心にしみる写真が撮りたい～

一眼レフにハマッテいますが、何かを訴える写真を撮るって難しい。

私は学生時代に、プロ・カメラマンがフィルムを持ち込むPHOTO STUDIOで、フィルム整理のバイトをしてたので、実はキレイな写真をたくさん目にする機会がありました。それで目が肥えているかというと、そういうわけでも無く・・・。
その頃は作業に翻弄されてじっくり眺める時間が少なかったのが、残念でなりません～。

そこは、写真好きなワンマンの社長さんが切り盛りしている小さな会社で、スキーや山や写真が好きな若い人たちが沸き合い合いと働いていました。
北海道の観光用ポスターとかイベントの広告用の写真を探しに、業者さんが出入りしてました。残念ながらその後のバブル崩壊でお店は無くなってしまったようですが・・・。

PHOTO STUDIOのあった場所は北海道の中心、札幌の大通り。
富良野だの、美瑛だの、雪景色だの、草原だの、野生動物たち、本当に大自然～ってかんじの写真が、北海道在住のカメラマンからいっぱい持ち込まれていました。結構有名な人もそういえばいたっけ・・

私の仕事は、フィルム時代ならではの、フィルムの保護＆整理のためのカード化作業。スキャナーが本格的に導入される前だったので、本当に生フィルムを扱ってました。
カメラマンが使うフィルムは３５mmじゃなくって、ほとんどが４＊６インチとかのポスターなどへ引き伸ばし用のどデカサイズで、発色の良いスライド用？で、ライトに透かして見ても、とってもキレイなのです。
箱いっぱい持ち込まれた現像済みのフィルムを、１まいづつ丁寧に、フィルムに傷が付いていないか確認し、汚れが付いていたらクリーニング液で洗う。
フィルムのホコリを空気で飛ばして掃除してから、透明フィルムでサンドし、厚紙のカード型枠で押さえ、ローラーで押して「カード状」にラッピングし、ナンバリングとタイトル・カメラマン名を書いて、引き出しにしまうという地味な作業。
確かラッピングまでが１枚８円、タイトル書きが7円位・・とかいう出来高制だったので、ものすごいスピードで作業してました。

当時の北海道のバイトの時給は結構低くて、学生さんの一般的な時給は５００円位だったかな。（当時のマックのバイトが３１０円から開始だったのを覚えている。。。）
だから、ここはスピードアップすると７００円位になったので、楽しかったし条件は良かったし、バイトは一人で作業が速いこともあって可愛がってもらい、大学卒業までずっといました。

北海道は、自転車でもバイクでもいっぱい走ったし、写真もたくさん撮ったから、今でも北海道の写真には妙に反応してしまう。

何か写真のヒントにならないかなあ、といくつか本も探してはいる。
「撮りたいものを、よく考えて、どう撮るか」と撮る心に重点を置いた、ナショジオの本は見てても楽しい。

ナショナルジオグラフィック プロの撮り方 旅行写真 日経ナショナルジオグラフィック社 このアイテムの詳細を見る

構図に悩んだから、こんなのも買ってみたけど、確かになるほどと思う反面、やはり、撮りたい心が伴わないと響かないな～。

構図で決めよう!上手な写真の狙い方―15の被写体別で構図の基本がわかる! 学研 このアイテムの詳細を見る

そして、レンズも調べるほど、欲しいものがいっぱい～。
最近は、昔はザウルス絡みでウンチクたれていた北海道在住CommAさんの所に遊びに行って、目と心の保養してます。
写真って、やっぱコダワリのある人じゃないとビシッと決められないのかな～。（すみません、けなしているような書き方になっちゃいましたが、いつもコダワリには感服しておりますよ、CommAさん）。

ワンコや子供の生きた表情や、キレイな風景、ちょっとしたショット、なんかハッとする写真を撮りたい～