5月14日、 英国立統計局(ONS)が発表した1─3月の賃金上昇率はボーナスを除くベースで前年同期比6.0%と、市場予想を上回った。ロンドンで2023年10月撮影(2024年 ロイター
[ロンドン 24日 ロイター]
英金融街シティの自治体「シティ・オブ・ロンドン・コーポレーション」が24日発表した世界の金融センター調査では、ロンドンが首位を維持し、昨年に同点首位だったニューヨークは2位に下がった。
調査は各金融センターを5つの主要競争分野にわたる101の指標で評価した。
ロンドンは、上場の魅力を高めたり、年金基金を成長企業に振り向けたりする改革が評価されて首位を維持。
だが運用資産総額が減少した上、外国企業の上場も減ったため、競争力全体の評点は前年の60から59に下がった。
シティ・オブ・ロンドンは、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)と新型コロナウイルスのパンデミックによる企業活動のボトルネックが解消されるとともに、規制の効率性と移民政策、労働者の職場復帰がロンドンの事業環境を改善させたと指摘。
「ロンドンは資本市場の活動と運用資産総額が減少したが、持続可能な金融と人材、スキルの両面で首位だった」と説明した。
日経記事2024.01.24より引用