いつも寝不足 (blog版)

動物園・水族館へ行った記録が中心(?)。
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ピーヒョロ (動物園or見せ物小屋?)

2005年04月19日 | 動物園・水族館
※この項書きかけ

臥竜公園へ行ったので、須坂市動物園へも行った。

まず出迎えてくれたのはトビ。子供の頃、上空を飛び回っているのはよく見たが、こんなに間近で見るのは初めて。トビがこんなに可愛いとは知らなかった。おまけに目を付けられてしまって、こちらが動くのに合わせて首の向きを変えてくれる。

うひぃ。可愛すぎる。ペンギン目当てで来たはずが入り口で早くもノックアウト。

まぁ、ズ~ッと見ているわけにもいかないので奧へ入っていく。下に並べた画像は左からアカカンガルーのハッチ(TV出演で有名らしい)、給餌中のフンボルトペンギン(受け取りに失敗して下に落ちた魚には全く目もくれない)、併設されている淡水魚専門の水族館にいるオオサンショウウオ(体長1mくらいあって、結構グロい、人なつこいのでずっと見ているとよってくるそうだが、ちょっとパス)。

アカカンガルーのハッチ フンボルトペンギン(給餌中) オオサンショウウオ

その他、様々な動物が飼育されている。子供の頃何度も来た思い入れのある動物園なので、あまりネガティブなことは書きたくないが、やはり、狭い。臥竜公園の中心である臥竜山の裾野を取り囲むように造られているので、どうしても細長くなってしまい、そこに飼育スペースと見学スペースを造るので一つ一つの飼育スペースが小さい。

例えば、冒頭に書いたトビ。私の知っているトビはピーヒョロという鳴き声とともに大空に円を書きながら飛び回っている鳥だ。残念ながら、飼育下のトビが円弧を描いて飛ぶことはできないだろう。そういったことを考えるとトビは可愛いのだが、可哀想でもある。

そもそも、地方にある小さな動物園は、その出自が見せ物小屋的で、現在の環境・動物保護に求められるレベルを達成するのは容易ではなさそうだ。もちろん、日本でも動物園に携わる人々はこういった問題に真剣に取り組んでいるはずで、例えば、須坂市動物園でもエンリッチメントに取り組んでいる。下の画像はタイワンザルの獣舎前に掲げられたエンリッチメントの説明だ。

動物園の飼育スタッフのひとくふう


参考: 川端裕人『動物園にできること―「種の方舟」のゆくえ』(Amazon.co.jpへのリンク)


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