いまどこ ―冒頭表示2
http://www6.atpages.jp/~raycy/Q/ を http://www6.atpages.jp/raycy/blog2btron/door やらの作業経過を取り入れつつ、ふくらませるようなかんじで、、
都筑 卓司(著)マックスウェルの悪魔 でいえば、241ページ
「エントロピーは小さいほどいい。(都築「マ悪」241ページ)」
という表現である。都築氏はまた、エントロピーの、符号を変えたものを負のエントロピー、ネゲントロピー(OR”反エントロピー”)と称している。
いいかえればマイナスのエントロピーが大きいほどいい。符号を変えたものをふつうには負のエントロピー(entropyに対し、これをnegentropyという)とよんでいるが、これは語呂(ごろ)がよくないからこれからは反エントロピーということにしよう。(都築「マ悪」241ページ)
これは ボルツマン、シュレディンガー、ブリルアンの定式化による 負のエントロピーであり、
神里公の理解するところの ネゲントロピーではない。
神里公の理解するネゲントロピーを実現する量のひとつの候補が実は、佐藤正隆の「K‐Lネゲントロピー」なのである。
物理学界 と 経済学界 での ネゲントロピー理解は、1980年代当時 乖離していたことが 伺われる。現在では どうか。
ネゲントロピーに籠め| 国語 |られた思いと その具体的使用法に乖離
ネゲントロピーで言い表したいことと、ネゲントロピーの定式化に乖離があった。
シュレディンガーも、言い表したかったことは神里公と同じであろう。
ボルツマン、シュレディンガー、ブリルアン いすれもが、こういった乖離のなかでの言動を せざるを得なかったのであろう。
もうひとつの流れとして、工業熱力学系があり、ベルヌイ/ギュイ/ストドラ/ジュグエ/ラントの流れであり、エクセルギーである。閉鎖系での全エントロピー変化(エントロピー差)の理想限界指標性を利用している。エネルギー次元化して現象を捉えようとしている。
大気環境を織り込んだ物理量は、エクセルギーの他にあるだろうか。
少なくとも、エントロピーは違う。
ところで、非平衡性は、必ずしも有用性であるとは限らない。有用性は、非平衡性だけでは決まらない。しかし、非平衡性は有用性の大きさに関係がある。有用費目の峻別には、今儲かればいいのか、生存 子孫の存続か といった 目標設定が効いてくる。
都築氏は 温度差 太陽光のような 光放射資源に対しては、光温度差資源を言っている。6000℃ と 300℃ の 光波長分布の差を言っている。
光温度差は かなり”KLネゲントロピー”に近い感じがする。
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話は変わるが、というか、ちょっと思いついたので書いておく。
というか、このブログの利用の仕方は問題で、やはり、Wikiタイプがよいのか。あるいはメーリングリストタイプがよいのか。
地球熱機関は、太陽光受光のかなりを反射している。「地球は青かった」このロス・この「青さ」は、地球が愚かだからか?植物の葉が緑であるのは、植物がアホだからか?
太陽光の高エネルギー部の大部分、紫外線領域の大部分が削がれてから地上到達しているおかげで、われわれ人類は、存立しえているのである。
というか、環境が先か、生態系が先かといった 卵鶏論ではある。
水飲み鳥 平和鳥が水を飲む理由はいろいろに説明されている。その理由は、端的にいって、
そこに水があるからだ。
水があること。それは、外力の存在によって作られた状況、非平衡である。
覆水盆に帰らず。こぼれた水は盆には帰らず、床にこぼれ、一部は床にしみこむ。時がたってみてみると、あら不思議、乾いているではないか、うっすらとシミを残しているかもしれないが。
コップに入った水が存在するという状況。この状況は、どう見ても人為的状況である。しかも、100年前に作られた状況ではない、そんなに水は、コップの中には居続けない。やがて蒸発してしまうであろう。 相対湿度100%未満の部屋でならば。
水の塊が、部屋の一部に集中的に存在するという不自然な、人為的状況。この状況が、水飲み鳥が水を飲む駆動力である。そこに水があるからだ。
- 海はひとつ 標高・温度の低いところから順に固体・液体・気体の三態として、(海)水は存在する。
- 部屋でも 標高の低い部分・温度の低い部分から順に 水は存在しうる。
- しかしいずれにも、部分的な非平衡は存在し、雨が降ったり、霧がかかったり、押入れで結露したりする。
そこに水がなくなったとき、水飲み鳥は 空になったコップにクチバシを突っ込んだまま動くのをやめるのであろう。 ?審議中
ミズ ヲ クダサイ・・・
ヒートポンプは逆機関である。類例を見つけよ。
エクセルギーを消費して、系の一部のエントロピーを減少させることは、よく行なわれることである。精錬、精製、漂白、洗浄、洗濯。
問題は、その効率である。エクセルギー消費に見合ったエントロピー減少を実現できているか。
打ち水の仕事は、どのように解すべきか。
化石水を井戸で汲み上げた場合、共有地(共有化石水)の悲劇は進行しつつある。
資源物理学では、系の分類が一般の熱力学・物理学とは異なる。資源物理学は物理学ではないのである。物理学では環境・生命を扱えないと主張しているようである。
(孤立系、開いた系(熱出入り系、物熱出入り系))
- 閉じた系
- 閉じた系 仮想的実験的存在。まあ、ありえないかも。
- 孤立系 体積の変化もない系、(あるいは真空中の自由膨張も?)
- 開いた系
- 熱出入り系
- 物熱出入り系
- 閉じた系
- 孤立系 外部への境界仕事をしない系
- 閉じた系 熱出入り系
- 開いた系 物熱出入り系
- 機械系では 流れ系 位地・体積固定
- 非定常流れ系
- 定常流れ系
熱とは、物質移動を伴わない、エネルギー移動。
そこで思ったのが、太陽光など光の出入りの問題。
光は熱なのか、エネルギー移動だが、物質移動は伴わないのか。
光透過な 透明な 断熱容器では、内と外で 丸見えだ。
あら、光透過な断熱容器 は成立しないな。
ブラックボックスとホワイトボックス。これらが、熱力学では、区別ができているか。ブラックボックスもホワイトボックスも外部から見れば機関である。そして、その違いは、中身の情報が 外部から見えるか・外部にあるかないか である。光透過なら断熱容器ではありえない。選択的、制熱ということになるか。
在宅勤務は
電子出力系では 情報の出入り系。情報はエネルギーのパターンとして渡される。
ここで情報はコードであり、媒介彫塑物のパターンとして表現される。コードはデコードされ、実物世界の在りように影響を与える。
デコード後の動作が、約束されているからである。