4月13日(日)、八王子のJ:COMホールで第2回Biscuits吹奏楽団定期演奏会を聞いてきた。
Biscuitsとは食べ物のビスケットとそれぞれの文字のいわれがあるらしい。
例えばBはBlend(混ざる)で、最後のsはShine(輝く)だそうだ。
先日の由井吹奏楽団の演奏会でいただいたチラシで、行ってみたいと思っていた。
やはり素晴らしい演奏にもかかわらず、入場無料だった。
本番は13時30分だが、12時55分からプレコンサートがあると言うので、早めに会場入りした。
プレコンサートの曲目は、残念ながらパンフレットには記入されていなくて、アンケートには載っていたのだが、渡してしまったので曲目は思い出せない。
金管9重奏やプラスチックの筒(おもちゃの野球バット風)を4人が、30本くらい長さや色が様々なものを机の上で叩いてメロディーを演奏したのであった。長さで音程が変わる。文章では難しいが、感じがわかるかな?まるで小さなオーケストラだ。
13時30分から本番が始まった。最初はSymphonic Stageでコンサート・マーチ「テイク・オフ」、マーチ「プロヴァアンスの風」、日本民謡による幻想曲ー「砂山」の主題による、「吹奏楽のための第一組曲」を演奏。
「テイク・オフ」は1986年の吹奏楽コンクールの課題曲で建部知宏作曲、補作藤田玄播。
以前の吹奏楽で書いたが、藤田玄播は私が印章店を営んでいる時に、名刺の注文を受けて和紙でこしらえた人だ。
「砂山」は北原白秋作詞だが、作曲は山田耕筰と中山晋平と2曲ある。今回のは中山晋平の方だった。
第2部は、ジャズでまずはビリー・ストレイホーン作曲「A列車で行こう」、グレン・ミラー作曲「ムーンライト・セレナーデ」、ルイ・プリマ作曲「シング・シング・シング」でこれはみんな知っている曲だ。
演奏者の衣装も軽やかに、全員が前向きのジャズバンド風。カッコいい。
何と言っても私は「A列車で行こう」が好きだ。これも以前書いたが旅行先のホテルで夜、バイオリンのミニコンサートがあり、聞きに行ったときに終わってこの「A列車で行こう」をリクエストをしたぐらい好きな曲だ。
A列車とはニューヨーク市地下鉄A系統のことだそうだ。スイング感あふれるいい曲だ。
「ムーンライト・セレナーデ」は高校の吹奏楽の文化祭で演奏した。
その頃「グレンミラー物語」の映画のポスターが風呂屋に貼ってあって見たかったが、見そびれてしまった。そこで8年くらい前にDVDを買って見た。最後にグレンミラーが飛行機墜落事故で死ぬなんて、かわいそうだった。「茶色の小瓶」も好きな曲だ。
「シング・シング・シング」は矢張り乗るなー。ソロは前に出て来て演奏するが皆、上手い。
第3部は、ポップス・ステージで「リトル・マーメイド・メドレー」、「ジャパニーズ・グラフティXVアニメヒロイン・メドレー」、「千と千尋の神隠し」ハイライトだった。
「リトル・マーメイド」は「アンダー・ザ・シー」他、「千と千尋の神隠し」は6曲を演奏。
十分楽しめた演奏会だった。
終演後、ロビーに演奏者も出てきた。ユーフォニアムの演奏者に又も声をかけて以前、私も演奏していた旨を話した。
オーボエは難しい楽器であるが、見事にきれいに演奏していた。異国的な人だったので「どちらのご出身ですか?」と聞いてしまった。すると「タイです」と返事をされた。「とても上手かった」とほめた。
吹奏楽と言えば日本テレビの「笑ってコラえて」の吹奏楽の旅が時々ある。
主に高校生の常連の吹奏楽部の全国コンクールへの練習を聞かせて、本番まで取材している。
先日は八王子学園高校が東京都代表になり、ついに全国大会でも金賞を獲得する番組だった。
その後の高校3年生の卒業演奏会では、皆さん一生懸命に楽しく演奏していた。
先輩から後輩へと指揮者も引き継ぎ、各奏者とのお別れも感動的だった。高校生は出会いがあり、別れもある。短い時間だが青春っていいな。
期せずして別のチャンネルでも旭川市の2つの中学校の吹奏楽が放送されて、卒業後はほとんどの人が名門の旭川実業高校に進学するらしい。ただ2人は別の高校に進学するそうで、今後もその2人を追いかけて取材をするそうだ。