SENgoKU anD VISIon -乱世を追う-

2403 飛雲閣 特別公開

京都

西本願寺

京の冬の旅 飛雲閣 特別公開です

飛雲閣
国宝。名勝「滴翠園」の滄浪池に建つ三層の楼閣建築。
今回は外観のみの公開ですが撮影はOKでした。

二層の三十六歌仙絵

古くは豊臣秀吉の建てた聚楽第の遺構とされていたが、現在は否定的な意見が多い。
内部は上段をもつ主室の柳の間(招賢殿)、八景の間、舟入の間からなる。

茶室「憶昔席」
飛雲閣の東に水屋を隔てて接する茶室。
寛政7年(1795)席披きが催され、十八代門主・文如を正客に薮内家六代・竹陰も相伴に加わっている。
内部は三畳半に板間に薄縁敷の相伴席が付く。床の正面に付書院があり窓を開けると滴翠園を眺める事が出来る。
薮内家の茶室を踏襲したつくりが分かる席となっている。

黄鶴台
飛雲閣と廊下で接続する蒸風呂の施設。

さて園の西側にも茶室があります。

茶室「澆花亭」・「青蓮榭」
明和五年(1768)に建てられた。
澆花亭は四畳半に一畳の点前座、枡床をもつ。二辺に縁が廻り障子を開けると開放的な空間となる。

青蓮榭は四畳半に一畳の上段の間と二畳の相伴席をもつ貴人席。上段の間には円窓があり、そこから庭を眺める事が出来ます。

四阿「胡蝶亭」
飛雲閣正面の築山にあります。

文如上人は滴翠園を整備し、「澆花亭」・「青蓮榭」そして「憶昔席」を建立しています。
薮内家との交流等、茶の湯への造詣が深い門主と言えましょう。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

最近の「探訪」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事