今日までありがとう

エアロビクス最後のレッスンの後、先生や仲間に挨拶。
引っ越しの1週間前には、友人らに送別会もしてもらった。
4年半暮らしたこの街とも、いよいよお別れか。
…皆さん、仲良くしてくれてありがとう。楽しかったよ。
またいつか、逢いましょう。

気がかりなのは、両親のこと。
両足が不自由になり、家事もしなくなった母。
本人にやる気があれば、ある程度できるのだが…
そういう前向きな姿勢なんか、あの人にはもう無い。
『ちょいボケなフリ』している気もするんだよなあ…。

今は、父が、かいがいしく母の世話をしている。
休日には、弟が秋田市から帰ってきてくれる。
ジャバズハットのように肥えて、座ったまま動かない母。
そして、まるで、母の下僕のような男２人。
少しだけ情けなくなってくるのは何故だろう。
…なんか…涙が出ちゃう。（女の子だもん♪）
当分は大丈夫だろうけど…父が過労で倒れたりしたら困るよなあ。
やはり、月に1回、様子を見に来なきゃイカンな。

引っ越し当日の朝、気分はいつになくバタバタだった。
『アタシは通算11回目だから余裕だ』と豪語してたが…
今回のような引っ越しのパターンは初めて。
かたや八戸行き、かたや象潟行き。
荷物積み込み時の混乱はないのだろうか？などなど
不安が後から後から湧いてくる。

担当の女性が、八戸行き＆象潟行きのシールを
ささっと手際よく、各段ボールに張って行く。
…さすが、『餅は餅屋』。プロですな。
アタシの心配は、余計だったということか。
昼前に全て積み込み、午後から象潟に出発となった。

出発前、実家に電話をすると、父が出た。
「午前中、母さんのリハビリでな、今終って帰ってきたんだ。
引っ越し、手伝わなくてすまなかったな。」
「ウン。解ってるよ。これから発つからね。
またすぐ逢いにくるから、父さんも元気で。」
そんな短い会話だったけど…
なんだか、初めて、父とじっくり話した気がした。
胸の上のほうが、少しジンと熱くなった。

※写真は…
送別会で食べた、チョコレートフォンデュ。
タワーからチョコレート液がドクドク流れて、
何故か非常に焦りました。
アタシには、甘過ぎたよなあ～（汗）