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2008 中之島香雪美術館 茶の湯の器と書画

今回は大阪

中之島香雪美術館

企画展「茶の湯の器と書画―香雪美術館所蔵優品選」
期間:6月13日(土)~8月30日(日)

二重切花入 銘 六幽 松花堂昭乗作
背が「く」の字に曲がった竹花入。「六幽」とは中国で天地四方の果ての事。
松平不昧が所持。その不昧による写し(本歌より大きい)も展示有。
黒楽茶碗 銘 寒空 樂道入作
背の高い筒茶碗。漆黒に気泡の白い痕跡がちらつく雪のようであり、さらに氷柱を思わせる細長い透明釉の流れが一本あり美しい景色を見せる。
表千家八代啐啄斎が「のんかう 筒/寒空/左(花押)」と箱書きしている。
割高台茶碗 銘 真砂 樂道入作
口部は円であるが一ヶ所を押して平にし、釉は赤であるが薄っすらと発色しているだけ。
胴に三島茶碗のような紋様、高台は割高台と高麗茶碗の特徴を掛け合わせたような造りで、ノンコウの挑戦的な姿勢がうかがえる。

上記を含め今回は「特集:樂道入」としてノンコウの作品が7点もあり見応えがありました。
また「ノンコウ」の名の由来となった二重切花入の展示もありました。
本当にノンコウの作品は多彩、多芸で見ていて楽しいです。
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