ありがちなストーリーや展開なのに正統派ラブコメ『キング・ザ・ランド』が大人気のワケ?
韓国人のソウルフード、キムチチゲや味噌チゲは一生食べても飽きない。正統派ラブコメの魅力も、まさにそこにある。
「知っている味が最高」という2PM・ジュノの言葉のように、ドラマ『キング・ザ・ランド』が放送序盤から様々な数字で上昇傾向を証明している。
そうならざるを得ない理由を探ってみた。予想できるストーリーなのに…
Netflixでも配信中の土日ドラマ『キング・ザ・ランド』(JTBC)は、男女主人公のキャスティングからファンの願いが実現されたケースだ。
ラブコメで共演したジュノとユナのケミストリーは想像以上だった。ある程度、予想可能なストーリーではあるが、それを超える魅力で視聴者の心を掴んでいる。
前作『赤い袖先』で、すでに演技力に欠点がないことを証明したジュノは、気難しい“キングホテル”の本部長ク・ウォンを演じ、姉と対立するカリスマ性、そして天然さまで自由自在に行き来しながら毎回熱演を繰り広げている。
映画『コンフィデンシャル/共助』『EXIT イグジット』などで好評を得たユナは、『キング・ザ・ランド』で再び“ハマり役”を更新した。何を期待しても、それよりも満足させるホテル従業員チョン・サランを完成させ、SNSやオンラインコミュニティでも称賛が続いている。
また、イム・ヒョヌク監督の正統派ラブコメにぴったりのきれいな画面構成と演出が目立ち、脚本家のチェ・ロムはクラシックとクリシェ(常套句)の間を行き来しながら、ドラマの中心をしっかりと握っている。
ユナが演じるチョン・サランをはじめ、親友たちの職業が“感情労働サービス”と呼ばれるホテリアー、乗務員、免税店職員などに設定されている点も目を引く。
これは実際に脚本家の経験を生かしたものだが、今後、ドラマのメッセージとどうつながっていくか楽しみだ。(スポーツソウル)
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