SENgoKU anD VISIon -乱世を追う-

24GW 北海道行⑪ だて歴史文化ミュージアム 端午の節句甲冑展

今回も北海道

伊達紋別にやって来ました。


だて歴史文化ミュージアム

まずは展示室の展示から

伊達成実所用 黒漆五枚胴具足
伊達成実は伊達政宗の重臣で亘理伊達家の初代。

毛虫の前立
「後退しない」毛虫の習性にあやかったものと伝わる。ちなみに材質は熊の毛。

太刀 宇佐美長光
伝来は足利義政より戦功により越後国琵琶城主・宇佐美左衛門尉政豊が拝領、宇佐美家に伝わり宇佐美駿河守定行の時に上杉定実へ献上される。その後伊達実元、伊達晴宗、以降仙台伊達家に伝わり、明治に入って亘理伊達家に移った。

伊達政宗書状
慶長7年12月30日付、伊達成実宛。
内容は片倉景綱に白石を任せるので、成実は亘理へ移るよう指示している。これにより亘理伊達家が成立している。

端午の節句甲冑展
期間:4月20日㈯~6月23日㈰
特別展示室の展示です

伊達実元所用 黒漆二枚胴具足
伊達実元は伊達成実の父で、亘理伊達家家祖。
越後守護・上杉定実の養子に入ることになり「竹に雀」紋と「宇佐美長光」を贈られたが、結局養子の件は立ち消えとなっている。

伊達成実所用 黒漆五枚胴具足
佩楯部分に、多くの「香車」が描かれており香車の具足と呼ばれている。
「香車」は将棋の駒で、前にしか進めない特徴がある。前記の毛虫前立と同じような意味合いで使用したのだろう。

伊達邦成所用 黒漆五枚胴具足
明治時代に伊達市に移り住んだ当時の当主。

刀 銘 備州長船祐定(上)
脇差 銘 備州住宗久(下)
大槻家旧蔵

亘理伊達家家臣団の甲冑

外に出ると桜もイイ感じ。

北海道は以上で終了。
次はあの街へ
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