ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)とグラナダ・ホームズを語る
グラナダ(NHK)版ホームズの鑑賞日記とホームズ役ジェレミー・ブレットに関する情報を発信していきます
 



今日は、リッチモンド・パークをご紹介します♪

RMさんから、「リンダさんと車で訪れたことがあるそうです」と伺い、
ジェレミーが行ったとこなら行きたい!と、ロンドン郊外になりますが帰国前に訪れてきました。
その時のレポートです。

イギリスの夏のカントリー・サイドをお楽しみ下さい♪






こちらが、ロンドン郊外リッチモンドにあるリッチモンド・パーク。
ロンドンのウォータールー駅から20分ほどでリッチモンド駅に着き、そこからバスで10分ほど。

ジェレミーの晩年、最後の同居人のリンダさんとこの公園をよく訪れていたらしいのです。
そう聞いたら、帰国前にどうしても行っておかなければ!









このリッチモンド・パークは、広大な敷地の公園です。
このように、もう見渡す限りの緑。
公園には、シカも生息していて、ジェレミーもシカを見たに違いありません。
残念ながら、私は見ることが出来ませんでしたが。








公園と言うより、森ですので、とても全ての敷地を回れそうにありません。
とりあえず高台に登ってきました。









こんな可愛いおとぎ話に出てくるような家を見つけたり、










美しい花壇があったり、











背景には、素晴らしい景色。
本当になんてイギリスは、美しい国なんでしょう!

ジェレミーは晩年に何度か、この公園の周りをドライブに来たことがあるそうです。
そしてドライブの後は、コーヒー・ショップでコーヒーを。
ジェレミーの家の前の公園、クラパム・コモンも素晴らしい公園ですが、ここのスケールは圧倒的。
ジェレミーがここに来たくなる理由がわかります。








こちらのお屋敷は、カフェになってます。
このカフェの前には駐車場がありますので、ジェレミーもドライブの途中にこのカフェに寄ったことがあるかもしれません!









この日、こちらでは結婚式のパーティが。
華やかでいいですね。
イギリスの夏の午後、披露宴パーティにはぴったりです。








カフェの中に入ってみました。
高台にあるので、素晴らしい眺めです。
何度もこの公園をドライブに来ているなら、きっとこの素敵な立地でお茶をしていたに違いありません♪

ジェレミーが訪れたことのある公園に、私も散歩できる幸せ。
ジェレミーは何を想って、この公園を散歩していたんでしょうか。
晩年といえば、病に冒され、心身ともにかなり辛い状況であったはず。
(その中でも、希望を失わず、頑張っていたんですが)
きっと、この公園、緑、空、そしてシカなどの動物が、ジェレミーの心を癒してくれたと思います。








カフェのオープン・エア部分。
ここからも、もちろん素敵な景色が見えます♪

ここで、リンダさんとお茶していたかもしれませんね。
温かいコーヒー(ジェレミーは外ではコーヒーが多かったみたいです)と緑が、ジェレミーを優しく包んでくれていたと思います

ジェレミーの晩年を思うと、もしかしたら、最後には郊外に旅行にでかけることも、難しい状況だったかもしれません。
声が弱々しいこともありましたし。
故郷のバークスウエルまで戻れなかったかもしれませんが、こちらの公園を見たら擬似的に郊外感が味わえます。
そこで、この公園にジェレミーは何度かドライブに出かけたのかもしれません。
この公園にいると、湖水地方のような郊外感が味わえますから。

イギリスは緑が豊かで、本当に心癒されます。
ロンドンに住んだとき、「どうしてみんな、こんなに心穏やかなんだろう。日本は今、不況でギスギスしている人も多い。なのに、どうして、こちらは人に優しく、マナーが良い人が多いのか」と思って不思議でしたが、
住んでみると、イギリスの緑がささくれだった心を癒してくれるのが、よく分かります。
イライラしていたって、公園を通ると、緑溢れ、鳥が囀り(ロンドンは本当に鳥が多いです!)、リスが可愛く飛び跳ねる様子が見れます。
そして公園でリセットされて、気持ちが優しくなるんですよね。

ジェレミーの心を、きっとこの公園が癒してくれたに違いない。
そう思って、この公園を後にしました・・・。





帰国前でしたが、こちらの公園を訪れて良かったです。
やはり、百聞は一見にしかず、ですからねー。

それにしても、イギリスにいた間、RMさんからの後方支援で、滞在が充実したものになりました。
こちらの情報も、リンダさんの本に、
「On other days, they would set off in the car to visit Richmond Park in Surrey. They both enjoyed the slow drive around the park and took great delight in spotting the deer that roamed there freely. Afterwards they would find a little coffee shop, settle in at a table.」と書いてありました。
と、ページ数まで教えて頂きました。
本当に感謝しております、有り難うございました

今週は、ちょっと更新遅れてしまいました、すいません。
母が入院とかしていて、病院に毎日行ったりで、なかなか時間が作れず。(もう退院しましたが、検査入院です)

そういえば、「カモメ島殺人事件」が、ご覧になりましたか?
スカパーに加入しようとしたら、15日間お試しキャンペーンがやっていて、そのキャンぺーンにうまく乗れて、無料で見れました(笑)
お金持ちのダンディーなおじ様役なのですが、ホームズの時と違って、ちゃんと悪役の顔になってるんですよね、さすがプロです。
水着姿と白いスーツ姿が、とっても魅力的でしたよ♪

では、また来週ー。

りえ



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コメント
 
 
 
ステキな写真を有り難うございます (MEG)
2010-12-14 22:14:03
 いろいろとお忙しい中、ステキな写真を更新して下さり、有り難うございます。

 ジェレミーの姿を写真の一枚一枚に当てはめ、眺めておりました。・・・ふふ 

 イギリスには一度も行ったことは無いけれど、公園にたたずむジェレミーを鮮やかに想像(…妄想?)することができました。
 晩年の、健康状態の良くない彼を想像するのは苦しいけど、彼がこの公園を訪れて、心穏やかに自然を楽しんでいたのだなと思うと、安心できました。

 いつもいつも、更新を楽しみにしています。年末の忙しい時期ですが、りえ様もご自愛下さい。
 
 
 
ステキですね~ (bonchan)
2010-12-15 15:04:34
イギリスはどこもステキですね!写真を見ているだけでほんとなごみます。花も美しく手入れされていて・・・私の庭と大違い(笑)こういう景色を見て、ジェレミーはどんなことを思い巡らせたのでしょうね。イスにゆったりと腰掛けて、鳥や草木に少し微笑むジェレミーが想像出来ちゃいました♪病の苦しさから開放されるひと時だったんだなと思いました。
晩年のジェレミーを思うとちょっと辛いけど、この公園の写真を見て、幸せだったんだろうな・・・と思いました。
とても素晴らしい写真をありがとうございます。
写真一枚一枚でこんなにもタイムスリップ(笑)
「あっ!ほらそこにジェレミーが・・・」と言いたくなるほどです。日本は、古いものを壊すけど、古いものを大切にするイギリスだからこそ、その当時のことを、今でもすーっと想像出来ちゃうんでしょうね・・・。


今年も残りわずかと迫ってきていますが、お体を大切になさってくださいね。

 
 
 
こんなに広い公園だったのですね。 (RM)
2010-12-18 21:09:19
私もお二人と、そしてりえさんと同じ気持ちです。ジェレミーがこの美しい公園で心おだやかに自然を楽しんだのだろうと思って、うれしい気持ちになりました。

後方支援、と言って下さってうれしいです。りえさんがイギリスにいらっしゃる間、私のこころの何分の一かはいつも、まだ見ぬイギリスに飛んでいたように思います。そして不思議なほどのタイミングで、ジェレミーに関わる情報が飛び込んできました。私にとっても夢のような、不思議な1年間でした。

今、りえさんのこころは、イギリスにいつでも飛んでいけるのでしょうね!
 
 
 
コメント有難うございます♪ (りえ)
2011-01-05 01:01:23
>MEGさんへ

「公園にたたずむジェレミーを鮮やかに想像」して下さったんですね、嬉しいです♪
私も最後にここに行けて、良かったと思っています。
ここの緑が、ジェレミーの心を癒したに違いない、って実感できましたもの。
暗い影がさす晩年でしたが、ちゃんと光もあったんだって思えて嬉しいです
今年も、色々お話してくださいね、よろしくお願いします♪


>bonchanさんへ

本当にイギリスは、素敵なところですよねー
私も、写真を見返して、うっとりしました。
どうしてこんなにも、美的感覚が日本とは違うのでしょうか、羨まし過ぎます。
そういえば、bonchanさんもお庭をお持ちなんですね、素敵!!
イングリッシュ・ガーデンの雰囲気を取り入れたりなんて、いかがでしょう?

今年も、よろしくお願いしますね!


>RMさんへ

RMさんのおかげで、こちらの公園にも行けました、本当に言葉に出来ないほど、色々と有り難うございます!
私も、まだ見ぬRMさんとイギリスを散歩している気でいました。
一人であちこち歩いていても、「RMさんならこの気持ちを分かってくれるはず」なんて勝手に思っていました
去年は、色々と不思議な年でしたね。

今年も、色々あるんじゃないかと、わくわくしています。
またジェレミー話に花を咲かせたいですね♪
 
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