華氷~はなごおり~

氷上に咲く花・・・フィギュアスケート。
ここは、そんなスケーター達にエールを送るブログです。(でも、時々脱線話もアリ)

ジャパンオープン2010 レポ ①

2010-10-07 02:40:55 | コンペ
大輔くんタンゴの感想を先走って書いてしまったので、
JOレポが遅くなってしまいスミマセンm(__)m
(とゆーより、この間から大輔くんタンゴをリピしまくっていて、なかなかレポがはかどらん


でも、今回は地上波でテレビ放送もあり、多分かなりの方が既に放送をご覧になっただろうし、
よそのブログ等でレポなども読まれてて私の需要もあまりないと思うので、
今回はざっと感想を述べるぐらいにしておこうかなと

てか、実を言いますと、今回私、メモ帳持って行くの忘れちゃったんですよね~~~


それに、私の座った席はショートサイド北L列のほぼ真ん中ではあったんですが、
演技はかなり間近で観られたものの、肝心のキスクラウォッチングが、せっかく双眼鏡持って行ってガン見してたのに、
大輔くんだけピンポイントで見ようとすると、ちょうど私の視線と大輔くんの座っている位置を結ぶ線上に、カメラマンが立っておりまして

どんなに倍率を上げようが、私の体を傾けようが、
そのカメラマンのおかげで、ぜんっぜん大輔くんが見えやしない


なので、現地ならではのこぼれ話的なものがほとんど今回ないんですよ~~~



かようなわけで、

今回はかなり面白味のない観戦レポになることだけは間違いないため、
皆様にはそこを承知で読んでいただきたくm(__)m



――さて。

今回のさいアリは、現地で落ち合う予定の方が何人かいらっしゃって、
この間のFOIみたく実に賑やかな観戦と相なったのですが、

でも、さすが当日観客人数16,000人と発表されただけあって、
去年のJOは400レベルは1/3ほどまでしか埋まっておらず、200レベルでもちらほら空席があったのに、
今年は400レベルでも2/3は埋まってましたよねー
(もちろん200レベルはほぼ満席!)

なので、トーゼンのごとく駅からけやき広場を通ってアリーナに行くまでの人・人・人のすごいこと

店は例年いつも満席だから最初から入るつもりはなかったけど、
開演約45分前くらいに到着してトイレに行きたくて、さいアリに入ってから行こうかとも思ったんですが、この人の群れをかき分けて会場のトイレに入るのはちと無謀だと判断したので、
連れの方が教えてくれたけやき広場の地下にあるトイレへ直行。

そこへ、先に入場していて会う予定だったスケヲタ仲間さんからがかかってきたと思ったら、
パンフ買うのに長蛇の列作ってるから、もし入り用ならあと5人待ちで買えるから一緒に買っておきましょうか?との有難いお知らせが

もちろん、ソッコーで頼んだのは言うまでもありません
(だって、中入ったら案の定、トイレはおろか、人垣で物販だって見れやしなかったんですもん


で、この分じゃ食事も中では取れんだろうと思い、
地下のベンチに座って軽く食べ物を詰め込んだ後、いざ、出陣!

いや、大げさじゃなく、マジでトツゲキ~~!とか、そんな感じだったです


そして、メインアリーナは入った瞬間はヒヤッとして少し寒かったけど、
やっぱり観戦中は快適で膝掛けいらず


開演直前までもうおひと方お会いする予定だった人とも無事お会い出来て、
余り時間はなかったんですがひとしきりお話した後、着席。


ところで、キスクラは、今回思ったより小さかったような??

私の方からだと案外角度がキツくて、それで余計見えなかったんですよね~~


ああ~、これで楽しみの半分が消えた~~と内心ガッカリしながらも、
久々見る目の前の白いリンクに、やっぱり、コンペはいい!!
と再確認。


そうして、ワクワクドキドキしながら始まるのを待っていると、
いつもの観客への注意事項をうながす場内アナウンスが流れたんですけど、
「選手への花束、プレゼント等の投げ入れはご遠慮下さい」という例のフレーズを、
何を思ったのか、中の人「選手への花火は」と言い間違い。


これには会場大ウケ(>▽<。)

そら、花火は渡したらイカンでしょう~~~(笑)


でもこれで、会場の雰囲気がちょっとほぐれたかな?



そして、いよいよシーズンの開始を告げるジャパン・オープンが始まりました!


まずは北米チームが、シャーベットブルーのお揃いのジャージに身を包み登場。

バトルをリーダーにして高く片手を掲げ、全員で「おーッ!」


で、皆しばらく北側に並んで立ってたので、
お、これは他のチームが揃うまでここにいるのかな?と思ってたら、
何のことはない、キスクラに戻るよう促されてたので、多分間違えたんでしょうね~


続く欧州チームのジャージはシャーベットグリーン。

皆仲良く出揃ったと思ったら、輪になってお尻突き合わせフリフリフリ

これにはまたも観客大ウケ

一方、日本チームはと言えば、皆でスクラム組んでグルグルイーグルしながら、
(と言いつつ、夢の中へさんのコメでもあったようーに、大輔くんだけ一人小走りステップ
やがて、一人づつ片手を上げながら輪をほどき。


去年が何にもしないで「おーッ」だけで終わってたので、今年のこのまとまりは嬉しかったですね~


そして、一旦キスクラに皆して座り、男子はジャージを脱いでいざ、戦闘準備。
6分間練習が始まりました。


いつもなら私、ここで各選手のジャンプの調子とか、スケーティングの差なんかを見てるんですが、
今回は大輔くんの衣装が初見だったこともあって、
始めから終わりまであの衣装のディテールがどうなってるのか、そればっかり双眼鏡でガン見してました(笑)

で、体を翻す度、なんであんなにボンッキュップリッなんだ~~~(*>▽<*)と、一人身悶え。


だから、正直、この時各選手がどんなジャンプ跳んでたか、ほとんど憶えていないんです


ま、でも、いいでしょう。
今回はガチの大会ではありませんので



さあ、一番手のスケーターは今回北米のプロ枠で来たバトルです。

曲はグレン・グールド。


ジャンプは3Aが入っておらず、構成も一番弱かったものの、
スケーティングは変わらず爽やかかつ伸びやかで、出だしの静謐なメロディに合わせたイナもイーグルも超絶品

おまけにCiStでの軽やかさも、段々曲調が激しくなってくるところの同調性も素晴らしく、
PCSでも変わらず高得点を出すのはさすがです!

珍しくFSSpで体勢を崩したのはご愛嬌?

キスクラでも終始明るい笑顔で皆を迎え、
ロシェにまるで専属コーチのようにかいがいしく付き添ってた姿は、
彼の人格と現在の置かれたポジションを垣間見せてくれましたねー

でも、両脇にファヌフとロシェをはべらせても、ランビみたいにいかがわしく(笑)ならないところが、
バトルらしいなァ~と思ってしまいました


そして、お次は欧州からの1番手、ブレジナの登場です。

今回は昨季と同じ『巴里のアメリカ人』で、
パンツの色を去年のベージュから黒に変えてきてましたね。
(その方がオッサンくさく見えなくていい

彼は、ネーベル前の怪我のせいで余り本調子じゃなかったようなので、
直前まで来てくれるかどうか心配だったんですが、
キャンセルすることもなく遠路はるばる日本に来てくれて、とても嬉しく思いました

そして、私としては彼の演技を生で観るのはこれが去年のN杯に続いて2回目だったものの、
やはり冒頭に入れてきた3Aの豪快さには相変わらず驚嘆!

続く3Fの後、西側で跳んだサルコウが4回回ってるように見えたので、
「すごッ!4Sだァ~~」と思わず小声で叫んじゃったんですけど、
周りの方々の反応が薄かったため、あれ?今の4じゃなかったのかな?と少し不安に

でも、後でプロトコル見返してみたらやっぱり4Sでした

サルコウって、レイノルズくんの4Sもそうですけど、跳んだ瞬間から既に回転が始まってるので、
回点数見分けるのが案外難しいんですよね。
(ま、レイノルズくんのは低空ってのもあるんですが

ステップアウトもあったし、ちょっと惜しかったデス。

で、演技としては最初の方結構飛ばしてたので、怪我の影響はもうないのかなーと思いきや、
やっぱり中盤からバテましたね。

3Aからのセカンドが1Tになっちゃったし、続くジャンプもことごとく失敗。

ChStなんかだいぶ足に来てた感じだし、
彼としてはかなり不本意だったんじゃないかなー。

でも、基本、日本のスケヲタは彼に期待してるとこがけっこー大きいですよね!
(ま、それはこれまでの先輩が先輩らしからぬせいもあるでしょうが

なので、これにめげず、次回はしっかり体調共々立て直してきて欲しいです
(ところで、ブレジナは今回の大輔くんの新プロを観てどう思ったでしょうね。
またどこかのインタで聞いてみて欲しいもんです~



そしてお次は日本チームからの一番手、小塚くん!

曲はリストのピアノコンチェルト第1番。

繊細さと雄大さを合わせ持つこの曲に、
昨季までにはない小塚くんなりの表現力のUPが随所に見られます。

それは、首の使い方や上体の使い方がとても柔らかくなったこと。

ジャンプは冒頭の4Tは行けるかと思ったんですが、踏ん張り切れずに惜しくも転倒。

続く3Aはすっぽ抜け、おいおい、これはいつものパターンか!?とちょっと焦ったものの、
その後後半からのジャンプを見事に立て直し、安定させたのはさすがです。

スピンも相変らずポジションはキレイだし、軸がブレないですねー。

でも、上体の使い方が上手くなったとはいえ、
やっぱり見てて思うのは、あの両腕を振り下ろしたり上げたりする動作がまだ棒。

そして、緊張もあったせいでしょうが、
どちらかというとFOIでの演技の方がより気迫があったとゆーか、
エモーショナルだったように思います。


てか、小塚くんはここ2年くらいコンペプロより、
EXナンバーの方がより生き生きしてて私は好きなんですねー。
今回もCaOIでの『Free Fallin'』がめっちゃ良かったですもの

あのEXナンバーでの腕の使い方や力の抜き方がコンペでも出来れば、
もっといい味のあるプロになるのになーと思うんですが、皆様いかがでしょう。

(あと、あのスピンするとナスに見えちゃう衣装も毎度何とかして欲しい~~~




うん?

なんか、ざっと感想を述べるだけと書いときながら、既にこんなに長文になってるし


これは、またもや女子と2部に分けて書かなきゃならない予感


・・・ま、いっか。

結局こーゆー性分じゃ



さて。

お次は早くも各地域2番手の選手の登場です。

そのリッポンくんはフリーをラフマニの定番、これまたピアコン2番で来ましたが、

彼に関しては、ラフマニと聞いてある程度演技を観る前からなんとなーく想像出来たとゆーか、
きっと似合うだろーなーと思っていたら案の定。

いかにもウィルソンの振り付けらしい、
繊細さと優雅さをそこかしこに滲ませ、爽やかな天使スマイルを振りまいていくその様に、
もう私は終始うっとり

ジャンプも、安定してきた3A、両手タノルッツ、3連タノを始めとする全てをきっちり決め、
最後までソツのない演技が出来るようになったところはオーサーの手腕のたまものか。

ちょっと今からこんな完璧じゃ小憎らしさまで感じてしまいますけど、
まー、ジャンプも後半5連続でしっかり点数稼いでるし、
やっぱりクワドがなくても全てを完璧にやれば点は出るとゆー見本みたいなプロでしたね。
(そうは言いつつ、終わった途端思わずスタオべしてしまったのは私です

でも、個人的には、ラストのChStが、全体の優雅なイメージとは違って案外猛々しいのに少し戸惑ったのと、
やっぱりスそのテップになるとスピードが若干落ちるのが難点かなーと思いました。


これでアメリカとしては、ライサとジョニちゃんのいない今季、
アボちゃんの王座を脅かす2番手として彼がのし上がって来たのは確かで、

早くも下剋上なるかの予感さえ感じさせる仕上がりを見せつけたことは間違いないですね!



――さあ!

そして、満を持しての登場は欧州どころか現フィギュア界を牽引する我らがプル。

露スケ連からは、選手としての資格をはく奪され、このJOも出場が危ぶまれていたプルですが、
彼もいろんな意味であそこに立つ必要性を感じていたのでしょう。

私は彼が、あの場で本当にニジンスキーをやってくれたことで、その心意気を感じ取りました。

だから、ジャンプがクワドなしで相変わらずの前半固め打ちだろうが、
コンボが二つしか入ってなかろうが、後半スピンで取りこぼそうが、
ラストやっぱりガッツポーズしちゃって全くもおおお~になろうが、

スパイラルも入れてドーナツも入れておまけにビールマンまでやってくれた日にゃあ、

も、なんか、
プル、頑張ってくれてありがとおおお!!(T0T)
って感じになって、大感激しちゃいましたよ~~~


演技スタイルは相変わらず好みじゃないんだけど、
そんな好き嫌いを越えた、圧倒的な説得力がこの時のプルの演技にはあったと思う。


周りのスケヲタさん達も皆一様に感激してましたしねー。

その点だけは、プルに軍配が上がったかな。



でも、そんな興奮状態の中、更に私達を興奮させてくれたのが大輔くんの4Tでした


あの時、ブエノスの冬のピアノの冒頭部分から始まって、
北に向かって軌道を描いて来た大輔くんは、
私の感覚からすると昨季あんなに苦しんでたとは思えないほど、

その瞬間余りに自然なタイミングで跳び上がったもんだから、
もうその時点でなんか確信したとゆーか、
スパーンという決まった時のあの音も心地よく、高さも軸の締まり方も申し分のないクワドで、

思わず「やった!」と叫んでしまったほど。


そして、気付いたら涙ぐんでいた自分がいたんですが、
でも、そんな感慨に浸る間もなく見事に3Aをすっぽ抜ける大輔くんを見た日にゃあ、

すわ、今回も土下座か!?
と、一瞬不安がよぎりました

だけど、その後あんなに慎重に入りたいループ(笑)と揶揄されていた3Loが決まって、
CiStに入り出した頃からは、もうなんかジャンプは今回4T成功だけで後はいいやって思えるほど、
大輔くんの演技に没入してしまって。

ところどころタンゴの足さばきを取り入れたステップは、常にめまぐるしくエッジの向きを変え、
それなのに上体はしっかり体幹が支えながらマイムをこなし、しかも頭グルグル、

昨日買ってきたオフィシャルガイドブックの大輔くんインタで自ら言っていたように、
密度から言えば、今シーズンのフリーは昨シーズンのSPぐらいだとか
(ちなみに今季のSPは昨季のSPの2倍だそう)

おまけに、今季はトランジッションもなにげにすごくて、
特にあの、3Lzの入りと3Sの入りのところはほとんど助走なしですよね!


それだけでも見応えあるのに、あのスローパートで大輔ファン全員皆殺し

あそこの胸苦しさといったらもう心臓マヒ起こしそうなくらい(>д<)


私はその後のFLSpからの曲のスピードに合わせて体から頭までグルングルンさせるところもめっちゃ好きなんですが、
あそこ来ると今度はナゼか心臓が早鐘を打つ(笑)


う~ん、これじゃあ心臓が持たん(笑)


そして、ラストのChStは・・・、

つべに上がってたやじうま見たら、あんなの全然体動けてませんね。

練習の時の鬼気迫る感じ、アレがコンペでも出来たらもう私、発狂するんじゃないかしらん


ちなみに、やじうまはこれです。
(UP主様、感謝





やー、

つくづくあのプロって、大輔くんの王道プロだなァ

彼の“今”が全てさらけ出されるプロ。


エレメンツの課題としては、今まではクワドが決まらないことを想定して演技してましたけど、
これからは決まった時の心づもりもしっかりして挑まなくてはいけませんよね

あと、本来2回目の3Aは3連コンボにする予定だったみたいだし、
3-3の精度を上げることやつなぎ満載でもジャンプ失敗しないことなど、
N杯までにやることはいっぱい(笑)

しかも、今回スピンはオールレベル2だったしね


でも、それでもPCSで出場選手中1位の85.72点を出しちゃうのは、
相変わらずPCSがTESに引きずられない大輔くんの強みだし、

これでジャンプがある程度安定してきたら、早々に160点越えそうでマジヤバいです


そーゆー点でも、今季はあんまり心配しなくて済みそうで、純粋に演技に没頭出来そう
(5コンポーネンツの『音楽の解釈』が一番点数高いのも、なにげに嬉しいし)


――はッ、

いかん、いかん!

やっぱり大輔くんのこととなると語り過ぎてしまう~~~


皆様、スミマセヌm(__)m

どーも、今回の私は常軌を逸してるようで



ま、ともあれ、
JO的にはTSS159.19点出て、今回は大輔くん土下座回避良かったねとゆーことでしょうか。



果たしてこの時点での順位は1位日本、2位北米、3位欧州。

次の女子ではどういう展開が待っていますやら


そんなの皆さん先刻ご承知のことではありますが、
記事の展開上、そういう流れにさせて下さいまし~~~



ではでは、続きは第二部にて。



あ~、今回はレポ進まね~~(笑)
(なのに寝不足