ふじのくに茶の都ミュージアム
「お茶の産業、歴史、文化、機能性の展示のほか、日本庭園や小堀遠州の綺麗さびなど、お茶のイベント情報をお届けします。」(公式より)
世界の喫茶習慣を紹介するコーナー
写真はモロッコのティーセット
こちらはモンゴルのティーセット
開館記念企画展 現代に生きる綺麗さびの世界
遠州直筆による道中記「東海道道乃記」や高取耳付茶入「花の香」膳所茶入「万代」志戸呂茶入「初桜」など遠州好みの道具が展示。
庭園
遠州が手掛けた後水之尾院の仙洞御所の東庭を復元
茶室「縦目楼」
書院「対雲閣」 鎖の間「臨水亭」数奇屋「友賢庵」から成る。どれも遠州ゆかりの石清水八幡宮の滝本坊と伏見奉行屋敷の茶室を復元したもの。
書院「対雲閣」
遠州が松花堂昭乗のために建てた滝本坊の書院を復元したもの。
滝本坊の書院では松花堂昭乗により茶会が催され、客として遠州・近衛信尋・一条昭良・江月宗玩・佐川田昌俊などが参加している。
鎖の間「臨水亭」
遠州の伏見奉行屋敷にあった「 鎖の間」を復元したもの。
「 鎖の間」は古田織部が採り入れた座敷の一種で小座敷(数奇屋)と結び、座を変えて茶の湯を楽しむ事ができた。遠州は織部の「 鎖の間」を発展させ床・棚・違棚に様々な道具を飾りたてている。
数奇屋「友賢庵」
遠州が松花堂昭乗のために建てた滝本坊の数奇屋「閑雲軒」を復元したもの。
「閑雲軒」は男山の急峻な崖面に懸け造りされた建物で現在では「空中茶室」と称される。
刀掛
躙口
内部は四畳台目。窓が11箇所もあり室内は明るい。
点前座
茶道口と通い口
矩折れになっているのは遠州好
床
復元ですが、遠州の茶室群をこれだけ再現している所はなかなか無いでしょう。数奇屋→ 鎖の間→書院と場所を移して行われた遠州の茶会の様子が想像できる貴重な場所でした。
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