医療破壊・診療報酬制度・介護保険問題を考える

リハビリ診療報酬改定を考える会を中心とするメンバーのブログ。リハ打ち切り問題や医療破壊等に関する話題が中心。

単純な疑問

2007-09-11 13:00:02 | リハビリ打ち切り/医療破壊問題
リハビリを受けなければ長期的に機能を維持できない人が、週に1回のリハビリ(もちろん医療保険)を受けることで、他の日は仕事など社会活動ができている場合を考えて下さい。このような人は決して少なくありません。週に1回でなくても月に1回という人もいます。

今の制度では、この人は会社を辞めて、毎日介護保険施設に通所しなさいということになります。

これが社会復帰なんでしょうか?

介護保険を受けずに、医療保険でリハビリ「治療」を行いながら、仕事を続けることを、社会復帰と普通は考えるのですが。

それとも『社会復帰』という言葉は、厚労省辞書には『介護保険の利権の拡大』と書いてあるのですか?

通所リハ等の介護報酬を破綻限界値以上に増額しなければ、介護施設とそこにおける『リハビリ』の充実はあり得ないと思います。私どもは介護保険の破綻を心配申し上げているのです。コムスン問題は介護保険制度の終わりの始まりではないでしょうか?

維持期のリハビリを従来通り医療で実施するほど安上がりなことはありません。なのに、これを否定する理由は、『受診抑制』という狙いではないですか?

人間を上からしか見ない役人、制度の枠組みでしか策を考えられない役人・政治家。

なぜそのように型をはめることしか考えないのですか?

一人一人の人間の視点がなさすぎます。

はからずも病気になった一人の人間が、どうすれば質の高い医療を受けることができるか?

それを知るためには、目線を低くして下さい。

ある役人が私に質問しました。『リハビリ難民なんてどこにいるんですか?』

私は答えました。『あなたのような目線の人には見えないのでしょうね。』

難民・・・・迫害を受け流浪する民。

日本はいつからそんな国になったのですか?

臨床医D
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

誰が日本の医療を殺すのか―「医療崩壊」の知られざる真実

2007-09-07 15:45:35 | リハビリ打ち切り/医療破壊問題
誰が日本の医療を殺すのか―「医療崩壊」の知られざる真実 (新書y 180)
本田 宏
洋泉社

このアイテムの詳細を見る


https://www.cabrain.net/news/article.do?newsId=11787

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする