【ロンドン時事】
英国訪問中の天皇陛下は２６日夜（日本時間２７日未明）、ロンドンの金融街「シティー」の代表らが主催した夕食会に出席された。
夕食会はシティーにあるギルドホールで開かれ、チャールズ国王の弟エドワード王子のほか、企業の代表や文化人ら約６５０人が参加。
英語であいさつした天皇陛下は、英留学時代に現金の扱いに慣れず、コインが財布からこぼれ落ちてしまい、周りにいた人たちに拾ってもらった思い出を明かし、周囲の笑いを誘った。
陛下は、日英の経済関係は深化を続け、「人類が直面する課題に対する解を生み出す取り組みにまで進展しています」と指摘。
今回の訪問を通じて「両国の人々が、友好親善の絆を再確認するとともに、人類共通の課題の解決のためのリーダーシップを次世代へとつないでいく機会となれば」と述べた。
陛下は、今回の訪英中に贈られたガーター勲章を着けて出席した。
ギルドホールで開かれた夕食会であいさつされる天皇陛下＝２６日、ロンドン（代表撮影・時事）
ギルドホールに到着し、夕食会に向かわれる天皇陛下と「ロード・メイヤー」（シティーの代表）夫妻、エドワード王子＝２６日、ロンドン（代表撮影・時事）
時事通信記事2024.06.27より引用
