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RC-NET(レイプクライシス・ネットワーク) BLOG.

RC-NET STAFFによる、日常の些細な出来事から、お知らせまでいろいろなぶろぐ。

CM作ってみました

2010-09-16 17:26:15 | スタッフ雑感
完全に遊びの領域ですが。

<script type="text/javascript" charset="UTF-8" src="http://cmizer.com/javascripts/version02/swfobject.js"></script><script type="text/javascript" charset="UTF-8" src="http://cmizer.com/javascripts/version02/cmizer_1_0_1.js"></script><script type="text/javascript">var cm_option = new Object();cm_option["auto_play"]="true";cm_option["repeat_play"]="false";cm_option["mute"]="true";cm_option["volume"]="0";cm_option["jump_action"]="normal";SetPlayer("cmizer.com/swfs/cmizer_player.swf",420,390,"cmizer.com/cm/movie/p/75/3z/5if8t.xml","113793", cm_option);</script>


最後にどうしても「うちら結構出来る子やしね」が入ってしまう。
やめてーやめたげてー
でもこういうのも、おもろいですね。


追記(9/18)
15秒バージョンも作ってみた!
こっちの方が好きかも。

<script type="text/javascript" charset="UTF-8" src="http://cmizer.com/javascripts/version02/swfobject.js"></script><script type="text/javascript" charset="UTF-8" src="http://cmizer.com/javascripts/version02/cmizer_1_0_1.js"></script><script type="text/javascript">var cm_option = new Object();cm_option["auto_play"]="true";cm_option["repeat_play"]="false";cm_option["mute"]="true";cm_option["volume"]="0";cm_option["jump_action"]="normal";SetPlayer("cmizer.com/swfs/cmizer_player.swf",420,390,"cmizer.com/cm/movie/2/n9/4e/smj2v.xml","113792", cm_option);</script>


自己決定

2010-09-08 09:35:15 | スタッフ雑感
自分で決める、決めた時に周りはそれを応援する。
それが一番大事な姿勢だと思っている。

性暴力被害者など、自分の思いとは別の所で、自分のパーソナルな部分を守ることが出来ない環境におかれてしまった人は、
なかなかこの「自己決定」をするというのが難しい状況に追い込まれてしまうことがある。
どうしたらいいのかわからない。
どうすればよかったのかもわからない。
ちなみにいえば、なんでこんなことになっているのかもわからない。
それは当然の感情だと思う。
だからといって、私たちがやることは、その人達に対する道の提示ではない。
「こうすればいい」ということを言いたいわけじゃない。

選択肢の提示だ。
私たちは、ことごとく「あなたはどうしたい?」と聞いていきたい。

それは酷なことだと言う人もいるかもしれない。
茫然自失の人に対して選択を迫るなんておかしいと思うかもしれない。
でも、別に迫りもしない。

待つだけだと思う。

選択肢がたくさんあるんだってことを提示した上で、
それを選択するのを、待てばいいんだと思う。

ポータルサイト「RC-net」をやるにあたって、一番に思っていることはそれだ。
たくさんの選択肢を提示出来たらいい。そして、その人が決めたことを、応援したい。
こうしなさい、ということじゃなく、
あなたはどうしたいですか?何を求めていますか?それをするために、何が必要ですか?
それに応えていけるような構造を作っていきたい。


危機介入の必要性というのは絶対的にあるのだと思う。
危険性があれば、やはりそこに危機介入するシステムは必要だ。
だけど、どんな危機に瀕していようが、そこでさえ、自己決定をしたというプロセスは必要な時もあるとも思うのだ。
現在進行形の危機があるとき、やはりどうしても警察等危機介入が出来る機関へ行くべきだと思ってしまう。
実際、それはすごく大切なことでもあると思う。
でも、警察を呼ぶのか、救急車を呼ぶのは、決めるのは当事者じゃないかとも思う。
「助けてあげる」ことが全てじゃない。
それは、契約上の問題とかそういうことではない。単純に、自分が自分の人生を生きるんだっていう覚悟が、必要な時って絶対にあるんだってこと。
自分から、自分がその場から出るっていうことを決めない限り、そのパワーバランスは固定化されてしまう。
誰かから救って貰うことが常になってしまったら、救われない自分を今度は人のせいにして生きていかなきゃならなくなるかもしれない。それもまた不幸なんじゃないかと思う。

人生って、決定の連続で成り立ってる。
今日何を食べるのか、お風呂につかるかシャワーで済ますかそのまま寝ちゃうか、仕事に行くか行かないか、どんな服を着るか、誰に会うか・・・・
数限りない選択をしながら毎日を生きてる。

話をするときに、相手の前に座るか横に座るか、椅子に座るかソファーで座るか。
自分の話をするのかしないのか。
思ってることを伝えるのか伝えないのか。

誰かにとってどうなのか、じゃなくて、それら全てに於いて、
あなたにとって、どうなのか、あなたには全てを決める権利がある。
それを、一個一個、「自分で」決めてるんだ、決めていいんだって意識することが、全ての始まり。

決められなかったことがあるからこそ、これから決めていけばいい。
あなたの人生のチョイスは、あなた自信に委ねられている。

そのチョイスに助けが必要であれば、そこに手を貸したい。だから紹介状っていうシステムを作ろうと思っている。



暴力無きところにヤミはない。

2010-09-02 07:16:03 | スタッフ雑感
ちょっと前の話になるのですが、なんとなく思い立って、時間があるときにガテンなバイトでもしたら、この運動不足な日々でそこら辺も解消できるしお財布も潤うし・・・言うことなしや!と、単発のお仕事を紹介している派遣会社に登録に行ってみたんですよ。

派遣の単発バイトって、10代後半から大分やっていた頃があったのですが、
もうその頃はとにかく毎日の生活費を稼ぐ事に必死だったので、いろんな思いはあったけど、「まぁ仕方ない」って思うしかなかったって言うところはあったけど、
その後の派遣法改正やら様々な事件を受けて、派遣会社も変わったんやろなぁーっていう甘すぎる期待がありました。
「暇な日にお小遣いかぜぎ!」って広告の言葉が実践されてるんちゃうか、と。(もちろん、ちゃんと働きたい人の枠とは別に)

昔は、本当に提示される金額も少なくて、そこから手数料だとか安全費(ってなんだ)とか、所得税だとか(ほんとにちゃんと申告してたのかな・・・源泉は貰ったことない)、ユニフォーム代だとかとひかれ、遠くまで行かされるのに交通費も出ず、その日に仕事があるか無いかもわからずただ耐えるのみ。
でも「学歴も資格もない自分はそれでも仕方ない。何もしないより、多少でもお金になれば生活出来る」と諦めというか、自己奮起というか、で、がんばっていた。
でも、心の中に「搾取」という言葉が渦巻いていたのは確かでした。


どんな感じなんかなーと、ちょっと胸躍らせ待ち合わせの場所に行くと、腰の低そうなおじさまが迎えてくれました。
一通り挨拶を終えると、にこやかに、
「とりあえず、社会人として当たり前の行動をしてくれたら大丈夫ですから」とおっしゃる。
はいはい、そうですね、大丈夫です!と、フンフン頷いていると、「例えば」と、

・当日連絡での欠勤は、如何なる場合も解雇要因になります。(病気だろうが、事故だろうが)
・月の内、2回以上指定日以外の休みを取られた場合も、連絡を頂いたとしても解雇要因になります。(病気だろうが、事故だろうが、冠婚葬祭だろうが)
・体調不良だろうがなんだろうが、欠勤遅刻早退は全て、自己都合の甘えです。
・上記の様なことがあった場合は、それまでに働いた給与も、全額は支給されません。
・上記のようなことがあった場合は、次に勤務される方が見つかるまでの損害賠償請求をすることがあります。
・最低賃金レベル以上の給与記載額は、成功報酬だと思ってください。給与を全額受け取れるか否かは、あなたの態度次第です。

他にも数多くの「人道的でない」契約事項をつらつらと語るおじさん(これ以上書くと、場所が特定されちゃいそうなので)
「えぇと、そんな感じで、社会人として、まぁ当たり前ですよね。とまぁ、こんな感じの条件が付きますが、大丈夫ですよね?」と。
その場にいた人々が、ちょっと硬い顔をしながらも「はい、大丈夫です」と頷いているのを横目に、
私は目が点になっていた。

・・・・変わって無さ過ぎる。
え?なんで?っていうくらい、変わってない。いや、悪化してはいないか。派遣労働者を取り巻く状況。


どうにもこうにも体調がすぐれない時なんて、絶対ある!
別に穴あけるつもりで仕事してるわけじゃないけど、それは人として生きてる以上仕方ないことじゃないですか。
事件事故に巻き込まれた時、それは本人だってそんなつもりじゃなくたって起きるし、
それが解雇要因になるなんて意味がわからない。
冠婚葬祭くらいは普通に滞りなく行いたいし、働いた分の給与を全額貰うなんて、言うまでもなく労働者の権利だし、
表だって公開してる給与が実は成功報酬なんですよ・・・とか、にやついていわれたら、その会社の脱税すら疑ってしまう。

「何か質問はありますか?」と言われ、
思わず「あの・・・例えば、仕事中に、生理痛がいきなり酷くなったりして・・・急な貧血とかで倒れたりしたら・・・私は解雇されるんでしょうか・・・?」
と、うつろな目をしながら、妙な心配事を聞いてしまった。これまで生理で貧血になって倒れた経験は持ち合わせていないのだが。

「あぁ、まぁそうですねぇ、自己管理の問題ですから」
といわれ、まだまだうつろな私は思わず、
「では、この仕事をするには・・・ピルとか飲んだ方がいいんでしょうか・・・・いえ、べつに生理痛が酷い方ではないんですが・・・」
と、非常に聞き取りにくい程の声で、伺いを立ててしまった。

すると、おじさまはいきなり厳しい顔になり、
「あなたは、今回登録されるおつもりはない、ということでよろしいのでしょうか?」
と言った。

もう、この時点で私は「無いです」と言ってさっさと帰ればよかったのだが、どういうわけか「暇な日にお小遣い稼ぎ!」の予定が、「ここで働かなければならない」という思いを非常に強く持ち出していたのだ。

そして何故だか、すごく自己否定感に苛まれていた気がする。
生理痛で苦しむことを自己管理が出来ていないといわれたこと、労働者たる自分が、全ての社会生活上の不都合を「自己責任」とされ、「社会人として当たり前のことが出来ていない」というレッテルを貼られてしまうことに。

そして、考えていた、例えば私が、その日どこかでレイプされるようなことがおこったら、私は解雇されないために(生活するために)、仕事に行かなければ断罪されるのだろうか、と。

そして、やはり、いや、そんなことはないよ、と思い、ここでは働かないことにした。

そして最後に、
「いや・・・派遣の仕事をするのにピルを飲むということまでは、考えていなかっただけなんです・・・すみません・・・」
と、もうここまで来ると、我ながら図らずもバカにしていたのではないかと思うのだが、
そう言って席を立った。
この時間にかかった人件費を「賠償請求」されたらどうしようとも思ったが、そんなもん請求されても払うかい!!と、逆に私のこの精神的打撃に対して損害賠償が欲しいくらいだ、と思った。

ただ、申し訳ないな、とも思った。
その場にいた、それでもそこで働くことを決めている人たちに対して、私はすごく失礼なことをしたのではないかと思った。
人には本当にそれぞれの事情がある。
この会社に対して、私は非常に嫌な気持ちになったが、そこにいた他の方々に対してはなんの思いもない。
しかし、私はどうも場所を崩してしまった。

なんだかすごい重い気持ちになって会場を後にしたのだけども、その時後ろから、一人の女の子が駆け寄って来てくれたのだ。

「私もやっぱりやめることにしました」と笑顔で。
まぁ、日銭はすごく大事だし、欲しいんですけど、違うとこ探します。私も、本当は話聞いててすごく嫌だったんだけど、仕方ないんだって思って諦めようとしてました、ありがとうございました。 と、笑顔で言って、じゃあ!と、お互い手を振って別れた。

いやいやいやーーもう、こちらこそありがとう!
本当に、涙が出るほど嬉しい。
あんな支離滅裂な言葉だったけど、私はやっぱり嫌だったのだ。
自分のカラダのことや、外的な要因であれ、自分の事情っていうものが、全て自己責任ですまされてしまって、
自分の問題だろ、と、都合良く使い捨てられることが。すごく嫌だったのだ。
でも、それによって誰かを傷つけたんじゃないか、バカにしたんじゃないか、と思って、すごく気持ちが重かった。

確かに、その場にいるしかできない人だっている。
それに対して私は責める気だとか、断罪する気なんて毛頭ない。でも・・・
やっぱり、そういう場所で虐げられることは、絶対にその場にいる人たちの自己肯定感を下げ続けることに繋がる。
そこで行われているのは、弱者に対するアビューズにすぎない。

選択肢のない環境の中で、人間として搾取され自己肯定感を奪われるということは、
如何なる場合であっても肯定はしたくない。
そこに見え隠れする暴力に、私は全力で抗いたい。というより、離脱したい。手放したい。

いくらそれが、社会人としてなっていないと言われても、その社会そのものを見つめ直したいと思う。
(私が社会人としてどうか、は、また別の話だけど)

暴力のある社会では暴力が生まれ続け、
闇も病みも生まれる。

まず私に出来ることは、とにかく私自身の中の暴力を手放すことだ。それがなかなかムズカシイことでもあるのだけど。

やっぱり、のんびりと生きたい。

暇な日は、暇でいいや、と、思ったのでした。


※今回書いたのは私がたまたまネット上で見つけた会社のことで、他については知らないし、そこがブラックな会社だというだけかもしれない。とにかく全ての派遣会社に対しての言葉ではないということだけは明記しておきます。
また、今後とも派遣労働を始めとしたあらゆる労働問題について、それぞれに改善がなされ、全ての労働者の権利が遵守さる日が来ることを願い、書かせて貰いました。

9.4 世界性の健康デー

2010-08-31 21:59:47 | スタッフ雑感
府立大の東先生よりお知らせいただいたので、みなさんにお知らせします。
お時間あいましたら、今週末は大阪&東京、各会場に行ってみましょー♪


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※転送歓迎します。また、重複してメールを受け取られた方がおられましたら、ご容赦ください。

【WORLD SEXUAL HEALTH DAY -4th September】
性の健康の推進をミッションに掲げる国際的な研究者組織WAS(旧・世界性科学学会)では、
2010年を第1回目として、9月4日を「世界〈性の健康〉デー」に定め、
世界各国で性の健康(セクシュアル・ヘルス)および性の権利(セクシュアル・ライツ)を推進していくことになりました。

日本でも大阪と東京の2か所でイベントを開催します。ふるってご参加ください。
大阪: ピア祭り
東京: 3つのテーマについて熱く語り合うトーク&ディスカッション!
詳細は以下をご覧ください。

■■■OSAKA■■■大阪■■■OSAKA■■■大阪■■■OSAKA■■■大阪■■■
       参加費無料!事前申し込み不要!
語ろう・話そう、世代を超えて~ピア活動に学ぶ現代の若者と性~

【日時】9月4日(土) 13:00~16:30
【会場】大阪府立大学・学術交流会館
【対象】どなたでも(事前申し込み不要)・参加費無料
【出演者】大阪府立松原高等学校ピア・エデュケーター「るるく」、若いLGBTIQ(性的少数者)のサポートグループ「カラフル」、東京を拠点に活躍する「ふぉー・てぃー」、chot CASTなんばを拠点に活動するユース・グループ「みるく・る」、その他
【主催】世界性の健康学会(World Association for Sexual Health)
【お問い合わせ先】大阪府立大学人間社会学部・東 優子
〒599-8531 大阪府堺市中区学園町1-1
メール  higashi@sw.osakafu-u.ac.jp
電 話  072-254-9793(東研究室)
ファクス 072-254-9933(人間社会学部)

■■■TOKYO■■■東京■■■TOKYO■■■東京■■■TOKYO■■■東京■■■
世代を超えて性を語ろう!~時代で変わること・変わらないこと~

3つのテーマについて熱く語り合うトーク&ディスカッション!
●「愛しているのにセックスレス」
 早乙女智子(神奈川県立汐見台病院産婦人科医・セックスセラピスト)
●「イキ方は生き方だ!女の性を語る」 
  北原みのり
 (ラブピースクラブ主宰 http://www.lovepiececlub.com/)
●「男の性・何に傷ついているのか?」
  岩室紳也
 (泌尿器科医・コンドームの達人 http://homepage2.nifty.com/iwamuro/)
 
 ファシリテーター:斉藤麻紀子

【日時】2010年9月4日(土) 13:00 受付/13:25開始~17:15終了

【会場】主婦会館プラザエフ 7階
カトレア 東京都千代田区六番町15番地 TEL:03-3265-8111
交通案内:JR四ツ谷駅 麹町口前徒歩1分 又は東京メトロ南北線・丸ノ内線四ッ谷
駅 徒歩3分

【対象・定員】どなたでも(子連れOK)事前申込み制 先着100名
【参加費】一般2500円/大学生1500円/高校生以下無料


【申し込み・お問合せ】 
・お名前 ・ご職業(ご専門)・年代 ・コメントをご記入の上、was@umi.lar.jp
までお申込みください。

今回の各テーマについて、普段感じていること、身近な出来事、素朴な疑問、お困りのこと、ご質問などなんでも結構です。
・「男の性」 ・「女の性」 ・「セックスレス」一言ずつコメントをお書きください。
※なお、いただいたコメントは匿名で、事前にホームページに掲載または当日の資料に使用させていただくことがございます。

★Twitterでもご意見募集中! ハッシュタグ #WSHD2010

くわしくは  http://umi.lar.jp/wshd.html 


【主催】世界性の健康デー・東京実行委員会 
    実行委員会代表:早乙女智子


【事務局】いのち・こころ・からだ・くらしの学びあいの場 
     ~Umiのいえ~ 担当 斉藤・上村 
  〒220-0073 神奈川県横浜市西区岡野1-5-3サンワビル4F
  TEL:045-324-8737 E-mail:was@umi.lar.jp





児童・生徒と性同一性障害

2010-08-23 20:11:25 | スタッフ雑感
22日は表題のセミナーに参加してきました。

性同一性障害(GID)の概要の部分から、治療(と言う言葉が適切なんかわかんないけど)、実際の症例などについて、三名の講師の方々がテーマに沿ってそれぞれの視点からお話しされているのは、とても勉強になりました。

ゲストスピーカーのみなさんの話にもそれぞれ思うところはあったのですが、
司会の東先生がディスカッションの時に言っていた「いじめというと子ども同士でのことがトップトピックになりがちだけれども、セクシュアリティー、ジェンダーについて、生徒からのアンケートで教師からそうした嫌がらせを受けたことがあるという方が多いという統計がアメリカである」というような話について、何かと思いを巡らせた。
そうだよなーっと。
子どもは残酷だ、とかって言うが、それは何かにつけて「大人が隠しながら生きてるものを子どもは隠していない」というくらいのもので、その部分では、大人が言っている、行動しているからこそ、影響され、学び、「いじめ」をするようになるんだ、ということ。

それについてふと思い出したのですが、私は子どもの頃から結構性別に違和感を持っていて、
「女の子らしい」というのがすごく苦手だったのですが、
そういえば学校などで教師から、それに対していろいろ言われたことがあるなぁと。

「もっと女らしい格好しなきゃ、将来嫁に貰ってもらえないぞ」
(小学生の頃。女の価値は結婚から、か・・・。いやー貰ってくれなくてもいいです・・・物じゃないし・・・)

「その服、男みてぇだな、オトコオンナとかっていじめられるよ?」
(小学生の頃。・・・!その発言が、イジメじゃないですか?)

転校後、学校でイジメのような状況が起きた時に、教師に「イジメられてるのか?」と聞かれたので素直に「あ~みたいですね、どうでもいいですけど」と乗らない返事をすると・・・
「・・・もっと女らしくさ、気弱な感じにしたらいいと思うんだよね」
(小学生の頃。斬新。いじめられてるんですよ?なのに、気弱になれって、斬新!)

「女の子なんだから、そんな股開かない!!恥ずかしいでしょ!」
(中一の頃。こういう発言で「性は恥ずかしいもの」的な意識を植え付けていくんだなぁ・・・)

「お前って、女捨ててるよな」
(高校時代。・・・!単純に、尋常じゃないめんどくさがりってだけなんだけど・・・苦笑)

これは全て、当事の担任の先生から言われた言葉。多分毎日のようにしていたはずの勉強についてはろくに覚えていないのに・・・何故か「性」に関することや「嫌な思い出」はくっきりと思い出せるもので、
自分が残念というか、心なしか切ないのですが。

なぜ、こんな個人的な事を言うか、というと、
あらゆる「普通じゃない」ことの裏には、何があるのか、という発想は常に必要なんだと思うわけです。
おかしいな、と思ったら、そのものをただ「矯正しよう」「間違っていると言おう」ではなくて、
なぜその人はそんな行動に出ているのか、と。

それが全てにおいて悪いことではない。
そこには、GID等、セクシュアリティーの問題が隠れているのかもしれないし、
虐待や性被害、いじめなどなど、その子のアイデンティティーを揺るがす問題が起きているのかもしれない。
問題行動を発見した時っていうのは、実はそこにコミット出来るものすごいチャンスでもあるのだけども、
そのほとんどが断罪され、社会的判断のもと、「変なやつ」「ダメなやつ」で終わらせられてしまう。

それって、すごく残念なことです。

感性の問題なのか、単純に面倒くさいのか、
なんにせよ、児童・生徒と関わる際に、そうした視点で物事を見れる人が増えていけば、そして学校だけじゃなく、多くの場でそうした人たちの居場所が当たり前に増えていけば、そうした違和を抱えていても、自分らしく生きられるようになるまでの道筋を、もっと楽にしてあげられるんだろうな、と思うわけです。

10代の頃、セクシュアリティー、そして性を考えることは命を考えることなんだ、と思って、今もその思いは変わっていません。
その上で、今この場所にいる自分、私は結構好きです。
一人のオンナである私が、オンナの問題としての性暴力を考えるのと、全体としてあらゆる性暴力について考えることは、多少異なるものがあるのかもな、と思います。
確かに、これまでの人類史上、女性は虐げられてきて、今も尚続く問題は、沢山あるからです。私は、そうしたところからオンナでありたいと思うし、そしてまだまだ現状を変えて行きたいんだっていう気持ちもあります。
ただ、それぞれのセクシュアリティーの中にある、様々な性暴力。「性」という非常にパーソナル(個人的な問題ってだけで、恥ずかしいものでもなければもちろん汚くもない)なものを使って、そこにいる人を虐げている、その事に対して傷ついている人がいるということについても、
同じくらい大事なミッションとして捉えています。

大事なのは、それぞれがそれぞれの性で、それを人に否定されず、自分の生を、生きていくということ。
そこに暴力は介入する余地がないんだ、ということです。

そんなこんなで、夜勤明けプラス、二日前のぎっくり腰騒動(昔から異常に腰が弱く・・・なんと!布団干してたらグキッってなりました。笑)から、
眠りそうになったりやたら腰深く座ってたり蠢いてたり(爆)隣と後ろの人々に申し訳ない・・・と思いつつ、
いろいろ考えるきっかけになった、よい一日でした♪


あ、先日のステッカーですが・・・
調子に乗ってあちこちに貼りすぎて、ちょっと後悔してます(私のステッカー愛は幼児並です)。
文庫本にまで貼った瞬間、「もうやめよう」と思いました。(幼児から児童への成長の瞬間)。
そんなこんなで、まだまだあります、ステッカー!
雨にも風にも負けません。

最近忙しく、あまり更新出来ずでしたが、
たまには更新するのでたまには見に来てくださいませ♪