安いサンダルを履いてた

普段、ほとんど化粧をしない。すっぴんでドンドン出かける。
素顔に自信があるわけではない。なんかもう、めんどくさいのだ。
外出時の服装は…今の時期ならTシャツにジーンズ。
帽子を深めに被るので、眉も描かない。
（ほとんど眉毛が無いのにもかかわらず…だ。）
お気に入りの口紅さえ、ろくに持ってない。

…これってさ、オンナとして、ドオなんでしょう？笑
すっかり『オンナを捨てて』しまってますよね？

たま～にキチンとメイクして出かけることも、あるよ。
服装だって（華美ではないけど）それなりのコーディネート。
そんな時は何故かウキウキしてしまい、
見て見てっ！今日の私！結構イケテル！
これなら、誰か知り合いに出会っても
恥ずかしくないと思うのだけど…
そういう時に限って、絶対、誰にも会わないものなのだ。

逆に…
朝から体調最悪なのに、やんごとなき用事ができてしまい、
急遽出かけなくちゃならなかったりする時。
白髪まじりの頭はボウボウ、顔色真っ青、クチビルガサガサ、
服装は…着たきりスズメ。余裕もへったくれもないゾンビ状態。
そんな時に限って、知り合いにバッタリ出会ったりするのだ。
（それって確率高いね。）
しかも、卒業以来会ってない、高校の時の同級生だったりする。

で、アタシに声をかけられた相手は、「はっ」とし、
微妙に1ミリほど後ずさる。
…一瞬、誰だかわかんないらしいんだよね。泣
高校生の頃のアタシは、美人じゃないが、
元気はつらつ～なキュートな女子であった。＜自分で言うか！笑
…嗚呼。歳月の流れとは、恐ろしいものである。
今のアタシは…
雑巾で顔洗ったような、疲れ果てた小太りなおばちゃん。

アタシだってね、長年、努力を怠ったワケではないのよ。
忍び寄る『老い』に対し、一応は抵抗を試みたわけよ。
エアロビ習ったり、若いコたちと遊んだり、新聞や雑誌を読んだり、
肌にいいと言われる基礎化粧品を使ったり、
なけなしのおこづかいからお金を捻出して
フェイシャルエステなんか行ったりしたわけよ。
いわゆる、『若さの自己啓発』ってヤツよね。
歳の割には若いねなんて言われて、有頂天になってたわけよ。
（ほんの数年前までは、ね。）
それが…ここ最近、階段を転げ落ちるように、
老け込んじゃったのは何故だア？

『素敵に歳を重ねる』
よく女性誌の特集タイトルにもなってるフレーズですが、
それって、どういうことですか？
どうやったらできるんですか？
…諸先輩方、是非ご伝授くだされ！