大規模農業はそれなりの品質のものを安く量産するには向きますが、必ずしもそれによって稼げるとは限らないのですよね。
大規模であればあるほど、つくった農産物の価格が暴落した時の損失は大きくなる。これ当たり前の話です。
無責任な政治・経済のセンセー方は「大規模!大規模!(-ι-З)ポクポク」と念仏でも唱えるかのごとくにのたまいますが、大規模による弊害もあるのですな。
非常に思慮が足りない考え方であるから、大規模に具体的にどのような農業をやれば良いかと言う話にはならないのですな。
大規模な農業にすれば確実に儲かるのであれば、大規模であればあるほど補助金が必要なくなるはずなのですが、なぜか、大規模農家に余計に補助金を出せとセンセー方はのたまいます。
つくづく不思議な思考回路を持つ方々でございますなぁ。( ̄~ ̄;) ウーン
ちなみにEUの中でもっとも大規模な農業をやっているのがフランスですが、EUの農業予算にどっぷりと浸かっているのもフランスの大規模農業企業であったりします。
WTO交渉:フランスの農業補助金 明るみに出た新事実
http://www.oxfam.jp/contents/news+article.storyid+23.htm
情報元:
オックスファム・ジャパン
http://www.oxfam.jp/
・
仏紙「ラ・トリビューン(La Tribune)」は、EUの農業補助金の大部分を、フランスの最大規模の農業企業が受け取っていることを示す統計を公表しました。
新しい統計によれば、フランスの上位12社は、それぞれ補助金だけで年間50万ユーロ以上を受け取っています。最大2社で見ると、両社合わせて年間170万ユーロを受け取っています。
・
世界貿易機関(WTO)において、フランスは、率先して積極的にCAPを擁護しています。フランスは、440億ユーロのCAP予算のうち、およそ94億ユーロを受け取っています。欧州委員会自身の統計を対象としたオックスファムの分析によれば、フランスの農業企業のうち上位15%が、EUによる直接支払いの6割という莫大な金額を受け取っています。
・
「これは、フランスの主張――フランスは小規模農家を支援するためにEUの補助金を使っているというもの――が偽りであることを示します。そのような目的で補助金を使っていないことは明らかです。フランスのほとんどの小規模農家――その7割――は、仏政府から交付される補助金のたった17%しか受け取っていません。これは、私たちが英国やスペインの例で明らかにされたのと同じくらい、あからさまな不平等の構図です。」(シャルベリア)
「CAPはヨーロッパの最も巨大で最も裕福な農家のためのあぶく銭と化しています。私たちはCAPの廃止を求めるものではありませんが、貧しい国へ安い生産物をダンピングする、巨大で輸出志向型アグリビジネスを支援するための現行の体制を、真に小規模農家と環境に配慮した生産を支援するものに改革することを要求します。」(シャルベリア)
引用文中の太字の部分に関連する記事があります。
多額の農業補助金を得るフランス農家
http://www.janjan.jp/world/0511/0511285718/1.php
モナコのアルベール皇太子は、決して援助が必要な農家とは言えない。しかし、英国のエリザベス女王同様、何十億ドルにも上るEU農業補助金の支援を受けるエリート農家に名を連ねている。地中海に面した小国、モナコ公国の君主として、フランス北部に所有する農場の穀物栽培を対象に、昨年は30万ドル以上の補助金をEUから受領している。
・
CAPの数回の「改革」にもかかわらず、毎年520億ドルを超える補助金の5分の1はフランス農家が獲得する状況が続いている。このような補助金支出はEU予算全体の4分の1を占めている。イギリスの支援団体オックスファムは、フランスの15%の農業関連企業がEU補助金の60%を獲得する一方、同国の小規模農家が受け取る額は17%に過ぎないと報告している。
・
補助金を受領する王族はモナコ皇太子だけではない。英国のエリザベス女王も2004年に70万ドル超の補助金を受領している。また、これに遅れをとらないのが各国政府高官。欧州農業委員、デンマークのマリアン・フィシェル・ボエル氏も多額受領者に名前を連ねており、オランダのシース・ビアマン農業大臣は昨年18万ドルの補助金を受領している。
最近、日本の経済ブタ連中が大規模農家に直接補償を、企業による農業経営をと声高に語るのは、フランスのマネをしたいだけのことなのでしょうね。
フランスはEUにたかるが、日本の経済ブタどもは日本にたかろうとしているのでしょう。
(" ̄д ̄)けっ!
日本農家を批難するわりには、自分たちも農業経営に自信が無い経済ブタ連中。醜い姿でございますなぁ。
さて、おフランスびいきの経済ブタの記事でもウォッチングしてみましょうかね。
( ̄∀ ̄*)イヒッ
Letter from Yochomachi
余丁町散人の隠居小屋 - Blog
NHK地域発;どうする日本「誰が支える!あなたの食卓~点検・農業改革~
http://homepage.mac.com/naoyuki_hashimoto/iblog/C1084425330/E20070202213159/index.html
まさに混乱の極み:
日々混乱した記事を書いているご隠居さんのセリフかな~?
まぁ、「三界の狂人は狂せることを知らず 四生(ししょう)の盲者(もうじゃ)は盲なることを識(し)らず 生まれ生まれて生の始めに暗く 死に死に死に死んで死の終わりに冥(くら)し」(空海)と言う歌もあるぐらいですからなぁ。
自分が混乱していることにも気づかんのでしょうなぁ。(-∧-;) ナムナム
さて、参考にならん感想でも読んでやりますか。(^^ゞ
感想を二三:
感想を二三と言うわりには、六つも書いているご隠居さんである。
2×3=6(二三が六)と言うことかな?^m^
1.日本の農政は負け戦を戦っている。どう見ても勝算はない。負け組に限られた資源を逐次投入して、決定的な負けを先延ばしにしているにすぎない。全盛期のローマ軍が一番嫌った戦法だ。このままでは国民の資源は無駄に浪費されていく。政治家はどうして当たり前の巨視的視点がもてないのか、悲しくなった。
CAP(EU共通農業政策)以前は、輸出補助金で国際競争力の無い自国の農産物の価格を下げて、必死こいて発展途上国に売りつけていたフランスの農政も、傍から見れば珍妙な姿でありました。(^^ゞ
タコが自分の足を食って生き延びているような姿と言えば良いのでしょうか?
輸出補助金により発展途上国を攻撃し、発展途上国の農業が崩壊すればフランスの高い農産物も輸出補助金無しで売れるとでも考えたのでしょうが、だいたい発展途上国の主要産業は農業でありますから、発展途上国から得られる対価は紙切れ同然の債権だけです。
どう考えても、バカを通り過ぎていると思うのですがね?
CAP以後は他のEU諸国にたかることを覚えたようですが、その小汚い浅知恵は先に紹介した記事のとおりに見抜かれることになりました。
日本の農政は関税により自国農産物を保護してきたわけですが、少なくとも他国の農業を攻撃しないだけ、フランスの農政よりマシだと思いますけどね。
まぁ、関税がありますと貿易商人の利ざやが減るって問題がありますが、国は関税収入を得ることができるわけですから、やはり輸出補助金政策よりマシかな。
(^0^*オッホホ
2.しかしこの事実をほとんどの国民は認識していない。今晩出演した二人のアホタレントはまさにNHK的ポリティカリーコレクトを象徴するもの。大桃美代子ともう一人の男性タレント(グッチ裕三というひとらしい)。NHKの人選だろうが、まさに感情論だけのコメントをまき散らしていた。NHKが誘導したい方向に沿ったものだろうが、こういう心情が日本を支配しているかぎり、合理性に基づいた国の発展はない。
NHKもそれなりに多方面の顔色を伺って番組をつくらなければならないから、そう深く問題を追求することはできなかったでしょうね。
フランスがCAPで濡れ手に粟のようなバカをやっているようなことなどを放送すれば、面白い反響があったでしょうがね。(^^ゞ
でも、そんなもの放送すれば、経済ブタの方々がたいそうお困りになられたのではありませんかね?
3.里山中山間地の農業問題があった。日本の農地の4割を占める。松岡農相は里山中山間地で作られるコメは品質のよさでは世界一で「絶対に」負けないという。だったら自由化すればいいではないか。どうしてやらない。散人は昔ボリビアでインカ時代の段々畑を見たことがある。すでに耕作されなくなって数百年経っており、段々畑の遺跡はとても美しい風景の一部として自然に溶け込んでいた。ガイドにスペイン人が來たから段々畑の耕作が放棄されたのかと聞くと、「いやインカ帝国時代に、すでにあまりに生産性が低くなったので段々畑は放棄され平地での耕作に移った」との説明だった。ニッポンの農業はインカの農業より遅れているのだ。それを松岡大臣は無理やり擁護しようとする。時代錯誤というか、現実に目をつぶっているというか、これではどうしようもない。専門家が言っているように「どんなことをやっても中山間地の農業を守るのは難しい」のである。現実に基づいた議論が必要。
( ̄~ ̄;) ウーン、品質とか性能の良さだけで物が売れるなら自由化もできるかも知れませんが、実際にはそうでも無い。
イタリアやドイツ、スェーデンの自動車は多くの日本人が欲しがるが(なぜかフランスは無視... ̄∀ ̄*)、どうしても自分の手の届く範囲の金額の車を購入することになっちゃうのよね。
ちなみに韓国の車は安かったりするが、誰か欲しい人いるかね?
まぁ、そんなもんさね。( ^▽^)
数十年と言わなくても、二~三十年のスパンで政治を考える器量があれば、二~三十年後に石油浪費大国の中国、米国の埋蔵している石油が枯渇するから、石油が非常に高騰するであろうことは予測されているのだから、中山間地にあるバイオマス資源である森林に注目すべきだと思うけどね。
林業を含めて、中山間地の集落営農は考えなけりゃならんのさ。
バカな専門家は農業だけにこだわるから行き詰ってしまうのさ。
しかし、インカの段々畑ねぇ。(・∀・)ほう
http://blog.goo.ne.jp/rakuno_club/cmt/efba352796f6f9cd5d1f2d2d1dfa78b6
畑と田んぼの違いぐらいは勉強されたようですな。当方のブログで。( ̄∀ ̄*)イヒッ
4.一応、集落営農についての矛盾も報道された。専業農家の伊藤さん借りていた農地の4分の一に相当する60ヘクタールを集落営農に切り替えることで儲けたいとする地主から返せと言われ、倒産の危機に瀕している。地主は、土日農業をやれば年8万円の収入だが、集落営農に切り替えるだけで同じことをしていて年43万円の補助金収入になるという。ニッポンの農民は今や利権の亡者に成り下がっている。欠如しているのは生産性の論理。一方、市役所に勤めながら兼業農家を続ける土日農家は集落営農を拒否してでも自分の日曜園芸を続けたいという。これは趣味の世界だ。
つくづく意味不明な文章である。(-_-?)
年8万円の収入と言うのは、60haの農地から稼いだ収入か?
60haを土日農業で維持するのは困難だと思うが?
ご隠居さんの文章は、ほとんど妄想の世界だ。
5.熊本大学の先生は「農家は経済のもとではなく、暮らしの中で農業を営んでいる」という。「作ったコメは縁故米として親戚に送られるのだ」という。「これこそが農家だ」と。冗談じゃない。農家に親戚を持たない都市住民はべらぼうに高い米価を自分で払っている。趣味の園芸で自分の家族と親戚のためにだけコメを作るなら、手前らの農地には宅地並みの課税をしないと不公平だ。
熊本大学の先生は、茶碗1杯のご飯の値段から米が安いことを説明していたような気がするけどね。
それに関連する記事を貼っておこう。
お米の単位
http://homepage2.nifty.com/komeichiba/unit.html
ご飯1杯の値段は
コシヒカリの小売店での販売価格を6000円(10kg)としご飯1杯分を生米80gと考えてると、茶碗1杯(80グラム)48円ぐらいになります。
パンなどの値段に比べていかがですか。
ご飯の国の栄養学 私たちの主食<亀田製菓株式会社>
http://www.kamedaseika.co.jp/r_story/okome/co0101.htm
お米はとっても経済的
お米は高いと思っていませんか?
茶わん一杯(100g)のご飯の値段は、コシヒカリの場合、55円程度です。これを生活の中のさまざまなものとくらべてみると・・・。
電話の1か月の基本料金代では、ご飯はなんと31.8杯も食べられます。小型タクシーの初乗り料金(630円)では、11.5杯分。そして、喫茶店のコーヒー1杯はご飯の6.8杯分に相当します。標準価格米では、茶わん一杯分はさらにダウンして、約42円。高いものと思い込んでいたお米は、実は意外に安い、経済的な食べ物なのです。
まぁ、価値観なんて人によって様々なのですが、コンビニ弁当を美味い美味いと喜んでいるご隠居さんのような方々の経済観念からしてみれば、経済ブタ連中が煽れば日本の米は高いと思ってしまうのでしょうね。(-_-;)
たぶん原価計算とかする能力なんか欠如しているのでしょう。
ちなみに、親戚への譲渡や自家消費で終わってしまうと言う米は、中山間地の米つくりのことを指して、熊本大学の先生は話していたような気がするのですが?
平野部の大規模な米農家でもそうなら、よほど平野部の農家は子沢山の家系と言うことになりますが?
ご隠居さんがテレビから情報を得る時の脳内のデータ処理の仕組みを、一度覗いてみたいものですな。(^_^;)
テレビを見ながら同時進行している脳内の妄想が、テレビ番組の情報として記憶に残るのでしょうかね?
少なくとも、都市部に一軒家を構えるような宅地の使い方より、中山間地の農業のほうが公益性がありますね。
都市部に一軒家を持つような連中には、固定資産税をその近辺に立っているマンションの階数の倍率ぐらいに余計に課税すべきだと思いますな。(^0^*オッホホ
NHKは、世界が干魃になり飢饉になれば、ニッポンの農産物が頼りだという。それこそ根本的に間違っている。中世以来、日本では数限りない飢饉が生じて何万人もの餓死者をだしたが、それは地域間の交易システムが十分に機能していなかったためだ。ニッポンの農業だけに頼っていることこそ、将来の天候不順の時に日本は膨大な餓死者を出す危険を負うことになるのである。その時になってはじめて外国に食糧供給を求めても今のニッポンがこんなエゴ丸出しのやり方を続けているのなら、誰も救いの手を差し伸べてくれないだろう。NHKはそれを知りながら国内利権者に媚びる報道をしている。救いがたい。
フランスや米国などの発展途上国の農業を攻撃するような政策は、旱魃や飢饉以前の問題で、発展途上国の農業を潰していっているのですけどね。
化学肥料の多用や無理な灌漑でフランスや米国の農業が潰れた時は、彼らはどこから輸入するのでしょう?
んで、二~三十年後、石油が異常に高騰した際に、食糧の輸送の問題はどうなるのでしょう?
経済ブタらしい、エゴ丸出しの幼稚な文章でございますなぁ。(^0^*オッホホ
その他、外国産農産物を使っている中食産業に対する偏見に満ちた報道ぶりや、馬鹿タレントの思いこみに基づいた国産農業賛美の発言が理性的な解説を遮ってしまうのが目立った。NHKも、子宮ではなく、もっと脳細胞で考えて番組を作って欲しいものだ。
ご隠居さんの脊髄反射的な記事よりマシだったように思いますけど?
現代日本の農業を牛耳っているのは、当事者による自分の目先のエゴイスティックな近視眼的利益だけを追求し貰うことしか考えない「奴隷(農奴)の倫理」だ。鎌倉時代からの武士階級の原点であった自作農民の矜持はどこにいってしまったのか。やはり戦後の小作(農奴)に農地をただで分配した農地解放がニッポンの農民の倫理をこれほどまでに崩壊させたのだろう。
( ̄~ ̄;) ウーン
江戸時代の士農工商はそれなりに意味があったことを感じますなぁ。商が政治に関わるようじゃ、政治がダメになるわけです。
しかし、江戸時代の商人は商売にも道ありと独自の商道徳を培っている者もあったのですが、ご隠居さんみたいなくだらん商人が増えた現在は、江戸時代以下ですななぁ。
精神的に日本も堕落したものです。(ノ_-;)ハア…
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大規模であればあるほど、つくった農産物の価格が暴落した時の損失は大きくなる。これ当たり前の話です。
無責任な政治・経済のセンセー方は「大規模!大規模!(-ι-З)ポクポク」と念仏でも唱えるかのごとくにのたまいますが、大規模による弊害もあるのですな。
非常に思慮が足りない考え方であるから、大規模に具体的にどのような農業をやれば良いかと言う話にはならないのですな。
大規模な農業にすれば確実に儲かるのであれば、大規模であればあるほど補助金が必要なくなるはずなのですが、なぜか、大規模農家に余計に補助金を出せとセンセー方はのたまいます。
つくづく不思議な思考回路を持つ方々でございますなぁ。( ̄~ ̄;) ウーン
ちなみにEUの中でもっとも大規模な農業をやっているのがフランスですが、EUの農業予算にどっぷりと浸かっているのもフランスの大規模農業企業であったりします。
WTO交渉:フランスの農業補助金 明るみに出た新事実
http://www.oxfam.jp/contents/news+article.storyid+23.htm
情報元:
オックスファム・ジャパン
http://www.oxfam.jp/
・
仏紙「ラ・トリビューン(La Tribune)」は、EUの農業補助金の大部分を、フランスの最大規模の農業企業が受け取っていることを示す統計を公表しました。
新しい統計によれば、フランスの上位12社は、それぞれ補助金だけで年間50万ユーロ以上を受け取っています。最大2社で見ると、両社合わせて年間170万ユーロを受け取っています。
・
世界貿易機関(WTO)において、フランスは、率先して積極的にCAPを擁護しています。フランスは、440億ユーロのCAP予算のうち、およそ94億ユーロを受け取っています。欧州委員会自身の統計を対象としたオックスファムの分析によれば、フランスの農業企業のうち上位15%が、EUによる直接支払いの6割という莫大な金額を受け取っています。
・
「これは、フランスの主張――フランスは小規模農家を支援するためにEUの補助金を使っているというもの――が偽りであることを示します。そのような目的で補助金を使っていないことは明らかです。フランスのほとんどの小規模農家――その7割――は、仏政府から交付される補助金のたった17%しか受け取っていません。これは、私たちが英国やスペインの例で明らかにされたのと同じくらい、あからさまな不平等の構図です。」(シャルベリア)
「CAPはヨーロッパの最も巨大で最も裕福な農家のためのあぶく銭と化しています。私たちはCAPの廃止を求めるものではありませんが、貧しい国へ安い生産物をダンピングする、巨大で輸出志向型アグリビジネスを支援するための現行の体制を、真に小規模農家と環境に配慮した生産を支援するものに改革することを要求します。」(シャルベリア)
引用文中の太字の部分に関連する記事があります。
多額の農業補助金を得るフランス農家
http://www.janjan.jp/world/0511/0511285718/1.php
モナコのアルベール皇太子は、決して援助が必要な農家とは言えない。しかし、英国のエリザベス女王同様、何十億ドルにも上るEU農業補助金の支援を受けるエリート農家に名を連ねている。地中海に面した小国、モナコ公国の君主として、フランス北部に所有する農場の穀物栽培を対象に、昨年は30万ドル以上の補助金をEUから受領している。
・
CAPの数回の「改革」にもかかわらず、毎年520億ドルを超える補助金の5分の1はフランス農家が獲得する状況が続いている。このような補助金支出はEU予算全体の4分の1を占めている。イギリスの支援団体オックスファムは、フランスの15%の農業関連企業がEU補助金の60%を獲得する一方、同国の小規模農家が受け取る額は17%に過ぎないと報告している。
・
補助金を受領する王族はモナコ皇太子だけではない。英国のエリザベス女王も2004年に70万ドル超の補助金を受領している。また、これに遅れをとらないのが各国政府高官。欧州農業委員、デンマークのマリアン・フィシェル・ボエル氏も多額受領者に名前を連ねており、オランダのシース・ビアマン農業大臣は昨年18万ドルの補助金を受領している。
最近、日本の経済ブタ連中が大規模農家に直接補償を、企業による農業経営をと声高に語るのは、フランスのマネをしたいだけのことなのでしょうね。
フランスはEUにたかるが、日本の経済ブタどもは日本にたかろうとしているのでしょう。
(" ̄д ̄)けっ!
日本農家を批難するわりには、自分たちも農業経営に自信が無い経済ブタ連中。醜い姿でございますなぁ。
さて、おフランスびいきの経済ブタの記事でもウォッチングしてみましょうかね。
( ̄∀ ̄*)イヒッ
Letter from Yochomachi
余丁町散人の隠居小屋 - Blog
NHK地域発;どうする日本「誰が支える!あなたの食卓~点検・農業改革~
http://homepage.mac.com/naoyuki_hashimoto/iblog/C1084425330/E20070202213159/index.html
まさに混乱の極み:
日々混乱した記事を書いているご隠居さんのセリフかな~?
まぁ、「三界の狂人は狂せることを知らず 四生(ししょう)の盲者(もうじゃ)は盲なることを識(し)らず 生まれ生まれて生の始めに暗く 死に死に死に死んで死の終わりに冥(くら)し」(空海)と言う歌もあるぐらいですからなぁ。
自分が混乱していることにも気づかんのでしょうなぁ。(-∧-;) ナムナム
さて、参考にならん感想でも読んでやりますか。(^^ゞ
感想を二三:
感想を二三と言うわりには、六つも書いているご隠居さんである。
2×3=6(二三が六)と言うことかな?^m^
1.日本の農政は負け戦を戦っている。どう見ても勝算はない。負け組に限られた資源を逐次投入して、決定的な負けを先延ばしにしているにすぎない。全盛期のローマ軍が一番嫌った戦法だ。このままでは国民の資源は無駄に浪費されていく。政治家はどうして当たり前の巨視的視点がもてないのか、悲しくなった。
CAP(EU共通農業政策)以前は、輸出補助金で国際競争力の無い自国の農産物の価格を下げて、必死こいて発展途上国に売りつけていたフランスの農政も、傍から見れば珍妙な姿でありました。(^^ゞ
タコが自分の足を食って生き延びているような姿と言えば良いのでしょうか?
輸出補助金により発展途上国を攻撃し、発展途上国の農業が崩壊すればフランスの高い農産物も輸出補助金無しで売れるとでも考えたのでしょうが、だいたい発展途上国の主要産業は農業でありますから、発展途上国から得られる対価は紙切れ同然の債権だけです。
どう考えても、バカを通り過ぎていると思うのですがね?
CAP以後は他のEU諸国にたかることを覚えたようですが、その小汚い浅知恵は先に紹介した記事のとおりに見抜かれることになりました。
日本の農政は関税により自国農産物を保護してきたわけですが、少なくとも他国の農業を攻撃しないだけ、フランスの農政よりマシだと思いますけどね。
まぁ、関税がありますと貿易商人の利ざやが減るって問題がありますが、国は関税収入を得ることができるわけですから、やはり輸出補助金政策よりマシかな。
(^0^*オッホホ
2.しかしこの事実をほとんどの国民は認識していない。今晩出演した二人のアホタレントはまさにNHK的ポリティカリーコレクトを象徴するもの。大桃美代子ともう一人の男性タレント(グッチ裕三というひとらしい)。NHKの人選だろうが、まさに感情論だけのコメントをまき散らしていた。NHKが誘導したい方向に沿ったものだろうが、こういう心情が日本を支配しているかぎり、合理性に基づいた国の発展はない。
NHKもそれなりに多方面の顔色を伺って番組をつくらなければならないから、そう深く問題を追求することはできなかったでしょうね。
フランスがCAPで濡れ手に粟のようなバカをやっているようなことなどを放送すれば、面白い反響があったでしょうがね。(^^ゞ
でも、そんなもの放送すれば、経済ブタの方々がたいそうお困りになられたのではありませんかね?
3.里山中山間地の農業問題があった。日本の農地の4割を占める。松岡農相は里山中山間地で作られるコメは品質のよさでは世界一で「絶対に」負けないという。だったら自由化すればいいではないか。どうしてやらない。散人は昔ボリビアでインカ時代の段々畑を見たことがある。すでに耕作されなくなって数百年経っており、段々畑の遺跡はとても美しい風景の一部として自然に溶け込んでいた。ガイドにスペイン人が來たから段々畑の耕作が放棄されたのかと聞くと、「いやインカ帝国時代に、すでにあまりに生産性が低くなったので段々畑は放棄され平地での耕作に移った」との説明だった。ニッポンの農業はインカの農業より遅れているのだ。それを松岡大臣は無理やり擁護しようとする。時代錯誤というか、現実に目をつぶっているというか、これではどうしようもない。専門家が言っているように「どんなことをやっても中山間地の農業を守るのは難しい」のである。現実に基づいた議論が必要。
( ̄~ ̄;) ウーン、品質とか性能の良さだけで物が売れるなら自由化もできるかも知れませんが、実際にはそうでも無い。
イタリアやドイツ、スェーデンの自動車は多くの日本人が欲しがるが(なぜかフランスは無視... ̄∀ ̄*)、どうしても自分の手の届く範囲の金額の車を購入することになっちゃうのよね。
ちなみに韓国の車は安かったりするが、誰か欲しい人いるかね?
まぁ、そんなもんさね。( ^▽^)
数十年と言わなくても、二~三十年のスパンで政治を考える器量があれば、二~三十年後に石油浪費大国の中国、米国の埋蔵している石油が枯渇するから、石油が非常に高騰するであろうことは予測されているのだから、中山間地にあるバイオマス資源である森林に注目すべきだと思うけどね。
林業を含めて、中山間地の集落営農は考えなけりゃならんのさ。
バカな専門家は農業だけにこだわるから行き詰ってしまうのさ。
しかし、インカの段々畑ねぇ。(・∀・)ほう
http://blog.goo.ne.jp/rakuno_club/cmt/efba352796f6f9cd5d1f2d2d1dfa78b6
畑と田んぼの違いぐらいは勉強されたようですな。当方のブログで。( ̄∀ ̄*)イヒッ
4.一応、集落営農についての矛盾も報道された。専業農家の伊藤さん借りていた農地の4分の一に相当する60ヘクタールを集落営農に切り替えることで儲けたいとする地主から返せと言われ、倒産の危機に瀕している。地主は、土日農業をやれば年8万円の収入だが、集落営農に切り替えるだけで同じことをしていて年43万円の補助金収入になるという。ニッポンの農民は今や利権の亡者に成り下がっている。欠如しているのは生産性の論理。一方、市役所に勤めながら兼業農家を続ける土日農家は集落営農を拒否してでも自分の日曜園芸を続けたいという。これは趣味の世界だ。
つくづく意味不明な文章である。(-_-?)
年8万円の収入と言うのは、60haの農地から稼いだ収入か?
60haを土日農業で維持するのは困難だと思うが?
ご隠居さんの文章は、ほとんど妄想の世界だ。
5.熊本大学の先生は「農家は経済のもとではなく、暮らしの中で農業を営んでいる」という。「作ったコメは縁故米として親戚に送られるのだ」という。「これこそが農家だ」と。冗談じゃない。農家に親戚を持たない都市住民はべらぼうに高い米価を自分で払っている。趣味の園芸で自分の家族と親戚のためにだけコメを作るなら、手前らの農地には宅地並みの課税をしないと不公平だ。
熊本大学の先生は、茶碗1杯のご飯の値段から米が安いことを説明していたような気がするけどね。
それに関連する記事を貼っておこう。
お米の単位
http://homepage2.nifty.com/komeichiba/unit.html
ご飯1杯の値段は
コシヒカリの小売店での販売価格を6000円(10kg)としご飯1杯分を生米80gと考えてると、茶碗1杯(80グラム)48円ぐらいになります。
パンなどの値段に比べていかがですか。
ご飯の国の栄養学 私たちの主食<亀田製菓株式会社>
http://www.kamedaseika.co.jp/r_story/okome/co0101.htm
お米はとっても経済的
お米は高いと思っていませんか?
茶わん一杯(100g)のご飯の値段は、コシヒカリの場合、55円程度です。これを生活の中のさまざまなものとくらべてみると・・・。
電話の1か月の基本料金代では、ご飯はなんと31.8杯も食べられます。小型タクシーの初乗り料金(630円)では、11.5杯分。そして、喫茶店のコーヒー1杯はご飯の6.8杯分に相当します。標準価格米では、茶わん一杯分はさらにダウンして、約42円。高いものと思い込んでいたお米は、実は意外に安い、経済的な食べ物なのです。
まぁ、価値観なんて人によって様々なのですが、コンビニ弁当を美味い美味いと喜んでいるご隠居さんのような方々の経済観念からしてみれば、経済ブタ連中が煽れば日本の米は高いと思ってしまうのでしょうね。(-_-;)
たぶん原価計算とかする能力なんか欠如しているのでしょう。
ちなみに、親戚への譲渡や自家消費で終わってしまうと言う米は、中山間地の米つくりのことを指して、熊本大学の先生は話していたような気がするのですが?
平野部の大規模な米農家でもそうなら、よほど平野部の農家は子沢山の家系と言うことになりますが?
ご隠居さんがテレビから情報を得る時の脳内のデータ処理の仕組みを、一度覗いてみたいものですな。(^_^;)
テレビを見ながら同時進行している脳内の妄想が、テレビ番組の情報として記憶に残るのでしょうかね?
少なくとも、都市部に一軒家を構えるような宅地の使い方より、中山間地の農業のほうが公益性がありますね。
都市部に一軒家を持つような連中には、固定資産税をその近辺に立っているマンションの階数の倍率ぐらいに余計に課税すべきだと思いますな。(^0^*オッホホ
NHKは、世界が干魃になり飢饉になれば、ニッポンの農産物が頼りだという。それこそ根本的に間違っている。中世以来、日本では数限りない飢饉が生じて何万人もの餓死者をだしたが、それは地域間の交易システムが十分に機能していなかったためだ。ニッポンの農業だけに頼っていることこそ、将来の天候不順の時に日本は膨大な餓死者を出す危険を負うことになるのである。その時になってはじめて外国に食糧供給を求めても今のニッポンがこんなエゴ丸出しのやり方を続けているのなら、誰も救いの手を差し伸べてくれないだろう。NHKはそれを知りながら国内利権者に媚びる報道をしている。救いがたい。
フランスや米国などの発展途上国の農業を攻撃するような政策は、旱魃や飢饉以前の問題で、発展途上国の農業を潰していっているのですけどね。
化学肥料の多用や無理な灌漑でフランスや米国の農業が潰れた時は、彼らはどこから輸入するのでしょう?
んで、二~三十年後、石油が異常に高騰した際に、食糧の輸送の問題はどうなるのでしょう?
経済ブタらしい、エゴ丸出しの幼稚な文章でございますなぁ。(^0^*オッホホ
その他、外国産農産物を使っている中食産業に対する偏見に満ちた報道ぶりや、馬鹿タレントの思いこみに基づいた国産農業賛美の発言が理性的な解説を遮ってしまうのが目立った。NHKも、子宮ではなく、もっと脳細胞で考えて番組を作って欲しいものだ。
ご隠居さんの脊髄反射的な記事よりマシだったように思いますけど?
現代日本の農業を牛耳っているのは、当事者による自分の目先のエゴイスティックな近視眼的利益だけを追求し貰うことしか考えない「奴隷(農奴)の倫理」だ。鎌倉時代からの武士階級の原点であった自作農民の矜持はどこにいってしまったのか。やはり戦後の小作(農奴)に農地をただで分配した農地解放がニッポンの農民の倫理をこれほどまでに崩壊させたのだろう。
( ̄~ ̄;) ウーン
江戸時代の士農工商はそれなりに意味があったことを感じますなぁ。商が政治に関わるようじゃ、政治がダメになるわけです。
しかし、江戸時代の商人は商売にも道ありと独自の商道徳を培っている者もあったのですが、ご隠居さんみたいなくだらん商人が増えた現在は、江戸時代以下ですななぁ。
精神的に日本も堕落したものです。(ノ_-;)ハア…
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ラウンドアップもまったく無意味になってしまったし、結局最期に行き着くのは江戸時代の「士農工商」なんてことになるのですかね?
林業ですが、近くのグリーン・ツーリズムで林業の一部である草取りを雑木林でやらせてもらいましたが結構楽しかったのを覚えています。なかなか長期旅行ができないお方のために「林業を含めて、中山間地の集落営農」に観光をとり入れるのは無理でしょうかね?一部の漁業地域では海がきれいなことから、潜水(ダイバー)の観光地として新たなる発展を目指しているのですが?
さて空楽さんの補足をば。
集落営農での8万円→43万円については、
集落営農結成モデルにある例ですね。
雪だるまパンフ(6ページ目にあります)
http://www.maff.go.jp/ninaite/keiei_antei_point.pdf
1ha営農の農家がご近所さんと集落営農をするとこうなる…ということですが、その所得増は機械の共有による節約や稼動効率を高めることで得られることであって無条件に「補助金が貰える」わけではありません。
それから、1haというのは日本の農家の平均農地面積です。ご隠居さんも農業所得が年8万円にしかならないのをちゃんと認識してほしいものですが。
(コメで490㎏くらいの収穫で一年では8人分の食い扶持)
ちなみに僕はこの番組はみてなかったりします。
>集落営農での8万円→43万円については、集落営農結成モデルにある例ですね。
>雪だるまパンフ(6ページ目にあります)
http://www.maff.go.jp/ninaite/keiei_antei_point.pdf
ありがとうございます。(^_^)
でも、出張先で利用しているPHSでは固まってしまいました。(;^_^A アセアセ・・・
後で、読ませていただきます。
水産大国さんへ
>結局最期に行き着くのは江戸時代の「士農工商」なんてことになるのですかね?
政治が商売の道具になるようじゃ、投機的なその場限りの対策になってしまうのは目に見えていますよね。
まぁ、現在では「士」は武士と言うより、心のある士ではないでしょうか。つまり「志」のある人たち「志士」ですね。
まぁ、ご隠居さんみたいなスケベぇ心の士も世には多勢いらっしゃいますがね。
「淫志」の記事の集合体が、ρ(--;)コレですね。
Letter from Yochomachi
http://homepage.mac.com/naoyuki_hashimoto/iblog/
色々と探していましたら、鹿児島を代表する志士である西郷さんに関係するページがありました。
廃藩置県は何故成功したか?
http://www2u.biglobe.ne.jp/~shimin/haiken2.html
西郷は明治4年に「政治上の意見書」を提出し、「政府の諸官員はその本藩に復帰せしめてその数を減らし、特に聡明なるものを再選する」、「法律、兵制の治権は、帝国の各州を通じて同一とし、兵隊の数は銭財の額により確定する」、「紙幣の発行を減らし、予備の資本を作って会社の創立を奨め、貿易のバランスはわが国に利するよう謀る」、「中央政府の制度は永く続行せらるべしと思われず、その生ずべきところの不利の数、実に枚挙にいとまあらず」(マウンジー著「薩摩反乱記」)と述べている。西郷は勝海舟の説く「共和制」に賛同しており、中央集権制には反対だったのだ。中央政府と決定的な対立を生み出すことになったのは当然の成り行きだったのだ。
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中央集権制が長く続けば、中央に金や人が集まり地方が廃れる。
西郷さんが連邦制のような国づくりを考えられたのは当然のことですよね。