多磨農協脅迫事件 三億事件犯人の指定ルート（3）

こうして、三億円事件犯人による、ルート指定地図をみると、結局、多磨農協から、中央自動車道あたりまで、南下し、調布インターチェンジまで、走行、甲州街道を西へ向かい、途中、再度、中央自動車道、また、再度、調布インターチェンジまで、そして、新宿、という行程。
おおよそ、30kmぐらいだろうか。時速は、20km、ということなので、時間は、1時間30分。実際は、2時間以上、だったはず。
そこから、多磨農協へ、戻ってくるとすれば、たいてい、9時過ぎに、出発しているので、昼頃。
このように、「出発時間」、「時速」、行程、つまり、「距離」、が、設定されているとすれば、三億円事件犯人に、必要だったのは、特定の、「時間」だったはずだ。
行程、というのは、おそらく、辺鄙な場所、として、ここらへんしか、思いつかなかった、ということだろう。
思いつかなかった、というと、いくつか、選択の余地が、あったかのようだが、そのような、条件を備える場所、三億円事件犯人にとっては、ひとつぐらいしか、ないと思える。
ということで、三億円事件犯人による、ルート指定地図、最後の行程を、歩いてみる。
（2013年6月記）