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ある牧師は、金婚式を祝うある夫妻について語った。 その夫は成功している結婚に秘密が何であるか尋ねられた。 その秘訣を老紳士である夫は、彼の妻、サラが、彼にとって、これまでもこれからも唯一無二の最愛の人であると語り始めた。 彼は孤児院で育っていて、彼が持つすべてのものは、彼が独自に努力して、勤勉に得てきたものだ、と言った。 まるでサラに彼の足がさらわれたかのように、彼が恋に落ちるのに、いくらも時間はかからなかったそうだ。 そして時を経ずして、彼はサラにプロボーズした。 結婚式の日に彼らが誓いを交わした後、サラの父親は新郎新婦を傍らに来させ、小さな贈り物を彼に渡した。 父親は、「この贈り物の中には、二人が末永く、幸せな結婚をするためにあなたが知るべきことがあります。」とだけ言った。 若き夫は、神経質にリボンをほどき、包み紙を開いていき、現れた箱を開けた。その中には、大きな金色の腕時計があった。細心の注意を払って彼はそれを手にとり、どんな知るべきことがこのギフトにあるのかと、綿密に調べると、時計の文字盤上に、賢明な文章が彫られていた。 彼がいつでも時間を確認するたび、それを読めるようになっていた。 。 。成功する結婚の秘密を握った言葉。 そこには「サラに何かいいことを言いなさい」と彫られていたのだった。
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夫と私が結婚した37年前、多くの助言をいただいた。ある人は、「相手と喧嘩をしたまま、あるいは怒りを抱いて、決してベッドにつかないこと」、またある人は、「毎日相手に愛していると何度でも言いなさい」、そしてある人は、「婚約中は、大きく目を見開いて相手について知ろうとしたでしょうが、結婚したら、今度は大きな心を持って、片目を閉じて、相手の欠点も含めて愛していくことですよ」と言った。それらの助言を忠実に行ってきたつもりだが、そこは生血の通う人間同士、火花こそちらしはしないが、不満は多少出てくる。 それでも就寝前には、それらをなるたけ(ここが微妙;”なるたけ”)解決し、翌朝までには持ち越さない努力は極力お互いしてきた。子供たちが結婚した時、私たち夫婦は、それと同じ助言をしたのは、それが真実有効な長続きのヒントだったからかもしれない。