華氷~はなごおり~

氷上に咲く花・・・フィギュアスケート。
ここは、そんなスケーター達にエールを送るブログです。(でも、時々脱線話もアリ)

NHK杯 2010 レポ①

2010-10-26 18:10:00 | コンペ
GPSの初戦、
日本ガイシアリーナで開催されたNHK杯が3日間の熱戦を終えて、24日無事終了しました。


我らが大輔くんは、今回見事優勝!!

やったあああ!!!

も、ね、

JO再び!ってくらい、あの最初に超クリーンな4Tと、続く3A2本見事に降りたのを見た日にゃあ、
今日は絶対イケると確信した部分もあったんですが、

それは、24日の男子フリーがほぼ全員いい演技をしてくれたので、
今回はそんな流れも影響してたように思います。

もちろん、会場は超大盛り上がり!ヽ(^。^)ノ

前日の女子がまるでお通夜みたいな状態になり、このまま男子も自爆大会だったらどーしよーと思ってたので、
最後にこれ以上ないくらい盛り上がってくれてホントに良かったです


いや~~、

これだから、男子ファンはやめられない


でも、その経緯はまた後で。


取りあえず、まずは22日のSD、ペアSP、女子SPから行きたいと思いますが、
全選手、ペアの演技について書き出すと、
多分EX書く頃には週末のスケカナ通りこして週明けになってしまうと思うので、
ペア、アイスダンスに関しては総評と印象に残った演技のみ、書かせていただきますので、
ご了承下さいませm(__)m



――さて。

今回私は、久々地元名古屋での開催とゆーことで地下鉄とJRを乗り継いで、
毎日往復40分の行程を、いつもの観戦グッズが一式入ったトートバッグ片手に行き来しておりました。

その40分の道行きの、なんと幸せだったことか


そーいえば、こうして3日間丸々コンペ観戦したのって、
思えば去年の手術明けに行った長野N杯以来だなァ~。

あの時は自分でも最後まで体力的に持つかどうか心配で、旅先で救急車のお世話になることだけは避けなければ!
とけっこーヒヤヒヤしながらの観戦だったけど、

今回はいざとなりゃあ、家から迎えにも来てもらえるってゆー頭があったし、
やっぱ勝手知ったる場所っていうのは、心理的にも余裕をもたらすんでしょう。

思ったより疲れなかったのが意外でした。


特に、トイレに関して、
ほとんどの人は当たり前ですが会場内の設備を長蛇の列作って入ってたのを尻目に、
私は毎回会場外の階段の下にあるトイレに行って用を済ませていたので、
これがかなり大きかったような気がします。
(ここ、ホントに階段の下にあるため、ほとんど死角になってて、
地元の人か、たまたま見つけた人しかわからないんですよね

なんせ、今回会場は外気温もそうでしたが、中も人の熱気と湿気でむんむんしてたので、
休憩時間になると外の方が涼しいってんでお客さんが大挙して外に繰り出してたくらい暑くて、

そんな中トイレ待ちでずっと並んでたら絶対疲労困憊してた筈。

それと、食事に関しても、
今回は自宅からおにぎりを握って行ったり、あらかじめパンやおやつを買ってから会場入りしたので、
中で並んで買わずに済んだことも良かったような気がしますが、

それもこれも、やはり地元だから出来ること。

おかげで今回現地でお会いした方々とも沢山話す時間が出来ましたしね


席自体も、22日A席ジャッジ側11列、23日S席ジャッジ反対側3列、24日A席ジャッジ反対側12列で、
22日だけは通路挟んで隣りに座った家族連れのまるでピクニックにでも来たよーな、
マナーの悪さには閉口したものの、それ以外はどこも余りストレスなく見やすかったのも良かったんだろうなァ。


ところで、今回のN杯はアイクリやえぷらの先行販売当初から、
それに伴う現地での本人確認の是非が物議を醸していましたが、アイクリはいざ知らず、
えぷらに関して実際本人確認された人はいたんでしょうかね?

いや、私はされませんでしたけど(笑)

アイクリのブースはやはり1階広場の喫茶店側にテントが張ってありました。


で、会場内にはロビーに沿っていつもの販促売り場が広がっていたんですが、
あんなに入手するのに苦労したIFSの特別版がアイススペースでかなりの冊数置いてあったり、
ナゼか今回出番のないプルグッズが等身大パネルと共に出張っていたり

冬の開催ではあり得ないガブリッチョのアイスや、ロッテのお菓子の詰め合わせも売ってましたねー。
(でも、これ、今回かなり会場が暑かったのでけっこー売れてたように思う。
件のピクニック家族も子供達が演技中にバリバリ食べてましたから


ロビー中央には恒例、NHKご自慢の公式サイトと同じマルチ画面を配したテレビモニターがあり、
その横ではこないだのパネル展の無良くんを除く(ひどッ!
大輔くん、真央ちゃん、羽生くん、佳菜子ちゃんのパネルを並べての記念撮影コーナーもありましたが、

私は例の如く、撮影もせずグッズは軽くスルーしてプログラムだけソッコー入手
ガイシはロビーから喫茶店に抜ける出入り口のところに下に降りられる階段があって、
そこには自販機コーナーもあったんですけど、それに気付いた人はどれくらいいたのかなァ。

とにかく、暑さから逃れたくてそこでジュースを買い、
ベンチで座って開会を待つことしばらく。

その後今回の連れの方とは席が違ったので、お互いの座席の中間のところで話していたら
いよいよコンペ開始を告げるファンファーレが。


オープニングは毎年恒例、地元っ子達によるフラッグスケーターの入場から始まり、
続いて国歌斉唱、名古屋副市長の挨拶があり、
(開府400年記念ってゆーから河村たかしが来るかと思ったけど、来たのは副しちょーだった

その後、スケ連副会長の開会宣言を持って競技開始!


初日最初のカテゴリはアイスダンスSDから。

今季からコンパルソリを廃止して、ODとそのコンパルを合わせた形で始まったのがSDということですが、
私的には若干う~~ん??と首をひねらざるを得ないよーな演技が多かったです。

まず、実施する要素が難し過ぎるのか、滑り込みが足りないのか、
割と上位グループでもツイヅルやユニゾンを合わせられなくてよろけたり、

あと、曲の構成がどのカップルもバラバラで、
ワルツのパート部分とステップのパート部分でいきなりジャンルの違う音楽に切り替わるので、
なんか、「えッ、そーくるの」って感じでガクッと来ちゃって、
(特にイギリスのクームス&バックランド組なんか、
最初アメリのワルツで叙情豊かに滑ったと思ったら、後半いきなりPチャンロクサになったんで、
その余りの落差についてけなかったりしました


ただ、私自身余りアイスダンスのルールに詳しくないので、
ワルツとステップの要素を同時にこなそうと思ったら、ひっきょうそういう選曲になってしまうのかも知れないけど、
でも、やっぱり見てる方としては、一つの演技には一つのテーマとゆーか、
おんなじ雰囲気で滑って欲しいなァっていうのが正直な感想であります。

そんな中、今回上位に入ったシブタニズやイリカツ、ウィポジェ組などはツイヅルも綺麗だし、
割と演技全体の雰囲気が変わらず良かったですねー。

リード姉弟も、アダムスファミリーなかなか個性的で良かったんですが、

私的にやっぱり惹きつけられたのが、シブタニズとメリチャリ。

メリチャリはもう、別格なので言わずもがなではあるものの、
ツイヅルは元より、ワルツの時のフリーレッグのシルエットが2人ピタッと合わさっているのが見ててすごく気持ちいいし、
演技的にも『乾杯の歌』から始まるそのワルツで終盤にかけてだんだん加速して行き、
最後何とも言えない高揚感で華やかに終わるところがもう、さすが!としか言いようがありません

そして、シブタニズは、
彼らの滑りはもう、それだけで芸術品とゆーか、
あの年で既にあれだけ完成されて雰囲気のある滑りが出来ること自体驚異的で、

その水が流れるがごときスムーズなスケーティングと、
更にそこに常に爽やかで清澄な風をまとってるのが、なんとも言えず素晴らしい
(ただ、今回はアレックスくんがマイアちゃんの衣装の裾を踏んでしまったのか?
ステップのところで転倒してしまったので、そこだけが惜しかったですけどね)

でも、彼らだったらきっと、陸の社交ダンスでも成功するだろうなーと思わせるほど、
天性のダンスセンスを持った兄妹だと思います。
(素はまだとっても幼く笑う可愛らしい2人なのにね!)

今後の活躍が超楽しみです


そのアイスダンス、
SD終了時点での結果は1位 メリチャリ、2位 イリカツ、3位ウィポジェ組でした。


続いてはペアSPです。

それまで抽選で決めていたSPの滑走順が、
今季からは全カテゴリWS順になってしまったのは既に皆様ご存じの通り。

これは即ち、上位の選手も下位の選手もシャッフルされた中でその実力の差を推し測ったり、
順位の変動を楽しむということが出来ないということで、

私的には余り面白味がないので好きではない変更なのですが、
(ま、でも、アイスダンスに限ってはそうでなくても、
なかなか順位の変動というものが起こりにくいカテゴリではあります)

そんな中、今回ペアの第一滑走で滑ったロシアのバザロワ&ラリオノフペアに関しては、
その順位を大幅に覆した演技をしたので、ビックリしたペアでありました。

まず、え?これが下位の選手と思うほど、基礎がとてもしっかりしていて、
正統派の滑りとゆーか、安定感がハンパなく、
最初のSBSからの3Tも、トリプルツイストも、スロートリプルもほぼ完璧に決め、
尚且つスピンでのユニゾンも正確なので、
わたしゃ思わずさすが、ロシアンクオリティと感心してしまったくらい

するとやっぱり点数も高くて、今回SPではパントンに次ぐ60.16点という高さ!

でも、第一滑走だから、これがどのくらい高い点なのかはその時点ではわからないじゃないですか。

で、終わって見れば2位だったので、余計ビックリしたんですよ~~


まさにダークホース的な存在とゆーか。

とは言え、
プログラム見ると昨季の成績が五輪11位、ワールド8位、欧州5位とけっこーいい成績残してるので、
実力は元々あったペアなんでしょうねー。

今後、ソチに向けて確実に頭角を現してくるペアになりそうです。


そして、我らが日本代表高トラ組はといえば。

SPの『Feeling Good』、
6月のDOIで初お披露目した時は良プロだとは思いましたが、
まだ滑り込んでなくてちぐはぐなところがあったり、曲の雰囲気を出すまでには至っていなかったのが、
今回はそこら辺が格段に上手くなってましたね~~

そして、2人ともとても大人っぽい演技が出来るようになった


技術的にはSBSのジャンプでなるみちゃんがちょっと安定性に欠けてたり、
ツイストがダブルだったりとまだまだなところもあるのですが、
リフトやデススパイラルなんかレベル4だけあってフォルムがとても綺麗だし、ステップにも正確性が出て来たので、
彼らも今後の活躍が大いに期待出来ますよね

それに私は何より、あのなるみちゃんの男前であっけらかんとした性格と、
トランくんの優しげな包容力の妙が大好きです~~~

今季はジュニアとシニア掛け持ちで試合してくみたいですけど、
どうか怪我だけはしないように、
彼らの持ち前のバイタリティで今シーズンを乗り切って欲しいですね



そして、圧巻は私達にもすっかりおなじみパントン組。

SBSからの3Tは鮮やかに、トリプルツイストは正確に、
スロートリプルに至っては失敗するとは思えないほど毎回高さと迫力ある技で私達を圧倒し、
かてて加えて2人のあの情感溢れる演技で、
その世界にうっとりと惹き込ませてくれるパントン組が私は本当に大好きなのですが、

今回はさすがに貫禄という言葉がピッタリでしたね~~

でも、昨季引退した雪組が、もう既に完成され円熟期に入った感のある演技だったのに対して、
このパントン組はそういう意味では、まだまだ表現に可能性を残した伸びシロのあるペアだと思うので、今後はもっといろんなジャンルを滑ってみて欲しいなァ~


なんて、欲張りですかね


アイスダンス、ペアに関しては優勝者がほぼ決まっているようなものではあったけど、
それでも、このパントンとメリチャリは、FDもFSも是非観てみたい!と思わせるスケーターなので、
翌日のコンペがとても楽しみではありました


さて、こうしてペアも無事終わり、
1位 パントン、2位バザロワ&ラリオノフ、3位 高トラ組の順位で終えた22日、
残すカテゴリは女子SPのみとあいなりましが、

そのSPはまさかまさかの大波乱・・・


――いえ、

賢明なスケートファンの皆様なら、あの結果はある程度予想がついたのかも知れませんね。


その波乱の女子についてはまた記事を改めて書くことに致しましょう。


ホントは、早く大輔くんのことを書きたくてウズウズしてるんですけど、
好きなものだけ書き散らかして、最後まで興味が持続しなくなるといけませんのでね


録画したビデオも、まだ男子の一部しか観てないし~~~
(てか、大輔くんばっかリピしてるのが丸わかりか

ま、今回はNHKのマルチ動画があって大助かりですけど




ではでは、一旦休憩に入りま~す(笑)