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華氷~はなごおり~

氷上に咲く花・・・フィギュアスケート。
ここは、そんなスケーター達にエールを送るブログです。(でも、時々脱線話もアリ)

NHK杯 2010 レポ②

2010-10-28 02:20:33 | コンペ
では、22日最後のカテゴリ、女子SPです。

第一グループはフランスのレナ・マロコ選手、カナダのダイアン・スミット選手、
スウェーデンのビクトリア・ヘルゲソン選手、イギリスのジェナ・マッコーケル選手、
アシュリー・ワグナー選手、村上佳菜子選手の6人でしたが、
地上波生では下位4人がカットされてたんですね。

でも、BSの男子ショートの後にその4人の演技をちゃんと流してくれてたので、ナイスフォロー


◆まずは一番滑走のマロコ選手からです。

私はフランス女子だと2人のディディェちゃんぐらいしか憶えていなかったので、
彼女は今回のN杯が初見でしたが、
出だしから体で音楽を捉えるのがとても上手く、ムーディかつ躍動的で、
とても踊り心がある選手だなァと思いました。

ただ、ところどころ硬いところがあったし、ジャンプは精彩を欠いてしまったけれど、
そのジャンプが決まって演技に集中出来るようになれば、
きっと佳菜子ちゃんと同じくらいその表現で観客を惹きつけられる選手になるんではないかな~

とは言え、フランス女子はここのところ長らく低迷してるのが現状なので、
マロコ選手には是非!代表として今後も伸びてきて欲しいですね


それにしても、フランス女子はいつも衣装がシンプルだなァ。

それが返って彼女達のノーブルな美しさを引き立てていて、いいですけどね


◆お次はカナダのスミット選手です。

彼女も初見なので、本来の演技がどんなものかわからないのですが、
ま、GPS初参戦で緊張したのもあったのでしょう。

コンボにする予定のジャンプを転倒してしまい、続く3Fも2Fに、2Aも1Aになってしまった上に、
ステップでもよろけてしまってはTESは壊滅状態。

おまけに演技は硬いし、笑顔もなくではジャッジはおろか観客に印象づけられるわけもなく。

彼女にとっては今回は実力を十二分に発揮出来ない、ほろ苦いGPSデビュー戦となってしまいましたが、これに懲りず、また次の試合に向けて精度を磨いて欲しいですね。

個人的には、もう少し体重を絞ればジャンプコントロール出来るんじゃないかと思いますが、
どうでしょう?


◆続いてはいかにも北欧系らしい金髪美女、スウェーデンのヘルゲソン選手。

スカイブルーの衣装がとってもお似合いの彼女

最初のコンボは転倒してしまいましたが、3Loは入りから着氷までめっちゃ綺麗でしたね~

でも、曲がトゥーランドットの割にはステップがせわしないとゆーか、
私的にはあれはもっと優雅に情感豊かに滑って欲しいプロなので、
もう少し感情込めて滑って欲しかったし、それかせめてスパイラルが欲しかったな~と。

なんか、思えば私って、
スパイラルがあった頃はそんなにこのエレメンツが好きではなかったんですけど、
いざ無くなってしまうと男子との差別化を図る意味でも、
やっぱスパイラルはあった方がいいなァと思いだしまして。

だって、今季の女子、男子と同じ構成を見てるみたいで、
でも迫力や力強さ、プログラムの個性という点では女子はどう逆立ちしたって勝てないじゃないですか。

それだったら、やっぱり優雅さや美ポジを極めるしか方向性がないんじゃないかと思うんですよ。

技の難易度だって、3A跳べる選手は今のところ実質真央ちゃん一人だけで、
この先一足飛びに上がるもんでもないですからね。


反対にいくらスピンのバリエを増やすためとは言え、
今季のバカみたいな男子ドーナツ祭りもいただけないですけど

やっぱり、住み分けと差別化はきっちり図った方がいいんじゃないかなァ?


なんて、今回の大会を観て思ったことでした。


――話がそれましたね

それでも、彼女は滑っているだけで華がある選手なので、
これからどんどん技や表現を磨いて、外見にふさわしい演技をしてほしいですね!


◆お次は、ヴァンデルペレンの奥様でいらっしゃるマッコーケル選手です。

試合が終わった後は、真っ先に関係者席に2人で座って仲良く第二グループの演技を観てたマッコーケル選手。

ダンナのケヴィンもおっとこマエなスケーターで、日本人はあーゆー気骨のある選手が大好きですが、奥様のジェナもダンナに負けず劣らず漢前な滑りをするスケーターで(笑)

何たって、今回のプロが『死の舞踏』ですからね!

ジャンプは彼女の番になってよーやくコンボが入り、
長身なので動きがダイナミックで曲負けしてないところがさすがです

でも、惜しむらくは彼女もダンナと一緒でスピードがないんですよねー


あれでスピードが出てSSが上がり、リズム感がもう少しあったら最強なんだろーなーと思うんですけど、24歳という年齢を考えると今後はちょっと厳しいのかな?


もうひと華咲かせて欲しい気がします。



◆そうやって、なかなか変わり映えがしない選手がいるかと思えば、
ここ数年で格段にエレガントさを身につけたのがワグナー選手。

彼女はシニアデビューしたての頃はどちらかとゆーと、いかにもアメリカンガールって感じの、
ハツラツさを売りにしてた選手で、演技も割と荒削りな印象だったのに、
2年前くらいから、所作やスケーティングがすっかり女性らしく細やかな滑りに変わり、
加えて衣装も毎回素晴らしく丁寧でデザイン性に優れたものを着るようになって印象が見違えましたねー

特に私は昨季の韃靼人の紫衣装が超お気に入りだったので、
今季もどんなステキ衣装着てくれるかな~~と思って楽しみにしていたら、

いや~~~、さすがアシュリーちゃん

期待を裏切らないドラマティックな超美麗衣装で私は双眼鏡ごしに思わずうっとり
(でも、実は今回私が一番気に入った衣装は、SP,FS合わせてコストナーです

そのアシュリー、演技では『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』に合わせて、
エレガントさに力強さまで備えた大人っぽい滑りで私達を魅了。

ジャンプも3F-2T、3Lz、2A全て決めノーミスの演技で大喝采。

これは55点以上は出る~~~!と思って期待していたんですが、
蓋を空けてみたら52.93点と意外に低い点数で。

今回は最高点を出せる筈の真央ちゃんがああいう点数だったので、
ルール改正され実施要素が男女とも減った今季の平均点数と上限っていうものが一体どれくらいなのか、皆さん実際本格的なコンペが始まるまで見当つかなかったと思うんですが、

どうやら今季は昨季に比べて5~7点前後くらい低いのかなーという気がしますねー。


でも、その全体の傾向が何となーくわかったのは男子のSPが終わってから。

なので、女子のSPが終わるまではスクリーンに映し出される点数を見ても、
皆イマイチ首をひねるよーな感じが続いてたと思います。
(だって、大輔くんのSPで78点とか、ここしばらくあり得なかった点数ですもの!

それでもこの時点でアシュリーはトップに躍り出ます。

◆そして、そんな点数に対する違和感をも一瞬吹き飛ばして、
彼女の持つとびきり明るくポップな世界に観客を連れて行ってくれたのが、
今季鳴り物入りでシニアデビュー初参戦を果たした村上佳菜子ちゃん

衣装はブロック大会の色違いって感じで、
シニアにしてはちょっと子供っぽいかな?とも思ったんですが、
まァ、あのSPには合っているのでいいですよね

この日の佳菜子ちゃんは6分間練習からジャンプキレキレで、
まるで水の中をスイスイ泳ぐ魚のように他選手の間をすり抜け滑っていく様は、
やっぱり観ていて思わず引きつけられます。

そして、演技開始直前のあの笑顔

あれで、会場中の笑いを誘い、
更に佳菜子ちゃん自身もジャッジの人が笑ってくれたので、自分も笑ってしまったと言っていたように、彼女の笑顔はホント、周りを明るくしますよね

その100万ドルの笑顔はもちろん、演技中も健在で

『ジャンピング・ジャック』の軽快な曲調に合わせて、まさに、はねる、ハジける、飛びまわる!

会場中に元気玉を振りまいて、
皆の視線を一気に集めたのはさすがとしか言いようがありません


ホント、ああいう演技をやらせたら佳菜子ちゃんはピカイチ

演技終了後、入退場口のところでファンからのプレゼントを受け取りそこないコケちゃったのもご愛嬌で、いい意味で会場の雰囲気を和らげてくれたと思います


そんな彼女の点数は56.10点で暫定1位

シニアデビュー戦としては申し分のない点数とアピールになったと思いますねー。


これで、否が応でもFSに対する期待が高まりましたよ~~~



――さあ、そして!

ここからは、いよいよ女子の第二グループです


メンツはゲデちゃんにキャロ、フラットにコルピ、コストナー、そして真央ちゃんと、そうそうたるメンバーで、皆それぞれいい演技が期待出来る選手ばかりだったのですが、
でもその中で6分間練習を見ていて大丈夫かな?と気になった選手が2人いました。

それは、キャロと真央ちゃんです。

キャロはまず、パッと見た瞬間、それが彼女だとはすぐに気付かなかったほど、
体がだいぶお育ちになってたこと。

特にあの鳩胸は、昨季の四大陸ではまだそれほどでもなかったのに、
今回いきなりすっかり女性らしい体型になってしまっていたので、ビックリしてしまって、
そして、そのせいかどうかはわかりませんが、
どうも滑っていても体が重そうだし、何よりこれが試合に挑む選手の姿か?と思うほど滑りに覇気がなかったこと。

とにかく何かオズオズしてて、ある選手とぶつかりそうになった時もやたら気にしてる風だったりして、
あんな集中力を欠いた選手も珍しいなァと思ったのです。


そして、真央ちゃんもまた、
今までの彼女だったら入って来た瞬間から会場中の視線を一気に集めてしまうほどのオーラをまとっていたのに、
今回はそれが全然なくて、気付くと6人の中にすっかり埋もれていたほど、
そのほっそりした体がより細く頼りなく見え、
私はこれから始まる試合の展開に一抹の不安を感じてしまうほどでした。

なので、どーも始まる前から不安でしょうがなかったんですが、

果たしてその結果は。


◆まず、第二グループの一番手はゲデちゃんです。

ゲデちゃん、金髪姿ももうすっかりおなじみになった感はあるものの、
私的にはアレ、あんまり好きではないんですよねェ

というのも、ただでさえ彼女ってナイスバディで、女性のフェロモンむんむんなのに、

今回の曲が『セル・ブロック・タンゴ』ときて、あの衣装にあの金髪だとちょっとケバ過ぎるとゆーか。

メイクまではさすがに現地ではわからなかったんですが、
テレビで観返すと、う~~ん、やっぱ不自然ですねェ

アレだったら、元のブルネットの方がずっと落ち着いていてナチュラルな色気があって良かったし、
てか、金髪なんかにしなくても、彼女は前のままでも十分キュートで魅力的だったのにね

なんか、とっても勿体ない。


で、そう思ったのは演技もおんなじで、
ジャンプ最初のルッツは綺麗に入ったものの、その後の3-3でオーバーターン、何でもない2Aもシングルになって、
彼女お得意のスピンでもイマイチ正確さに欠けていたのがとてもザンネンでした。

そして、やっぱり何かが足りないな~~と思ったら、
あのゲデちゃんの代名詞ともいえる柔軟性を生かした超美麗なI字スパイラル。

あれがあったればこそ、ジャンプ決まらなくても、多少ステップもたついても全部帳消しになったのに、

このプログラム全体が締まらない感じは、一体どーしたら解消するんだ


ああ~、つくづく物足りない!



◆そんな、漠然とした不満を抱えながら、次に滑ったのがキャロでした。

曲はまたも『リベルタンゴ』(苦笑)
(ホント、今季はタンゴやフラメンコ系が多いですねー。
ピアソラやロクサ、この日だけでどれだけ聞いたことか!)

彼女はジャンプの矯正をしてたようで、
今回あの独特のクセが治ってたのにはビックリしました。

そして、6分間練習では余り調子が良くなさそうだったジャンプも本番ではしっかり決めて、
スピンも相変わらず軸がぶれない美しいスピンだったので当初私が思ったより演技は良かったのですが、

でも、ジャンプ重そうに跳んでるのとか、スピードが以前に比べたら無くなったのがちと気にはなりましたねー。

現地で滑りがオズオズしてるように感じたのも、
テレビの解説でジャンプ矯正にともないスケーティングが崩れたと言っていたので、
それが原因だったんだとわかりましたけど。


けれど、こういう時はSPが良くても大概それより長く滑るFSでボロが出やすいもの。

私的には翌日のフリーに不安を残した出来だったと思います。


◆次に滑ったのは、そのキャロとは対象的に、
どっしりした安定感と何とも言えない貫禄が出てきた感のあるフラット選手。

彼女も体型的には今のキャロと変わらないちょっとぽっちゃり型のスケーターですが、
そのぽっちゃりが昔からだからなのか、ジャンプがそのせいで崩れるっていうのを見たことがないですよね。

今回も3-3こそ跳ばなかったものの、3-2をそつなくこなし、続く3Fも2Aも余裕で決めて、
ステップはまるでショーガールのように小粋にこなし、
一つの見せ物のように完成度の高いプログラムだったと思います。

衣装の着痩せ効果で、体のラインもとてもスッキリ見えましたし


点数的には佳菜子ちゃんに2.5点の差をつけられ暫定2位でしたけど、
FSでの地力と安定感を考えると余り気にならない差でもありましたね。


◆さて、続いては北欧の美女スケーター、コルピの登場です。

彼女、今季は珍しくヘン衣装じゃなくて、まとも衣装とゆーか
ふつーに綺麗なスカイブルーの衣装がとってもお似合いでしたね~~。

そして、やっぱり氷上のグリンダは、観ている私達をあっという間に魔法にかけてしまって、
まるで夢の世界にいるような気分にさせてくれました~~

ただ、彼女はジャンプに余り安定感がないので、
そこら辺もう少し改善されるともっと上へ行けるのになァ~と、
いつも思ってしまいます。


◆次に滑ったコストナーに関しては、
今回私はとにかくその衣装が超気に入ってしまいまして

あの背中まで配した黒のチュールレースを大胆に斜めにカッティングしたデザインも、
それにブルーの生地を合わせ、アクセントのように髪に刺した深紅の薔薇の配色がとにかく絶妙で、
私は双眼鏡越しに何度もうっとり

そして、その衣装に負けないくらいスタイリッシュに情熱的に踊ったフラメンコがまた素晴らしかった

ステップは大きく流れるよう。
その長い手足を使ったメリハリのある動きも、攻撃的でないくらいの投げかける視線も、
イヤミがなく彼女らしい所作にあふれていて、とても美しかったと思います。

何より、ここ数年安定してなかったジャンプをそつなくこなせたことが、
今回のプログラムを引き立てた要素の一つだったのではないかと。

これはもう、文句なく1位でしたねー。


ひょっとして今季のコスはイケるかも

そう思わせてくれるプロでした


◆さて。

最後はいよいよ、オーラス、真央ちゃんの登場です。


6分間練習からどれだけ気合い入れ直して来てるだろうと思って見てた彼女ですが、
やっぱりまだまだオーラも勢いも復活してなかった今回のSP。

最初の3Aが高さが余りなかったせいで両足になり、
3Lo-2Loも回転不足、そして3Fがすっぽ抜けではTESは出る筈もなく。

JOから引き続き同じようなミスの出方で、
矯正中とはわかっていても、ファンも本人もこの事態には思わず絶句してしまうのではないでしょうか?

特に私はあのフリップやルッツのタイミングの合わなさ加減がどうにももどかしく、
見ていて苦しくなってくるほどなんですが、

こないだの記事で私は彼女ならきっと戻って来られると書きましたし、その思いは今も同じなんですけど、
それでも実際本番でジャンプが跳べるかどうかの鍵は、
大輔くんが今季練習でクワド跳べてなくても、本番では気合いで跳べてるように、
やっぱり最終的には本人の気持ちの問題とゆーか、
いくら技術的に修整出来たとしても、肝心のハートがどこかで吹っ切って大胆にならないとダメだと思うんですよね。

それを今は待つしかないのかなーと。

でも、プログラム自体は他のタンゴとはちょっとテイストが違っていて独特のリズムだし、
真央ちゃんもそれに合わせてどこかアンニュイで大人っぽい雰囲気が出ていて、私はすごく気にいったので、
このままあの表現に情熱をプラスして極めていって欲しいですねー。

そして、ジャンプがダメでも、それはわかってやっていることだから、
余り演技中でもキスクラでも気落ちしないで欲しい。

目標もなく、何が悪いかもわからず不調なのよりはずっとマシなのだから。


女王としてほとんどのタイトルを取った彼女が、
こんな茨の道を敢て歩むなんて、並大抵の人には決して出来ないことです。
(だって、人はキャリアを手に入れたら大概は守りに入ってしまうものですからね)


でもだからこそ、そんなチャレンジャーな真央ちゃんを私達はどこまでも応援したくなるので、
彼女にはホント、今は長い目で見守ってあげる姿勢が必要なんでしょうね。



22日は皆ちょっぴりブルーな気持ちで帰った人が多かったかも知れません。

果たして23日はどうだったでしょうか。


大輔くんのSPマンボもいよいよ初披露です

NHK杯 2010 レポ①

2010-10-26 18:10:00 | コンペ
GPSの初戦、
日本ガイシアリーナで開催されたNHK杯が3日間の熱戦を終えて、24日無事終了しました。


我らが大輔くんは、今回見事優勝!!

やったあああ!!!

も、ね、

JO再び!ってくらい、あの最初に超クリーンな4Tと、続く3A2本見事に降りたのを見た日にゃあ、
今日は絶対イケると確信した部分もあったんですが、

それは、24日の男子フリーがほぼ全員いい演技をしてくれたので、
今回はそんな流れも影響してたように思います。

もちろん、会場は超大盛り上がり!ヽ(^。^)ノ

前日の女子がまるでお通夜みたいな状態になり、このまま男子も自爆大会だったらどーしよーと思ってたので、
最後にこれ以上ないくらい盛り上がってくれてホントに良かったです


いや~~、

これだから、男子ファンはやめられない


でも、その経緯はまた後で。


取りあえず、まずは22日のSD、ペアSP、女子SPから行きたいと思いますが、
全選手、ペアの演技について書き出すと、
多分EX書く頃には週末のスケカナ通りこして週明けになってしまうと思うので、
ペア、アイスダンスに関しては総評と印象に残った演技のみ、書かせていただきますので、
ご了承下さいませm(__)m



――さて。

今回私は、久々地元名古屋での開催とゆーことで地下鉄とJRを乗り継いで、
毎日往復40分の行程を、いつもの観戦グッズが一式入ったトートバッグ片手に行き来しておりました。

その40分の道行きの、なんと幸せだったことか


そーいえば、こうして3日間丸々コンペ観戦したのって、
思えば去年の手術明けに行った長野N杯以来だなァ~。

あの時は自分でも最後まで体力的に持つかどうか心配で、旅先で救急車のお世話になることだけは避けなければ!
とけっこーヒヤヒヤしながらの観戦だったけど、

今回はいざとなりゃあ、家から迎えにも来てもらえるってゆー頭があったし、
やっぱ勝手知ったる場所っていうのは、心理的にも余裕をもたらすんでしょう。

思ったより疲れなかったのが意外でした。


特に、トイレに関して、
ほとんどの人は当たり前ですが会場内の設備を長蛇の列作って入ってたのを尻目に、
私は毎回会場外の階段の下にあるトイレに行って用を済ませていたので、
これがかなり大きかったような気がします。
(ここ、ホントに階段の下にあるため、ほとんど死角になってて、
地元の人か、たまたま見つけた人しかわからないんですよね

なんせ、今回会場は外気温もそうでしたが、中も人の熱気と湿気でむんむんしてたので、
休憩時間になると外の方が涼しいってんでお客さんが大挙して外に繰り出してたくらい暑くて、

そんな中トイレ待ちでずっと並んでたら絶対疲労困憊してた筈。

それと、食事に関しても、
今回は自宅からおにぎりを握って行ったり、あらかじめパンやおやつを買ってから会場入りしたので、
中で並んで買わずに済んだことも良かったような気がしますが、

それもこれも、やはり地元だから出来ること。

おかげで今回現地でお会いした方々とも沢山話す時間が出来ましたしね


席自体も、22日A席ジャッジ側11列、23日S席ジャッジ反対側3列、24日A席ジャッジ反対側12列で、
22日だけは通路挟んで隣りに座った家族連れのまるでピクニックにでも来たよーな、
マナーの悪さには閉口したものの、それ以外はどこも余りストレスなく見やすかったのも良かったんだろうなァ。


ところで、今回のN杯はアイクリやえぷらの先行販売当初から、
それに伴う現地での本人確認の是非が物議を醸していましたが、アイクリはいざ知らず、
えぷらに関して実際本人確認された人はいたんでしょうかね?

いや、私はされませんでしたけど(笑)

アイクリのブースはやはり1階広場の喫茶店側にテントが張ってありました。


で、会場内にはロビーに沿っていつもの販促売り場が広がっていたんですが、
あんなに入手するのに苦労したIFSの特別版がアイススペースでかなりの冊数置いてあったり、
ナゼか今回出番のないプルグッズが等身大パネルと共に出張っていたり

冬の開催ではあり得ないガブリッチョのアイスや、ロッテのお菓子の詰め合わせも売ってましたねー。
(でも、これ、今回かなり会場が暑かったのでけっこー売れてたように思う。
件のピクニック家族も子供達が演技中にバリバリ食べてましたから


ロビー中央には恒例、NHKご自慢の公式サイトと同じマルチ画面を配したテレビモニターがあり、
その横ではこないだのパネル展の無良くんを除く(ひどッ!
大輔くん、真央ちゃん、羽生くん、佳菜子ちゃんのパネルを並べての記念撮影コーナーもありましたが、

私は例の如く、撮影もせずグッズは軽くスルーしてプログラムだけソッコー入手
ガイシはロビーから喫茶店に抜ける出入り口のところに下に降りられる階段があって、
そこには自販機コーナーもあったんですけど、それに気付いた人はどれくらいいたのかなァ。

とにかく、暑さから逃れたくてそこでジュースを買い、
ベンチで座って開会を待つことしばらく。

その後今回の連れの方とは席が違ったので、お互いの座席の中間のところで話していたら
いよいよコンペ開始を告げるファンファーレが。


オープニングは毎年恒例、地元っ子達によるフラッグスケーターの入場から始まり、
続いて国歌斉唱、名古屋副市長の挨拶があり、
(開府400年記念ってゆーから河村たかしが来るかと思ったけど、来たのは副しちょーだった

その後、スケ連副会長の開会宣言を持って競技開始!


初日最初のカテゴリはアイスダンスSDから。

今季からコンパルソリを廃止して、ODとそのコンパルを合わせた形で始まったのがSDということですが、
私的には若干う~~ん??と首をひねらざるを得ないよーな演技が多かったです。

まず、実施する要素が難し過ぎるのか、滑り込みが足りないのか、
割と上位グループでもツイヅルやユニゾンを合わせられなくてよろけたり、

あと、曲の構成がどのカップルもバラバラで、
ワルツのパート部分とステップのパート部分でいきなりジャンルの違う音楽に切り替わるので、
なんか、「えッ、そーくるの」って感じでガクッと来ちゃって、
(特にイギリスのクームス&バックランド組なんか、
最初アメリのワルツで叙情豊かに滑ったと思ったら、後半いきなりPチャンロクサになったんで、
その余りの落差についてけなかったりしました


ただ、私自身余りアイスダンスのルールに詳しくないので、
ワルツとステップの要素を同時にこなそうと思ったら、ひっきょうそういう選曲になってしまうのかも知れないけど、
でも、やっぱり見てる方としては、一つの演技には一つのテーマとゆーか、
おんなじ雰囲気で滑って欲しいなァっていうのが正直な感想であります。

そんな中、今回上位に入ったシブタニズやイリカツ、ウィポジェ組などはツイヅルも綺麗だし、
割と演技全体の雰囲気が変わらず良かったですねー。

リード姉弟も、アダムスファミリーなかなか個性的で良かったんですが、

私的にやっぱり惹きつけられたのが、シブタニズとメリチャリ。

メリチャリはもう、別格なので言わずもがなではあるものの、
ツイヅルは元より、ワルツの時のフリーレッグのシルエットが2人ピタッと合わさっているのが見ててすごく気持ちいいし、
演技的にも『乾杯の歌』から始まるそのワルツで終盤にかけてだんだん加速して行き、
最後何とも言えない高揚感で華やかに終わるところがもう、さすが!としか言いようがありません

そして、シブタニズは、
彼らの滑りはもう、それだけで芸術品とゆーか、
あの年で既にあれだけ完成されて雰囲気のある滑りが出来ること自体驚異的で、

その水が流れるがごときスムーズなスケーティングと、
更にそこに常に爽やかで清澄な風をまとってるのが、なんとも言えず素晴らしい
(ただ、今回はアレックスくんがマイアちゃんの衣装の裾を踏んでしまったのか?
ステップのところで転倒してしまったので、そこだけが惜しかったですけどね)

でも、彼らだったらきっと、陸の社交ダンスでも成功するだろうなーと思わせるほど、
天性のダンスセンスを持った兄妹だと思います。
(素はまだとっても幼く笑う可愛らしい2人なのにね!)

今後の活躍が超楽しみです


そのアイスダンス、
SD終了時点での結果は1位 メリチャリ、2位 イリカツ、3位ウィポジェ組でした。


続いてはペアSPです。

それまで抽選で決めていたSPの滑走順が、
今季からは全カテゴリWS順になってしまったのは既に皆様ご存じの通り。

これは即ち、上位の選手も下位の選手もシャッフルされた中でその実力の差を推し測ったり、
順位の変動を楽しむということが出来ないということで、

私的には余り面白味がないので好きではない変更なのですが、
(ま、でも、アイスダンスに限ってはそうでなくても、
なかなか順位の変動というものが起こりにくいカテゴリではあります)

そんな中、今回ペアの第一滑走で滑ったロシアのバザロワ&ラリオノフペアに関しては、
その順位を大幅に覆した演技をしたので、ビックリしたペアでありました。

まず、え?これが下位の選手と思うほど、基礎がとてもしっかりしていて、
正統派の滑りとゆーか、安定感がハンパなく、
最初のSBSからの3Tも、トリプルツイストも、スロートリプルもほぼ完璧に決め、
尚且つスピンでのユニゾンも正確なので、
わたしゃ思わずさすが、ロシアンクオリティと感心してしまったくらい

するとやっぱり点数も高くて、今回SPではパントンに次ぐ60.16点という高さ!

でも、第一滑走だから、これがどのくらい高い点なのかはその時点ではわからないじゃないですか。

で、終わって見れば2位だったので、余計ビックリしたんですよ~~


まさにダークホース的な存在とゆーか。

とは言え、
プログラム見ると昨季の成績が五輪11位、ワールド8位、欧州5位とけっこーいい成績残してるので、
実力は元々あったペアなんでしょうねー。

今後、ソチに向けて確実に頭角を現してくるペアになりそうです。


そして、我らが日本代表高トラ組はといえば。

SPの『Feeling Good』、
6月のDOIで初お披露目した時は良プロだとは思いましたが、
まだ滑り込んでなくてちぐはぐなところがあったり、曲の雰囲気を出すまでには至っていなかったのが、
今回はそこら辺が格段に上手くなってましたね~~

そして、2人ともとても大人っぽい演技が出来るようになった


技術的にはSBSのジャンプでなるみちゃんがちょっと安定性に欠けてたり、
ツイストがダブルだったりとまだまだなところもあるのですが、
リフトやデススパイラルなんかレベル4だけあってフォルムがとても綺麗だし、ステップにも正確性が出て来たので、
彼らも今後の活躍が大いに期待出来ますよね

それに私は何より、あのなるみちゃんの男前であっけらかんとした性格と、
トランくんの優しげな包容力の妙が大好きです~~~

今季はジュニアとシニア掛け持ちで試合してくみたいですけど、
どうか怪我だけはしないように、
彼らの持ち前のバイタリティで今シーズンを乗り切って欲しいですね



そして、圧巻は私達にもすっかりおなじみパントン組。

SBSからの3Tは鮮やかに、トリプルツイストは正確に、
スロートリプルに至っては失敗するとは思えないほど毎回高さと迫力ある技で私達を圧倒し、
かてて加えて2人のあの情感溢れる演技で、
その世界にうっとりと惹き込ませてくれるパントン組が私は本当に大好きなのですが、

今回はさすがに貫禄という言葉がピッタリでしたね~~

でも、昨季引退した雪組が、もう既に完成され円熟期に入った感のある演技だったのに対して、
このパントン組はそういう意味では、まだまだ表現に可能性を残した伸びシロのあるペアだと思うので、今後はもっといろんなジャンルを滑ってみて欲しいなァ~


なんて、欲張りですかね


アイスダンス、ペアに関しては優勝者がほぼ決まっているようなものではあったけど、
それでも、このパントンとメリチャリは、FDもFSも是非観てみたい!と思わせるスケーターなので、
翌日のコンペがとても楽しみではありました


さて、こうしてペアも無事終わり、
1位 パントン、2位バザロワ&ラリオノフ、3位 高トラ組の順位で終えた22日、
残すカテゴリは女子SPのみとあいなりましが、

そのSPはまさかまさかの大波乱・・・


――いえ、

賢明なスケートファンの皆様なら、あの結果はある程度予想がついたのかも知れませんね。


その波乱の女子についてはまた記事を改めて書くことに致しましょう。


ホントは、早く大輔くんのことを書きたくてウズウズしてるんですけど、
好きなものだけ書き散らかして、最後まで興味が持続しなくなるといけませんのでね


録画したビデオも、まだ男子の一部しか観てないし~~~
(てか、大輔くんばっかリピしてるのが丸わかりか

ま、今回はNHKのマルチ動画があって大助かりですけど




ではでは、一旦休憩に入りま~す(笑)

フィンランディア・トロフィー女子

2010-10-19 14:31:44 | コンペ
NHK杯までいよいよあと3日となりました!

公式サイトのインタビュー動画では、この間のサンスポのインタがUPされてますが、
番組にはなかったマラカス持って「うッ!」が入ってますね

それからスケ連HPには当日券の情報が。

これ見ると、どうやら今回は金曜しか当日券の販売がなさそうで、
土日アテにしてた人にはちょっとガッカリなお知らせです



そして、アイクリからはようやく全日本先行発売のお知らせが来ましたね!

アリーナとSが一人1枚になり、2枚申し込めるのはA席のみとなりましたが、
これはゲッター対策のためにもしょうがないと思いますし、
どうしても連番で購入したい人は一般のプレガで買い求めるしかないでしょうねー。

でも、その割には値段が上がってる

今までだったら、全日本はアリーナだって1万円以内で買えたのに、
今回は2日目から11,000円ってこれは一体どーゆーこと!?

国内試合でこれって、

これはバンクーバーで増えたスケートファンを当て込んでの殿様商売なのか、
はたまた去年言われていた長野オリンピックの時の基金が底をついたための上乗せ分なのか


真相のほどは値上げのワケを明記してくれてるわけではないので何とも言えませんけど、

なんだかねースッキリしません。



ま、これが選手達の活動費に少しでも回されることを祈るのみですね。
(と言いつつ、今回私は行けないんだけど




――さて。

皆様には気分はすっかりN杯なところを無理矢理フィン杯に戻します(笑)
(どっちみち、試合2,3日前ってけっこー嵐の前の静けさなので


今回は女子。

エントリー選手はあっこちゃん、コルピ、レオノワ、グレボワ、マカロワ、ドブスちゃんなど、
なかなかいい選手が揃ってはいたんですが、
ざっと観た感じ、女子はけっこーな自爆大会でした


特にコルピ、レオノワ、グレボワ辺りが転倒やすっぽ抜けの嵐で、
ちょっとまだこれは人様にお見せ出来る段階ではないなーって印象が軒並み強かった中、

さすがあっこちゃんだけは貫禄の演技で

動画は、なので、今大会の上位3人を上げるのみにしておきますね。





そのあっこちゃん、
SPはご存じみやけんさんの『ジェラシー』です。

ジャンプはほぼ完璧に決めて、スピンも超キレイ

そして、演技はどこまでも華やかで、誘うような大人のタンゴをこれでもかと見せつけてくれます


ステップも他の選手に比べたら断然動けてるし、カッコいいですね~~~

やっぱ、彼女はこーゆーのが似合うなァ~~


ちょっと余裕すら感じさせて憎いよこの~~!(笑)って感じでした。



お次は、それでもSPではあっこちゃんを抜いて1位だったコルピ選手。





これね、最初出だしだけ観た時、

「まァ、なんてステキ!森の妖精みた~~いと思ってたら、
それもその筈、彼女は『オズの魔法使い』の良い魔女グリンダだったんですよ~~~


だって、爽やかで美しすぎて、マジでそんな感じに見えません???

ジャンプは今一つだったけど、まさにこれは彼女のハマりプロ


お客さんも大歓声で拍手してたし、これは今後の滑り込みが楽しみですね~~


続きましては、昨季辺りからあのはじけるような笑顔と、
元気いっぱいな演技で認知度を一気に高めたロシアのレオノワ。





ん~~~?

パッと見、衣装の配色が・・・

あれ、あのデザインはクラウンを意識してるのかな?

なかなか個性的でビックリしてしまったんですが

プロ自体はステップが後半シャキシャキで小気味いいし、
明るくコミカルなピエロって感じでとてもカワイイです

彼女もこーゆー路線だとハズレがないですねー。


もう少し体をしぼれたら、もっと軽快なステップが踏めるんじゃないかな?

今後に期待しましょう~~




そして、ここからはフリーの動画。

まず、あっこちゃんからです。





新衣装、ウェディングドレスを意識しているらしく、とても爽やかでキュートな白ですねー。

今回ジャンプ、2A-3Tが入ってるし、
2回目のルッツがダブルになった以外はほぼ完璧だったんですが、
プロトコル見ると、eマークが3つもついてる

それもルッツ、フリップ共に。

ってことは、エッジがフラットになっちゃってるってことですよねェ?

映像で見た限りでは、ルッツは若干傾きが甘いかなーとも思うんですけど、
フリップに関してはわからん(><)

でも、両方つくのはちょっとマイナスなので、何とか修整出来るといいなァ


プロに関しては、

う~~ん、THE ICEで初めて観た時から思ってることなんですけど、
正直に言っちゃうと、振り付けがあの大輔くんの『道』を作ったカメ先生だから余計期待しちゃうんでしょう。

少しインパクトが薄いってゆーか、
印象に残る動きが少ないってゆーか、なんか物足らないんですよねー


曲の盛り上がりは申し分ないし、あっこちゃんもよく動けてるので、
尚更もっと芝居じみててもいいんじゃないかって、

いや、やっぱ欲張り?(笑)


でも、私としてはもっとつなぎも濃くて、いい意味で仰々しい演技を期待してただけに、
ちょっとあっさりしすぎとゆーか


今後、変更はあるでしょうかね?

なんか、カメ先生にもあっこちゃんにも、要求が高くなってる自分がいます(笑)



さて、お次はコルピのフリーですが、彼女、やっぱ大人気ですね~~~





でも、演技はジャンプがメタメタ

前半は何とか持ってますけどステップになるとスピード落ちるし、
プロも若干飽きるかなァ

SPグリンダが良かっただけに、もう少しメリハリのあるプロが見たかったです



そして、ラストの演技はレオノワです。





彼女も今回ジャンプメタメタ

3回の転倒とすっぽ抜けやステップアウトが重なれば、演技もそれに合わせて委縮していくもの。

特に彼女はジャンプの成功如何でプロのノリが明らかに違ってくるので、
ホントはジャンプの成否に余り振り回されず、終始一定した演技を見せるべきなんでしょうが、
まだ若いっていうこともあるでしょうし、彼女自身がそーゆー性格なんでしょうねー。

そんな喜怒哀楽が出ちゃう彼女だけに、こっちはついつい応援したくなるんですけど


でも、シーズン通してプロを安定させようと思ったら、
そろそろジャンプの成否だけに捉われないで滑らないとダメでしょうね。

彼女も今後に期待したいです



――とゆーわけで、

女子の結果は1位あっこちゃん、2位コルピ、3位レオノワでした。


遅ればせながら、

あっこちゃん、優勝おめでとう~~~!!!


今季も幸先の良いスタートが切れて何よりですね

この調子でどんどん成績をあげて、東京ワールドの切符を手にして欲しいです



それでは皆様、

後はもうN杯までまっしぐら


観戦に来られる方は、くれぐれも風邪などひかぬよう、
体調を万全に整え来名して来て下さいね~~~(@^^)/~~~


選手も続々こちらへ向かってます

フィンランディア・トロフィー 男子

2010-10-18 16:27:09 | コンペ
昨日のサンスポ、関西と名古屋の放送を合わせたような番組構成でしたね~。

私自身としては「うッ!」が相変わらずてんこ盛りなのは楽しかったけど、
練習中の「もうだめだ~、全然」も入れて欲しかったなァ
(マラカスも入ってなかったし

でも、佳菜子ちゃんと羽生くんのミニ特集もあったし、
一応、最後に無良くんのことにも触れてくれてたのが有難かったです


は~、
・・・それにしても。

N杯開幕までとうとうあと4日!となったのは嬉しいんですが、
例年この時期の平均気温って何度でしたっけ

いや、とゆーのも、
10月も下旬に差し掛かったとゆーのに名古屋の気温、
相変わらず日中25℃前後あるので、朝晩は涼しくても昼が暑く毎日着るものにヒジョーに悩む

この寒がりの私がまだ半そで着てるくらいなんですから(笑)

なので、観戦に来られる皆さんは多少荷物はいっぱいになっちゃいますが、
昼間タートルなどを着込んで来ると絶対汗かいちゃいますので、
下はクルーネックの薄出のカットソーくらいにして、あとは重ね着と、
ネックウォーマーやマフラー、ストール、膝掛け、カイロ等で部分調節された方がいいと思います。

今日時点の週間予報では、開催期間中も23,4℃あるみたいですのでね



ところで、あと4日といえども、待つ身としてはその一日一日がけっこー長く感じたりして。

私自身はまだファンレターいっこも手つけてないので、そんな悠長なこともしてられないんですが
大輔くんリピの合間に他選手の演技も見たりしてると案外時間が早く過ぎちゃいますので、

ちょっと遅きに失した感はありますが、ここでフィン杯の動画など紹介しときますね



で、このフィン杯、
去年は大輔くんが怪我後復帰第一戦に選んだ試合であり、
まだまだ本調子ではないながらも見事優勝
一昨年は確か、無良くんとあっこちゃんがアベック優勝した、
日本人選手にはゲンのいい試合でもあります。

そして、今年は男子では村上もう一方の大介くん、女子は今年もあっこちゃんが参加しておりました。



さて。

動画がけっこー多いので、まずは男子から、その村上くんのSPと、
あとは私が印象に残った選手を何人かSPとFSごとにあげていきますね。





以前の記事で、今季の村上くんはモロから離れたようだけど、
新コーチが誰なのか、まだ情報が錯綜していると書いたと思うんですが、
どうやらその新コーチはフランク・キャロルに決まったようです。
(未来ちゃん繋がりなのかなァ?よくキャロルのところへ行けましたよねー

プロは、ジャンプはまァまァ。

安定感も出て来た感じですけど、彼は終盤油断するとすぐ回転不足取られちゃうし、
それに何より、もう少し演技に華が出るといいのになと。

いっつも後一歩惜しい感じがしてしまいます。


お次の選手はコンテ。





これ、衣装といい、振り付けといい、
なんか昨季のブラッドレーくんのモーツァルトプロを彷彿とさせますね

ま、彼はこーゆーユーモラスなプロが似合うからいいんですけど。


でも、今季はスピン、皆レベル取りのためかドーナツばかりやってるなァ

私、実をいうと男子のドーナツは余り好きじゃないんで、
このフィン杯でも続々ドーナツやる選手が出て来てるの見て、もう、既にだいぶ食傷気味

猫も杓子もドーナツってどーよ~~~

N杯でボロの代わりに急遽inが決まったソーヤー選手のなら好きなんですけどネ。


では、次の選手です。

今季も選手続行が嬉しいベルントソンくん

なんと、曲は大輔くんEXと同じアメリ





音源は違いますけど、壁を作るマイムが一緒なんでビックリしました~~

でも、大輔くんのはどこまでも内省的で外界をシャットアウトし、
ラストは結局内に籠ってしまい絶望感さえ漂う演技構成なのに対し、
このベルントソンくんのは、その外界とコンタクト取ろうとしてるっていうか、
一生懸命壁にぶち当たって何回も失敗するんだけど、やがては見事外界に出ることに成功したよーな?

そんな印象を受けました。

なので、これはこれでアリな解釈なんではないかなーと。


ベルントソンくんのは、
そういう意味でいつもユーモアとペーソスの狭間を表現してくれるのが好きですねー

今回のSPの中で一番気に入ったプロです



お次は大輔くんリスペクトでも有名な超美麗イーグルの持ち主、
アメリカのジョナサン・カッサーくん。





ホント、彼のあのインサイドイーグルの傾きの深さったら、
毎度惚れ惚れするぐらいすごいんですけど

彼は案外全体の動きもキレイなんですよねー。


でも、惜しむらくはスピード感がちょっとないのと、彼も若干演技に華が欠けること。

衣装も毎回ああいう全身黒っぽいオールインワンタイプばかり着てるので、
もう少し大輔くんを見習って(?笑)自己プロデュースに励んで欲しいなァ~~

せっかくお顔もベビーフェイスでカワイイんですからね


そして、SP最後はイタリアのパオロ・バッキーニくん。

彼は昨季、SPでアメリを滑った選手で、
身長はそんな高くないし、スタイルもルックスも余りいい方ではないんですが、

なんとゆーか、演技にとても芝居っ気があるとゆーか、
マイムとか、ちょっとした体の使い方が妙に惹かれる選手なんですよねー。






だから、このSPもついつい見入ってしまうとゆーか。

なにげにスピンも上手だしね


ただ、3Aが入らないからどうしても、TESが伸びないんですよねー

彼はジャンプを安定させて、もっと多くの人に見てもらい選手だなと思います





続きましては、FSのご紹介。

まずはSPでは動画がなかったガチくんです。






彼、去年に比べてすっかり背が高くなって体型が安定してきたせいでしょうか?

今季2試合、立て続けにクワドを決めて、一躍トップに躍り出てきましたねー


でも、相変わらずプロがヘンプロとゆーか、
独特の世界醸し出してるなァ~

私自身はあんま好みじゃないけど、
ま、元々ミーシンの秘蔵っ子で才能ある選手なので、
このまま行けば間違いなくソチのメダル候補として名を馳せそうですよね!

羽生くんとの対決が楽しみです


お次はベルントソンくんのMJメドレーですが、ちょっと彼のは他の選手のMJと違う雰囲気





今回の衣装がボトムをストライプにしたせいか?靴をツートンカラーにしたせいか?
それとも彼自身がちょっと太ったせいなのかは定かではありませんが、

・・・どーも、このMJ、マイケル風味のお人形に見えて仕方ない(笑)

いえ、誤解のないよーに言っておきますが、
こう表現したかと言って、私、ベルントソンくんを下げているわけでは決してありません

どころか、SPの時も書きましたけど、
彼のプロっていつも何がしかの笑いと哀愁を秘めていて、
点数はそんな高くはないんだけど、とても惹かれるプロが多いんですよねー


ベルントソンくんには伝統あるスウェーデン男子の一角として、
最後までこの路線を貫いて欲しいな


さて、お次は昨季のプロを持ち越ししたコンテ。





でも、これ、昨季の演技よりも、手直しした今季の演技の方が、
より自由度が高くなったせいか、音楽の個性を更に引き出していて良プロになったような気がします。

私は元々、コンテのこのプロが好きだったので、こーゆーいい変化は大歓迎


スピードが遅い欠点もカバーして余りある作品になり得てると思うので、
今季はなるべく沢山彼のこのプロが観たいですね


さァ、では最後になりましたが、日本の村上くんの登場です!





曲は『アラビアのロレンス』

コンテの後に見ると、村上くんの滑りいいですね~

プロも曲の雄大さがよく表せているし、衣装もなかなか

欲を言えばもう少し迫力が欲しいところですけど、ラストのスピンでA字の変形?を持って来たり、
いろいろ頑張ってるので、何とかジャンプ安定させて上位に迫ってきてくれると、
更に日本男子が盛り上がるのになァと。

一昨年の全日本ジュニアで羽生くん、健人くんに次いで3位に入って、
今はこの2人にちょっと水をあけられた感がなきにしもあらずですけど、
まだまだ挽回出来る余地はあると思うので、
キャロルコーチの元で頑張って欲しいですね!


試合は1位ガチくん、2位ベルントソンくん、3位コンテ、5位に村上くんとゆー結果でした。
(村上くん、惜しかった!)



以上、

ここに取り上げた以外の選手の動画もUP主様のチャンネルから見られるようになっていますので、
興味のある方は覗いてみて下さいませ~



最後に大輔くん、及びNHK杯の番組情報、雑誌発売情報などあげておきますネ。

ウェッブマスターさんから、
10/20(水)発売のSANKEI EXPRESSに大輔くんのコラムが載ります。

同じく10/20(水)発売 NHKウィークリーステラ 
             「NHK杯フィギュア開幕 激突!4人の世界王者たち」

10/22(金) 7:45~ 8:00 NHK名古屋 おはよう東海 「開幕!NHK杯フィギュア」
10:00~11:30 BShi 2005NHK杯 総集編

11月下旬 『フィギュアスケートDays Plus 2010~2011 男子シングル読本』 発売


です。

Days Plusはもちろん女子のも同時発売。お値段\1,890ですよ~~



――というわけで、

SANKEI EXは水曜に取り寄せ頼んだとしても、
届くのはN杯の最中だし読めるかなァというところですが、

今週いっぱい過去のNH杯の総集編が見られるし、
これでもっともっと盛り上がっていけそうですね(>▽<)

皆さん、HDDの容量が大丈夫ですか~~?(笑)


私も家族の録画番組含めてせっせとDVDに落としながら、来たるN杯に備えたいと思います

マスターズと中部ブロック

2010-10-13 23:28:57 | コンペ
既に観られた方も多いと思いますが、先週フランスで行われたマスターズの模様で、
取りあえずジュベとアモちゃん、プレオの動画があったので貼らせていただきました。
(UP主様、有難うございます

今回のメンツとしては、ポンちゃんが引退して、
代わりにアモがニューフェイスとして躍進してきた感じですかねー。


まずは、SPからです。

興味深いのが、ジュベとアモちゃんが音源も構成もほとんど同じ『マラゲーニャ』

なので、ちょっと2人の違いをいろいろ比較して観ていただくと面白い。





ジュベは冒頭4-3を見事に決めてますねー。
でも、3AがSOになっちゃうのはまァ、この時期としてはお約束か

ルッツも何とか下りてます。

衣装も彼にしてはマトモとゆーかヘン衣装じゃない!!のがかえって違和感なんて、
だいぶ私も毒されてるなァ
(素直にカッコいいって言やあいいのに

ところどころナハロさんらしい凝ったポージングがあり(特に腕から指先にかけて)
片足ステップがけっこー長いですね。スピンにも一工夫あるし。

同じナハロさん振り付けのアボちゃんが繊細さを強調してたのに対して、
ジュベのはやっぱ力強い


一方、同じ『マラゲーニャ』でも、モロ振り付けのアモちゃんは。





この間のラトビアショーよりだいぶ動きが整理されて来てるとゆーか、練れてるとゆーか。

前半ジャンプ固め打ちして、
中盤から見せ場のお得意ダンスで観客を一気に惹きつけてしまうところはさすがアモちゃん


で、こうして2人を続けて見てみると、
足さばきと運動量では完全にアモちゃんの方が上。

でも、フラメンコらしいポージングが印象的で、
あとでじっくり深い味わいが出そうなのがジュベかなーという感じがしますねー。



一方、今までの数々のユニークプロでフランス男子になくてはならないのがプレオです。





彼の今季SPもそういった意味ではコミカル系プロなんでしょうが、う~~~ん

コミカルなのは動きだけで、そこにコンセプトや明らかなキャラ立ちがないせいか、
どうも終始一貫一本調子で、ちょっと途中から飽きるかも

もう少し、曲調や振り付けにメリハリが欲しいなーと思いました。

衣装がステキなだけに余計ね



そして、お次は同じく上の3人の、今度はフリーです。





まず最初、私はジュベのFSの曲が第九と知って、かなりビックリ仰天

だって、今までの彼のキャラからして、あんなベタなクラシックなんて、
絶対滑らなさそうと思ってたから。


でも、実際こうして観てみると、
あの壮大なオケの音色に合わせて優雅に、時に凛とした表情で滑るジュベは、

なんか、ここまで常にフィギュア男子の第一線で活躍してきた者の、
ベテランらしい余裕と貫禄に溢れていていいなァと

惜しむらくはChStに入る有名なフレーズの前に、もう一段階転調的なメロディが欲しかったのと、
SPのような印象的な振り付けがもっとあるとより引き込まれるのになーと思いました


そして、アモちゃんは。



彼はまず、あのお魚屋さんみたいな衣装どうにかならんのか


それにしても、マイケルメドレー、ここ最近とみに滑るスケーターが多いように思いますが、
(フィン杯観て、あのベルントソンくんまでマイケルだったのにはオドロキ
アモちゃんのはやっぱり一人図抜けてる印象がありますねー。

それぐらい彼のリズム感の良さ、ダンスセンスには目を見張るものがあるんで、
見てて楽しいのは楽しいんですけど、

今季、SP、FSともダンス系ってゆーのはどうかなーと

せめてどちらか一方をしっとり系とかで魅せてくれたら、
よりプロの良さが際立ったんではないかと思うんですが、どうでしょうね?


でも、今季彼は、
ひょっとするとジュベに次ぐフランス2番手としての地位を確立するかも知れません。
(スケ連もその意向みたいだし?)


プレオのFSがもう少し印象的だったら良かったんだけど




これ、叙情系なのか何なのかイマイチわかりにくいですよね。
盛り上がり的にももう一つなので、ちょっと今季は彼、苦戦しそうな気がします。

あ、でも、クワドバンバン跳んでくれれば、また違うかなァ?


アニックさんとの、あの微笑ましいキスクラがまた見たいですけどね



さて、試合的にはジュベの優勝で終わったマスターズ。


取りあえず、昨季よりもコンディションが良さそうなジュベと、
アモの若さ溢れる勢いの良さが目立ったコンペだったように思います。



ところで、

先週はモリコロでも中部ブロック大会があったんですが、
その模様がメーテレ『スポケン』にて放送されました。

で、誰かつべにあげて下さってないかなーと検索かけたところ、
佳菜子ちゃんのだけ上がってたので貼らせていただきますね。









その佳菜子ちゃん、SPは『ジャンピン・ジャック』

彼女らしいハツラツとしたノリノリプロで、
シニアに上がってもこーゆー演技をしてくれるとは嬉しいですね~

ラストの、少しスカートをまくり上げるポーズもとてもキュートだし


そして、SPの3Fがとてもキレイだったので、FSで構成を上げて来た3F-3T、上手くいくかと思いきや、
やっぱり緊張したんでしょうね~、見事にすっぽ抜けてしまいました

その後もルッツやループで抜けて、昨季あんなに安定していたジャンプが今回はかなり乱れたことに。

ま、難度を上げればそれに伴う失敗も増えるわけですから、
今季はそれ込みで、順位関係なくレベルアップすることを目標にしていけばいいんじゃないかな。

プロ自体は『マスク・オブ・ゾロ』ということもあり、
ステップでの剣で戦うシーンを交えたところもとてもカッコよく、大人っぽさも見られて良プロだと思いますので

キスクラでのめっちゃ不満そうな顔が彼女には珍しく、ちょっとびっくりしましたが、
それも勝負や自分の演技に欲が出てきたってことでしょうから、
私は大いに歓迎したいですねー。


あと、佳菜子ちゃん以外で演技をフルで放送してくれたのは、昌磨くん、龍樹くん、
愛音ちゃん、水津さん、無良くんのそれぞれFSで、
この中では昌磨くんと無良くんがやっぱり飛び抜けて良かったです


特に無良くん!

冒頭決めた4Tがすごくでっかくて迫力あって鉄板が縦に猛スピードで回っているよーな、
そんな印象を受けるくらい豪快で正確な4Tで

3A自体も相変わらずダイナミックだったし、

彼のジャンプはやっぱり見応えありますね~~

演技もなんとゆーか、THE ICEの時より余白みたいな余韻みたいなものがそこかしこに出てきて、
とても引き込まれましたし・・・。

うん、町田くんとは対象的だけど、それが返ってこの2人の個性を浮き立たせていていいなァ~~


これは、マジ、今季の全日本が楽しみ



それはそうと、

今回中部ブロックのキスクラがめっちゃハデになっていたのが笑えました(>▽<。)

それから解説の山田真知子コーチ

いちいち言うことが的を得ていて、すごい納得


他の全国区の解説者さん達もあれぐらいはっきりと言ってくれればいいんですけど、
ま、あれは真知子コーチが言うから許されることなんでしょうね。


お口もコーチ業もまだまだ現役でいてくださってるのが痛快でした



さあ、次はフィン杯動画ですが、

NHK杯までこうして他の選手の演技も見ながら、合間合間に大輔くんプロを挟んで見るのが、
まるで試合を観戦しているみたいで今の私の流行りです

ジャパンオープン2010 レポ ②

2010-10-11 01:01:50 | コンペ
え~、レポもコメントへのお返事も軒並み遅れておりまして、申し訳ありませんm(__)m

病院では血液検査、心電図共に異状なしと宣言され、
産婦人科の先生には「気のせいでしょう」とまで言われて、
それがいいのか悪いのか、そりゃ確かに大輔くんの演技を観てる間は、
体調が悪いのなんかはすっかり忘れてるんだけどね~と思いながらも、

ここんとこずっとそのJO大輔くんをリピし続けて夜更かししてた反動が出たのか、

連休初日夜からまたもやバタンキュー


胃の痛みと吐き気で翌日は丸一日中眠りこけ、やっと10日夜になって復活した私。



・・・まー、

こうなると毎度とゆーか、凝りないヤツとゆーか、
皆さんに心配していただくのが申し訳ないくらい、ほとんど自業自得ってヤツなんですが

要は、若い時みたいに体力に任せてムリ出来る時期はもう、とっくに過ぎてしまったってことですよね


年齢を経るにつれて、適度な運動と体のケアに努めて健康的な生活を送るよう意識してやっていかなければ、
せっかくの楽しみも病気になって半減してしまっては元も子もないとゆーこと。


でも、ふと思ったんですけど、

私って、男だったらきっと、不健康で自堕落な生活上等って感じで、
大病するまで己の浅はかさに気付かないタイプなんだろうな~~と

そいでもって、周りにも散々メーワクかけまくるんでしょうけど、
それでも好きなことだけは絶対やめられない性分な気がする。


だって、昨日そうやって胃の痛みと格闘しながらも、
大輔くんが現役を終えるまでは意地でも生き抜いてやる~~~~(>0<)

なんて、思いっ切り悲愴感漂わせながら夢と現実の間を行ったり来たりしてたので←オオゲサ



しかし、そんな切実な願いが通じたのか?

この間からえぷらがN杯チケを予告もなくゲリラ販売してて、これまで悉くタッチの差で買い逃してたのを、金曜の通算5?6回目の再販でよーやくGET出来たのは、まさに天の配剤と言うべきでしょう!!
(って言っても、B席だけどね


やー、これでやっと3日間通しで行けます

あのJOでの大輔くんタンゴを観てしまっては、
24日のフリーだけ生で観られないなんてことになってたら、余りにも悔し過ぎましたもの。


でも、今回のそのゲリラ販売のおかげで、
あんなに品薄だったチケ流やオクに大挙してチケが売り出されている今、
ギリギリまで待てば、案外お手頃な値段で希望の席種がGET出来るかも知れませんので、
交通や宿泊手段など直近でも何とかなりそうな方は再考してみるのもよろしいんじゃないかと。

そして、皆でNHK杯を盛り上げようではありませんか~~~\(~o~)/




――そんな、お祭り騒ぎまであと2週間。

先週の中部ブロックが東海ローカル『スポケン』で放送され、
マスターズもフィンランディアも動画が上がっており、近畿ブロックも注目の的なんですが、

まだ私自身全員の演技を観ていないこともあるので、
取りあえず今回はJOレポを先にお送りすることにしますねー。



前置きが長くなってしまいまして、スミマセンm(__)m

では、ここから続きです




男子前半が終了し、興奮した空気を一旦冷ますように、
インターバルには今回のゲストスケーター達が滑ってくれました。

まずはリード姉弟の今季SD『アダムスファミリー』と、本田くん『Awake』、
そしてしーちゃんの『夕顔』


いや、正直この時の私は、さっきまでの大輔くんタンゴが余りに衝撃的で、
あの世界にずっと浸り切っていたので、
彼らには申し訳ないけど、リード姉弟のプロも本田くんのプロもほとんど目に入っていなかったんです

ところが、リンク中央にあの藤色と縹(はなだ)色の羽織ものを来て現れたしーちゃんを見た途端、

その余りの幻想的な美しさに思わず息を呑んでしまいました。


そして、これが私がずっと縁がなくて観られなかったあの『夕顔』かも知れない!!
と思いつつ、まるで白檀の香りがほのかに立ち上りそうなその優雅さと儚さに完全に引き込まれ

ああ~、やっぱりしーちゃんはああいうこの世のものでないような、
体温を感じさせない天女系や女神系が超似合う~~~
(でも、今年は大輔くんの出番はなかったのねん

男子が終わってからゲストコーナーがあるのを知ってか知らずか、
あの時間席を立って行かれた人がけっこーいましたけど、
もしそれであのしーちゃんのプロを見逃していたとしたら、惜しかったですね~。

『夕顔』は私の中で、『It's a Beautiful Day』、『Frozen』に並ぶ名プロになりました


ホント、観れて良かったあ~



さて、そこから20分の休憩を挟み、後半の女子へと試合は続きます。

まずは欧州チームのユリア・セべスチェンから。

彼女は昨季で引退してたんですねー。JOはプロ枠ということで来てくれました。

曲はラウル・ディブラシオメドレー。


以前欧州選手権で見た時も思ったんですが、
やっぱり彼女はあのシャキシャキした動きがどことなーく伊藤みどりを彷彿とさせますねー。

ジャンプの豪快さまで似てるとゆーか。

でも、そのジャンプはある程度見応えがあるものの、
イマイチスピードが緩慢で途中見飽きてしまうところがあるのが、私的にちょっと残念でした。


それでも(今後はプロとして、欧州辺りのショーに出るのかな?)日本には余り来られないでしょうから、そういう点では今回急遽来日してくれて有難うと言いたいですね!

キスクラに戻る時だったかな?
プルがすごく満足そうにハデに彼女を迎えていたのが印象的でした(笑)


続いては日本チームからの一番手、ミキティです。

曲はグリーグのピアコンで、
きらびやかでゴージャスなメロディが今の彼女にとても似合ってますね~~

衣装もあれはFOIの色違いバージョン??
小指のリングがすごく存在感あって、
カワイイなあ~とキスクラでは大輔くんとのカラミ具合も含めてガン見してたんですが

今季の彼女はジャンプにしてもしれっと2A-3T決めたり、
表現にしてもヘンな力みがなくて楽しそうで、すごく見てて気持ちいいなァと


ちょっと、06-07シーズンの頃に戻ったような感じ?

あれに、大人の余裕とエレガントさを身につけたよーな。


そういう意味で、今季はなんとなーくシーズン通してやってくれそうな気がするんですが、どうでしょう?


演技が終わった後の、大輔くんの子供みたいなはしゃぎっぷりが微笑ましかったし、
ポケモンのぬいぐるみを渡されたミキティが、最初はカメラに向かって振っていたのに、
その後そのポケモンで顔を団扇代わりに煽いでいるところをすっぱ抜かれ、
恐縮してたのも可愛かったです

この時点で、ミキティが115点出し、相変わらず日本チームが首位。



さあ、そして今度は北米チームからはファヌフの登場です。


彼女はなんとゆーか、ガタイがいいとゆーか、男前とゆーか
カナダ女子伝統の筋肉美が美しいお人ではあるんですが、
ロシェと比べるとやはりまだエレガントにはほど遠いな~というのが今までの正直な感想で、
(いや、エレガントであればいいとゆーわけでもありませんが)

ただ、今回のラフマニパガニーニも、
あの繊細なメロディに彼女の力強さはどーもしっくり来ないし、体の可動域も狭いから、
もう少し深い表現が欲しいなァというのが初見の印象。
(白のレーシーなのにどこかスポーティな衣装も違和感あったしね)

でも、ジャンプイマイチながらもあの3連コンボはすごくリズミカルでキレイだったし、
後半に行くに連れてその初見の印象はだんだん薄れ、
何だか最後、つん!と肩をとがらせたポーズが妙に可愛くて、いいじゃ~~んと思ってしまった

ああいう表情が出来るんなら、彼女もなかなかイケるんではないかなァと。

まして、今季はロシェの休養宣言でファヌフがカナダ女子筆頭になることは間違いないので、
今後更に滑り込んで、あのプロをモノにしてくれるといいですね~

ちょっと期待してしまいます



そして、お次は欧州から、サラ・マイヤーの登場ですが、

私、彼女が出て来た瞬間、

衣装、超・超・ステキ~~~と大コーフン!

彼女の衣装はホント、デザインやカッティングがいつもキレイでウットリしちゃうんですよね~~
去年の白のロミジュリ衣装も、一昨年の風船衣装もとっても良かったし、
後で現地でお会いしたスケヲタさんともそのことで大いに盛り上がってたんですけど、

現女子スケーターの中ではアシュリーと双壁をなすくらいステキ衣装の持ち主だと思います


そんな彼女が滑るは、ちょっと音がくぐもったレトロな感じの映画音楽。
(でも、実際はこれ、2007年公開の比較的新しい映画なんですね)

私はその作品を見てないので曲から来るイメージだけで恐縮ですけど、
ちょっと昔の場末の居酒屋で女が気まぐれに踊りを踊っているような?
そんな感じがしました。

演技は今回ロスバゲでスケート靴が紛失してしまい、直前まで練習出来なかったせいでしょう、
(CaOIでグレボワがinしたのは、サラがそれで滑れなくなることを見越しての要請だったんだとか)
やっぱりジャンプは全然ダメだし、動きにもキレがなかったのがすごくザンネン

でも、本来彼女はとてもリズム感のよいエレガントな踊りの出来るスケーターなので、
今度はぜひ、キレッキレでムーディなダンスを披露して欲しいですね



さて。

女子もいよいよ大詰め、
後は日本チームの真央ちゃんと北米チームにロシェットを残すのみとなりました。

去年の2人は、真央ちゃんが先行きに不安を残す出来の演技と選曲だったのに対し、
ロシェの方はシーズン初戦にも関わらず、これ以上ないくらいの神演技をして、
後のバンクーバーに向けて必ずや優勝争いをするメンツの一人として欠かせない選手になったことを確信させるに足るJOだったのですが、

今季に関しては、ロシェの方はもう早々とお休み宣言をしていて気持ちに余裕があった筈。

一方、真央ちゃんの方は4年後のソチに向けて、ジャンプを一から見直すという、
トップアスリートには滅多にない矯正をしている最中でもあり、
それが演技にどういう影響をもたらすか、そんな拭い去れない不安が、
またもやあの会場を支配していたように思います。

とにかく、真央ちゃんの番になった途端空気が一変しましたから。
(しかも、そんな空気を読まず演技直前になっておバカなかけ声を発した、
自称真央ファンがいましたしねー


曲は真央ファン待望の『愛の夢』。


優しく、柔らかな旋律に乗って、最初は気持ち良さそうに滑っていた真央ちゃん。

冒頭の2A-3Tを決め、続くジャンプに皆が固唾を呑んで注目していると、
3Fがすっぽ抜け、次のルッツも転倒。

その後のジャンプも軒並み歯車が狂った感じで、
その度会場がだんだん水を打ったように静かになっていくのが、見ていてとても辛かったです。

もちろん、苦手なサルコウを入れて来たのはえらいし、
今からジャンプ全種類跳ぼうとするその気概は素晴らしいと思うけれど、

彼女の場合、どうしても世間の注目がジャンプONLYになってしまうので、
そこばっか見てああでもないこうでもないと言われるのはとても可哀想。

せっかく、彼女に似合った夢見るようにステキな曲なのに。


でも、ルッツなんか特に、北ショートサイドに向かって跳んできたのでよくわかったんですが、

とにかく助走が長すぎる。

ほら、ここで跳ばなきゃ!ってところでまだ滑ってて、
あれじゃあタイミング合うわけないと思います。


そんな感じで、いちいちジャンプ跳ぶ度ためらいが感じられて、
矯正中とはいえ、今後自信持って跳べるようになるまでは大変だろうなーと、
なんか、見ているこっちがしんどくなってしまいました。
(いや、もちろん一番しんどいのは彼女ですが)


そんなですから、キスクラでも皆最初お通夜状態

小塚くんも大輔くんも、なんて声かけていいかわからないってゆー顔してたし、
真央ちゃんも始めは気丈にふるまってたんですけど、
その内みるみる目に涙をためてたのが痛々しかったですねー

ミキティがよしよしって彼女の頭をなでてくれてからは、少し場がほぐれましたけど


・・・でもね、

私は余り心配してません。

なんだかんだ言って、真央ちゃんは真のアスリートなので、
これから絶対不屈の闘志と精神力で巻き返してくると信じてますから


そして、そういう時が一番彼女が輝いている時ですものね

彼女が頑張る姿は、皆に勇気を与えます。

NHK杯ではいい演技が出来ることを期待しましょう~



一方、そんな真央ちゃんとは対象的に、
バツグンの安定感と大人なムードで酔わせてくれたのが、ロシェットです。

彼女、少し痩せましたかね?

昨季より筋肉質な感じがなくなって、とても女らしいラインになっていたような気がしますが、
演技も3Lzがダブルになってしまった以外ジャンプは完璧、
表現も身にまとう優雅さが更に洗練され、円熟味が増したような、そんなアダルトな雰囲気で、
戦いモードでなくなった分、落ち着いて見ていられましたねー。

なので、
点数はもちろん全女子選手中、一番高い122点を貰って、
彼女としては有終の美を飾れたんではないでしょうか?


この結果を受け、トータルでは、0.13点差で日本チーム辛くも優勝
2位に北米チーム、3位に欧州チームという順位と相成りました。


いや~~、良かったですねェ

特に大輔くんなんか、今までのJOでも見たことないくらいはしゃいでましたし、
優勝後のインタで真央ちゃんが「足引っ張ってしまって、すいません」って言った後で、
小塚くんがカミカミで上ずりながらも、

「優勝したから、いんです!」

と言ってくれたのが頼もしかった

そうそう、大輔くんはクワド成功のことにも触れられていましたねー
(も、だいぶ記憶曖昧ですが



表彰式の後、最後はお馴染み花束持ってフォトセッション。

リンクランしながら、選手に花束投げ入れられてGET出来た方がウラヤマでした~~



てなわけで、今回私はキスクラでの様子はあんま見られなかったけど、
大輔くんの久々クリーンなクワドが目の前で見れたし、
あの時点で完成度30~50%と言いながら、あんな濃度の濃いタンゴを観られて、
マジ幸せでした~~

他の選手もステキな演技を有難う

プロのスケーターは、今後更なる活躍の場を広げて欲しいですし、
現役の選手はこれからがいよいよ本番。

特に男子はこれまでに開催されたコンペで皆続々クワドを跳んでるので、
今季は間違いなく空中戦の様子を呈しそうです。

そんな中、我らが大輔くんはどこまで差をつけることが出来るか、
まずは2週間後のNHK杯が大いに楽しみですね


そのNHK杯は公式サイトもオープン、

15日(金)には名古屋ローカルですが、20:00~20:45まで、
大輔くん、佳菜子ちゃん、羽生くんを予定して特集が組まれるようですし、

17日(日)には21:50~NHKサンスポにて、これまた「NHK杯に向けて」というタイトルで、
真央ちゃん・大輔くんの2人が出演するようですのでお見逃しなく!!



その後は、確か過去のN杯特集もやりますよね!


私は、明後日あたり、栄のオアシスパークでやってるパネル展も見に行く予定ですので、
またその様子などもレポしたいと思いま~~す



それでは皆様、

2週間後のN杯に向けて、盛り上げて行きましょう~~~\(~o~)/




は~~、やっと書けた(笑)

ジャパンオープン2010 レポ ①

2010-10-07 02:40:55 | コンペ
大輔くんタンゴの感想を先走って書いてしまったので、
JOレポが遅くなってしまいスミマセンm(__)m
(とゆーより、この間から大輔くんタンゴをリピしまくっていて、なかなかレポがはかどらん


でも、今回は地上波でテレビ放送もあり、多分かなりの方が既に放送をご覧になっただろうし、
よそのブログ等でレポなども読まれてて私の需要もあまりないと思うので、
今回はざっと感想を述べるぐらいにしておこうかなと

てか、実を言いますと、今回私、メモ帳持って行くの忘れちゃったんですよね~~~


それに、私の座った席はショートサイド北L列のほぼ真ん中ではあったんですが、
演技はかなり間近で観られたものの、肝心のキスクラウォッチングが、せっかく双眼鏡持って行ってガン見してたのに、
大輔くんだけピンポイントで見ようとすると、ちょうど私の視線と大輔くんの座っている位置を結ぶ線上に、カメラマンが立っておりまして

どんなに倍率を上げようが、私の体を傾けようが、
そのカメラマンのおかげで、ぜんっぜん大輔くんが見えやしない


なので、現地ならではのこぼれ話的なものがほとんど今回ないんですよ~~~



かようなわけで、

今回はかなり面白味のない観戦レポになることだけは間違いないため、
皆様にはそこを承知で読んでいただきたくm(__)m



――さて。

今回のさいアリは、現地で落ち合う予定の方が何人かいらっしゃって、
この間のFOIみたく実に賑やかな観戦と相なったのですが、

でも、さすが当日観客人数16,000人と発表されただけあって、
去年のJOは400レベルは1/3ほどまでしか埋まっておらず、200レベルでもちらほら空席があったのに、
今年は400レベルでも2/3は埋まってましたよねー
(もちろん200レベルはほぼ満席!)

なので、トーゼンのごとく駅からけやき広場を通ってアリーナに行くまでの人・人・人のすごいこと

店は例年いつも満席だから最初から入るつもりはなかったけど、
開演約45分前くらいに到着してトイレに行きたくて、さいアリに入ってから行こうかとも思ったんですが、この人の群れをかき分けて会場のトイレに入るのはちと無謀だと判断したので、
連れの方が教えてくれたけやき広場の地下にあるトイレへ直行。

そこへ、先に入場していて会う予定だったスケヲタ仲間さんからがかかってきたと思ったら、
パンフ買うのに長蛇の列作ってるから、もし入り用ならあと5人待ちで買えるから一緒に買っておきましょうか?との有難いお知らせが

もちろん、ソッコーで頼んだのは言うまでもありません
(だって、中入ったら案の定、トイレはおろか、人垣で物販だって見れやしなかったんですもん


で、この分じゃ食事も中では取れんだろうと思い、
地下のベンチに座って軽く食べ物を詰め込んだ後、いざ、出陣!

いや、大げさじゃなく、マジでトツゲキ~~!とか、そんな感じだったです


そして、メインアリーナは入った瞬間はヒヤッとして少し寒かったけど、
やっぱり観戦中は快適で膝掛けいらず


開演直前までもうおひと方お会いする予定だった人とも無事お会い出来て、
余り時間はなかったんですがひとしきりお話した後、着席。


ところで、キスクラは、今回思ったより小さかったような??

私の方からだと案外角度がキツくて、それで余計見えなかったんですよね~~


ああ~、これで楽しみの半分が消えた~~と内心ガッカリしながらも、
久々見る目の前の白いリンクに、やっぱり、コンペはいい!!
と再確認。


そうして、ワクワクドキドキしながら始まるのを待っていると、
いつもの観客への注意事項をうながす場内アナウンスが流れたんですけど、
「選手への花束、プレゼント等の投げ入れはご遠慮下さい」という例のフレーズを、
何を思ったのか、中の人「選手への花火は」と言い間違い。


これには会場大ウケ(>▽<。)

そら、花火は渡したらイカンでしょう~~~(笑)


でもこれで、会場の雰囲気がちょっとほぐれたかな?



そして、いよいよシーズンの開始を告げるジャパン・オープンが始まりました!


まずは北米チームが、シャーベットブルーのお揃いのジャージに身を包み登場。

バトルをリーダーにして高く片手を掲げ、全員で「おーッ!」


で、皆しばらく北側に並んで立ってたので、
お、これは他のチームが揃うまでここにいるのかな?と思ってたら、
何のことはない、キスクラに戻るよう促されてたので、多分間違えたんでしょうね~


続く欧州チームのジャージはシャーベットグリーン。

皆仲良く出揃ったと思ったら、輪になってお尻突き合わせフリフリフリ

これにはまたも観客大ウケ

一方、日本チームはと言えば、皆でスクラム組んでグルグルイーグルしながら、
(と言いつつ、夢の中へさんのコメでもあったようーに、大輔くんだけ一人小走りステップ
やがて、一人づつ片手を上げながら輪をほどき。


去年が何にもしないで「おーッ」だけで終わってたので、今年のこのまとまりは嬉しかったですね~


そして、一旦キスクラに皆して座り、男子はジャージを脱いでいざ、戦闘準備。
6分間練習が始まりました。


いつもなら私、ここで各選手のジャンプの調子とか、スケーティングの差なんかを見てるんですが、
今回は大輔くんの衣装が初見だったこともあって、
始めから終わりまであの衣装のディテールがどうなってるのか、そればっかり双眼鏡でガン見してました(笑)

で、体を翻す度、なんであんなにボンッキュップリッなんだ~~~(*>▽<*)と、一人身悶え。


だから、正直、この時各選手がどんなジャンプ跳んでたか、ほとんど憶えていないんです


ま、でも、いいでしょう。
今回はガチの大会ではありませんので



さあ、一番手のスケーターは今回北米のプロ枠で来たバトルです。

曲はグレン・グールド。


ジャンプは3Aが入っておらず、構成も一番弱かったものの、
スケーティングは変わらず爽やかかつ伸びやかで、出だしの静謐なメロディに合わせたイナもイーグルも超絶品

おまけにCiStでの軽やかさも、段々曲調が激しくなってくるところの同調性も素晴らしく、
PCSでも変わらず高得点を出すのはさすがです!

珍しくFSSpで体勢を崩したのはご愛嬌?

キスクラでも終始明るい笑顔で皆を迎え、
ロシェにまるで専属コーチのようにかいがいしく付き添ってた姿は、
彼の人格と現在の置かれたポジションを垣間見せてくれましたねー

でも、両脇にファヌフとロシェをはべらせても、ランビみたいにいかがわしく(笑)ならないところが、
バトルらしいなァ~と思ってしまいました


そして、お次は欧州からの1番手、ブレジナの登場です。

今回は昨季と同じ『巴里のアメリカ人』で、
パンツの色を去年のベージュから黒に変えてきてましたね。
(その方がオッサンくさく見えなくていい

彼は、ネーベル前の怪我のせいで余り本調子じゃなかったようなので、
直前まで来てくれるかどうか心配だったんですが、
キャンセルすることもなく遠路はるばる日本に来てくれて、とても嬉しく思いました

そして、私としては彼の演技を生で観るのはこれが去年のN杯に続いて2回目だったものの、
やはり冒頭に入れてきた3Aの豪快さには相変わらず驚嘆!

続く3Fの後、西側で跳んだサルコウが4回回ってるように見えたので、
「すごッ!4Sだァ~~」と思わず小声で叫んじゃったんですけど、
周りの方々の反応が薄かったため、あれ?今の4じゃなかったのかな?と少し不安に

でも、後でプロトコル見返してみたらやっぱり4Sでした

サルコウって、レイノルズくんの4Sもそうですけど、跳んだ瞬間から既に回転が始まってるので、
回点数見分けるのが案外難しいんですよね。
(ま、レイノルズくんのは低空ってのもあるんですが

ステップアウトもあったし、ちょっと惜しかったデス。

で、演技としては最初の方結構飛ばしてたので、怪我の影響はもうないのかなーと思いきや、
やっぱり中盤からバテましたね。

3Aからのセカンドが1Tになっちゃったし、続くジャンプもことごとく失敗。

ChStなんかだいぶ足に来てた感じだし、
彼としてはかなり不本意だったんじゃないかなー。

でも、基本、日本のスケヲタは彼に期待してるとこがけっこー大きいですよね!
(ま、それはこれまでの先輩が先輩らしからぬせいもあるでしょうが

なので、これにめげず、次回はしっかり体調共々立て直してきて欲しいです
(ところで、ブレジナは今回の大輔くんの新プロを観てどう思ったでしょうね。
またどこかのインタで聞いてみて欲しいもんです~



そしてお次は日本チームからの一番手、小塚くん!

曲はリストのピアノコンチェルト第1番。

繊細さと雄大さを合わせ持つこの曲に、
昨季までにはない小塚くんなりの表現力のUPが随所に見られます。

それは、首の使い方や上体の使い方がとても柔らかくなったこと。

ジャンプは冒頭の4Tは行けるかと思ったんですが、踏ん張り切れずに惜しくも転倒。

続く3Aはすっぽ抜け、おいおい、これはいつものパターンか!?とちょっと焦ったものの、
その後後半からのジャンプを見事に立て直し、安定させたのはさすがです。

スピンも相変らずポジションはキレイだし、軸がブレないですねー。

でも、上体の使い方が上手くなったとはいえ、
やっぱり見てて思うのは、あの両腕を振り下ろしたり上げたりする動作がまだ棒。

そして、緊張もあったせいでしょうが、
どちらかというとFOIでの演技の方がより気迫があったとゆーか、
エモーショナルだったように思います。


てか、小塚くんはここ2年くらいコンペプロより、
EXナンバーの方がより生き生きしてて私は好きなんですねー。
今回もCaOIでの『Free Fallin'』がめっちゃ良かったですもの

あのEXナンバーでの腕の使い方や力の抜き方がコンペでも出来れば、
もっといい味のあるプロになるのになーと思うんですが、皆様いかがでしょう。

(あと、あのスピンするとナスに見えちゃう衣装も毎度何とかして欲しい~~~




うん?

なんか、ざっと感想を述べるだけと書いときながら、既にこんなに長文になってるし


これは、またもや女子と2部に分けて書かなきゃならない予感


・・・ま、いっか。

結局こーゆー性分じゃ



さて。

お次は早くも各地域2番手の選手の登場です。

そのリッポンくんはフリーをラフマニの定番、これまたピアコン2番で来ましたが、

彼に関しては、ラフマニと聞いてある程度演技を観る前からなんとなーく想像出来たとゆーか、
きっと似合うだろーなーと思っていたら案の定。

いかにもウィルソンの振り付けらしい、
繊細さと優雅さをそこかしこに滲ませ、爽やかな天使スマイルを振りまいていくその様に、
もう私は終始うっとり

ジャンプも、安定してきた3A、両手タノルッツ、3連タノを始めとする全てをきっちり決め、
最後までソツのない演技が出来るようになったところはオーサーの手腕のたまものか。

ちょっと今からこんな完璧じゃ小憎らしさまで感じてしまいますけど、
まー、ジャンプも後半5連続でしっかり点数稼いでるし、
やっぱりクワドがなくても全てを完璧にやれば点は出るとゆー見本みたいなプロでしたね。
(そうは言いつつ、終わった途端思わずスタオべしてしまったのは私です

でも、個人的には、ラストのChStが、全体の優雅なイメージとは違って案外猛々しいのに少し戸惑ったのと、
やっぱりスそのテップになるとスピードが若干落ちるのが難点かなーと思いました。


これでアメリカとしては、ライサとジョニちゃんのいない今季、
アボちゃんの王座を脅かす2番手として彼がのし上がって来たのは確かで、

早くも下剋上なるかの予感さえ感じさせる仕上がりを見せつけたことは間違いないですね!



――さあ!

そして、満を持しての登場は欧州どころか現フィギュア界を牽引する我らがプル。

露スケ連からは、選手としての資格をはく奪され、このJOも出場が危ぶまれていたプルですが、
彼もいろんな意味であそこに立つ必要性を感じていたのでしょう。

私は彼が、あの場で本当にニジンスキーをやってくれたことで、その心意気を感じ取りました。

だから、ジャンプがクワドなしで相変わらずの前半固め打ちだろうが、
コンボが二つしか入ってなかろうが、後半スピンで取りこぼそうが、
ラストやっぱりガッツポーズしちゃって全くもおおお~になろうが、

スパイラルも入れてドーナツも入れておまけにビールマンまでやってくれた日にゃあ、

も、なんか、
プル、頑張ってくれてありがとおおお!!(T0T)
って感じになって、大感激しちゃいましたよ~~~


演技スタイルは相変わらず好みじゃないんだけど、
そんな好き嫌いを越えた、圧倒的な説得力がこの時のプルの演技にはあったと思う。


周りのスケヲタさん達も皆一様に感激してましたしねー。

その点だけは、プルに軍配が上がったかな。



でも、そんな興奮状態の中、更に私達を興奮させてくれたのが大輔くんの4Tでした


あの時、ブエノスの冬のピアノの冒頭部分から始まって、
北に向かって軌道を描いて来た大輔くんは、
私の感覚からすると昨季あんなに苦しんでたとは思えないほど、

その瞬間余りに自然なタイミングで跳び上がったもんだから、
もうその時点でなんか確信したとゆーか、
スパーンという決まった時のあの音も心地よく、高さも軸の締まり方も申し分のないクワドで、

思わず「やった!」と叫んでしまったほど。


そして、気付いたら涙ぐんでいた自分がいたんですが、
でも、そんな感慨に浸る間もなく見事に3Aをすっぽ抜ける大輔くんを見た日にゃあ、

すわ、今回も土下座か!?
と、一瞬不安がよぎりました

だけど、その後あんなに慎重に入りたいループ(笑)と揶揄されていた3Loが決まって、
CiStに入り出した頃からは、もうなんかジャンプは今回4T成功だけで後はいいやって思えるほど、
大輔くんの演技に没入してしまって。

ところどころタンゴの足さばきを取り入れたステップは、常にめまぐるしくエッジの向きを変え、
それなのに上体はしっかり体幹が支えながらマイムをこなし、しかも頭グルグル、

昨日買ってきたオフィシャルガイドブックの大輔くんインタで自ら言っていたように、
密度から言えば、今シーズンのフリーは昨シーズンのSPぐらいだとか
(ちなみに今季のSPは昨季のSPの2倍だそう)

おまけに、今季はトランジッションもなにげにすごくて、
特にあの、3Lzの入りと3Sの入りのところはほとんど助走なしですよね!


それだけでも見応えあるのに、あのスローパートで大輔ファン全員皆殺し

あそこの胸苦しさといったらもう心臓マヒ起こしそうなくらい(>д<)


私はその後のFLSpからの曲のスピードに合わせて体から頭までグルングルンさせるところもめっちゃ好きなんですが、
あそこ来ると今度はナゼか心臓が早鐘を打つ(笑)


う~ん、これじゃあ心臓が持たん(笑)


そして、ラストのChStは・・・、

つべに上がってたやじうま見たら、あんなの全然体動けてませんね。

練習の時の鬼気迫る感じ、アレがコンペでも出来たらもう私、発狂するんじゃないかしらん


ちなみに、やじうまはこれです。
(UP主様、感謝





やー、

つくづくあのプロって、大輔くんの王道プロだなァ

彼の“今”が全てさらけ出されるプロ。


エレメンツの課題としては、今まではクワドが決まらないことを想定して演技してましたけど、
これからは決まった時の心づもりもしっかりして挑まなくてはいけませんよね

あと、本来2回目の3Aは3連コンボにする予定だったみたいだし、
3-3の精度を上げることやつなぎ満載でもジャンプ失敗しないことなど、
N杯までにやることはいっぱい(笑)

しかも、今回スピンはオールレベル2だったしね


でも、それでもPCSで出場選手中1位の85.72点を出しちゃうのは、
相変わらずPCSがTESに引きずられない大輔くんの強みだし、

これでジャンプがある程度安定してきたら、早々に160点越えそうでマジヤバいです


そーゆー点でも、今季はあんまり心配しなくて済みそうで、純粋に演技に没頭出来そう
(5コンポーネンツの『音楽の解釈』が一番点数高いのも、なにげに嬉しいし)


――はッ、

いかん、いかん!

やっぱり大輔くんのこととなると語り過ぎてしまう~~~


皆様、スミマセヌm(__)m

どーも、今回の私は常軌を逸してるようで



ま、ともあれ、
JO的にはTSS159.19点出て、今回は大輔くん土下座回避良かったねとゆーことでしょうか。



果たしてこの時点での順位は1位日本、2位北米、3位欧州。

次の女子ではどういう展開が待っていますやら


そんなの皆さん先刻ご承知のことではありますが、
記事の展開上、そういう流れにさせて下さいまし~~~



ではでは、続きは第二部にて。



あ~、今回はレポ進まね~~(笑)
(なのに寝不足

いよいよJO&CaOIが始まります!

2010-10-01 01:45:39 | コンペ
何回かの秋の雨を経て、すっかり肌寒い季節となりました

でも、これでやっとシーズンインした実感が湧くのは、
やっぱりフィギュアが冬のスポーツだからですよね


あの外の寒さとは違う、
混ざりもののない、ピンと張り詰めて冴え冴えとした空気感の中に身を置くことが、
この上もなく愉悦を誘うものになって来たなら、ほら、アナタはもう、りっぱなスケヲタ(笑)


かくいう私も御多分にもれず。

土曜のJO&CaOIがいよいよ明後日(てか、もう明日)に迫ってきたと思うと、

体の不調も子供の運動会もすっかり忘れて――




・・・いえいえ、そんなわけには参りませぬ。

ここ数年小学校の運動会が春だったせいで、今年いきなり秋に変更になっていたのをすっかり忘れ、
JOのチケを取ってしまった愚か者はこの私です、ハイ


なので、当然ダンナと子供には平謝り

取りあえず、当日は9時にこっちを出発すればいいので、
お弁当は前の晩からある程度用意しておき、朝は子供達とほぼ同じ時間ぐらいに登校し、
場所取りと子供達への顔見せだけして埼玉には向かうつもりで。

もちろん、ダンナにはムービー録画をしっかりお願いしておきます。
(何しろ、上のお姉ちゃんは今年が小学校最後の運動会なのだ


そして、私としては最終的なお詫びとして、今、ナイショでUSJに行く計画を立てておるのですが、
ま、これは今月NHK杯もあることだしね

魚心あれば水心ありとゆーことで



てか、そこまでしてスケート観に行くか!?

と、どこからかお叱りの声が聞こえてきそうですが



え~~~ん、許して下さ~い

これでも、けっこー罪悪感感じておるのだよ~~~!!




とは言え、その罪悪感を引きずるのは多分家のドアを開ける瞬間まで。

外へ出た途端、私の心はすでに埼玉へと一足飛びに飛んでおることでしょう~~~



そんなオンナです、所詮




・・・ま、いっか。

いつまでもこんな我が家の内情をお話したってつまりませんよね。

話題をJO関連に変えます。


プルやカナダ勢、リッポンくんなどは既にツイッターにて日本に向かったことを告げていますね。

そして、昨日でしたっけ?
かねてより噂のあったレピちゃんOUTが現実になり、代わりにユリア・セべスチェン選手がIN。


彼女は確か伊藤みどりさんに憧れてて、
それにふさわしく、なかなか豪快なジャンプを跳ぶ選手だったと記憶してます。

なので、レピちゃんが来られないのはザンネンですが、
去年のグレボワのように、普段余り生ではお目にかかれない選手が見られるのはいいことですよね



一方、この間のネーベルで直前に軽い怪我をしたせいで成績が振るわなかったブレジナも、
そのせいでOUTになるとかならないとか言われてましたが、何とか大丈夫なようですね~!

良かった良かった


でも、プロはフリーだと昨季と同じなので、
せめてCaOIでは衣装がめっちゃ話題の鼓童SPをやって欲しいなあ~~

だって、アレは絶対遠目から見たら度肝を抜く筈だから
(まだご存じない方はお楽しみに

大輔くんのフリーの衣装も超楽しみですよね~~~
やっぱあのFOIオープニングでの赤黒衣装?

私的にはあーゆーオールインワンみたいな肌にフィットしたものより、
セパレートでもっとアールデコっぽい装飾を施した、
クラシックで豪奢な感じの衣装がイメージなんだけど、一体どうなりますかね~ワクワク


あ、そーいえば!

その衣装で思い出しましたが、リッポンくんて、
今季SPがロミ&ジュリで、FSがラフマニ2番じゃなかったでしたっけ???
(しかし、なんで今季はこんなに大輔くん使用曲がかぶるんだああ~~

で、取りあえず演技はそれこそ蓋を開けてみないことにはわかりませんが、
ツイッターだったか、ice networkでだったかで衣装仮縫い中のリッポンくんのショットが上がってたんですけど、

これがヒラヒラフリフリのめっちゃ正統派ロミオで思わず生唾ごっくん

まるでミケランジェロやラファエロの宗教画に出て来そーな天使派美少年っぷりで、
あれはまたファンが増えるだろうな~~~


なので、リッポンくんは大輔くんとはまた別の意味で罪つくりだと


それから、プルはプルでJOではニジンスキーを滑るとか滑らないとかの噂があるし、
(それなら私としては万々歳だけど。
私は彼のプロの中ではニジンスキーが一番好きなので

でも、旧採点プロをいきなりこんな短期間で現行ルールに合わせるのはちょっとムリじゃないんかい??
とも思うので、こればっかりは当日になってみないとわかんないですね)


後はバトル以外はロシェ、ファヌフに真央ちゃん、ミキティと皆ほぼ新プロ初披露になるのかな?
小塚くんもあのFOIでの1日フリー2回通しの鬼のしごき(?)から果たしてどこまで進化しているか

こちらもめっちゃ楽しみでワクワクしますね~~~




そんなJOの様子を前日からテレ東ネオスポがカケラでしょうが、放送してくれる模様。

10/1(金)23:58~24:12 ネオスポ 浅田真央 JO前日情報
10/2(土)23:35~24:10 ネオスポ 大人になった真央ちゃん&今年の高橋大輔に注目



――とゆーことで、

実はさっき23時から、えぷらでN杯のチケを販売していて、
気付いた時から1時間ほど粘ってたんですが結局買えず

そんなことしてる間に日付が変わり、
明日(てか今日)は再度病院行ったり、お弁当の買い出ししたり、
あと振り込みやら子供の自転車パンク修理やらこまごまとした用事が控えているのに、


一体こんな時間まで私は何をしているのだああ~~~!!(>0<)



だって、最近夜になると体がほてって眠れなくなるんですもん

昨日なんか、それに頭痛や歯痛、胸痛まで加わったし


でも、こうして何かに集中してると気にならないし、あんま深く考え込むのも良くないと思うので、
今はなるべく大輔くん動画リピしたり、読書の秋したりして日々を過ごしております


そうそう!

昨日発売のガラかめ45巻もしっかり買いましたよ!

ネットCMのマツコデラックス月影先生にはちょっとビビったけどね



後は、大輔くんマンボをあげて下さったUP主様が今度はメンズナンバーを上げて下さってたので、
それを最後に貼って終わりにしたいと思います。






ではでは、皆様、

いよいよ迫ってきたJO&CaOIを前に良い夢をご覧になって下さいませ

いよいよ、シーズンイン!

2010-09-22 02:36:29 | コンペ
昨日の子どもサミットは、大輔くんにとっても、観に行かれた方にとっても、
すごくハートウォーミングないいイベントだったみたいですね~

で、その様子はニュースにはならなかったものの、デイリーサンスポなどのweb記事にちらっとと、
あとソナポケさんのブログにも大輔くん達との集合写真のショットが載ってますが、

何でも大輔くんが当日えらい遅れたのはギリギリ直前まで練習してたとかで、

それ知って私は、ガゼン、
「ああ、シーズンインが近くなって来たんだあ~~
とワクワクしつつも、
最近またぞろ体調が悪くなって来ていて、
なかなか動画リピとかネットサーフィンとかに張り付いていることが出来ず、
長いお預け状態も加わり、気付いたら今月はめっちゃ更新が少ないな~と。


せっかくJOまでの今週1週間からコンペが目白押しなのに、
それを取り上げないでいてはスケヲタの名がすたる



とゆーことで、

今回は自分自身のテンションを上げるためにも各コンペの紹介がてら、
その大会にエントリーしている選手達について一考察してみたいと思いま~~す



まず、9/23(木)から26(日)までに行われるネーベルホルン杯から。

こちらには、日本男子は今季大活躍の予感町田くんと、日本女子ではこれまた今季の活躍が超期待される村上佳菜子ちゃんが出場します。

町田くんはこないだ福井で開催されたFaOIでもキレッキレの演技を見せてくれたそうだし、
四大陸で2位になって、やっと先シーズン辺りから戦いモードのスイッチが入った感じ

とにかく、4年前のDOIからずっと彼に期待してた私はマジでこの変貌ぶりが嬉しい

今年は町田くん、案外台風の目になりそうですよ~~~


そしてそれは佳菜子ちゃんも同じ。

真央ちゃん、ミキティ、あっこちゃん上位3人の牙城を崩すのはまだ今季は容易ではないかも知れないけれど、
少なくとも昨季のまま行けば4番手の定位置には納まれそうな充実ぶりを彼女にも感じるので、

ここは一つ2人とも思い切って上位を狙って欲しいですね


そんな2人を迎え撃つ海外勢もなかなかいいメンツが揃ってますなー。

昨季のワールドで意地の4-3-3を跳んで引退するかと思いきや、
今季も続行してくれることになったヴァン・デル・ペレンに、今季ワールド台乗りを虎視耽々と狙っているであろうブレジナ、
その他アメリカのアーミンくんに、ドイツのリーバースくんなど、
女子もコルピにマコーケルなどがエントリーしてるので、下位選手も観るのが好きな私にとってはまさにB級大会は天国天国

なので、今から何とかストリーミングで観れないかと思案中。


お次に来るのは9/30(木)~10/2(土)に行われるマスターズと、オンドレイネペラ杯

マスターズはフランス国内の初戦を飾る試合で、今年もジュベ、アモ、プレオちゃんがエントリー。
(女子は地味~に2人のディディエちゃんが今年も出てます

でも、残念ながら今年はポンちゃんの名前がどこにもな~~~い


これには、私軽~~くショック

まァ、彼は去年のインタでそろそろやめるかも、みたいな発言はしてたので覚悟はしてたんですが、
あのスピード感ハンパないスケーティングと、それ故安定しないジャンプに翻弄されながらも、
毎回ユーモラスなプロを滑って私達を楽しませてくれたポンちゃんを、
本当に今季はもう見られないのかと思うと一抹の寂しさがありますよ・・・

でも、さすがのおふらんすクオリティ、
後続にはしっかりそんなユニークなフランス男子の後を継いだ感のあるアモちゃんが育ってますから、

果たして、今季更なる下剋上なるか!?

それとも、ジュベが意地の踏ん張りを見せるか!?

なども期待して、動向を見守りたいと思いますね


それから、同じ日程で組まれるネペラには、
日本からは佐々木彰生くん今井遥ちゃんがエントリー。

佐々木くんは、何と言っても踊れる選手なので私は大好きなんですが、
いかんせんジャンプが弱い

フィギュアは技術力と表現力、両方あってこそのスポーツではあるけれど、
やはりジャンプが弱いとどうしても点がついてこないので、
過去の小林くんなどの例もあるように、まずジャンプを全てクリアに跳べるようにならないと、
せっかくある表現力が宝の持ち腐れになってしまうと思うんですよねー。

なので、佐々木くんには早く3Aを習得して、ルッツ(でしたよね?)も苦手克服してほし~~(>д<)

その上で、あの天性のリズム感に裏打ちされた、
エキサイティングなダンスセンスでまた観客を沸かせて欲しいな~~と切に願います


それから、今井遥ちゃんもここ1,2年で安定して来た感のある選手ですけど、
女子もあのジュニアからシニア以降の年齢界隈は浮き沈みが激しいとゆーか

過去の武田奈也ちゃんや水津瑠美ちゃん、石川翔子ちゃんに西野友毬ちゃんなど、
怪我などの諸事情でその年躍進しても次の年にはがっくり落ちたりとゆーことがけっこー多いので、

佳菜子ちゃん、ゆっこちゃん含めて、昨季活躍した彼女らには、
ぜひ!今季を踏ん張って成績残して欲しいですね~~



そして、JOと同じ週末に開催されるのが、中部ブロック中四国九州ブロック大会です。


ああ~、そう!

今年JOがなければ、私はここ数年必ず中部ブロック観に行ってたんですよー

だって、男子は小塚くん、あっこちゃん、舞ちゃんが必ず出てたし、
去年はそこに中京大に入った無良くんや水津さんが加わり、
ジュニアやノービスでは佳菜子ちゃんや愛音ちゃん、木原くんに辻馨くん、昌磨くんなど、
多彩な顔ぶれが揃っていて、実に見どころの多い大会だったので。

でも、今年はエントリーを見るとちょっと寂しい

男子シニアは無良くん佐野くんだけ。
(そして何とゆーこと!辻くんがいないナゼどーして 
・・・と思ったら、彼、同志社行ったんですねー。近畿ブロックにエントリーしてました

女子もあっこちゃん、舞ちゃんは出場せず(舞ちゃんはねェ~~、もうタレント転身

佳菜子ちゃん、水津さん、愛音ちゃん、日置檀ちゃん、後藤亜由美ちゃん昌磨くんなどはいますが、
あ、でも、そうそう!
日野くんが中京大中京に入ってきたせいで、こっちにエントリーされてますね

例年よりちょっと迫力不足になりそうで見応え的には劣るかもですけど、
時間さえ許せば金曜朝から行ってみようかな~~


同じく中四国九州ブロックには、
今までの日本男子の中で大輔くんと長きに渡ってしのぎを削ってきた、
南里くん、中庭くんがエントリーしてます。

それから、去年の全日本でフリーが放送されたので憶えている方も多いと思いますが、
リバーダンスのSlStでの足さばきが超華麗だった郡山くんもエントリーしてますので、
西日本&九州地区の方はぜひ、行かれるといいかも

私個人としては、南里くんと中庭くんが今季もやる気になっていてくれていてすごく嬉しい


だって、2人ともこのままでは終われない男の意地みたいなものを持っていて、
応援のしがいがあるじゃないですか~~~(>▽<)


羽生くん始め、町田くん、無良くんなど、下からの追い上げはキツイと思いますが、
まだまだ若手には負けられん!とゆー気合いで上位を狙って欲しいですね



そして!

JOが終わった翌週に開催されるのが、10/8(木)~10/10(日)のフィンランディア杯

このコンペは過去2年、男子は無良くん、大輔くんが、
女子はあっこちゃんが優勝してる何かと日本人選手には縁起のいい(?)大会で、

そこに今回は、忘れちゃならない、もう一人の日本男子若手のホープ村上くんと、
これまたあっこちゃんがエントリーしてますねー。


でも、村上くんは今季の動向がイマイチ掴めてなくて、
モロゾフから離れて別のコーチについたとかどうとか噂されておりますが、未だ真偽のほどはわかっておらず。

てか、彼も昨季のN杯以降、ちょっと成績が伸び悩んだし、
それこそ今季からモロゾフが拠点をアメリカからロシアに変えてしまい、
彼からのコーチングを受けにくくなってしまっているであろう今となっては、
さっさと別のコーチに鞍替えした方が金銭的にも拠点的にも目星がつけやすくなると思うので、

そこら辺スケ連も上手く手伝ってあげたりは出来んのかと勝手に腹立てたりしてはおるんですが、

どーなんでしょうねェ!?


だって、自分自身の技術がおぼつかなくて成績が振るわないならまだ諦めもつくけれど、
コーチや拠点探しで練習もロクに出来ずに貴重な才能が埋もれていくのは、合点がいかないじゃないですか


なので、村上くんの周辺にいる方達には、何とか彼がスケートに打ち込める環境を早く整えてあげて欲しいですね!


あと、あっこちゃんは何やら今、ものもらいが悪化して大変なことになってはいるみたいですけど、
それ以外のスケートでは相変わらずの充実ぶりを示してくれてるので、
今季フィン杯2連覇を目指して、ぜひ頑張って欲しいです

海外選手のエントリーが、
男子はバッキーニ、コンテ、ガチくん、ヴォロノフ、ベルントソンくんにカッサーくんなど、
まァ、村上くんにとっては手ごわい相手ばかりですけど、個性的なメンツが揃ってるので楽しみですし、
女子もグレボワ、レピちゃん、レオノワ、ドブスちゃんなど、相手にとって不足なし!の面々であっこちゃんもやる気出るんじゃないかなー

そうそう!アイスダンスにはケアー姉弟もエントリーしてますね!



――さて。

かように、欧州でのB級大会が始まってくると、
いよいよシーズンに突入したんだなァという実感がわいてきます

JGPSも始まっていて(今年はちょっと小粒な選手が多い感じではありますが)、皆なかなか健闘していますし、

お祭り気分とは言え、国際ジャッジにフリーを観てもらえる前哨戦のJOが終われば、
GPS第一線、NHK杯はもうすぐそこ

そのNHK杯には男子は大輔くん、無良くん始め、羽生くんもエントリーしてますよね。
そして、女子は真央ちゃんと佳菜子ちゃん。


で、この頃になると近畿ブロックに出る織田くんのプロについても詳細がわかって、
ようやっと日本選手のカードが出揃うでしょうから、
その時にでもまた改めて今季の日本男子の予想をしてみようかな~~

もちろん、女子もですけどね



皆さんが興味を持たれたコンペはどれですか?


寝不足やバッファの嵐と戦いながら海外のコンペをストリーミングする、
そんなスケヲタ独特の季節の風物詩が、もうすぐやって来ます




最後に、テレビ情報など。

10/ 2(土)19:00~20:53 テレ東 ジャパン・オープン
10/ 3(日)16:00~17:15 テレ東 カーニバル・オン・アイス
10/ 9(土)21:00~23:00 BSJ   ジャパン・オープン
10/19(火)21:00~23:00 BSJ   カーニバル・オン・アイス


あと、テレ朝チャンネルで同じく10/2,3にGPS前の特集が組まれるようですね!

題してフィギペディア~フィギュアスケート名演技集

13:00~17:00まで全5回放送があって、
大輔くんが出そうなのは#2の「華麗なるジャンパーたち」とか、
振付師に焦点を当てた#3とかですけど、なんせ企画がテレ朝だからな~~~

タイトルからしていかがわしさ満載なんで、ま、余り期待しないで見ましょうか。
(てか、うちは元々見られないんだけどねーー





――と、深夜にこの記事を仕上げて、今朝webニュースチェックしたら、
日経電子版に大輔くんの連載が来てましたね


中身はまさに、シーズンインに向けての練習の仕方や、男子プロとはなんぞやについてなど。

経験による方法論と、大輔くん自身の感性で語っている部分の対比が面白いです



さあ、SANKEI EXPRESSも注文して来なくちゃーだし、
(でも休日またぐから、届くの週明けになりそ


皆様、あとしばらくの辛抱ですよ~~~(@^^)/~~~

FSN 撃沈

2010-09-10 13:01:03 | コンペ
FSNでのチケ取りは今まで3戦全勝だったので、今回もその勢いで行くかと思ったら、


世の中そんなに甘くないとゆーか、

これ以上ラッキーなことが続いたら、いい加減私の幸運も今年で打ち止めだったかも知れない


見事に撃沈




いや、だってね~、

私が7日の夕方ぐらいに申し込んだ時点ですでに予約番号5000番台だったんですよ

で、全体では6000番台以上あったみたいだし、
これが通し番号だったとしてもめっちゃ狭き門だったことには変わりはないわけで


でも、そんな激戦を勝ち抜き、
見事チケGET出来たラッキーな方がいらっしゃったらすごいですよね~~~


果たして、皆様はいかがだったでしょうか??



――それにしても、お粗末なりしはFSN。

システムが立ち上がったばかりで手探りなことが多いからかも知れませんが、
ちょっとしょっぱなからトラブルが多すぎ


てかね、

私は最初ここ、フレンズのチケのみしか取り扱わないのかと思ってたんですよ。

それだったら多少システムがお粗末でも何とかなっていくだろうと安閑としてたら、
フレンズの次にJO、CaOIを扱いだして、そして今度のN杯でしょ?


フレンズの客層考えると、
少なく見積もっても今のフィギュアファンの半分くらいを占めているであろう、
真央ちゃんファンは余りいないとしても、
今回のN杯の需要と供給のアンバランスさを鑑みれば、大多数の観戦希望者が殺到するのは目に見えていた筈。

それなのに、
立ち上がったばかりでまだ整備が追いつかないことを差し引いても、
あんな脆弱なシステムじゃあ、せっかくフィギュアファンのためのサイトを公言してるのに、
不信感が募るばかりで皆その内利用しなくなるんじゃないかと。

確認メールが届いたのが明け方午前4時というのを見て、
中の人、徹夜で頑張ってるのかしらん??と思ったら、
多少気の毒にはなりましたけどねー。


なので、FSNさんには(ナゼに“さん”付け??笑)
今後更に全日本やワールドのチケも取り扱うようなら、早急にシステムの改善をお願いしたいですね!
(でも、ホントは窓口が一つ増えただけでも、とっても有難いと思っとりますよ~~~



そして、肝心の24日のチケットは・・・。

直前放出を待つのみって感じですけど、それでもダメなら、



・・・う~~ん

もう、当日券狙いで行くしかないかなあ~~





一応、最後まで望みは捨てませんけどネ





あ、ところで、

FOIレポ書いててすっかり抜け落ちてしまってたんですけど、
9/2のSANKEI EXPRESSにそのFOIの写真が掲載されてましたよね

方側一面が大輔くんマンボサイケ柄で、両面にしーちゃんからお手紙渡されてる場面と、
紫衣装のしーちゃん、ライサ火の鳥、あと集合写真がレイアウトされてるヤツ。

もう、皆さんGETされてるとは思いますが、
私的には照明の下の大輔くんマンボ写真がレアなので早速購入致しました

でも、さすがに今回で3回目とゆーこともあってか、受付のおねーさんにいきなり、
「購入されるお目当ての記事は何ですか?」と聞かれてしまいまして


げッ!そんなこといちいち聞かないでよ~~~(>д<)

と思ったんですが、素直に、
「あ、高橋大輔選手の写真が載ってると聞いたので・・・
と答えてしまいました(もー、赤面!!)


なんか、こんなんだったら定期購読した方がいいかしらん

とも一瞬考えたんですが。


ま、さすがにそこまでは出来んな~と


大輔くんのおかげでだいぶ、普段の自分の生活とは一切カンケーないとこへ
あちこち問い合わせすることにも慣れて来ましたけど、
やっぱ若干の恥じらいが入るとこが自分でも小者~~~
と思っていたたまれなくなるんですワ


・・・なんか、いろいろ戦ってますね、私も(笑)



それでも、月日は否応なく過ぎてゆき。


この間の台風を境によーやっと天気も秋めいて来るようですし

来るべきシーズンインを前に、皆様、
夏の間に疲弊した体をしっかりメンテナンスして次に備えましょうね~~~


そう、時折マンボのカケラを見て、元気を注入しながらネ



(でも、密かな楽しみは、案外マンボと同じくらいハマるかも知れんと思ってる、
フリーのタンゴなのだ