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韓国ドラマ「シュルプ」あらすじと感想、キム・ヘスが母の深い愛を魅せる

2023-09-23 | 韓ドラ時代劇、あ、か、さ行

韓国ドラマ「シュルプ」あらすじと感想、最終回。
トラブルメーカーの王子たちを未来の王様に育て上げるために奮闘する王妃ファリョン(キム・ヘス)と宮中の熾烈な王位継承争いが描かれた超話題作の時代劇です!
舞台となるのは朝鮮王朝時代ですが、物語は架空の設定で王の側室や寵愛を受けた女官が多いために王座を狙うライバルの王子たちも多くて、様々な問題や騒動や策略に振り回されていく王妃ファリョン(キム・ヘス)と一緒にドキドキハラハラしながら視聴する王宮の家庭内が描かれた王室ホームドラマです。2022年作品、全16話

題名の「シュルプ」は韓国では傘という意味で、ポスターでも見られるように、ドラマの大きなテーマである「母の深い愛」を表し、その母役のキム・ヘスさんがカリスマあふれる王妃ファリョンを演じ、対立する大妃(キム・ヘスク)との争いではすさまじいバイタリティーにあふれた意欲を魅せてくれます。そして、王妃キム・ヘスVS大妃キム・ヘスクの名女優二人の活力に満ちた真剣な戦いは見応え十分です。
そして、王妃ファリョン(キム・ヘス)が大妃(キム・ヘスク)や大臣たちと対決する とてつもない気迫はカリスマあふれる王妃ファリョンになりきっていて、この役はキム・ヘスでなければダメというキャラクターでした。とにかく素敵でカッコ良いキム・ヘスさんです!
また、今回、大妃役のベテラン俳優キム・ヘスクさんが王の母という役でもあるせいか?ずいぶん老けてしまったなぁ~と感じました。
あの名作ドラマ「冬のソナタ」「秋の童話」などの韓流のオモニから20年が経つのですねぇ~と、最近しみじみと韓流20年の重みを感じてしまいます・・・
また、ベテラン俳優の熱演のほか、王子役にキャスティングされたフレッシュな若者たちの活躍も見どころの1つで、特に今話題になっている、王妃ファリョン(キム・ヘス)の次男ソンナム大君を演じるムン・サンミンさん(23歳)に注目です。
常にツンとした態度で何事にも情熱的な眼差しと身長190㎝のアクションも素晴らしい期待の星なんですが、撮影中に怪我をされ気持ちが焦ったことでしょう・・・時代劇のアクションは至って大変なんですね。
とくかく、王イ・ホ(チェ・ウォニョン)には、正式な側室が4人と王様から寵愛を受けた女官たち4人の合計8人の後宮がいる分、フレッシュな顔ぶれの王子たちの数も多く、それぞれ興味深いエピソードがたくさん描かれていて飽きることなく視聴できます。
その王子たちの父親である王イ・ホ役には「SKYキャッスル」や「僕のヤバイ妻」など幅広い演技で味のあるベテラン俳優さんのチェ・ウォニョンさんが自分も心に大きな傷を持つ王を演じています。チェ・ウォニョンさんっていつも安心して見られる大人の俳優さんで、「百年の遺産」のマザコン夫も爆笑だし、「相続者たち」も普通に良かったし、幅広い演技で強い印象を残してくれる俳優さんですよね。
本作では母親の大妃(キム・ヘスク)に逆らえない温厚な国王を彼らしいカラーで演じていますが、後半からは王妃ファリョン(キム・ヘス)をサポートしていくように変わっていき、ホッとします。
「シュルプ」は時代劇版「SKYキャッスル」と韓国では話題になるほど、自分の子供たちを上位の王様に導こうと過剰なくらい、がむしゃらになる母親たちの意欲的なバトル戦が見どころです。いつの時代も我が子を守ろうとする母の偉大な愛は同じなんですよねぇ。
未来の朝鮮王を育て上げるために奮闘する王妃ファリョン(キム・ヘス)の「シュルプ」良かったです、是非、カリスマあふれるキム・ヘスさんを観てほしいです!

あらすじ(ネタバレあり)
1話
王妃ファリョン(キム・ヘス)の長男である世子(ペ・イニョク)は勉学に秀でて優秀ですが、ところが他の息子たち4人の大君は問題児ばかりです。
そんな孫4人が気に食わない、王イ・ホ(チェ・ウォニョン)の母で大妃様(キム・ヘスク)は王妃ファリョン(キム・ヘス)を嫌味なほど叱りつけます。孫でも愛想が尽きると・・・
ところが、ある日、長男である世子(ペ・イニョク)が突然倒れてしまいますが、前のテイン世子が命を落とした病気と同じ重い貧血の病にかかっていたのです。王妃ファリョン(キム・ヘス)は当時テイン世子を担当していた御医のチョ・グギョンを慎重に捜すのです。
またある日、王名が下り、世子と一緒に教育を受ける陪童を選ぶことになり、志願者から選ばれるために、後宮の王子たちにとっては絶対に見逃せないチャンスがやって来たのです。
そして、陪童選びが王ではなく大妃様(キム・ヘスク)の案だったことを王妃ファリョン(キム・ヘス)は知ります。その大妃様(キム・ヘスク)は王子の母親たちの後宮すべてに陪童を選ぶに必要な教育の書をそなただけ一人に内緒で渡すと言って、大妃様(キム・ヘスク)に服従させるつもりなのです。

2話
大妃様(キム・ヘスク)が王妃ファリョン(キム・ヘス)の長男である世子(ペ・イニョク)の隠していた病気を知ることになりますが王に黙っている大妃様です。
王妃ファリョン(キム・ヘス)は大妃様(キム・ヘスク)の前の廃妃した大妃様(亡くなったテイン世子の母親)の質素な家を訪ねるのです。そして、「当時と同じ身の上の追い詰められたこの母にご助言をいただけませんか、記録にもない大妃様(キム・ヘスク)との二人だけの秘密が知りたいのです」と頭を下げます。当時何があったのですか?と聞くのです。
そして、世子が亡くなった後の後継者には最も聡明な者が選ばれると話し、その制度が庶子に名分を与えてしまうと言い、まさしく今の国王のようだと話すのです。世子も大君たちも殺された
経験から、あの日に戻れたら、たとえ周りから姑息で卑劣だと後ろ指さされようとも我が子を守るためなら手段を問いませんとハッキリ伝えます。
また一方で、今の王が世子の時の配偶者選びで先に内定していた側室のファン貴人のもとを訪ねる大妃様(キム・ヘスク)は「陪童には興味がないようだが世子ならどうだ」と問いかけます。
その側室のファン貴人の息子ウィソン君(カン・チャニ)は学問に優秀な子供なのです。

3話
陪童選抜に全く興味がなかった王妃ファリョン(キム・ヘス)の息子たちも全員参加すると言う意思を明らかにすると王妃ファリョン(キム・ヘス)はホッと安心するのです。
ところが四男ケソン大君(ユ・ソンホ)には驚くべき秘密があったのです。
女装を楽しむケソン大君(ユ・ソンホ)の秘密を知った側室のコ貴人(ウ・ジョンウォン)はすぐに大妃様(キム・ヘスク)に知らせるのですが「王宮では見聞きしたことは忘れよ」と言い、確かでないことを信じろと言うのですか?と怒鳴りつけます。
ところが、大妃様(キム・ヘスク)は王宮の離れにあるその場所を訪れ、女性のおしろいや女性の韓服などを見つけるのです。
また、母の王妃ファリョン(キム・ヘス)は試験が終わるまでは学業に励めと遠まわしに四男ケソン大君に伝えますが母は息子の本当の姿に向き合わなければと思っています。
その後、陪童になる一次選抜試験がはじまりますが、高得点者を取った者は二次試験の資格が与えられますが、王から出題された予想外の難問に頭を悩ませる王子たちです。
結果は次男ソンナム大君(ムン・サンミン)、四男ケソン大君(ユ・ソンホ)、ウィソン君(カン・チャニ)、ポゴム君(キム・ミンギ)の4人が合格します。
四男ケソン大君(ユ・ソンホ)を陥れることにした大妃様(キム・ヘスク)はある策略を考えますが失敗に終わります。
その後、王妃ファリョン(キム・ヘス)と大妃様(キム・ヘスク)の戦いはますます激しくなっていきます。

4話
四男ケソン大君(ユ・ソンホ)は母の王妃ファリョン(キム・ヘス)に「なぜ怒らぬのです?」と問いかけますが、「初めて知った時 私は途方に暮れた・・・だが、腹は立たなかった、お前がどんな姿であれ私の子だ」と優しく答え、これは母の形見だと言って自分のかんざしをケソン大君に渡すのです。
また、次男ソンナム大君(ムン・サンミン)は母を問い詰め 兄世子(ペ・イニョク)の重い病気を知ることになり回復の兆しがみえない兄のために危険を冒して医者を捜しに行くのです。
その次男ソンナム大君は母に昨日の火事は四男ケソン大君を守るための選択だったのか?と聞き、なら私が10歳まで宮外で独り寂しく育ったのも?と問い続けますが、母はお前を生かしておく術が他になかったと涙を浮かべ悔しそうに話してあげます。
一方、四男ケソン大君(ユ・ソンホ)が選抜試験を棄権したために3人の王子たちで試験に挑むことになり、王は新種の疫病について論議します。
その後、最終的に最も高い点を獲得したのがポゴム君(キム・ミンギ)だったのです。
試験が終わった次男ソンナム大君(ムン・サンミン)は兄世子(ペ・イニョク)のためにトジ先生を捜しに疫病が蔓延している村に向かうのです。



5話
万が一 、世子(ペ・イニョク)の重い病気が分かり、それを口実に世子が廃位され大君たちが後を継げない場合は皆死ぬかもしれないと王妃ファリョン(キム・ヘス)は思っています。
そのためにも世子(ペ・イニョク)には元気になってほしいのです。
ところが、次男ソンナム大君(ムン・サンミン)が捜したトジ先生の治療方法をはじめてから、兄世子(ペ・イニョク)が快方に向かっていきます。
ところが喜びも束の間、世子(ペ・イニョク)は世子の教育機関である侍講院で血を吐いて倒れてしまいます。
王は今まで世子(ペ・イニョク)のそばにいたクォン医官を投獄し、王妃ファリョン(キム・ヘス)を中宮殿に閉じ込めすべての務めから外すのです。
そして、これからは王の許可なく誰も世子(ペ・イニョク)には会えなくします。
四男ケソン大君(ユ・ソンホ)はもう一度トジ先生のもとを訪ねます。
一方で大臣たちは皆で示し合わせて、今すぐに世子(ペ・イニョク)を廃し、新たな王位継承者を指名するよう王に圧力をかけますが王は決して廃世子は許可しないと言います。

6話
前のテイン世子を殺したのが大妃様(キム・ヘスク)で、そうさせたのが大臣たちだったことを知った王妃ファリョン(キム・ヘス)は、また今同じことが宮中で行われていることに気付き、結局 窮地に追い込まれるのが王なのです。
ところが、王や王妃ファリョン(キム・ヘス)の抵抗もむなしく、世子(ペ・イニョク)は亡くなります。そして、ずっと世子を診察していたクォン医官が裏切者だったとは王妃ファリョンもまさか気付かないでしょう・・
母の王妃ファリョンは世子を抱きしめながら、「約束しよう屈せぬと」そして、そなたが残した子供も私のもとに残った子たちも守り抜くと心の中で誓うのです。
その後、宮中では世子(ペ・イニョク)が毒殺されたという噂が流れ、王は内密に調査していますが、世子の妃も ただ事ではない様子で王妃ファリョン(キム・ヘス)に助けを求めるのです。
周りでは世子が亡くなり世子の妃の被害妄想だと噂がたちますが、しかし幼い子供に虐待のあとがあることを王妃ファリョン(キム・ヘス)は見つけるのです。

7話
幼い子供に虐待の後があり世子の妃が毒を盛られたと言ったことも真実だったことが分かりますが、更に王妃ファリョン(キム・ヘス)が住んでいる中宮殿で小火があり、もう誰も信じられないと言う王妃ファリョン。更に世子の妃もこの場所には怖くていられないと言い、子供たちと一緒に宮殿から出たいと懇願します。
一方、大妃様(キム・ヘスク)は息子の王に王妃ファリョン(キム・ヘス)を廃妃するように言いますが、「王にしたのはあなただけど、王は私です」とハッキリ言います。
母の大妃様は私がこの手で王妃ファリョン(キム・ヘス)を引きずり下ろしますと強い口調で再度釘を刺します。
また、長男世子(ペ・イニョク)の死は外部の薬剤によるもので、それを入手したのが王妃ファリョン(キム・ヘス)だと疑われていることに罪の意識を抱える次男ソンナム大君(ムン・サンミン)は、自らの手で真実を明らかにしたいと父の王に訴えるのです。
そして、王の尋問を受ける日がやってきますが、宮廷クォン医官の口から、王妃ファリョン(キム・ヘス)の名前が出ますが、王妃ファリョンからも驚くべき人物の名前が飛び出します。

8話
王の尋問で王妃ファリョン(キム・ヘス)は世子の妃の名前を出し、大妃様(キム・ヘスク)側の人物たちは皆驚き、王妃ファリョンは保身のために世子の妃を犠牲にしたと思っています。
王妃ファリョン(キム・ヘス)は世子の妃と元孫を庶民に降格させると言い、更に大君たちから世子が選ばれなければ、その時は私が王妃の座から退きますと大妃様(キム・ヘスク)側に伝えるのです。
王妃ファリョン(キム・ヘス)は次男ソンナム大君(ムン・サンミン)にこれはすべて私の計画であって、いづれ世子の妃たちを王宮に帰れるようにする、そのためにソンナム大君に兄に代わって世子になれと強い思いを示すのです。
そして、王子たちと後宮たちの世子になるための熾烈な競争と戦いがはじまります。
母親である後宮たちは自分の息子が優位な順位になる様に裏から手を回し、いろいろな策略を立てて一段上の地位を目指すのです。後宮たちの妙な動きを見た王妃ファリョン(キム・ヘス)は後宮たちを全員呼んで、子供たちのためだと言って刺繍をさせて時間をつぶさせます。
そんな時、次男ソンナム大君(ムン・サンミン)が盗賊から矢に撃たれたと知らせが入りますが、それはファン貴人(オク・ジャヨン)と大妃様(キム・ヘスク)の仕業だったのです。

9話
王妃ファリョン(キム・ヘス)は王に大妃様(キム・ヘスク)側が次男ソンナム大君(ムン・サンミン)を殺そうとした事実を話します。
王は世子選びでこのようなことを起こすのは私の権威への挑戦だと言いますが、大妃様(キム・ヘスク)は大嫌いな王妃ファリョンの子供を絶対に王にしたくないのです。
王妃ファリョン(キム・ヘス)はウィソン君(カン・チャニ)を世子にしたいファン領議政を訪ね、最近大妃様(キム・ヘスク)がポゴム君(キム・ミンギ)の母のテ昭容(キム・ガウン)と頻繁に会っていると告げ口します。
また一方で、自分の息子シムソ君(ムン・ソンヒョン)が脱落して王宮に戻ってきて悔しい思いをしている母のコ貴人は、王妃ファリョン(キム・ヘス)の四男ケソン大君(ユ・ソンホ)の部屋に忍び込み、秘密の絵を持ち出しファン貴人(オク・ジャヨン)に見せます。「ケソン大君は男の皮をかぶった女人で王室の名誉を傷つけた」と言い、このことは王妃ファリョンも大妃様(キム・ヘスク)も知っていると弱みを教えます。
そんな時、シムソ君(ムン・ソンヒョン)が悲しい行動を取ります・・・

10話
亡くなった世子(ペ・イニョク)の宮廷医官クォンが かつてファン貴人の担当だったことが分かり更に世子の担当に推薦したのもファン貴人だと知った王妃ファリョン(キム・ヘス)はファン領議政と宮廷医官クォンの関係を探るように指示します。
王妃ファリョンはファン貴人を呼び出し、宮廷医官クォンをもう一度王宮に呼び戻したいと話をします・・・
また一方でウィソン君(カン・チャニ)が王命で王宮に連れて行こうとする悪人ソは僧を集め反乱を起こす謀反を企てていることを四男ケソン大君(ユ・ソンホ)が知り止めるのです。
ケソン大君は洞窟にある武器庫まで確かめていたのですがウィソン君(カン・チャニ)はそれを阻止して悪人ソを王宮に向かうように言います。
一方、三男ムアン大君は王子たち皆が競い合っているさなかに女性と一緒にいたことがバレてしまい母の王妃ファリョン(キム・ヘス)は「お前は失格だ」と怒鳴ります。
また、王宮に連れて行く盲目の男パクが悪事を働いていると考えた2人の王子、次男ソンナム大君(ムン・サンミン)とポゴム君(キム・ミンギ)はその周辺を探り始め徹底的に調べあげるのです。
そんな時、ファン領議政は次男ソンナム大君(ムン・サンミン)が王様の実の子供ではないと聞かされ、それが本当なら追放すると言いますが、まだ最終審査が残っているのです。
そして、この誹謗書が都中に広がっているのです。

11話
最終審査に次男ソンナム大君(ムン・サンミン)とポゴム君(キム・ミンギ)とウィソン君(カン・チャニ)の3人の王子たちが残りました。
王妃ファリョン(キム・ヘス)は後宮たち8人を呼び、「今日からファン貴人を従1品貴人から、後宮最下位の品階 従4品に降格します」と発表します。
四男ケソン大君(ユ・ソンホ)を誹謗し傷つけた行為は死罪に値するがウィソン君の生母ゆえに善処していると言います。
最終審査がはじまり、世子を選ぶのに不正を阻止するために儒生たちに正しい選択をしてもらうことになりますが、それでも大妃様(キム・ヘスク)側のポゴム君とファン領議政側のウィソン君の対立がますます激しくなっていきます。
ところが大妃様(キム・ヘスク)は自分の権力が最大限になることを知っていたかのように、最終的にウィソン君を指示することにします。
外部との圧力に負けそうな儒生たちに正しく行動する機会を与え不正を阻止しようとした王妃ファリョン(キム・ヘス)に対し儒生たちは大臣に「外部とは一切接触しません、そして結果が出るまで食事も取りません」とハッキリ伝えます。
そして、世子に選ばれたのは次男ソンナム大君(ムン・サンミン)でした。

12話
息子を朝鮮の王様へと導こうとする母たちの壮絶な争いの中、世子に選ばれた次男ソンナム大君(ムン・サンミン)の世子としての第一歩がはじまります。
母の王妃ファリョン(キム・ヘス)は立派な世子になった姿を見て安心の笑みを浮かべながら、
師にも王にも民にも仕えねばなりませんと話し、世子は常に謙虚であり続けますと答えます。
一方で、世子様のお妃様選びに向け、大妃様(キム・ヘスク)がすでに大妃様側の候補者を立ていることを知ったファリョンは、息子の世子のためにも大妃様(キム・ヘスク)とは無縁の候補者を見つけようとします。
そんな時、王妃ファリョン(キム・ヘス)は大妃様(キム・ヘスク)の最側近である兵曹判書の長女チョンハに出会いますが、チョンハは憧れの次男ソンナム大君が世子様だったとは知らずに驚きます。チョンハは反対する父の兵曹判書に世子の妃になりたいと話します。
婚礼の儀式が始まり、はじめて花嫁になったチョンハの姿を見て、驚く世子ですが、あの日「私たちが再会したら運命だとお思いに」と言ったチョンハの言葉が現実になりました。

13話
「兵曹判書の長女チョンハは大妃様側の者だそうです」と聞かされた世子は、婚礼が終わり二人だけになった夜に部屋を出て行ってしまい、花嫁を一人にしてしまいます。
翌日、王妃ファリョン(キム・ヘス)は世子を呼んで、世子の妃を選んだのは私だ、偶然出会い聡明で堂々としていて気に入ったのだと話し、それよりも世子のことを恋慕していたから気に入ったと話します。お前を慕い宮中に入った娘だ、それゆえお前が守ってやらねばと声をかけるのです。
また世子は、別に話があると言い、「亡くなった兄上の病床日記の紛失していた1ページを見つけました」と母に報告します。そしてクォン医官の鍼治療により吐血がはじまったことが分かりますが、その裏に黒幕がいると確信します。王妃ファリョン(キム・ヘス)はクォン医官を王宮に復帰させるのです。
また一方で、三男ムアン大君(ユン・サンヒョン)の幼い子供を抱いて王宮にやってきたチョウォルは子供を王妃ファリョン(キム・ヘス)に託して去っていきます。
この子に母親がいないのが不憫だという三男ムアン大君は一人で一晩中 泣きやまない子供を抱いているのです。

14話
世子を選ぶ最終審査の後に次男ソンナム大君(ムン・サンミン)は王の子供ではないと言い張り小細工までしたファン貴人に逆に「ウィソン君(カン・チャニ)の実の父は誰だ?」と大妃様(キム・ヘスク)は問い詰めます。「大妃様もご存じのはず、王様です」と答え、王様が初めて抱き上げた王様の長子ですとハッキリ告げるのです。
大妃様(キム・ヘスク)はウィソン君の実父を突きとめようと動きます。
一方、王妃ファリョン(キム・ヘス)は王に「テイン世子の死因を再調査してください、我が世子の死と酷似しているのです」とお願いしますが、王は無理だと告げます・・・
王妃ファリョンはただ自分の子供が誰に殺されたのか知りたいだけなのです。知る必要があると言います。その後、調べを進める王妃ファリョンは現王もテイン世子の死因を知っていたことを知り大きな衝撃を受けるのです。
また一方で、婚礼を終えたばかりの世子に悪い噂がたち世子の妃は大妃様(キム・ヘスク)に呼ばれます。王妃ファリョンはあわてて対応策を考えます(笑)



15話
クォン医官が殺されたテイン世子の弟でヨンウォン大君 イ・イクヒョンだと分かりました。
そして、イ・イクヒョンが王妃ファリョンの世子を毒殺したのですが、テイン世子の母は「すべて大妃がはじめたことです」といって悪びれる様子もありません。
また、重要な証拠の「テイン世子の検案書」を王妃ファリョン(キム・ヘス)やクォン医官たちも手に入れようと必死で探しているのです。
クォン医官は復讐のために医官になったわけではなかったが、兄のテイン世子と同じ病気を患っていることを知り、これはもう運命だと思ったと王妃ファリョン(キム・ヘス)に明かし、心から謝罪しますが、「だが諸悪の根源は王位を簒奪した現王にあることをお忘れなきよう」と、自分の兄弟を次々殺されたつらい苦痛をぶつけるのです・・・
王妃ファリョン(キム・ヘス)も自分の子供を殺されたクォン医官に向かって、「決して思いどおりにはさせぬ、このすべては私が終わらせる、おまえは私の子供を殺した報いを受けるであろう」とにらみ返します。
ところが、王妃ファリョン(キム・ヘス)からクォン医官の話を聞いた王は「今 廃妃ユンといる者がイ・イクヒョンです」と言い、あの者は一介の医官にすぎないと言うのです。
その後、王妃ファリョンと大妃様(キム・ヘスク)はそれぞれ違う目的でクォン医官を必死になって捜します。
また一方で、世子の妃チョンハが急に倒れてしまい、脈が遅い徐脈の気があると診断されます。
ところが、すぐに懐妊していると御医が発表し、王妃ファリョンは今は世子の妃チョンハを気遣ってそばにいるように世子に言います。
ところが、大妃様(キム・ヘスク)の策略により、今度は世子の妃チョンハが懐妊していないと御医がいうのです・・・
一方で、王宮内でファン領議政を殺したクォン医官は次に大妃様(キム・ヘスク)のところに向かいますが、そこにウィソン君(カン・チャニ)がすぐにやってきて「死んでもらう」と刀を抜き、「それでこそ私は生き延びる」と言いクォン医官を斬りつけます。
「私はお前の父だ、お前が正統の世継ぎだ・・・」と言って、クォン医官は息子のウィソン君を見つめたまま息を引き取ります・・・
大妃様(キム・ヘスク)は駆けつけてきた王妃ファリョン(キム・ヘス)に「今頃 イ・イクヒョンは、息子の手で殺されているはずです、この目で見られなかったのが残念でなりません」と笑いながら王妃ファリョンに伝えるのです。

16話(最終回)
廃妃ユンやイ・イクヒョン、ウィソン君(カン・チャニ)など、謀反を企てたとして「刑に処すべきである」と大臣たちが王に求めます。
王は「逆賊のイ・イクヒョンを始末したのはウィソン君だ、何ゆえ父親の私に子を殺せというのだ」と言いますが、更に母の大妃様(キム・ヘスク)もイ・イクヒョンの血筋のウィソン君を殺せと王に言い、私の唯一の失敗はあの時、イ・イクヒョンを生かしたことです、王はこの母の失敗を繰り返さないでくださいとしっかり伝えます。
王は母大妃様(キム・ヘスク)の重大な秘密を抱えこの先どうすればいいのか思い悩むのです。
また、亡くなったテイン世子が毒殺されたことを明かそうとする王妃ファリョン(キム・ヘス)の弱みである子供の大君たちの恥を明らかにし邪魔をするのです。
大妃様(キム・ヘスク)はムアン大君が賤民出身の女性との間に子供が出来たことを王に知らせ、更には世子の妃チョンハに薬を飲ませ流産させようとしたのです。
それでも、大妃様(キム・ヘスク)は私は勝者ですと言い、罪を反省する様子を見せません。
一方、王妃ファリョン(キム・ヘス)は「たとえ過去を明かそうとも王様が聖君である事実だけは決して変わりません、それは私のみならず天とこの国の民が知っているでしょう」と優しく伝え、二人の世子が毒殺された事実を歴史に刻んでください、私が王様を守れる最後の道であり世子が残した子たちを守る道なのですと言い、もう肩の荷を下ろし自由になってくださいと心からお願いします。
王は母の大妃様(キム・ヘスク)に「母上がはじめた この悲劇を私が終わらせます」と伝え真実を明かすことを決めます。
その後、亡くなったテイン世子の母親ユン氏は復権され、テイン世子を死に至らせた大妃は幽閉され死を迎え、大妃の時代が終わりました。
3か月が経ち、王妃ファリョン(キム・ヘス)と後宮たちが集まりますが、いつもなら8人なのに7人になったことを寂しく思うファリョンでしたが、その席には世子の妃チョンハも参加しました。
世子になったソンナム大君(ムン・サンミン)は、チョンハと一緒に手をつなぎながら宮中を見て回り産まれてくるお腹の赤ちゃんと一緒に愛を育んでいます。
また、ウィソン君は斬刑を逃れますが、心の病を患っている母親であるファン貴人(オク・ジャヨン)の世話をしながら質素に暮らしていますが、王妃ファリョン(キム・ヘス)が常に気にかけています。
そして、王妃ファリョン(キム・ヘス)を一番驚かせた息子のケソン大君(ユ・ソンホ)は、「新たな世界が見たいので、ここを発ちます」と王宮を離れることを母に知らせますが、「子をそばに置きたいこの母の気持ちも分かってほしい」と言葉で伝えます。
ファリョンは涙を見せながらも、自分らしく生きたいというケソン大君の意思を尊重します。
別れの日は、大君たちが全員集まってケソン大君を見送りました。 おわり





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