日本維新の会の地方組織である東京維新の会は、24日、所属する東京・江東区の千田昌寛区議が、4月に行われた江東区議選の期間中、およそ1日半にわたってインターネット上におよそ70秒の有料動画広告を出していたと発表しました。

公職選挙法では有料のネット広告を出すことは禁じられていますが、東京維新の会によりますと、千田区議は聞き取りに対し、違反であるという認識はなく、周囲からの指摘を受け、速やかに停止したと説明しているということです。

東京維新の会は、「本人は自主的に警察に情報を提供し、捜査機関・司法の判断を待っている」「こうした認識の相違による選挙違反が二度と起こることのないよう、再発防止に努めてまいります」としています。

一方、日本維新の会の馬場伸幸代表は、24日の会見で、「ケアレスミスの範疇に入るのではないか」との認識を示した上で、千田区議を処分するかどうかについては、「東京維新の会で決めて頂ければ」と話しました。