霊犀社2

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このところの地球温暖化の停滞については諸説あり まだ決着はついていないふうにも…

2014-04-07 01:38:14 | LinkRecords

聴講: 気候変動の原因は何か ~ 横浜シンポジウム ~ 2014年3月31日 - 霊犀社2:

丸山茂徳は 科学的には決着はついたと思っていると語っていたようだったが、

このところの地球温暖化の停滞については まだ諸説ありそうで 決着はついていないふうにも思われるのだが…

21世紀に入ってからの気温上昇率は10年あたり0.03℃とほぼ横ばいの状態を示しており、こうした停滞状態は気候のhiatus(ハイエイタス、注1)と呼ばれています。Hiatusの要因には諸説ありますが、その原因は解明されていません。
注1: hiatus
全球平均地表気温の上昇率が横ばい、あるいは負になるような状態を指します。この用語は、米国のG. Meehl博士のグループが最初に用いたもので、現在では地球温暖化の停滞状態を指すものとして広く使われています。
近年の地球温暖化の停滞は海洋熱吸収の増大によるものか
2013年7月22日渡部 雅浩(気候システム研究系 准教授)
 20130718|学術ニュース&トピックス|東京大学大気海洋研究所:

 

この停滞 (ここで 私史上初めて使ってみるが) ハイエイタス hiatus に関わる観測や それの説明or解釈には 諸例ある:

  1. 阿川琢磨は 温暖化は いよいよ深刻で、極氷が氷解/融解することで ようやっと上昇が鈍らされどうにか停滞してみえている段階に入ったとみているようだ。
  2. 丸山茂徳は この極氷の氷解 減少を 自説 寒冷化への転換の証左、自説を補強するものとさえしているようだ。
  3. スベンスマルクら「太陽-宇宙線-雲核-雲アルベド」の観点からは、太陽活動および超新星造星活動との強い関連が指摘されている。これで 温暖化/寒冷化の ほとんどが説明できるともされる。
  4. 渡部雅浩は ”太平洋十年規模変動”の影響と見ており、現在 気温にはみえていない地球熱量だが 海底700メートルから2000メートルに蓄熱されつつあり 表面化していないだけ とする。この海中の 中-低深層域での蓄熱は 観測事実であるとする。
    渡部:深層が温まるという現象は、10~20年周期で起こる太平洋の海面水温の自然変動(PDO:太平洋十年規模変動)と連動しています。
    http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20140115/258188/
  5. 中村元隆は、深層への海流沈み込みの反転逆転を重視し 70年周期を重視する。
    「この”大西洋数十年規模振動”は、大西洋熱塩循環流という海水の流れと密接に関係しています」と中村さんは説明する。
    http://sankei.jp.msn.com/science/news/131020/scn13102003200000-n1.htm
  6. ラブロックら以来注目されてきた ジメチルサルファイド、これの全地球的な分布状況は まだ きちんとは つかめてないような。
  7. また 2000年ごろ来、成層圏水蒸気量に 大幅な増減がみられるよう。 <script charset="utf-8" type="text/javascript" src="//platform.twitter.com/widgets.js"></script>

何を以って 主因とみるべきか、、あるいは どういう因果関係にあるのか 相互に関連しあっているのか、、いまだ 確定はされているとは いいがたいような、、

現状 こういった状態にあると思うのだが、 科学的根拠の第一作業部会ではないから 関係ないかもだが、

IPCC第38回総会(第2作業部会会合  影響・適応・脆弱性)の側では 何か進展が あっただろうか。

 

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2 コメント

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気温停滞の原因と今後の気温推移 (クロップサイエンス)
2014-11-04 23:58:46
2000年以降の13年間の気温の横ばいはPDO(太平洋十年規模振動)がマイナスとなって、貿易風が強く吹いていることにより、深海から冷たい海水が水面に出てきて、接する空気から熱を奪って、海水に熱が蓄えられるモードになっているため。
気温は太陽活動による200年周期の大波にPDO・大西洋数十年規模振動の65年周期の小波が乗って変動している。
2030年頃にPDOはプラスになって気温の上昇要因になるが、太陽活動が200年ぶりに大きく低下することによる気温の低下要因の方が大きいため、気温は低下する見込み。
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ハイエイタスの原因 (クロップサイエンス)
2014-11-22 11:53:45
1950から2000年までの太陽活動の現代極大期の影響が15年遅れで続いている気温上昇要因と、2000年頃から始まったPDO(太平洋十年規模振動)マイナスによる気温低下要因が釣り合っているから、気温の横ばい、ハイエイタスが起きていると考えています。
太陽活動による大波に太平洋十年規模振動による小波、準周期変動が乗っているとする赤祖父俊一氏と同様の考えです。
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