![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/23/442adf5a35d6309add8f2c1fc81dcd6b.jpg)
監督 クロエ・ジャオ
アメリカ・ネバダ州に暮らす60代の女性ファーン(フランシス・マクドーマンド)は、リーマンショックによる企業の倒産で住み慣れた家を失ってしまう。彼女はキャンピングカーに荷物を積み込み、車上生活をしながら過酷な季節労働の現場を渡り歩くことを余儀なくされる。現代の「ノマド(遊牧民)」として一日一日を必死に乗り越え、その過程で出会うノマドたちと苦楽を共にし、ファーンは広大な西部をさすらう。
夫との死別により、過酷なノマドとしての生活を選んだ彼女ではあるが、どうやら金銭的に不自由せずに暮らせないわけではないんだね
だからといって道楽のような生活を好んで人生を楽しんでるわけでもなさそうだけど、登場する人物は年老いた白人ばかり。
そう、「ホームレス」ではなく「ハウスレス」なだけであって、実は帰る場所がある人間も少なくないのだ。
高齢者の自分探しの旅とでも言えばいいのだろうか、それとも道楽なのだろうか。
この感情は、分かるようで分かりきれない。
私も高齢者になれば、この映画の持つ深みみたいな物が染みるのかもしれませんね。
今年のアカデミー賞にもいくつかノミネートされている様だが、この映画が作品賞をとるような事があれば、アメリカ映画もまた一つ変化(進化?)したと言えるのかもしれませんね。
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