こういう仕事をしていますと、ご高齢のお施主様とお話しすることが多いです。特に最近は、一人暮らしのご年配の方を良く目にするようになりました。
ちょっと前に書いたこともある、常に鍵を交換するおばあちゃん。久し振りに連絡がありました。電話でまた玄関の鍵を交換してほしいと……。とりあえず、伺ってみると前回交換されていた鍵が、また交換されていました。
うちは、三回行っていますが一回も鍵は交換していません。なぜ、このおばあちゃんは、玄関のカギを頻繁に変えるのか?話を聞いていきますと、泥棒が良く入ってものを捕られてしまうとの事。何を捕られました?と聞くと、何を捕られたかは、わからない……。ご主人は、病院に入院中で、明日もお見舞いに行きます、とお話しされます。6畳の和室には、ご主人と思われる仏壇に遺影が飾られています。
前回は、どうしても鍵を交換したいというおばあちゃんをたしなめて、市役所に勤めている後輩に聞いて、区役所の高齢者相談窓口にすべてをお話ししてみました。窓口では、親身になって担当の人が話を聞いてくれて、出来る限りお声かけしてみますと言ってくれて、一応自分の名刺をおいてお願いしてきました。
そして、先日の電話と鍵を交換されている事実……。毎回、他の業者さんは鍵を交換して、結構高いお金を取って、領収書も置いていかないで……。
毎回、行く度におばあちゃんとお話しをしてたしなめて、そして他の業者に交換を頼む。親切でやっているつもりが、そうでなかったり、役所の仕事の限界を感じたり、住宅地なのにおとなりさんとかのコミュニティが機能していなかったり、すごく嫌な気分の状態です。
そんなモヤモヤしている時に、ご高齢のお一人様のお宅に今日行ってきました。
玄関には異様なまでの鍵が。そして、家の中では防犯カメラの装置がたくさんついていました。
今回は、三階建ての建物の二階部分のサッシまわりの雨漏りの修理のお話しでしたが、あらぬ話から5年も前から空き巣が入ってお風呂に入られる、ご飯を作って食べていく、洋服が盗まれると、お話しされます。それで、更に防犯カメラを増やしたいとのことでしたので、40万円もかけて設置されたカメラのチェックをさせていただきました。さすがに40万円のセットです。部屋の隅々、玄関、すべてしっかりと写っています。しかし、空き巣に入られるときには、カメラに写らないで侵入しているのだと言われます。いろんな事は、すべてやりました、探偵にも高いお金を払って調べてもらったが、犯人の証拠がつかまらず、最後はお札をもらいに宗教の所に行ったら、お布施を出しなさいと……。
自分も、大学は仏教系の大学出身で、人の弱みにつけこんでそういうことを求めるのは、仏の道ではありません‼と人生の先輩のご婦人に強い語気で説教じみた話をしてしまいました。それもこれも、こんな事案が続いていたからなのかも知れませんが、そういう人の弱みにつけこんで、商売をしている輩がなんと多い事か。それから、一時間、世間話も交えてお話しをさせていただきましたが、気の強いおばあちゃんで、まわりに強くあたり散らして、家族も近くにいない状態だということも話されて、寂しい状態なんだ、ということもわかりました。自分と話す時はしっかりと話されていましたので、人はその時の状態でいかようにでも変わるのではないかとも思いました。そして、人は一人では生きていけないんだ、面倒くさくてもやはり人と関わって生きていかなくてはいけないんだ、とも思いました。
これから、こういう場面が多くなるような気がしますが、誠心誠意、自分にやれることはやっていかなくてはと思います。実際、それが一銭の商売にもならない事でも、そういう人間がいないと世の中おかしくなってしまう、と思うからです。
お話しが長くなって、遅くなってしまいましたが、最終で受付をしてくれるという大宮献血ルームに帰り際足を運びました。

AB型の成分献血は、非常に重宝されるらしく、いつもVIP待遇で扱われます。すさんだ気持ちも、ここへ来ると誉められるので(赤血球の数値がいつもいいらしいです)少し取り戻して帰ってきました。

町はハロウィン一色ですが、何だかパーティー気分になれない今日この頃です。
ちょっと前に書いたこともある、常に鍵を交換するおばあちゃん。久し振りに連絡がありました。電話でまた玄関の鍵を交換してほしいと……。とりあえず、伺ってみると前回交換されていた鍵が、また交換されていました。
うちは、三回行っていますが一回も鍵は交換していません。なぜ、このおばあちゃんは、玄関のカギを頻繁に変えるのか?話を聞いていきますと、泥棒が良く入ってものを捕られてしまうとの事。何を捕られました?と聞くと、何を捕られたかは、わからない……。ご主人は、病院に入院中で、明日もお見舞いに行きます、とお話しされます。6畳の和室には、ご主人と思われる仏壇に遺影が飾られています。
前回は、どうしても鍵を交換したいというおばあちゃんをたしなめて、市役所に勤めている後輩に聞いて、区役所の高齢者相談窓口にすべてをお話ししてみました。窓口では、親身になって担当の人が話を聞いてくれて、出来る限りお声かけしてみますと言ってくれて、一応自分の名刺をおいてお願いしてきました。
そして、先日の電話と鍵を交換されている事実……。毎回、他の業者さんは鍵を交換して、結構高いお金を取って、領収書も置いていかないで……。
毎回、行く度におばあちゃんとお話しをしてたしなめて、そして他の業者に交換を頼む。親切でやっているつもりが、そうでなかったり、役所の仕事の限界を感じたり、住宅地なのにおとなりさんとかのコミュニティが機能していなかったり、すごく嫌な気分の状態です。
そんなモヤモヤしている時に、ご高齢のお一人様のお宅に今日行ってきました。
玄関には異様なまでの鍵が。そして、家の中では防犯カメラの装置がたくさんついていました。
今回は、三階建ての建物の二階部分のサッシまわりの雨漏りの修理のお話しでしたが、あらぬ話から5年も前から空き巣が入ってお風呂に入られる、ご飯を作って食べていく、洋服が盗まれると、お話しされます。それで、更に防犯カメラを増やしたいとのことでしたので、40万円もかけて設置されたカメラのチェックをさせていただきました。さすがに40万円のセットです。部屋の隅々、玄関、すべてしっかりと写っています。しかし、空き巣に入られるときには、カメラに写らないで侵入しているのだと言われます。いろんな事は、すべてやりました、探偵にも高いお金を払って調べてもらったが、犯人の証拠がつかまらず、最後はお札をもらいに宗教の所に行ったら、お布施を出しなさいと……。
自分も、大学は仏教系の大学出身で、人の弱みにつけこんでそういうことを求めるのは、仏の道ではありません‼と人生の先輩のご婦人に強い語気で説教じみた話をしてしまいました。それもこれも、こんな事案が続いていたからなのかも知れませんが、そういう人の弱みにつけこんで、商売をしている輩がなんと多い事か。それから、一時間、世間話も交えてお話しをさせていただきましたが、気の強いおばあちゃんで、まわりに強くあたり散らして、家族も近くにいない状態だということも話されて、寂しい状態なんだ、ということもわかりました。自分と話す時はしっかりと話されていましたので、人はその時の状態でいかようにでも変わるのではないかとも思いました。そして、人は一人では生きていけないんだ、面倒くさくてもやはり人と関わって生きていかなくてはいけないんだ、とも思いました。
これから、こういう場面が多くなるような気がしますが、誠心誠意、自分にやれることはやっていかなくてはと思います。実際、それが一銭の商売にもならない事でも、そういう人間がいないと世の中おかしくなってしまう、と思うからです。
お話しが長くなって、遅くなってしまいましたが、最終で受付をしてくれるという大宮献血ルームに帰り際足を運びました。

AB型の成分献血は、非常に重宝されるらしく、いつもVIP待遇で扱われます。すさんだ気持ちも、ここへ来ると誉められるので(赤血球の数値がいつもいいらしいです)少し取り戻して帰ってきました。

町はハロウィン一色ですが、何だかパーティー気分になれない今日この頃です。