華氷~はなごおり~

氷上に咲く花・・・フィギュアスケート。
ここは、そんなスケーター達にエールを送るブログです。(でも、時々脱線話もアリ)

FOI 2010 レポ 2

2010-09-01 01:20:26 | アイスショー
さて、続きです。

今年のショーのテーマは、前回がオリンピックに出場する選手達へのエールだったのに対して、
今年はオリンピアン・リスペクト&リスタートって感じでした。

そして、今までは各スケーターの紹介を他のスケーターが場内アナウンスでやっていたんですが、
今回は一部のスケーターを除いては、DJさんの紹介のみになってましたねー。
(私はあのゆる~いスケーター紹介がとても好きだったので、
今回なくなってたのはちとザンネンでした


というわけで、最初は他のショーと変わらない雰囲気で始まったFOIも、
第一部のトップバッターがあっこちゃんというサプライズでらしさを発揮したとゆーか。

だって、考えたらショーの一番手が彼女って、すごくゼータクじゃないですか!?
当然、客席もしょっぱなから大歓声

THE ICEのフィナーレで着てた真っ赤なベリーダンスの衣装とお揃いの色の布をはためかせ、
リンクの上で妖艶に体をくねらせるあっこちゃん。
(彼女はホント、赤が似合う!

腰や胸を小刻みに揺らし、激しく躍動感たっぷりに踊る彼女の肉体は、
極限までシェイプされたしなやかで無駄のない筋肉で構成されていて、まるでそれ自体が芸術のよう。

加えて首から上の、あの大きな目を特徴とする表情の豊かなことと言ったら!

アピールは各方面であったんですが、
南であの目ヂカラを持ってアピールされた日にゃあ、もう、かっこよすぎてクラクラしちゃいましたよ~~~

プレゼント抽選会でのトークでは、
今回のナンバーのために腰フリばっか練習してて、けっこー難しいと言ってましたが、
(ついでにドアに挟まれての胸だけ動かす練習方法もレクチャーしてくれました!笑)
彼女は自分に似合うプロを知ってますね~。

あれは、一部でやるのは勿体ない!

今度はぜひ、二部とか、上位EXでやってほしいですね


◆続いて2番目に登場は、彼の滑る姿が見られるのはここだけ!
(って言っても、今年はPIWにも出てましたが
FOIきってのエンターテイナー、田村岳斗くん

衣装は白シャツ黒パンでマイケル・ブーブレの『Fever』

彼は、見る度いつもビックリするんですが、まだまだジャンプがキレイ!

3Fも3Lzも軽々跳んで、クリムキンイーグルまで入れてくれた日にゃあ、
マジおみそれしましたって感じ。


本田くんもそうですけど、普段はコーチ業で忙しい彼らが、
なかなかプロを通しで滑れる機会もないだろうにちゃんと本番に合わせて、
現役のスケーターにも負けないくらいの演技を見せてくれるのには、ほとほと感心いたします


でも!

彼の真骨頂はこれから。

第一部はノーマル過ぎて少し物足りなかったとゆーお客様のために、
第二部では取っておきのプロを用意してくれていた岳斗くんの、超イロモノプロがありますので、
どうか皆様、一つお楽しみに~~~



◆続いての登場は、これまたFOIではお馴染みになりつつあるベルアゴの2人。


毎度彼らのEXはカップルならではのからみがあるナンバーを演じてくれて、私、大好きなんですが、
今回のはちょっと趣向をこらしたコミカルプロ。


プログラムの中で、キンダー(リュックしょってたので、多分幼稚園児ですよね?)からの幼なじみが中学生or高校生→大学生→社会人を経て、その恋の顛末を描くとゆー、なんともメルヘンチックなプロで。

最初は赤白のミニーのような水玉衣装を着たタニスと、白シャツに黒のベスト、同じく黒パンツをはいたお育ちのよさそーな(笑)ベンが仲良くリュックしょってリンクに登場し、
可愛く氷上縄跳びを見せたタニスにベンがお花一輪差し出して、
多分齢4,5歳くらいにして人生初告白するんですが、その時は見事フラれるベン


その後、ベンがタニスを向かい合って抱えたと思ったらおもむろにリュックのアーム部分を引っ張り、
と同時にタニスの上半身の衣装が変わり、セーラーカラーの襟が顔を出し。

そのままアーム部分を持って彼女を振り回した時には思わず「おお~~ッ!」と拍手喝采

思春期でお年頃の2人はなかなか自分の気持ちに素直になれず、お互いすれ違いの微妙な関係を維持。
(とゆー風に勝手に解釈してた私


やがてすっかり赤のドレスが似合うオトナの女性に変身したタニスと、
(2人はそれぞれ西と東の真ん中で生着替えをするんですが)
ハデなタニスについ目線が流れるものの、地味にベスト脱ぎ→シャツの前をはだけ→ラストは黒のTシャツ(でしたっけ?タンクでしたっけ?この辺り記憶が曖昧)になって、これまたオトナの男に変身したベンが、
ようやくお互いの存在に気がつき、熱い抱擁を交わし、南から見たらマジでキスしてるようなシーンに少しドキッとしながらも、良かったね~~~というハッピーエンドの恋物語。

とってもファンタジックかつメルヘンチックに演じてくれた2人に、これまた拍手の嵐


準レギュラー化して、いつも愛嬌たっぷりのベンやステキなタニスに、
いつの間にかこっちも勝手に親近感持ってしまっているので、
出来ればまた来年もこのFOIに来て欲しいなあ~と思った瞬間でした



◆4番目に登場は、これまたFOIと私達大輔くんファンにはもう、なくてはならない存在、本田くん。


一部でのプロはおなじみ、『She's A Genius』

ノリノリのロックなプロで滑る本田くんは、皆様も既に気付いておられるでしょうが、
この夏随分痩せましたね~~

お腹やお尻の辺りがすっきりしてジーンズのむっちり感が軽減されてました


なので、これはジャンプ期待出来るかも~~~と思って見てたんですが、
ザンネンながらこの日はちょっとイマイチで

動きももう少しキレとゆーか、勢いがあるといいのになーと。


で、本田くん帰り際、お笑いのTIMゴルゴ松本がやってた、
両手を下向きに開いて片足上げる「命」ポーズのよーな格好をして去っていったので、
あれはいわゆる「ゴメンナサイ」ポーズなのかな???

というのも、
昼公演で3-3、3A共にステップアウトした大輔くんもあのポーズしながら帰っていったから
(2人で示し合わせたのか??・・・わからん

彼は、アップテンポな曲よりも、雄大なクラシックや繊細なバラードの方が合うような気がします。


でも、本田くんがまだああして滑ってくれるからこそ、日本男子の系譜が途切れてないって感じがするので、
プロスケーターとして今後も幅広く活躍いしていって欲しいですね!



◆さて、お次は待ってましたの我らがシェイリーン

いつも思うんですけど、フレンズのお客さんってシェイリーン大好きですよね~~~


かくいう私もその一人。

あの、アイスダンス仕込みの足さばき、存在感ある大胆な振り付け、カラッと陽気な姉御肌、
イヤミでないお色気・・・。

そんなキャラクターは、男性はもちろん女性にも好感度大で、
私はいつも彼女のプロを観る度、元気とパワーをもらいます


でも、今回彼女が第一部で滑ったのは、パンフに“MY LOVE”と紹介されていた、
Don・Mescallというちょっとモリッシーに似たシンガーソングライターとの生歌コラボ。

しっとりと情感を寄せて滑るシェイリーンでしたが、
演技が終わった後すかさず、男性の野太い声で英語のかけ声がかかり、
(何でもこの人は土曜も「びゅーてぃほー!」と声をかけたつわものだそうですが、
そーいや坊主に作務衣のよーなあのいでたち、去年も南中央にいて、シェイリーンからサングラスをプレゼントされてました!)
今回も彼女、振り向いて手を振ってはいましたが、私達観客からすればちょっと失笑もので


ま、彼が熱烈なシェイリーンのファンだってェのはわかりましたけど
(ん?でも、その人、二部のしーちゃんの時も「わんだホー!!」って声かけてなかったか

ある意味、尊敬致しますが。

そんな中、シェイリーンはその愛しの彼と仲良く抱き合い東の中央から帰っていきましたとさ



◆さあ、そしてお次はいよいよ長野世代の憧れの王子様、クーリックの登場です!!

実は密かに私もあの頃、
テレビでちらと垣間見たイリヤの余りの紅顔の美少年っぷりに目をハートに輝かせていた時期があるのですが、
それでも当時は今の大輔くんほどのめり込むこともなく、
単なる金髪碧眼の王子様くらいのアイコンとして憶えていただけで、
まさかあれから数十年経て彼のスケートをうんぬん言う時がやって来ようとは。


ああ~、歳月というのは恐ろしや


でも、今回ビックリしたのは、去年のカートにも同じ感想持ちましたけど、
その歳月の恐ろしさとゆーものが、イリヤに限っては全然発動してなかったこと。


むしろ、以前にSOIかどこかで観た彼には、
あ~、頑張ってるな~ぐらいで(失礼!)そんな驚愕はなかったので、
今回一体どうしちゃったの!?ってェくらい驚いた私がいて。
(ま、単に自分の観る目がなかっただけとも言えますが


――いや、それにしてもですよ。


スケーティングはどこまでもスムーズで雄大で、3回入ったジャンプも現役と遜色なく、
しかも一番驚いたのがバタフライジャンプの高いこと

まるで、そのまま側転しちゃうんじゃないかってほどのダイナミックさで、
もう、会場大コーフン!!

沸きに沸いたと思ったら今度はアチョーなバレエジャンプも披露してくれたり、
もう、100%全開なすっかり逞しい王子様に大変身


あれには、マジ、皆ヤラれてました~~~(*>▽<*)



33歳になっても衰えないスケーティングとパワーに、もう、感服です



◆さて、

いよいよ第一部もあと2人のスケーターを残すのみとなりました。

まずは、今回のショーの主催でもあり、一番の花形でもあるしーちゃんのご登場!


曲は『I Got Rhythm』

ノリノリの音楽に合わせて、どこまでも軽やかにクールに踊りこなすしーちゃんは、
そのジャンプもクールそのもの。

何の苦もなく跳んでみせて、何の苦もなくすぐMCに入る様はとても常人とは思えません。
(だって、ライサでさえ終わった後の挨拶では息をゼイゼイ言わせてたのに


でも、私は正直しーちゃんの今までのナンバーでは『It's A Beautiful Day』とか、『Frozen』とか、
ちょっと体温を感じさせない女神系とゆーか、妖姫系のよーなものの方が合うと思っとるので、
血湧き肉踊る系はどこまでもそれなりにしか見えなかったりします。

まさにシェイリーンやあっこちゃんとは対岸とゆーか。


ただ、彼女はそういう意味で真のアジアン・クール・ビューティなのだから、
今度はまたゾクゾクするほど妖しく神々しい気を放ったプロで、私を悶絶させて欲しいなあ~~
(って、やっぱり常人じゃないんじゃん!笑)



――なんて、

◆そんなことをつらつらと考えていたら、
演技を終えて一旦マイクを取りに戻ったしーちゃんがMCを始め紹介したのが第一部のトリ、
ご存じバンクーバー金メダリスト、エヴァン・ライサチェク!


演目はまだ記憶に新しい昨季のSP『火の鳥』で。

オフのアイスショーでも相変わらずディテールに凝った全身黒衣装を着てるのには閉口しましたが

それを含めて演技もやっぱり相変わらず彼らしい、
ダイナミックではあるけれど、正確でソツのない動きとジャンプがこれでもかと繰り返されて、
(昔はどちらかというと、ちょっと雑なとこがありましたもんね

最後はなんかやたら無意味にカンドーしてた私。


これは、多少大輔くんのバンクまでの道のりとも重なってるからなんでしょうねー。



そうそう!

プロの最後の「ジャン!!」っていう音と、
レーザーがストップするタイミングがピッタリ合わさってたのも、カンドーした一因でした


今回、レーザー大活躍でしたよ~~~


〆はライサの観客への挨拶と、しーちゃんからの花束贈呈。

彼も、今後の競技復帰はいつになるんでしょうね。

全米辺りから出てワールドで東京来てくれれば、いろんな意味でお膳立てが揃うのになア~~。



期待して、待ちたいと思います





――そして、ここからは20分の休憩タイム・・・

と思いきや、フレンズのお楽しみは実はここから。

お待たせのプレゼント抽選会の始まりで~~~~す\(~o~)/

今回のアシスタントスケーターは最初の回からずっと固定されてたみたいで、
小塚くんとあっこちゃん。


しーちゃんがスタッフさんから抽選箱とプレゼントグッズの載っている机をリンク中央まで運んだ後、
BGMにかかってた(ナゼか)マンボNo.5に合わせてぴょこぴょこ踊りながらやって来た2人がすっごく可愛くて

抽選会をやってる間、
2人ずっとそうやって大輔くんのゆうパックポスターのポージングのマネをしたり、
その他私がわかるだけであっこちゃんのWSS、ライサの火の鳥、しーちゃんイナとマネしまくり!(笑)

ちなみに、プレゼントはSun Discからフラッシュメモリー1個、
PUMAからスケーター全員のサインではなく名前を書いたオリジナルTシャツ1枚、
弐萬円堂からしーちゃんのサイン入りポスター、
ゆうパックから大輔くんのサイン入りポスター各1枚の計4点。


それをチケの半券が入ったBOXの中からあっこちゃんと小塚くんが交互で引いていったんですが、
最初プレゼントの紹介する時、小塚くんがフラッシュメモリーを「フレッシュメモリー」と言い間違えて、会場内大爆笑(>▽<。)


小塚くん、あれは素で間違えてましたね~~~


そして、PUMAのTシャツの背中に書いてある字を見せるためにあっこちゃんと二手に分かれて、
リンク際をゆっくり滑ってくれた小塚くんが見せてくれたのは波乗りイーグル!!


いや、あれを間近で見れるとわ~~~~


眼福でございました



で、当選者はとゆーと、今回ナゼか初回から西ばかり当選してたようですが、
その影響があったのか

やっぱり最初の2つは西が当たって

でも、その後は上手くバラけて東と南の席の方がGETしてましたよん




かようにゆるくてまったり感漂う抽選会、
いつもはここで第二部へというところなんですが、

今年は更にサプライズが用意されてましたね!


そう、既にレポにもあった通り、この後二部で滑る小塚くんのプログラム抽選

プレゼント用のBOXの、それより一回り小さいBOXに、
小塚くんが直筆で書いたEX、SP、FSの紙が入ったカプセルを、
彼が会場を見まわして選んだお客さんに一つ引いてもらいその回に滑るプロを決めるとゆー、
なんとも体育会系な趣向なんですが

それまで1度当たって滑ったフリーが評判良かったのを、おそらくこの日来ていたお客さんのほとんどが知っていた筈。
(もちろん、私もその一人でした

そのせいか、なんとなーく会場中のムードがフリー選択の一本だったよーな気がします。

小塚くんに指名された北寄りの東の席のお客さん、
見事その皆さんの念が通じたのかフリーのカプセルを引きまして(笑)


瞬間、会場中やんややんやの大喝采

小塚くんも観念した感じで、潔くその回はフリーで決まり!!



いや~~、でも、

こんなんアリなんでしょうかねェ~~

いちスケーターのショーで滑るプロを、まるで博打のよーに決めてしまうなんて

ま、当然、私は楽しみましたが



だけど、これで一つわかったことは、
長い間守って来たフレンズでのポジションは、完全に大輔くんから小塚くんに移ったってこと。

即ちそれは一番のイジられポジションでもあるとゆー(笑)


そのイジられっぷりは、楽になってよりハードさを増すのですが、

それはこの後のお楽しみということで・・・



最後にしーちゃんから2人に、
今回滑った(orこれから滑る)プロの見どころを聞かれて抽選会はおしまい。

あっこちゃんは先ほど上に書いた腰フリと胸フリの難しさを、
小塚くんは「クラシッククラシックした曲」だということをやたら強調してましたねー。



さあ、それでは、

ここらで一旦休憩と参りましょうか。



次はいよいよ阿鼻叫喚と怒涛の第二部の始まりです



1 コメント

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スゴい! (はは)
2010-09-01 19:03:03
YONOHAさんスゴい!頭の中どぉなってるんですかぁ~。ハードディスクでも入ってるんですかぁ?
細かい所まで、レポありがとうございます。会場の熱気まで伝わってきそうです。
ヤマトさんが現役のとき、イケメン(今もですが)で日本人離れのスタイルの良さと派手さにちょっとグラッときたことを思い出しました。
クーリックさん今も変わらず、素敵な王子様で良かったです。
でも、セクシー&ワイルド&キュート全てを兼ね備えている大輔さんの魅力にはかなわないぞぉ。
あ~ん、早く続きが見たぁ~い。(無理しないでくださいね。)
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