下
・筋肉が固くなる
・筋肉が収縮しなくなる
・かばうことによる他の筋肉への負担の増加

などが起こってしまいます。



今回取り上げる方は赤印の部分に痛みがありました。


整形外科や接骨院に何件も行ったそうですが、
「五十肩ですね」
といわれて、注射と電気治療だけだったようです。


今回の原因は棘下筋と小円筋にありました



腫れて痛みがあり、筋肉の収縮もほとんど感じられない状態でした。
施術で動きと痛みはかなり改善しましたが、まだまだ筋肉の動きが弱弱しいので少し時間がかかりそうです。
残念ながら1回では終わりませんでした。


肩の痛みは色々な原因が考えられますが
一般的に「肩関節」と呼ばれる「肩甲上腕関節」に問題がある場合、
「内線(左)」「外旋(みぎ)」という動きを調べると分かりやすいですね。



この動きに問題がある場合は
「肩腱板筋」(ローテータカフ)と呼ばれる筋か関節の構造自体に問題がある場合がほとんどです。

関節の構造自体に問題がある場合
これは、関節の石灰化や関節唇損傷といった、手術の適応になる場合が多いので、整形外科医の領分です。

筋肉に問題がある場合
単純に損傷している場合もありますが、ほとんどはうまく動いていない場合が多いですね。


この症状は「筋肉の専門家」である私の領分です。


肩の痛みの原因は非常に多いので、
一番大切で大変なのは原因を特定するところです。

肩の症状でお悩みの方がいましたらご連絡ください。

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