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RC-NET(レイプクライシス・ネットワーク) BLOG.

RC-NET STAFFによる、日常の些細な出来事から、お知らせまでいろいろなぶろぐ。

6月 大藪順子さん 講演・イベント

2010-06-08 12:25:36 | スタッフ雑感
もう日も迫っていますが、6月13日、15日で下記「STANDー立ち上がる選択」の出版や、性暴力をなくそうネットワークなどで活動をされているフォトグラファー、大藪順子(のぶこ)さんの講演やイベントが大阪で行われます。
興味のある方は、ぜひ行ってみたらイイヨ!!


STAND―立ち上がる選択

STAND―立ち上がる選択

  • 作者: 大藪 順子
  • 出版社/メーカー: いのちのことば社
  • 発売日: 2007/10/09
  • メディア: 単行本



個人的には、このSTANDー立ち上がる選択、を見ると、
「立て!立つんだジョー!」のシーンを思い出します。あ、そんな!私はあしたのジョーが大好きなんです。特に力石が。
て、そんな事はどうでもいいのですが、


大藪さん自身のレイプ体験、そしてそこから、STAND: Faces of Rape & Sexual Survivors Projectとを始め、様々な性被害にあった人の写真を撮ることで、世の中にこうした問題を提起していくという、
とてもパワフル且つ、繊細で、自分と向き合う力を持った素敵な女性だなぁという印象を持っています。

これまでは友人達からよく聞く、という程度でしたが、今回お会いするのが楽しみです!


ということで、下記、大阪での詳細です。

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6月13日(日)
日本版「STAND:性暴力サバイバー達の素顔」写真プロジェクト、チャリティーコンサート



会場/大阪オンヌリ教会(大阪市中央区東心斎橋1-3-19 浪花ビル)
    HP: http://osakaonnuri.org/
  ※最寄り駅:
   地下鉄長堀橋駅?番出口 徒歩1分
   地下鉄心斎橋駅?番出口 徒歩5分
   地下鉄・近鉄日本橋駅?番出口 徒歩8分

■ミュージック出演:PANSAKU
■講演:大藪順子

時間:16:30-18:30
※時間が変更されましたので、ご注意下さい。『15:00ー17:00』から変更。
■入場無料、一口2000円自由寄付の時間があります。
2口以上の寄付をしてくださる方にはPANSAKUのCD「STAND」をプレゼントさせていただきます。
お問い合わせ:豊中バプテスト教会 
  T・F 06-6331-5942
  メール imagire@tcct.zaq.ne.jp



6月15日(火)大阪


会場:大阪府立大学なかもずキャンパス
写真展: 学術情報センター ロビー 6月15日(火)~17日(木)
講演会:学術情報センター 視聴覚室 6月15日(火) 16:15~17:45
お問い合わせ: 大阪府立大学 女性学研究センター
〒599-8531 堺市中区学園町1-1
TEL 072-254-9948
FAX 072-254-9947
E-mail cwgs@human.osakafu-u.ac.jp
Map: http://www.osakafu-u.ac.jp/access/index.html


The Rape ~our vision~

2010-06-06 01:16:45 | スタッフ雑感
ブログを開始してから、早半年が過ぎたわけです。
最近のブログっていうのは、優秀で、アクセスとかも、どこから来た人が多いのかとか、どういう言葉で検索して来たのか、とかいうことが分かるようになっているのです。
大半の方が、アドレスに直とか、本サイトやツイッターからとかなのですが、
やはり検索サイトから来られる方の検索条件で一番多いのは、「レイプ」です。
どういった意味合いを持ってその言葉を入れておられるのかは、私には分かりませんが、これは憶測でしかないですが大体半々じゃないかなぁと思っています。性風俗としてレイプ情報を求めている方、そして、性暴力被害についての情報を求めている方、です。
中には心ない言葉で検索をしてここに来られた方もいます。
それでいいのです。
「レイプ」という言葉を使い続けることで、そうした枠に飛び込めればいいと思います。

現状のインターネット上では、性風俗関係のポストが非常に多いし、そして強力です。
レイプと検索したところで、そう容易くは支援機関に繋がることが出来ないし、ピンポイントで調べない限り、検索で求める情報を探すのは難しいです。
「いや、情報はあるやろ、それぐらい探せるよ」という人もいるかもしれませんが、
少し想像をしてみて欲しいのです。

私たちは、確かにインターネットやあらゆる情報と、うまく付き合っていくための自らのスキルを高める必要があります。
メディアリテラシーという観点からもそうですし、
情報の取捨選択、そして自らを防御する能力も。

しかし、例えばあなたが酷い風邪に悩まされているとしましょう。
高熱で頭もぼーっとしていて、ちょっとした刺激で吐き気をもよおす、呼吸も苦しく、
そして、一人暮らしで誰も助けてくれる人が見出せない。一人で病院に行こうにも動けず、119に電話するにも、電話もない(・・・インターネットに繋げるためには、これはちょっと無理があるか・・・)。とにかく、人に頼るという選択肢が見出せない状況に居たとします。

その時に、藁をもすがる、という気持ちで現状の打開策を見出すために、インターネットで検索をします。
どうにか電源を入れて、どうにか、有益な情報を入手しようと検索にかけます。

そこで出てきた検索結果が、あなたにとって有益ではないどころか、
状況を悪化させ心配を増進させるような愛のないものだったらどう感じるでしょうか?

物事には常に陰と陽があるのだと思います。
どちらがいい悪い、とは一概には言えない。
陰がなければ、陽もないのですから。

私たちは陰から目をそらして生き続けることはできません。
しかし、私たちはやはり、陽を望みます。


「仕方ない」とは言えません。
助けを求めるひと、情報を求める人に適切な情報が届くように、その為に、私たちは活動をしています。


だからね、これからも、
レイプレイプいいながら、みんなといろんな事を語り合い、分かち合いたい。
こんな人達もいるんだ、っていうだけでいいから、すぐに届くように。
思いを伝えられる人に、場所に、出会えるように。

そんな思いが、今年度事業、ポータルサイト、紹介状制度の構築の基本であり、
レイプクライシス・サバイバーズネット関西の第一ミッションである「インターネット上での情報提供」が、私たちにとってどれほど大事なものか、再認識できました。

ありがとう!


Sand Drawing

2010-05-26 00:27:27 | スタッフ雑感
ツイッターで坂本龍一さんが「すごい!!」と呟いていたこの動画。なんやとーと思ってみてみたら、
あまりにすごくって、言葉にならんものがありました。
あんまり感動したものだから、ぜひ、みなさんにも見て欲しいなーと思いました♪

<object width="480" height="385"><param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/vOhf3OvRXKg&amp;hl=ja_JP&amp;fs=1&"></param><param name="allowFullScreen" value="true"></param><param name="allowscriptaccess" value="always"></param><embed src="http://www.youtube.com/v/vOhf3OvRXKg&amp;hl=ja_JP&amp;fs=1&" type="application/x-shockwave-flash" allowscriptaccess="always" allowfullscreen="true" width="480" height="385"></embed></object>


なんなんでしょうね、これは・・・。

砂絵っていうすっごい刹那的なもので、創っては壊し、創っては壊し、そして、その破壊は必ず、次の創作への意味合いを持つというか。
流動的で、刹那的で、そうしたものが心の琴線に触れる時って、
ほんとなんていうか、フワっと来ませんか??(あぁ、いい表現がみつからないなぁ・・・)

なんにせよ、この動画は久しぶりに大ヒットでした。

ガッツリ心にきました。


ツイッター再び。チャンスってやつ。

2010-05-25 02:47:35 | スタッフ雑感
ちょくちょく、ツイッターやってますんで、と書いていたものの、なかなかブログに反映出来ずにいたのですが、
先日やっとこ仕組みを理解して、ブログパーツを貼り付けました!!
やった!!
たまには真面目になるのですが、ちょくちょくどうでもいい事を呟いているので、
そこはご容赦ください。笑

GWのいい言葉企画以来、テレビとかを見ていて「この人えぇこと言ってるなぁ~」と思うと、
思わず書き留めてしまうという習慣がついてしまいました。
なかなか良いことかもしれません。
でもたまに、「えぇこと目線」でテレビ見てる自分が、おもしろくなります。


最近みつけた「えぇ言葉」をご紹介。

「一つのチャンスを掴んだら、その縁を大事にする。そしてその縁を、ツキに変える。
これはほんまにそうなんやで、みんな、ここにいるみんながそのチャンスを掴むことは出来るんです。みーんなに、チャンスはあるんや」

笑福亭鶴瓶

本当に「この人は特別」っていう人っています。
もう、見るからに尋常じゃないような。笑
でも、自分を見くびらない方がいいな、と思います。
過去は変えられないけど、自分の中での気持ちは変えられるし、その気持ちは、やっぱり周りも変えてく。まわりにあるチャンスをしっかり掴むこと、その存在に気付くこと、
そして、どう生きるのかは、今の自分自身が握ってる。

どんなときでも、チャンスは、きっと側にあるんでしょうね。

あ、馬場さんのスタートラインを思い出しました。
この歌、すごく好きです。
では、BGMはyoutubeにあったver.の「スタートライン」で、
またお会いしましょう♪

<object width="480" height="385"><param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/ANze8Hg3xMU&amp;hl=ja_JP&amp;fs=1&"></param><param name="allowFullScreen" value="true"></param><param name="allowscriptaccess" value="always"></param><embed src="http://www.youtube.com/v/ANze8Hg3xMU&amp;hl=ja_JP&amp;fs=1&" type="application/x-shockwave-flash" allowscriptaccess="always" allowfullscreen="true" width="480" height="385"></embed></object>


私たちの中にある、普通の強さを大事にしたい。

2010-05-23 01:20:04 | スタッフ雑感
大阪教育大学に、アメリカから持ってきたMenCanStopRape製作のポスターの一部、めっちゃでかいやつを、置かせていただいています。
たしか2003年頃に、ドーンセンターでポスター展をさせていただいた時からずっとそちらに置かせていただいていたので、2004年から活動に関わりだした私はその「でかいポスター」を一度も見たことがなかったのでした。
一度見てみたいと思いながらなかなか行けず、先週になってようやく、見に行ってきたのですが・・・!


想像以上にでかい・・・!


思わずすっごいテンションがあがってしまいました。

じゃじゃーんと公開。

MCSR1.JPG


これではいかほどにデカイか分かっていただけないかもしれない・・・
ということで人物をいれてみると、

じゃじゃん!!

MCSR2.JPG

でかっ!!
すげー!!

テンションが上がり、

MCSR3.JPG

寝てみました。

かっこいいです。

このポスターは先ほど言ったようにMenCanStopRapeというアメリカのNPOによって製作された「MyStrength」というシリーズもので、RCSNKでは5枚所有しています。
「僕の強さは君を傷つけるためにあるんじゃない。君が嫌だと言ったから、僕はやめた」と書いてあります。
このシリーズは現在も続いており、彼らのサイトで見ることもできますし希望があればグッズの購入なども出来ます。

日本でだったら、こんなデカイポスター作ってどないすんねん!!という所なのでしょうが、このポスターはアメリカの街中で前代表の神山が見つけたものだそうです。
GAPかなんかの広告かと思った、と言っていましたが、街中にドドーンとレイプについてのポスターが張ってあるわけで、日本では中々考えられないことでもあるかもしれません。
しかもこのクオリティー。
もう8~9年前の制作物なんですけどね。

こうしたものを通して私がいつも思っていることがあります。
それは、「当たり前になっている」ということです。
日常の中で性被害、レイプについて語れる場所があるということをみんなが知るきっかけであったり、そうしたものが街中にあるということがどれだけ重要なことか、ということです。
昨年アメリカに行ったときも感じましたが、街中に普通にノンプロフィットが溢れている。ちょっと目を凝らしてみれば、多くの媒体を通して様々な支援団体に出会うことができる。
そこら辺の公園にブースが出ていたり、結構ないい場所にNPOの事務所があり、普通に町に馴染んでいる。
「危ない地域だからだ」「それだけ犯罪が多いということだ」と言ったらおしまいだけど、
そういう風に言う前に、しっかり考えるべきだと思うのです。
「本当に日本は、そんなに安全なのか」
「支援団体が多いということは、犯罪の多い社会の象徴でしかないのか」

語らないということが、被害の減少の結果ではなく、
目に見える被害の分母はどれほどなのか(語られなかった被害がどれだけあるのか)、そこに助けになる存在がいたとしたら、その分母に変動があるのか、
そして、もしかしたら、数に入らずに済む被害も、あるのではないだろうか。

被害にあったとき、多少なりの知識や、それを受け入れる環境があるということで、自分自身や周囲の感情、対応は大きく変わるはずです。

最近、思うことがあります。
私には、それほど立派な頭もないですし、まったくもって立派な立場なんてものもありません。
ただ一人の市民として、何が出来るだろうか、と。
それはきっと、支援者を育成したり、プログラムを製作したりだとか、そういうことではないんだろうなぁと。
このところの性暴力に関する社会の動きというのは目を見張るものがあるなぁと思うのです。こうした問題にコミットして動き出している様々な方々に、本当に毎日ワクワクさせられています。
そのなかで、私は私らしく、やるべき事がたくさんあるなぁと思うのです。

難しいことは言わず(私自身が、よくわからないので。笑)、
みんなが、心を動かしてくれるようなことをしたい。

社会の中で、ふっつーーにそこにいる、語れる場所になれたらいいなぁと思うのです。


私たちの心の中には、本当に多くのものがつまっているのだと思います。
喜怒哀楽もあれば、まだ言葉にすることも出来ないような感情がどこかで疼いていたり、
優しさの反面、凶器にもなり得る感情が渦巻くこともあるでしょう。
どちらが勝つのかは、もしかしたら自分にも計り知れないものかもしれません。
ただ、そうした感情の制御というのは、やはり自分の中で決着をつけなければならない。けれどもそれは、最初から最後まで全てを自分で片付ける必要はないのだと思います。
自分にとって醜い、見たくないような感情を抱いたとしても、それをいつまでも見ないことにしていたらやはりしんどくなってしまう、それが爆発してしまうかもしれない。
そんな時に、もし物理的に「独り」になってしまったら・・・?

私たちが感情を持つというのは、そこに力があるという証拠でもあると思います。
その力を、どう使うのか、それが大きな分岐点になります。

いろーんな道があるんですよね。
もうこうするしかない、なんてことはなくて。

でもその道を自分一人で見つけるのは難しいかもしれない。人は人に会うことで、人を見ることで、自分の道を見つけていけるんだろうなぁと思います。

だからこそ、いろんなリソースが町に溢れるべきなんだろうと思います。
ふつ~に、そこにいる、
たったひとつの、その他大勢になれたらいいなと思います。