あそびなんかじゃない

「キャプテン翼」を愛する一個人による、極めて個人的な考察や雑感などをつらつらと。
可能ならばパソコン閲覧推奨です。

「日向小次郎」と私。

2015-06-07 01:03:52 | 「キャプつば」キャラクター(日本)と私。

このブログでの私の呼び方:小次郎(さん)、(ごくごく稀に)日向小次郎(さん)

岬くん好きな人は、しょうがないよね。岬くんに倣って、やっぱり「小次郎」って呼んじゃう。この方がしっくりくるのは、しょうがない。

翼くんが呼んでいるように「日向くん」……でもないんだな。それだったら「日向」や「小次郎」と呼び捨ての方が、精神的にはもっと楽だ。

でも彼が大好きな人たちや、彼を愛してる皆さんの気持ちを考えると、私も「岬」と呼び捨てされるのはイヤだから、「小次郎さん」と敬称付で呼ぶことに努めています。
「小次郎」と呼び捨てにできるのは、両親と、吉良監督と、岬くんだけ、ということで。

翼くんのライヴァルとして最初に登場した若林くんが、(一応の役目を終えて)見方になったため、主人公の成長のために必要な、次のライヴァルとして登場したのが、小次郎さん。
これも「週刊少年ジャンプ」の法則に適ってるんだよね。

このひとほど、喜怒哀楽の表情が豊富なキャラはいないだろう。


激しくも熱い。


驕りたかぶらずも、誇り高い。


負けず嫌い。 翼が「若林くん以上だ!」と驚愕してるくらいだから、よっぽどだ。


努力家。


悔しさに涙を流す。


嬉しさに喜びを爆発させる。


耐え忍ぶときは我慢するが、一線を超えると怒りをあらわにする。


家族思い。


チームメイトからの信頼が厚い。


照れ屋さん且つ感動屋さん。

こういう多彩なところが、人によっては好き嫌いが分かれるところなのかなあ、と思ったりもしましたよ。
魅力を感じるのか、好悪の対象になるのか。難しいところだな。

私が惹かれるのは、彼の眼力(「めぢから」とは読むな)、瞳の鋭さですね。
好きな目の表情、いくつか挙げてみましょうか。


「南葛SCvs明和FC」決勝戦から。 背景の稲光とともに、小次郎さんと張り合えるのは若林くんしかおりません。


タイガーショット完成直後の小次郎さん。


「南葛中vs東邦学園」で、2点目のゴールを決めた小次郎さん。

あれ、偶然にも3つとも同じ角度だな。

タイガーショットといえば、完成までのプロセスとドラマ性に、胸を打たれますね。


おれは もう負けるのはいやだ
大空 翼に負けるのは もう たくさんだァ~~~~~っ!!

この血を吐くような魂の叫びが、読み手の心に響き、伝わる。


現実にワールドカップやオリンピックで日本代表が出場し、結果が芳しくないと、「日向小次郎を呼んでこい!」 と叫んでいる私です。
やはりこの人が得点しないと、「キャプテン翼」の作品は盛り上がらないし、輝きません。

そんな私が好きな、小次郎さんのシュートシーンは、「若林源三」と私。でも取り上げた







シュート阻まれるシーンと決めたシーンの両方挙げましたが、どちらも好き。 「若林源三vs日向小次郎」の対決が、最も燃えるのです。
再三述べてますが、この絵の集中線の素晴らしさと迫力は、超一級品。


あえて話題を避けるのもどうかと思ったんですが、このひとは女っ気なしでいてほしかったなあ。 「ワールドユース編」を初めて読んだ時はビックリして、「やーめーてー!」って叫んだもん。

唯一許せる、小次郎さんとお似合いかもと思ったのは、昔は東邦学園女スカウト、続いて日本ユースチームの広報部長を経て、今はマネージメント会社(株)スクランブルエッグス社長になった、松本香さんですな。
年齢差? 小学生の、子どもの小次郎さんと、二十歳を過ぎた、大人の小次郎さんとは、別人だよ。
いいカップルだと思うんだけどなあ。 考え直してくれないかなあ、先生。


最後に私が好きな、清々しく微笑む小次郎さんを。 今は亡き鈴置洋孝さんのお声で読んでね。


世界一のエース・ストライカーになることを祈りつつ。




14 コメント

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お待ちしてました。 (ならなっぱ)
2015-06-07 05:55:26
日向くん!
お待ちしてました。ありがとうございます。

大人になって読み返してから魅力を再確認したキャラクターで、感情の起伏もありますし、メンタルも実は弱くて、主要キャラクターの中では一二を争うくらいよく凹むので、挫折して、挫折して、その度に復活する姿が良いですね*☆

特に好きなのが、りあんさんも触れられていたタイガーショット習得シーンと、対南葛戦で、どうしたら翼くんになれるんだと試合中なのに凹んでしまってからの同点ゴールです。
負けたくない→タイガーショット→やっぱりダメかも→同点っていう、ひとり日向小次郎劇場みたいなカンジが良いです。
絵になるんですよね。

りあんさんの選んだシーンに、松山くんとの出会い?があったのも嬉しかったです。
決勝トーナメント前の、各方面に喧嘩を叩き売り中の日向くん。笑
いろんなイライラが募ってて、松山くんについてはほぼ八つ当たりだし、胸ぐら掴んでるのに、「おい、岬」って壮大に無視しちゃってるし、ある意味日向くんらしいシーンだと思います。

でも、あの喧嘩と対ふらの戦以降、松山くんは日向くんのよき理解者になりましたね。
先に書いた対南葛戦で日向くんが凹んだとき、ハンブルグに勝てないことと、翼くんへの意地で心が折れかけているときなど、ポイントポイントで松山くんの檄が飛ぶようになります。

全日本になると、岬くんも一番古い知り合いとして日向くんの理解者としての役割を担うようになりますが、明和や東邦にはいない、ふたりの悪友のようなやりとりも結構好きです。
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お待たせしました。 (りあん)
2015-06-08 00:43:15
ならなっぱさん、こんばんは。 早朝からコメント、ありがとうございます。

>大人になって読み返してから魅力を再確認したキャラクター

うん、そういう方は多いかもしれませんね。 私も読者になった頃は 「うーん……」 と渋ってましたが、だんだんとその魅力に気づきました。

南葛SCを決勝リーグに進ませないために、花輪SSとの対戦をわざと引き分けにしたという、ある意味で策士、一方でずる賢いところとかね、なんかちょっとイヤでした。

>どうしたら翼くんになれるんだ

ここの錯乱してる日向小次郎は、矛盾しますが、好きだけど嫌いですー。
すぐに自分自身を取り戻して、我に返るけれど、「アンタはそんなことを思っちゃいかーん! 翼になったアンタは日向小次郎じゃなーい!」と、胸ぐら掴みたかったくらいです。 ホントにやったら半殺しの目に遭うでしょうが……。

>ひとり日向小次郎劇場

言い得て妙です。

>松山くんとの出会い?

実は最初に更新したときに、この場面を忘れてて。 就寝前にあわてて載せたのでした。

>ポイントポイントで松山くんの檄が飛ぶ

先程アップしたタケちゃんとは、また違った励まし方(檄の入れ方)かも。
父を早くに亡くした小次郎さんは、叱り且つ励ましてくれる大人キャラがいないから(歴代の監督たちは無視)、ライヴァルやチームメイトがその役目を担うのでしょうか。

ならなっぱさんご指摘のように、松山くんはその役目が多いですね、はい。
小学生時代に対戦したことで、松山くんは日向小次郎の個性に惚れ込んだように思えます。

>明和や東邦にはいない、ふたりの悪友のようなやりとりも結構好きです。

私も好きです~。
初代アニメ除いて、小次郎さんの方が岬くんのプレイスタイルに惚れ込んでましたしね。

「ワールドユース編」で岬くんが事故に遭ったときも、「おれたちが見舞いに行っても 岬は喜びはしねえよ」 と、岬くんの性格をよく知っているなー、と感嘆しましたもん。
岬くん、AB型だから、こんな場合はいつもの笑顔の下に隠されてて出てこない、誇りの高さが出ちゃうと思う。「みんなに会いたくない」って、思ったでしょうね。

それを理解している小次郎さんは、さすがだと感じました。

明和小にいた頃の岬くんと小次郎さんのエピソード、皆さん、想像働かせて、創造してますけれど、ここは先生、漫画を描いてくれないですかねー?

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明和時代 (ならなっぱ)
2015-06-08 08:58:25
おはようございます。

そう!そうなんですよ。
ワールドユース編ではふたりは一緒に苦しんだ仲間として描かれていたし、事故の件は本当におっしゃるとおり!
あれを翼くんではなく、日向くんが言ったというのが良かったですよね。

岬くんの明和時代の話、是非描いてもらいたいですね。
ワールドカップ優勝よりも見たいかもしれません←物語のコンセプトを根底から覆してみる(^^;;

わたしの妄想としては、普通に明和に入っていたら「小次郎」って呼べる雰囲気じゃないと思うから、バイト中とか、どこかで一度すでに会っていて、その後明和で練習するようになって、考え方の違いから、主に日向くんがつっかかるんだけど、暖簾に腕押しな岬くん。チームメートはらはら。
でも、心の奥に寂しさを抱えていて、それが言えないふたりなので、どこかで分かり合っている雰囲気もあり、でも素直になれず…。
そして、ある日突然いなくなる岬くん。
何だよー、と怒る日向くんに周囲の人たちは「あいつら、仲良かったっけ?」って呆然。

だから、若林くんの偵察で再会したときの日向くんはなんとなく嬉しそうだったな…みたいなオチです。

やっぱり、妄想じゃなくて、描いてもらいたいですね(^^;;

できればふらのも…。

いよいよ4巻ですね。
3Mの2人が登場ですね。
あれ、誰かとばしてますか?
何はともあれ楽しみです。
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楽しい妄想♪ (りあん)
2015-06-08 22:36:10
ならなっぱさん、こんばんは。

>岬くんの明和時代の話

私も読みたいです。 最低限でも「小次郎」と呼ぶようになったきっかけを知りたいですね。
でも、問題が1つ……今の絵柄で小学生の二人を描かれるのは……ごにょごにょ(←言葉を濁す)

ならなっぱさんの妄想、ありがとうございます♪
「反発しつつも気になる相手」とでもいうのでしょうか、私も好きなシチュエーションですね。

どちらも片親しかいないという共通点があるから(由美子さんは生きてるけど除外)、通じ合う何かが、あったはずです。

「小次郎には母さんがいるから、羨ましいよ」
「岬には親父さんがいるから、いいじゃねえか」

……なんて会話があったら、いいな♪

>若林くんの偵察で再会したときの日向くんはなんとなく嬉しそうだった

その前に若林くんからシュート奪ってますから、そのプラスアルファの分も加わっていたのかもしれませんね。

>できればふらのも…。

吹雪の中、サッカーしてる場面が1コマだけ、ですもんねー。

>3Mの2人が登場ですね。
>あれ、誰かとばしてますか?

はい、とばしてます。 (日向家は、あえてとばしてますが)
就寝前に4巻開いて、「うおー、すっかり忘れてた!」とビックリしたキャラが……。
後に恋人同士になる「彼氏」よりも、「彼女」が先に登場してました。

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小次郎さん… (ヨッシー)
2016-05-07 20:16:04
大本命は、松山くんですが…2番目に好きなキャラは日向小次郎さんです。
リアルタイムでアニメや漫画をみていた時は、キャラ濃くってどちらかというと怖くて苦手な人だったけど、自分がトシをとるにつれだんだん好きになりました。
最近、とみに丸くなって(なりすぎやろー)しまった小次郎さん。オトナな小次郎さんも悪くはないですが、また昔のような俺様小次郎さまな面をみたい。現在のアルゼンチン戦で、ガツンガツンとハットトリックを決めて欲しいです。
翼くんの3倍返しなんでいらないから←本音が出た( ̄▽ ̄;)
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感じ方の違い (りあん)
2016-05-08 20:55:21
ヨッシーさん、こんばんは。

>リアルタイムでアニメや漫画をみていた時は、キャラ濃くってどちらかというと怖くて苦手な人だったけど、自分がトシをとるにつれだんだん好きになりました。

読み手の年齢によって、これほど感じ方に差があるキャラは、まずおりませんよね。
あのギラギラ感、トゲトゲ感が苦手、という人は、少なからずおりましたもの。

最近見つけた初版の巻末の読者のコメントで、「マイナス人気投票をしたら、1位は日向小次郎だった」というものもありましたからね。

読み手も人生経験(?)重ねて、視野も広がって、多角的な見方も出来るようになってきますから、「イヤだなあ」と思ってたキャラも、「いいなあ」と変化してきますよね。

>オトナな小次郎さんも悪くはないですが、また昔のような俺様小次郎さまな面をみたい。

これは赤嶺真紀ちゃんのせいなのかなあ……? 家族を大切にするのと、チームメイトを思いやるのとは別に、もう1つの対象ができたせいなのか?

人間的には成長してても、サッカーのプレイとは別物だと思いたいので、オリンピックの全試合、ゴールを決めて欲しいですね。

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今日は… (ヨッシー)
2016-08-16 23:30:50
猛虎コジ様のお誕生日(^ー^)
おめでとうございますm(__)m
これからも一層男を磨きあげて(笑)スカッとする
プレーをみせて下さいね(^_-)
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あっまだ0時前だったっ( ̄▽ ̄;) (たびたびヨッシー)
2016-08-16 23:40:38
あと数分後にお誕生日でしたね。
フライングしちまっタイ(笑)
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フライングタイガー (りあん)
2016-08-18 22:23:42
ヨッシーさん、こんばんは。

一瞬焦りましたが、17日、昨日でしたね。
あー、カウントダウン画像のスクショするの、忘れたあ。
昨日は一日出かけていたので、ネットできなかったものでして。

フライングのほうが、遅れるよりもいいかもしれませんよ。
「フライングタイガー」という、猛虎を髣髴とさせるお店もございますし。
http://jp.flyingtiger.com/ja-jp

なにはともあれ、おめでとう。
現実のW杯やオリンピックの試合見るたびに、

「日向小次郎を呼んでこい!」

といつまでも叫ばせてください、小次郎さん。

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Unknown (キャプテン翼にはまってます!)
2018-07-01 16:27:02
 日向くんは、硬派で癇癪を起こしやすいけど面倒見がよく、ツンデレであり、家族想い、奮励努力していてかっこよかったですし、2001年版のアニメでは松本さんが彼のよきサポーターになっていましたね。
 しかし、原作ではイタリアに行ったら丸くなり、真紀ちゃんとデートとか…飛躍していて…、軟化してきたなと思います。
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