アールテック日記

日々の活動の中で感じたこと、気になったことを何気なく書いていきます。

イチロー引退

2019年03月23日 | 野球
メジャーリーガーのイチローが引退を表明しました。



毎日のように、大きくニュースで報じられていますが、その歴史を振り替えると、やはり偉大な選手だった事が良くわかりますね。
どこかで、イチローなら永遠に選手として打ち続けるんじゃないか、打席に立てばいとも簡単にヒットを量産するんじゃないか、と思ってたのは自分だけではないはずです。今回の開幕戦で、あれだけ打てなくても、守備のライトからの三塁までのレーザービームをニュースとしてメディアが流し続けたのは、ピーク時のイチローがいつか戻ってくる、イチローは衰えない、やってくれる、という日本人の気持ちを代弁したものだと思うのです。ほら見ろ、まだまだレーザービームは健在だよ!みたいな。
でも、やっぱりイチローも人の子だったんですね。いろんなところで戦っていて、凡人にはわからないレベルでの葛藤があったんだと思います。野球人としては、一時代が終わったような気がします。



自分も(レベルは相当違う話なのは自覚してますよ、笑っ)歳を取るにつれて、動体視力が落ち、思っているバットコントロールが出来なくなってきた時がありました。それを認識してズレを補修してごまかしながらプレーをしていると、その解離が大きくなって来たときに、対処ができなくなってきます。さらに、肉体的に反応が鈍くなって来るので、バッターボックスでは球を呼び込めなくなり、早めにスイングをはじめてしまうので、体が突っ込んで引っかけるゴロが多くなります。今年のイチローはそんな感じが見ていてわかりました(何度も言いますが、レベルは相当違うのはわかっていますし、個人的な見解です、笑っ)



しかし、スーパースターの引き際は本当に難しいですね。昔、巨人の王が引退したときに、最後の年はそれでも30本のホームランを打っているわけですよ。ファンとしてはどうして?と思うのですが、衰え、ボロボロになっている姿を見せられないと、そんなスーパースターならではの思いがはたらいたのではないかと思います。そういう意味では、イチローもいろいろ考えての決断だったはずですし、自分だけの意思ではないところの力も働きますし、大変だったはずです。
そんな中での、マリナーズの今回の演出、わざわざ公式戦を使っての粋な計らい、感動しないわけがありません。レジェンドへの気遣い、配慮、この舞台を演出した裏方さんたちにも、拍手を送りたいものです。



やりきった感のインタビューも清々しく、そして、野球以外不器用(たぶん)なイチローらしくて良かったです。

こんなニュースを見ると、自分もボチボチ引退を考えなくてはいけませんね(笑っ)でも、後一本、ホームランを打ちたいなぁ(笑っ)そして、うちの草野球チームは、今回のイチローのように粋な引退の演出をしてくれるのか?そんな事を思ったりするわけです(笑っ)

とにもかくにも、イチロー、お疲れさまでした。夢をありがとう。