映画『パラサイト』のソン・ガンホ、デビュー35年にして初のドラマに挑戦!善か?悪か?正体不明のドラマ『サムシクおじさん』
Disney+(ディズニープラス)で独占配信中のドラマ『サムシクおじさん』が話題沸騰中だ。
“サムシクおじさん”の愛称で呼ばれる謎の政治フィクサーに扮し、ピョン・ヨハン扮する理想主義の青年とともに「国民が一日三食(サムシク)腹いっぱい食べられる豊かな国」の実現を目指して奮闘する。激動の1960年代を舞台に男たちの熱き生き様が交差する骨太のヒューマンエンターテインメントに注目を!
「善か?悪か?正体不明のサムシクおじさん」
物語のスタートは1959年。朝鮮戦争休戦協定締結から6年、失業者があふれ農業は壊滅状態、国民全体が貧しさにあえいでいた時代。「戦時中も家族、友人、親戚の誰ひとり飢えさせず、一日三食食べさせた」という伝説を持ち、周囲から韓国語で三食を意味する“サムシク”おじさんの愛称で親しまれている実業家パク・ドゥチルは「国を変えたい、国民が腹いっぱい食べられる国にしたい」という壮大な夢を持っている。
だが、彼は決して高潔な人物ではない。政界、財界、軍、裏社会、あらゆる組織の暗部を知り尽くし、先回り、人心掌握、騙し討ちはお手のもの。
一見気のいいおじさんだが、実は権謀術数に長けた策士であり、他人の痛みに敏感な情の濃さと、夢の実現のためには犯罪も辞さない恐ろしい二面性を持つアンチヒーローなのだ。物語が進むにつれ「16歳のときにアンパンひとつのために初めて人を殺した」という衝撃の過去も明らかになっていく……。
ソン・ガンホ自身「サムシクおじさんは一言で言い表せないキャラクター。これまで数々の作品に出演してきましたが、一度も見せたことがない役を演じました」と語っている。 (kstyle)