ロシア石油大手ロスネフチの製油所で火災が発生した(25日)=ロイター
ロシア南部クラスノダール地方にあるロシア石油大手ロスネフチの製油所で24日深夜から25日未明に火災が発生した。
ロシア通信などが伝えた。同国メディア「マッシュ」によると、製油所に飛来したウクライナの無人機3機が迎撃され、2機は黒海に落ちたが、1機が敷地内に墜落した。
ウクライナメディアは25日、ウクライナ保安局(SBU)が製油所に特別作戦を実施したとの当局者の話を伝えた。製油所はロシア軍が補給に使用していたという。
製油所は黒海沿いのトゥアプセにある。同地方のソチ空港は同じ時間帯に無人機攻撃に備え、厳戒態勢を取った。火災は25日未明に鎮火した。
ロシア北西部レニングラード州では21日、ウスチルガ港にある天然ガス大手ノバテクの燃料生産設備で火災が発生。ウクライナメディアはSBUの無人機攻撃だと報じた。
ウクライナ東部ドネツク州の知事は24日、ロシア軍が同州の都市ゴルニャクの住宅などをミサイル攻撃し、少なくとも2人が死亡、8人が負傷したと発表した。2棟の集合住宅と家屋43軒が損傷したとした。
ウクライナ軍は25日、南部オデッサ州などでロシア軍の無人機計11機を迎撃したと伝えた。州都オデッサで破片が住宅に落下し、6人が負傷した。(共同)
日経記事2024.01.25より引用