SENgoKU anD VISIon -乱世を追う-

仁和寺の茶室 飛濤亭・遼廓亭

京都
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御室駅
って事で今回は
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仁和寺
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仁和4年(888)の創建。寺の名前も年号より採られている。
明治までは皇室出身者が住職となる門跡寺院であった。
現在は世界遺産のひとつとして知られる。
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有料区画の御殿へ
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南庭
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北庭

さてここからが本題。仁和寺には二つの茶室があります。今回は入室拝見しました。
残念ながら茶室のエリアは撮禁。御殿のエリアからの写真を載せましたが、不鮮明なのでパンフレットでまずは紹介。
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さて最初は
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遼廓亭
元は門前にあった尾形家屋敷にあり江戸末期に移築された。尾形光琳好みで、内部は二畳半台目の茶室「我前庵」と主室・次の間(更に控えの間と勝手が有りますがこちらは未見)。
我前庵は細部は異なるもののほとんど織田有楽の「如庵」写で特徴的な鱗板もありました。
全体的に「如庵」より華奢な造りで、これは芸術家・光琳の好みなのだろう。
主室・次の間は真っ直ぐ繋がっておらず小間半ずれて接続されているが、この「ずれ」にも光琳の美意識が見られます。
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飛濤亭
寛政年間に門跡であった深仁法親王の兄弟・光格天皇遺愛の席と伝わる。
北庭の奥の築山の上に建ち茅葺入母屋造りの田舎家風で、草庵茶室と言うより貴族の好んだ茶屋と呼ぶのが相応しい。
内部は四畳半、床は洞床で壁は錆壁、また天井は「真行草」に分かれる等かなりの拘りを感じます。

遼廓亭と飛濤亭、異なる魅力を持つ2つの茶室を拝見できた1日でした。
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