今年6月、性犯罪に関わる刑法「強姦罪」が改正されました。これまでの「強姦罪」は男性を加害者、女性を被害者とのみ規定していましたが、今後、犯罪の枠組みが大きく変わります。特に被害者の規定について、「女性」のみではなく「男性」も含め、性別を問わないことになった事は大きな変化の一つです。
「法が変わったから」新しい暴力が生まれるのではありません。LGBTIQへの嫌悪が、暴力に転嫁することもあるでしょう。内面化した嫌悪は、被害を打ち明けることを拒んだり、他者や自分への攻撃に向かうこともあるかもしれません。また、そもそもLGBTIQの暴力被害に対応出来る機関等も少ないです。
コミュニティの内外を問わず、この街に暴力はあります。これまで法に規定されず無視されてきた暴力被害が、「暴力である」と言う事すら出来なかった被害があります。
新しい刑法は私たちのコミュニティに、私たち自身にどういった影響を与えることになるでしょう。
刑法はどう改正され、私たちは、これまでどのように性暴力に向き合ってきたのか、LGBTIQを含め、
性暴力について関わり続けている3団体から、LGBTIQコミュニティと性暴力についての提言をします。
日時:2017,7,30(SUN) 18:00-20:00
開催場所:コミュニティセンターakta (東京都新宿区新宿2-15-13第二中江ビル301)
参加費:無料(可能な方は活動への支援のためカンパをお願いいたします。参加3団体で配分させていただきます。希望団体がありましたらお申し付けください)
予約:不要(席は30〜40席を見込んでいます。ご来場の人数によっては入場を制限させていただくこともあります)
発題者:
岡田実穂(レイプクライシス・ネットワーク)
辻雄作(サバイバーズ・ジャスティス)
原ミナ汰(NPO法人共生社会をつくるセクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワーク)
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会員になる;団体会員(1万円)維持会員(5千円)賛助会員(3千円)
郵便振替 00980-8-194971 レイプクライシス・ネットワーク
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