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「私の人生の春の日」美しい別れ、あらすじと感想、最終回

2015-11-28 | 韓ドラ わ行
韓国ドラマ「私の人生の春の日」あらすじと感想、最終回。
本作はヒロインの女性が心臓移植後に出会ったドナーの
夫に惹かれていくという物語ですが、私はすぐにソン・スンホンさんと
ソン・イェジンさんのドラマ「夏の香り」が蘇ってきましたが、なんと、
はじめにソン・イェジンさんに出演オファーがいったそうです。。。。。
ソン・イェジンさん側は「出演オファーを受けたことは事実だが、すでに
お断りした」とコメントしていますが、同じ役を2回演じることはまず
あり得ないことでしょう!まして大女優のソン・イェジンさんが・・・
今回のヒロイン少女時代のスヨンちゃんは主演のカム・ウソンさんと
20歳の年の差がありましたが、ゆっくりと愛を育んでいく二人の姿は
大きな年の差を感じさせない微笑ましい癒し系のカップルでとても
良かったですよ。お友達のあいだでも本作は好評でした!

ヘギル病院の院長の娘で病院の臨床栄養士として勤めているボミ(スヨン)は
心臓移植後、ドナーの故郷である牛島を訪れます。
そこでボミは偶然二人の子供プルンとパダと出会いますが、彼らを見て自然に
涙が流れ、会ったこともないのに懐かしい感じがして胸が熱くなるボミです。
実は二人はボミのドナーの女性の子供たちだったのです。またボミはドナーの
夫であるドンハ(カム・ウソン)にも不思議なトキメキを感じ次第にドンハの
事が気になりはじめます。ドンハとボミはソウルで最悪の出会いをし大喧嘩を
しますが牛島で再会した二人はすっかり打ち解けていきます。
その後、何度も偶然が重なり運命的な出会いが続きますが、ドンハも亡き妻と
ボミを重ねるようになり、ボミの心臓のドナーがドンハの妻だとは二人とも
知らずにお互いに惹かれあっていきます。

一方、ヘギル病院の心臓外科医のドンハの弟でボミ(スヨン)の婚約者である
ドンウク(イ・ジュニョク)は昔片想いしてきた兄ドンハの妻の心臓をボミに
移植する手術を執刀しボミの両親から信頼を得てボミと婚約しています。
そして牛島でドンハと子供たちと楽しい時間を過ごしたボミはソウルに
戻りますが、その後ドンハが婚約者ドンウクの実の兄だと知って驚きます。
またドンハとボミの出会いを心配したボミの母はヘギル病院の経営企画室長
ジウォン(チャン・シニョン)とドンハのお見合いを計画します。
その企画室長ジウォンは愛する女性を失ったドンウク(イ・ジュニョク)と
付き合っていましたが、交際は破局しドンウクの兄ドンハとお見合いします。
その後、ジウォンは「安心して、お兄さんは私のこと好きにならないわ。
好きな女性がいるみたい。考えすぎかと思うけどイヤな予感がする。
気を付けないと。また奪われるわよ・・・」とドンウク(イ・ジュニョク)に
告げるのです。
何となく偶然が重なり二人が頻繁に会うことに不安を感じるドンウクはボミの
父である院長に「結婚を急ぐつもりです」と伝えます。

物語的にはスヨンちゃんとカム・ウソンさんの年の差ロマンスも魅力的に
違和感なく描かれているのですが、私だったら兄に負けないくらいボミを
一途に愛するイケメンのイ・ジュニョクさんのほうも応援したいけど・・・
本当に惜しい2番手のジュニョクさんです・・・  
二人の女性を兄に奪われ悲しみに暮れるジュニョクさんのこういう悲哀を
込めた表情や言葉が切なすぎてついつい感情移入して見てしまいます。
クールで冷めている部分もありますがなかなか魅力的です。





ボミから「結婚できない」と衝撃的な言葉を告げられたドンウクは兄を
呼び出しボミの心臓移植のドナーが亡くなった妻スジョンのものだった
ことを教えます。そして「二人の縁も偶然も本物じゃない。スジョンの
心臓が家族を覚えていて、そうさせたんだ。」と伝えるドンウク・・・
そしてボミには「君に結婚を考え直してもらえるように頑張りたい。
待つよ。君への愛は変わらない。友達からはじめよう」と・・・
でも、そうは言っても、ドンウクはすぐに整理が出来ないでしょうね。

また、ボミは病院を退職し兄ドンハが社長を務める会社に就職し、
二人は距離を置いて接していましたが、ボミは自分勝手だと分かって
いますがドンハと子供たちのプルンとパダとは友達のように付き合いたい
とドンハにお願いします。
だんだんボミの心がドンハ家族の方向に向かっていきますが・・・
仕方ないことなのでしょうね・・・ 

また心臓移植とは関係なくボミに対する愛が本物だと気が付いたドンハは
一人牛島に向かいます。きっと時間をかけて心の整理をするために一人に
なりたかったのでしょうね。時間がたてば自分の気持ちも落ち着くでしょう。
ところが、忘れたくて来たのにどこを見ても牛島でのボミを思い出して
しまうドンハ。ソウルにいるボミもドンハに会えない寂しさから笑顔が
なくなり抜け殻のようになっています。
そんな時、ドンハの母ヒョンスンとの会話の中で、ボナは心臓のドナーが
ドンハの妻だったことを知り、医師のドンウクの元を訪ねるのです。
事実を確認したボミは「お兄さんが私のことを好きなのは、心臓のせいなの?
子供たちが慕ってくれるのも、この心臓のせいなの?あなたが私を好き
だったのもこの心臓のせい?」と泣きながら問い詰めます・・・

そしてドンウクは「僕も兄さんも君への愛は本物だ・・・」と告げます・・・
ボミはそのままドンウクを無視して牛島に・・・
「ボミが行った。兄さんのところへ・・・」とメールをするドンウク・・・

ボミは「やっと、どう生きるべきかわかりました」と二人は
牛島で再会します。
「心臓とは関係なく、本当に俺のことが好きなのか?」
「この心臓のおかげでもっと愛する気持ちが強くなったけど」
「今からは私の本当の気持ちだから・・・」と・・・

さぁ~これから、それぞれの家族の反対をどう解決していくのでしょうか?
ボミの父親から「あなたにも娘がいるでしょう・・・」と責められた
この言葉はドンハにとって一番苦しい非難の言葉でしょうね。
たくさんの人を傷つけているので相当の覚悟が必要だと思います。

また一方、昔ドンウクの恋人だったジウォン(チャン・シニョン)が
ドンウクから去ったわけが明らかになります。
ジウォンは子宮を摘出する手術をし子供が産めない体になったため
ドンウクの夢を叶えてあげることができないと思い別れたのです。
「なぜ秘密にした?」「君との別れがつらかった」「なぜ誤解を解こうと
しなかった?」「あなたが聞こうとしないからよ」「悪い噂を信じて
聞こうとしなかった」・・・ この二人の会話が胸にジーンときて
やるせないほど切ないシーンでした・・・この二人の今後もどのように
描かれていくのか注目です!  ロマンチックな大人の愛です・・・
ただボミとドンウクは婚約までした仲だったのに、この二人の愛は
医者と患者という親近感を抱くようなものだったのかしら??





終盤、ボミの体調が急に悪化し呼吸困難で病院に運ばれます。
ドンウクはきっとストレスのせいだと思うが心臓の機能が弱まって
いるので入院して検査を受けるように言います。
その後ボミはドンハに会いに行った帰り救急車で運ばれ集中治療室に
入ることになります。ドンウクはこのまま目覚めないこともあるので
兄のドンハに顔を見るように言います・・・
ただ・・・奇跡を起こしてくださいと祈るだけのドンハ・・・

そしてボミは一時的に回復しますが、この後どのようになるのか
予断を許さない状態に。

最後にボミがドンハに会いに行ったのは別れを告げるためだったと
思いますが、ボミにとっては誰よりも愛する自信があったのに
病気のために生きる自信を失いかけている自分自身のための
別れだったのでしょう・・・ 生きてさえいればいくらでも愛せたのに
自分のために相手が傷ついたり悲しむことが自分に対して許せなかった
と思います。
そして「ボミさんを守れるように俺を助けてくれ。力を貸してくれ」と言う
ドンハにドンウクは「兄さんを助けるよ。今まで頑張ってきたのは2度と
家族を失いたくないからだ。」と力強い言葉で勇気づけるのです。

病院生活が続くボミに付き添っているドンハは「世界一幸せで美しい花嫁に
するよ。そのためにも早く元気になって」と結婚を約束する二人・・・

ボミは「たった1分でもいいから、あなたの妻でいたい」と言って病室で
二人だけの結婚式を挙げます。
そして二人は運命的な出会いをした牛島にある風の丘に新婚旅行に
出かけます。両親が心配するなか、無事にヘリコプターで牛島に着いた
二人はボミの健康状態を気にしながらも、夫婦としての幸せな時間を
過ごすことが出来ました。
ところが夜になってボミが倒れてしまいますが、ドンハの応急手当てに
よって幸いにも大事に至らないで良かったです。ボミは「もし来世という
ものがあるなら、必ず健康に生まれて今よりも深く長い間愛するわ」と
涙を流しながらドンハに伝えます・・・

翌日、ボミは夢に見ていた「風の丘」に夫であるドンハと一緒に登る
事が出来ました・・・
「ゆっくり歩けばいい・・・時間はたくさんある・・・」
ドンハの励ましの言葉がボミに勇気を与えたのです。

最終回、
病室にいるボミを中心にそれぞれの家族が穏やかに幸せな時間を
過ごせるまでに和解しましたが、そんな時ボミの病状が悪化し
今度は肺に問題が起き肺炎の恐れも出てきました・・・
また娘を助けるために、その手術過程を無視し人工心臓移植の手術を
強行しようとしている父で院長の手術も難しくなってきます。
そしてボミもこれ以上欲を出してはいけないと言い、手術を受けない
考えを伝えます。

死を受け入れたボミと夫のドンハ・・・
ボミは自分の心臓を提供してくれたスジョンに「ありがとう」と・・・
「もしこの心臓でなかったら、私は世の中を恨みながら誰かが私の代わりに
死ぬことだけを祈りながら5年前に死んでいたと思うから。それなら、私たちは
出会えなかったし、今のように愛することも、愛されることも、このように
幸せになることもできなかったと思うから・・・」と・・・
ドンハもまた、今までボミが自分の家族にしてくれたことに感謝し、
「もう二度とこのような愛はできなかったと思う」とやるせない思いで
話します。

そして二人は別れをゆっくりと準備した後、ボミはドンハに「別れの挨拶」
を交わし手術室に入ります・・・

スジョンの心臓を移植してもらったボミは今度は自分が臓器を
寄贈するのでした・・・

愛するあなたと一緒にいる今が、私の人生の春の日です・・・ 終わり

ラスト、ボミが手術室に入るとき交わす言葉でボミが「私たち、別れの
挨拶、もうしたの覚えてますよね?ありがとう。」と挨拶をし
ドンハも「僕もありがとう」。そして最後に「愛しています」「さようなら」
と挨拶を交わす二人がとても印象に残っています。
またボミが自分の臓器を提供した患者にまた「春の日」の人生を贈ることに
なりました。タイトルのように美しく温かい春の日は過去、現在、未来と
永遠に続くものなんですね!









コメント (4)
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